JPH0241016B2 - Kameranoserufutaimaasochi - Google Patents

Kameranoserufutaimaasochi

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JPH0241016B2
JPH0241016B2 JP7597180A JP7597180A JPH0241016B2 JP H0241016 B2 JPH0241016 B2 JP H0241016B2 JP 7597180 A JP7597180 A JP 7597180A JP 7597180 A JP7597180 A JP 7597180A JP H0241016 B2 JPH0241016 B2 JP H0241016B2
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JP
Japan
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circuit
transistor
self
timer
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Masahiro Kitagawa
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Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/38Releasing-devices separate from shutter
    • G03B17/40Releasing-devices separate from shutter with delayed or timed action

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Shutter-Related Mechanisms (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カメラのセルフタイマー装置、更に
詳しくは、セルフタイマーによる設定秒時だけシ
ヤツターの作動を遅延させるための電気的なセル
フタイマー装置に関する。
周知のように、近年、ガバナー機構に調時作動
を行なわせる機械的なセルフタイマー装置に代え
て、電気回路によつて遅延作動を行なわせる電気
的なセルフタイマー装置が、カメラ、特に電磁レ
リーズ式の電気シヤツターカメラに数多く用いら
れるようになつてきている。
しかし、従来のこの種電気式セルフタイマー装
置は、セルフタイマー設定部材が切換式の電気ス
イツチで形成されていたので、セルフタイマー設
定部材をセルフタイマー撮影モードのままにして
おくと、セルフタイマー撮影後の次の撮影もセル
フタイマー撮影になつてしまうという欠点があつ
た。従つて、セルフタイマー設定部材を戻し忘れ
た場合には、シヤツターチヤンスを逃すという不
具合が生じていた。
また、セルフタイマー作動中にセルフタイマー
撮影モードを解除すべく、セルフタイマー設定部
材を非操作位置に戻したときには、この戻し操作
によつてシヤツターが切れて、不必要な写真撮影
を行なつてしまうという欠点があつた。そこで、
このような欠点を除去するために、セルフタイマ
ー解除部材を別に設けて、この解除部材を操作し
た後にセルフタイマー設定用部材を戻した場合に
は、シヤツターが作動されないようにしたり、セ
ルフタイマー解除回路を設けてセルフタイマー作
動中にセルフタイマー設定部材を戻した場合に
は、シヤツターが作動されないようにしたセルフ
タイマー装置が既に提供されている(特開昭54−
21332号公報参照)。しかし、このようなセルフタ
イマー装置は、機構や操作が複雑化するばかり
か、セルフタイマー設定部材の戻し忘れを防止す
ることはできなかつた。
本発明の目的は、上記従来の欠点を解消するた
めに、セルフタイマー設定部材であるセルフタイ
マースイツチを自動復帰スイツチで形成すると共
に、シヤツターレリーズスイツチ閉成時のセルフ
タイマースイツチの開閉状態を記憶する記憶論理
回路を設け、上記シヤツターレリーズスイツチ閉
成時に上記セルフタイマースイツチが閉成されて
いた場合にのみ、セルフタイマー作動を行なうよ
うにしたカメラのセルフタイマー装置を提供する
にある。
本発明によれば、セルフタイマー撮影の後は、
セルフタイマースイツチが自動的に非操作位置に
復帰して、セルフタイマー撮影モードが解除され
るので、セルフタイマースイツチを戻し忘れて再
度セルフタイマー撮影を行なうというおそれがな
くなる。よつて、シヤツターチヤンスを逃した
り、不必要な写真撮影を行なつてしまうという従
来の不具合が解消される。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、本発明に係るセルフタイマー装置の
セルフタイマー回路が組み込まれた、電気シヤツ
ターカメラのシヤツター制御回路を示している。
このシヤツター制御回路は、上記セルフタイマー
回路13の他に、電源ホールド回路11と、電源
電圧検出回路12と、露出制御回路14と、シヤ
ツター開放用電磁石駆動回路15と、シヤツター
閉成用電磁石駆動回路16とから構成されてい
る。
上記電源ホールド回路11は、図示しないシヤ
ツターレリーズ釦に連動する常開型の自動復帰ス
イツチでるシヤツターレリーズスイツチSW1と、
シヤツターレリーズを不能にするためのシヤツタ
ーレリーズロツクスイツチSW2と、スタート用コ
ンデンサーC1と、帰還用トランジスターQ1と、
スタート用トランジスターQ2と、ホールド用ト
ランジスターQ3,Q4と、ホールド解除用トラン
ジスタQ5と、出力用トランジスターQ6と、抵抗
R1〜R8,R26,R31,R32とから構成されており、
図示しない電源電池の正極に接続されて動作電圧
+Vccを供給する動作電圧供給ラインE1と、上記
電源電池の負極に接続されると共にアースされ
て、零ボルト電位を採る動作電圧供給ラインE0
との間に接続されている。
即ち、上記ラインE1,E0間には、シヤツター
レリーズスイツチSW1,抵抗R1の直列回路と、
シヤツターレリーズロツクスイツチSW2,抵抗
R6,ホールド解除用トランジスターQ5、ホール
ド用トランジスターQ3,Q4の並列接続の直列回
路と、出力用トランジスターQ6、抵抗R7,R8
直列回路とが、それぞれ接続されていて、上記シ
ヤツターレリーズスイツチSW1と並列に、上記帰
還用トランジスターQ1が接続されている。この
トランジスターQ1は、PNP型トランジスターで
形成されていて、エミツタはラインE1に、コレ
クタはスイツチSW1と抵抗R1との接続点に、ベ
ースは抵抗R5を介してスタート用トランジスタ
ーQ2のコレクタに、それぞれ接続されている。
上記スタート用トランジスターQ2は、NPN型ト
ランジスターで形成されていて、エミツタはライ
ンE0に接続され、ベースは抵抗R3を介してライ
ンE0に接続されると共に、抵抗R4,スタート用
コンデンサーC1を通じてスイツチSW1と抵抗R1
との接続点に接続されている。また、上記コンデ
ンサーC1と抵抗R4との接続点は、抵抗R2を介し
て後述するセルフタイマー回路13のリセツト解
除用トランジスターQ13のベースに接続されてい
る。
上記ホールド解除用トランジスターQ5は、
NPN型トランジスターで形成されていて、コレ
クタは抵抗R6に接続されると共に、上記スター
ト用トランジスターQ2のコレクタに接続されて
いる。また、トランジスターQ5のベースは、後
述する露出制御回路14の出力用トランジスター
Q9のコレクタに、抵抗R12を介して接続されてい
る。さらに、トランジスターQ5のエミツタは、
ホールド用トランジスターQ3,Q4のコレクタに
それぞれ接続されている。上記ホールド用トラン
ジスターQ3,Q4は、NPN型トランジスターでそ
れぞれ形成されていて、エミツタはそれぞれライ
ンE0に接続されている。そして、一方のトラン
ジスターQ3のベースは、抵抗R26を介して後述す
るセルフタイマー回路13のインバーターIN4
出力端に接続されている。また、他方のトランジ
スターQ4のベースは、抵抗R19を介して後述する
電源電圧検出回路12の出力用トランジスター
Q12のコレクタに接続されている。
上記出力用トランジスターQ6は、PNP型トラ
ンジスターで形成されていて、エミツタをライン
E1に、ベースをスイツチSW2と抵抗R6の接続点
に、コレクタを抵抗R7に、それぞれ接続されて
いる。また、このトランジスターQ6のコレクタ
は、後述するセルフタイマー回路13のナンド回
路ND4の1つの入力端にも接続されている。上
記抵抗R7とR8との接続点は、後述する露出制御
回路14のスイツチングトランジスターQ8のベ
ースに接続されている。そして、抵抗R7,R8
直列回路と並列に抵抗R31,R32の直列回路が接
続されていて、抵抗R31とR32との接続点は、後
述する電源電圧検出回路12のスイツチングトラ
ンジスターQ16のベースに接続されている。
上記露出制御回路14は、同回路の電源スイツ
チの役目をするスイツチングトランジスターQ8
と、測光用光電変換素子P1と、この光電変換素
子P1に流れる光電流を積分する積分用コンデン
サーC2と、このコンデンサーC2をリセツトする
ための測光制御用トランジスターQ7と、高速秒
時調整用半固定抵抗RV1と、低速秒時調整用半固
定抵抗RV2と、露出制御用差動増幅器OP1と、出
力用トランジスターQ9と、抵抗R9〜R14とで構成
されている。
上記スイツチングトランジスターQ8は、NPN
型トランジスターで形成されていて、ベースは前
記電源ホールド回路11の抵抗R7とR8との接続
点に、エミツタはラインE0に、コレクタはコン
デンサーC2、光電変換素子P1、半固定抵抗RV1
の直列回路を介してラインE1に、それぞれ接続
されている。上記コンデンサーC2,光電変換素
子P1,半固定抵抗RV1の直列回路と並列に、抵
抗R10,半固定抵抗RV2の直列回路が接続されて
おり、抵抗R10と半固定抵抗RV2の接続点は、差
動増幅器OP1の反転入力端に接続されている。差
動増幅器OP1の非反転入力端は、上記光電変換素
子P1コンデンサーC2との接続点に接続され、ま
た出力端は抵抗R11を介してトランジスターQ9
ベースに接続されている。なお、差動増幅器OP1
は、一方の動作電圧供給端をラインE1に、他方
の動作電圧供給端をトランジスターQ8を介して
ラインE0に、それぞれ接続されていて、トラン
ジスターQ8がオンしたときに、両ラインE1,E0
から動作電圧の供給を受けるようになつている。
上記出力用トランジスターQ9は、PNP型トラ
ンジスターで形成されていて、エミツタをライン
E1に接続され、コレクタを抵抗R13,R14を介し
てラインE0に接続されると共に、抵抗R12を介し
て前記電源ホールド回路11のホールド解除用ト
ランジスターQ5のベースに接続されている。上
記抵抗R13とR14との接続点は、シヤツター閉成
用電磁石Mg1と直列に接続されてラインE1,E0
間に介挿された電磁石制御用トランジスターQ10
のベースに接続されている。このトランジスター
Q10は、NPN型トランジスターで形成されてい
て、コレクタを電磁石Mg1に、エミツタをライン
E0に接続されている。上記電磁石Mg1とトランジ
スターQ10とは、シヤツター閉成用電磁石駆動回
路16を構成している。
一方、上記積分用コンデンサーC2と並列に測
光制御用トランジスターQ7が接続されている。
このトランジスターQ7は、NPNトランジスタで
形成されていて、コレクタを光電変換素子P1
コンデンサーC2との接続点に、エミツタをトラ
ンジスターQ8とコンデンサーC2との接続点に、
それぞれ接続されている。また、トランジスター
Q7のベースは、抵抗R9を介して後述するセルフ
タイマー回路13のインバーターIN5の出力端に
接続されている。
上記電源電圧検出回路12は、同回路の電源ス
イツチとしての役目をするスイツチングトランジ
スターQ16と、電圧検出制御用トランジスター
Q11と、動作電圧+Vccに対して一定電圧Vsを降
下させて、比較用の基準電圧を発生する定電圧源
VS1と、電源電圧検出用差動増幅器OP2と、出力
用トランジスターQ12と、抵抗R15〜R19とで構成
されている。
上記スイツチングトランジスターQ16は、NPN
型トランジスターで形成されていて、コレクタは
トランジスターQ11のエミツタに、エミツタはラ
インE0に、ベースは前記電源ホールド回路11
の抵抗R31とR32との接続点に、それぞれ接続さ
れている。また、上記電源検出制御用トランジス
ターQ11は、NPNトランジスターで形成されてい
て、コレクタは定電圧源VS1を介してラインE1
に、エミツタはトランジスターQ16のコレクタ
に、ベースは抵抗R15を介して後述するセルフタ
イマー回路13のインバーターIN5の出力端に、
それぞれ接続されている。上記定電圧源VS1と並
列に、抵抗R16とR17との直列回路でなる分圧回
路が接続されていて、両抵抗R16,R17の接続点
は、差動増幅器OP2の非反転入力端に接続されて
いる。差動増幅器OP2の反転入力端は定電圧源
VS1の出力端に接続されており、また差動増幅器
OP2の出力端は、抵抗R18を介してトランジスタ
ーQ12のベースに接続されている。上記トランジ
スターQ12は、PNP型トランジスターで形成され
ていて、エミツタはラインE1に、コレクタは抵
抗R19を介して、前記電源ホールド回路11のホ
ールド用トランジスターQ4のベースに接続され
ている。なお、上記差動増幅器OP2は、一方の動
作電圧供給端をラインE1に、他方の動作電圧供
給端をトランジスターQ11,Q16を介してライン
E0に、それぞれ接続されていて、トランジスタ
ーQ11およびQ16がオンしたときに、両ラインE1
E0から動作電圧の供給を受けるようになつてい
る。
上記セルフタイマー回路13は、セルフタイマ
ースイツチSW3と、リセツト解除用トランジスタ
ーQ13と、カウントパルス発生用発振回路OSC1
と、n個のフリツプフロツプ回路F1〜Fnを直列
に順次接続してなるバイナリーカウンタで構成さ
れた時定数秒時用カウンター回路CC1と、2つの
ナンド回路ND1,ND2からなるRSフリツプフロ
ツプ回路RS1と、2つのナンド回路ND5,ND6
らなるRSフリツプフロツプ回路RS2と、ナンド
回路ND3,ND4と、インバーターIN1〜IN5と、
抵抗R20〜R22とで構成されている。
上記セルフタイマースイツチSW3は、図示しな
いセルフタイマー釦に連動する常開型の自動復帰
スイツチで形成されていて、抵抗R20と直列に接
続されてラインE1,E0間に介挿されている。こ
のスイツチSW3と抵抗R20との接続点は、インバ
ーターIN1の入力端に接続されている。また、ラ
インE1,E0間には、抵抗R21とリセツト解除用ト
ランジスターQ13との直列回路も接続されてお
り、NPN型のトランジスターQ13のベースは前記
電源ホールド回路11の抵抗R2に、エミツタは
ラインE0に、コレクタはナンド回路ND1の一方
の入力端、ナンド回路ND4の1つの入力端およ
びインバーターIN2の入力端に、それぞれ接続さ
れている。上記ナンド回路ND1は、ナンド回路
ND2と共に、上記シヤツターレリーズスイツチ
SW1の閉成時の上記セルフタイマースイツチSW3
の開閉状態を記憶するための記憶回路としての
RSフリツプフロツプ回路RS1を形成していて、
他方の入力端はナンド回路ND2の出力端に、出
力端はナンド回路ND2の一方の入力端に、それ
ぞれ接続されている。ナンド回路ND2の他方の
入力端は、インバーターIN1の出力端に接続さ
れ、出力端はナンド回路ND3の一方の入力端に
接続されている。上記ナンド回路ND3は、他方
の入力端をセルフタイマー秒時を設定するための
フリツプフロツプ回路Fnのリセツト出力端に、
出力端をナンド回路ND4の1つの入力端に、そ
れぞれ接続されている。ナンド回路ND4は3つ
の入力端を有していて、これら入力端は、トラン
ジスターQ13のコレクタ、前記電源ホールド回路
11のトランジスターQ6のコレクタおよびナン
ド回路ND3の出力端にそれぞれ接続されており、
出力端はインバーターIN3の入力端に接続されて
いる。インバーターIN3の出力端は、ナンド回路
ND6の他方の入力端に接続されており、このナ
ンド回路ND6は、ナンド回路ND5と共に、上記
カウンター回路CC1から出力されるシヤツター開
放秒時信号およびセルフタイマー秒時信号に基づ
いてシヤツター開放用の信号を出力すべきか否か
を判断するための記憶論理回路としてのRSフリ
ツプフロツプ回路RS2を形成している。即ち、ナ
ンド回路ND6の出力端は、ナンド回路ND5の他
方の入力端に、ナンド回路ND5の出力端は、ナ
ンド回路ND6の一方の入力端にそれぞれ接続さ
れており、ナンド回路ND5の一方の入力端は、
スタート用トランジスターQ2のオフからシヤツ
ター開放までの待期時間を設定するためのフリツ
プフロツプ回路Fm(たゞし、mはnより小さい
正の整数)のリセツト出力端に接続され、上記ナ
ンド回路ND3、ナンド回路ND4、インバーター
IN3、RSフリツプフロツプ回路RS2により論理回
路が構成される。そして、上記ナンド回路ND6
の出力端は、インバーターIN4の入力端にも接続
されており、インバーターIN4の出力端は、前記
電源ホールド回路11の抵抗R26、インバータ
IN5の入力端および抵抗R22を介して後述するシ
ヤツター開放用電磁石駆動回路15の電磁石制御
用トランジスターQ14のベースに、それぞれ接続
されている。上記インバーターIN5の出力端は、
抵抗R9を介して前記露出制御回路14のトラン
ジスターQ7のベースに、また抵抗R15を介して前
記電源電圧検出回路12のトランジスターQ11
ベースに、それぞれ接続されている。
上記発振回路OSC1は、バイナリーカウンター
回路CC1と共にセルフタイマー秒時回路ST1を構
成しており、の出力端はカウンター回路CC1の初
段のフリツプフロツプ回路F1のセツト入力端に
接続されている。そして、初段のフリツプフロツ
プ回路F1は、セツト出力端を次段のフリツプフ
ロツプ回路F2のセツト入力端に接続されている。
このように、カウンター回路CC1を構成するn個
のフリツプフロツプ回路F1〜Fnは、前段のフリ
ツプフロツプ回路Fk(たゞし、1≦k≦n)のセ
ツト出力端と後段のフリツプフロツプ回路Fk+1
のセツト入力端が、互に接続されることにかつて
連設されていて、発振回路OSC1の出力パルスが
順次後段のフリツプフロツプ回路の状態の変化と
して伝えられることにより、時定数秒時のカウン
トを行なうようになつている。なお、各フリツプ
フロツプ回路F1〜Fnのリセツト入力端は、それ
ぞれインバータIN2の出力端に接続されている。
上記シヤツター開放用電磁石駆動回路15は、
釈放型電磁石でなるシヤツター開放用電磁石Mg2
と、同電磁石Mg2の制御用トランジスターQ14と、
上記電磁石Mg2を釈放するための電荷を蓄える釈
放用コンデンサーC3と、抵抗R23とで構成されて
いる。上記トランジスターQ14は、NPN型トラン
ジスターで形成されていて、ベースを前記セルフ
タイマー回路13の抵抗R22に、コレクタを電磁
石Mg2を介してラインE1に、エミツタをコンデン
サーC3と抵抗R23との接続点に、それぞれ接続さ
れている。コンデンサーC3と抵抗R23でなる直列
回路は、ラインE1,E0間に接続されている。
以上のように、本発明のセルフタイマー装置の
セルフタイマー回路が組み込まれたシヤツター制
御回路は構成されている。
次に、このセルフタイマー装置の動作につい
て、シヤツター制御回路の動作と共に説明する。
本発明のセルフタイマー装置は、シヤツターレ
リーズ釦だけを押圧した場合には、セルフタイマ
ー作動を行なわず、シヤツターレリーズ釦と同時
にセルフタイマー釦を押圧した場合にのみ、セル
フタイマー作動を行なうようになつている。即
ち、シヤツターレリーズスイツチSW1の閉成時に
セルフタイマースイツチSW3が開放されていた場
合には通常撮影となり、シヤツターレリーズスイ
ツチSW1の閉成時にセルフタイマースイツチSW3
が閉成されていた場合には、セルフタイマー撮影
となる。
まず、シヤツターレリーズスイツチSW1を閉成
すると、抵抗R2およびR4,R3を通じてスタート
用コンデンサーC1の充電電流が流れ、コンデン
サーC1の充電時間だけ、電源ホールド回路11
のスタート用トランジスターQ2およびセルフタ
イマー回路13のリセツト解除用トランジスター
Q13がそれぞれオンする。
スタート用トランジスターQ2がオンすると、
平生はシヤツターレリーズロツクスイツチSW2
開放されているので、出力用トランジスターQ6
がオンし、これによりスイツチングトランジスタ
ーQ8,Q16がオンして、露出制御回路14および
電源電圧検出回路12に動作電圧が供給される。
もし、コンデンサーC1の充電途中でシヤツター
レリーズスイツチSW1が開放された場合には、ト
ランジスターQ2のオンにより帰還用トランジス
ターQ1がオンして、コンデンサーC1の充電を続
行させ、スイツチSW1のチヤタリングによる誤動
作を防止する。なお、上記シヤツターレリーズロ
ツクスイツチSW2が閉成されている場合には、ト
ランジスターQ6のエミツタ・ベース間が短絡さ
れるので、同トランジスターQ6はオンできなく
なる。従つて、カメラはシヤツターレリーズ不能
の状態となり、以降の動作は行なわれない。
上記露出制御回路14に動作電圧が供給され差
動増幅器OP1が作動状態になると、後述するよう
に、これと同時に測光制御用トランジスターQ7
がオンするので、増幅器OP1の反転入力端の電位
が非反転入力端の電位に較べて高くなり、増幅器
OP1の出力が“Low”レベルとなつてトランジス
ターQ9がオンする。トランジスターQ9がオンす
ると、ホールド解除用トランジスターQ5がオン
し、後述するようにこれと同時にホールド用トラ
ンジスターQ4がオンするので、トランジスター
Q6のオンをコンデンサーC1の充電完了後も維持
するためのホールド回路が形成される。また、電
磁石制御用トランジスターQ10がオンし、シヤツ
ター閉成用電磁石Mg1が励磁されて、シヤツター
閉成機構を作動前の状態に保持する。
一方、これと同時に、リセツト解除用トランジ
スターQ13がオンすることにより、インバーター
IN2の入力端に“Low”レベルの信号が印加さ
れ、インバーターIN2の出力が“High”レベルと
なつて、各フリツプフロツプ回路F1〜Fnはリセ
ツトされる。また、ナンド回路ND1の一方の入
力端に“Low”レベルの信号が印加され、これ
により、 セルフタイマースイツチSW3を開放した通常
撮影の場合には、インバーターIN1の入力端に
“Low”レベルの信号が印加され、ナンド回路
ND2の他方の入力端に“High”レベルの信号
が印加されているので、ナンド回路ND2の出
力が“Low”レベルになつていたときには、
RSフリツプフロツプ回路RS1は状態を変化さ
せず、ナンド回路ND2の出力は“Low”レベ
ルを維持し、また、ナンド回路ND2の出力が
“High”レベルになつていたときには、RSフ
リツプフロツプ回路RS1は状態を変化させて、
ナンド回路ND2の出力は“Low”レベルに反
転するので、結局、セルフタイマースイツチ
SW3を開放した状態でシヤツターレリーズスイ
ツチSW1が閉成されたときにはRSフリツプフ
ロツプRS1はリセツト状態(即ち、ナンド回路
ND2の出力が“Low”レベル)となる。
セルフタイマースイツチSW3を閉成したセル
フタイマー撮影の場合には、インバーターIN1
の入力端に“High”レベルの信号が印加され、
ナンド回路ND2の他方の入力端に“Low”レ
ベルの信号が印加されているので、ナンド回路
ND2の出力は、ナンド回路ND1の一方の入力
端に印加される信号の高低の如何に拘らず、
“High”レベルを維持する。
さらに、フリツプフロツプ回路Fmがリセツト
され、そのリセツト出力が“High”レベルにな
ることにより、ナンド回路ND5の一方の入力端
に“High”レベルの信号が印加される。しかし、
この点においては、ナンド回路ND4の少なくと
も1つの入力端には“Low”レベルの信号が入
力され、ナンド回路ND4の出力は“High”レベ
ル、インバーターIN3の出力は“Low”レベルと
なつているので、ナンド回路ND6の出力は
“High”レベルのままの状態を維持する。よつ
て、インバーターIN4の出力が“Low”レベル、
インバーターIN5の出力が“High”レベルとなつ
ているので、測光制御用トランジスターQ7はト
ランジスターQ8のオンと同時にオンし、露出制
御回路14は、リセツト状態となつて積分用コン
デンサーC2に充電は行なわれない。また、イン
バーターIN5の“High”レベルの出力により、ト
ランジスターQ11がオンし、上記トランジスター
Q16のオンと相俟つて電源電圧検出回路12に動
作電圧が供給される。従つて、電源電圧検出回路
12は、図示れない電源電池から供給される動作
電圧+Vccの電圧チエツクを行なう。
(1) 動作電圧+Vccが規定電圧以上であつた場
合、 この場合には、電源電圧検出用差動増幅器
OP2の反転入力端の電位が非反転入力端の電位
より高くなるので、増幅器OP2の出力は
“Low”レベルとなり、トランジスターQ12
オンしてホールド用トランジスターQ4がオン
される。よつて、これと同時のホールド解除用
トランジスターQ5のオンと相俟つて、前述の
トランジスターQ6のオンをコンデンサーC1
充電完了後も持続させるためのホールド回路が
形成される。
(2) 動作電圧+Vccが規定電圧以下であつた場
合、 この場合には、電源電圧検出用差動増幅器
OP2の反転入力端の電位が非反転入力端の電位
より低いので、増幅器OP2の出力は“High”
レベルとなり、トランジスターQ12がオンせ
ず、ホールド用トランジスターQ4がオンされ
ない。従つて、コンデンサーC1の充電完了後
もトランジスターQ6のオンを持続させるため
のホールド回路が形成されず、コンデンサー
C1の充電完了後にトランジスターQ2がオフす
ると同時に、トランジスターQ6,Q8,Q16がオ
フするので、露出制御回路14および電源電圧
検出回路12は動作電圧の供給を断たれる。ま
た、トランジスターQ6がオフすることにより、
ナンド回路ND4の1つの入力端に“Low”レ
ベルの信号が印加されるので、ナンド回路
ND3の出力の如何に拘らず、ナンド回路ND4
の出力は“High”レベルから反転しなくなり、
シヤツター開放用電磁石駆動回路15は作動さ
れなくなる。よつて、シヤツターレリーズはロ
ツクされて、カメラは不作動状態となる。
このように、電源電圧が規定電圧以上であつた
場合には、トランジスターQ6のオンを持続する
ためのホールド回路が形成され、規定電圧以下で
あつた場合には、上記ホールド回路が形成され
ず、カメラのシヤツターレリーズは阻止される。
次に、電源電圧が規定電圧以上あつたものとし
て、以降の動作を、セルフタイマースイツチSW3
の開閉に応じた2つの場合に分けて説明する。
(1) セルフタイマースイツチSW3が開放されてい
る通常撮影の場合、 シヤツターレリーズスイツチSW1が閉成され
てから一定時間が経過し、スタート用コンデン
サーC1の充電が完了すると、スタート用トラ
ンジスターQ2およびリセツト解除用トランジ
スターQ13がそれぞれオフする。トランジスタ
ーQ2がオンしても、トランジスターQ5,Q4
オンによりトランジスターQ6をオンさせるホ
ールド回路がすでに形成されているので、シヤ
ツター制御回路の他の部分に対する影響はな
い。
一方、トランジスターQ13がオフすると、イ
ンバーターIN2の入力端に“High”レベルの信
号が印加され、インバーターIN2の出力が
“Low”レベルとなつて、各フリツプフロツプ
回路F1〜Fnは、リセツト状態を解除される。
従つて、発振回路OSC1から印加されるカウン
トパルスによつて、フリツプフロツプ回路F1
〜Fnでなるカウンター回路CC1は、特定数秒時
のカウントを開始する。また、トランジスター
Q13のオフにより、ナンド回路ND1の一方の入
力端に“High”レベルの信号が印加されるが、
RSフリツプフロツプ回路RS1は状態を変化さ
せず、ナンド回路ND2の出力は前記で述べ
た“Low”レベルを維持する。よつて、ナン
ド回路ND3の一方の入力端に“Low”レベル
の信号が印加されるので、ナンド回路ND3
出力は“High”レベルのまま変化しない。従
つて、トランジスターQ6のオン、トランジス
ターQ13のオフにより、ナンド回路ND4の3つ
の入力端には、すべて“High”レベルの信号
が入力されることとなり、ナンド回路ND4
出力が“Low”レベル、インバーターIN3の出
力が“High”レベルとなつて、ナンド回路
ND6の他方の入力端には、“High”レベルの信
号が印加される。しかし、この時点では、ナン
ド回路ND5の出力が“Low”レベル、ナンド
回路ND6の出力が“High”レベルとなつてい
るので、RSフリツプフロツプ回路RS2は状態
を変化させず、ナンド回路ND6の出力は
“High”レベルを維持する。
トランジスターQ13がオフしてから更に一定
秒時が経過すると、発振回路OSC1の出力パル
スに基づくフリツプフロツプ回路F1〜Fnの逐
次的な状態の反転は、スタート用トランジスタ
ーQ2のオフからシヤツターの開放までの待期
時間を設定するためのフリツプフロツプ回路
Fmまで伝えられ、フリツプフロツプ回路Fm
のリセツト出力は、“High”レベルから
“Low”レベルに反転して、ナンド回路ND5
一方の入力端に印加される。これにより、RS
フリツプフロツプ回路RS2は状態を反転させ、
ナンド回路ND6の出力は“Low”レベルに変
化する。従つて、インバーターIN4の出力が
“High”レベルとなり、トランジスターQ14
オンする。トランジスターQ14がオンすると、
釈放用コンデンサーC3の両端が短絡され、同
コンデンサーC3の充電電荷が釈放型電磁石で
なるシヤツター開放用電磁石Mg2を通じて流れ
るので、同電磁石Mg2は一瞬消磁され、シヤツ
ター開放機構が作動されて、シヤツターが開放
される。
また、インバーターIN4の出力が“High”レ
ベルになることにより、電源ホールド回路11
のトランジスターQ4と並列に接続されたホー
ルド用トランジスターQ3がオンする。この際、
後述するように、トランジスターQ4はトラン
ジスターQ3のオンと同時にオフして、トラン
ジスターQ6のオンを維持するためのホールド
回路は、トランジスターQ4を通る経路からト
ランジスターQ3を通る経路に切り換えられる。
さらに、インバーターIN4の出力が“High”
レベルとなることにより、インバーターIN5
出力が“Low”レベルとなり、露出制御回路
14の測光制御用トランジスターQ7がオフさ
れると共に、電源電圧検出回路12の電圧検出
制御用トランジスターQ11がオフされる。トラ
ンジスターQ7がオフすると、積分用コンデン
サーC2の両端の短絡が解除され、測光用光電
変換素子P1に流れる光電流の積分が開始され
て、露出制御回路14は被写体光の測光動作を
開始する。また、トランジスターQ11がオフす
ると、電源電圧検出回路12への動作電圧の供
給が遮断され、電源電圧検出回路12は不作動
状態となり、以降の電源電圧チエツクを行なわ
ないようになる。従つて、トランジスターQ12
はオフし、これにより電源ホールド回路11の
トランジスターQ4がオフして、前述したよう
に、トランジスターQ6のオンを維持するため
のホールド回路は、トランジスターQ4を通る
経路からトランジスターQ3を通る経路に切り
換えられる。
このようにして、シヤツターが開放され、露
出制御回路14が被写体光の測光作動を開始す
ると、測光用光電変換素子P1の受光々量に応
じて積分用コンデンサーC2に光電流が充電さ
れ、コンデンサーC2の両端電圧が次第に上昇
する。そして、撮影フイルムに適正光量が露光
され、コンデンサーC2の両端電圧が半固定抵
抗RV2と抵抗R10とによる動作電圧+Vccの分
圧値を超えると、差動増幅器OP1の出力が反転
し、“HigH”レベルとなる。これにより、ト
ランジスターQ9がオフし、トランジスターQ10
がオフして、電磁石Mg1への通電が停止され、
電磁石Mg1の励磁力によつて保持されていたシ
ヤツター閉成機構が作動して、シヤツターが閉
成される。また、これと同時に、トランジスタ
ーQ9のオフにより、ホールド解除用トランジ
スターQ5がオフにされ、トランジスターQ6
Q8,Q16がオフして、露出制御回路14および
電源電圧検出回路12への動作電圧の供給が停
止される。よつて、露出制御回路14および電
源電圧検出回路12が、不作動状態とる。さら
に、トランジスターQ6がオフすることにより、
ナンド回路ND4の1つの入力端子“Low”レ
ベルの信号が印加され、同回路ND4の出力が
“High”レベル、インバータIN3の出力が
“Low”レベルに変化する。これにより、RSフ
リツプフロツプ回路RS2は状態を変化させ、ナ
ンド回路ND6の出力は“High”レベルに反転
し、シヤツター制御回路はシヤツターレリーズ
スイツチSW1の閉成前の状態に復帰する。
このように、シヤツターレリーズ釦だけが押
圧された場合には、セルフタイマー装置はセル
フタイマー作動を行なわず、カメラは通常の撮
影動作を行なう。
(2) セルフタイマースイツチSW3が閉成されたセ
ルフタイマー撮影の場合、 シヤツターレリーズスイツチSW1が閉成され
てから一定時間が経過し、スタート用コンデン
サーC1の充電が完了すると、スタート用トラ
ンジスターQ2およびリセツト解除用トランジ
スターQ13がそれぞれオフする。トランジスタ
ーQ13がオフすると、インバーターIN2の出力
が“Low”レベルとなつて、各フリツプフロ
ツプ回路F1〜Fnはリセツト状態を解除される。
また、ナンド回路ND1の一方の入力端に
“High”レベルの信号が印加されるが、セルフ
タイマースイツチSW3が閉成されているので、
前記で述べたように、RSフリツプフロツプ
回路RS1はセツト状態を持続し、ナンド回路
ND2の出力は“High”レベルとなつたまま変
化しない。しかも、ナンド回路ND1の出力は
“Low”レベルとなるので、この後セルフタイ
マー釦への指圧が除去されセルフタイマースイ
ツチSW3が自動復帰して開放されても、ナンド
回路ND2の出力は“High”レベルの状態を持
続する。即ち、フリツプフロツプ回路RS1は、
シヤツターレリーズスイツチSW1の閉成時にセ
ルフタイマースイツチSW3が閉成されていたこ
とを記憶して、以降はセルフタイマースイツチ
SW3の開閉状態の如何に関係なく、セルフタイ
マー作動を続行させる。よつて、ナンド回路
ND3の一方の入力端には“High”レベルの信
号が印加され、他方の入力端には、フリツプフ
ロツプ回路Fnのリセツト出力端から“High”
レベルの信号が印加されているので、ナンド回
路ND3の出力は“Low”となり、ナンド回路
ND4の出力が“High”レベル、インバーター
IN3の出力が“Low”レベルとなつて、ナンド
回路ND6の他方の入力端に“Low”レベルの
信号が印加される。また、ナンド回路ND5
入力端にはフリツプフロツプ回路Fmのリセツ
ト出力が反転するまでは“High”レベルが入
力され、その後所定時間経過する度に“Low”
レベルと“High”レベルとが交互に繰り返し
入力される。しかしながら、ナンド回路ND6
の他方の入力には、“Low”レベルが既に印加
されているのでRSフリツプフロツプ回路RS2
は、状態を変化させず、ナンド回路ND6の出
力は“High”レベルとなつたまま変化しない。
そして、セルフタイマーの設定時間が経過す
ると、セルフタイマー秒時設定用フリツプフロ
ツプ回路Fnは状態を変化させ、リセツト出力
を“High”レベルから“Low”レベルへと反
転させる。従つて、“Low”レベルのセルフタ
イマー秒時信号がナンド回路ND3の他方の入
力端に印加されることとなり、ナンド回路
ND3の出力が“Low”レベルから“High”レ
ベルに反転し、ナンド回路ND4の出力が
“Low”レベル、インバーターIN3の出力が
“High”レベルとなつて、ナンド回路ND6の他
方の入力端に印加される。しかし、フリツプフ
ロツプ回路Rnが状態を反転させた時には、他
のフリツプフロツプ回路F1〜Fo-1はリセツト出
力が全て“High”レベルとなる。従つて、RS
フリツプフロツプ回路RS2の両入力は、共に、
“High”レベルとなるために、ナンド回路ND6
の出力は“High”レベルの状態で維持される。
このフリツプフロツプ回路Foが状態を反転さ
せた時は、フリツプフロツプ回路Foの出力以
外は、上記(1)に述べた通常撮影の場合における
リセツト解除直後の同じ状態になつている。従
つて、これ以降は、上記(1)で述べた場合と同様
にして、一定秒時が経過し、再びフリツプフロ
ツプ回路Fnのリセツト出力が“High”レベル
から“Low”レベル反転すると、これによつ
て、RSフリツプフロツプ回路RS2のナンド回
路ND6は“Low”レベルに反転し、シヤツタ
ーが開放されて、フイルムへの被写体像の露光
が開始され、フイルムへの適正光量が露光され
るとシヤツターが閉じて、写真撮影動作が行な
われる。
なお、セルフタイマースイツチSW3が閉成さ
れた後にセルフタイマー釦から手を離し、セル
フタイマースイツチSW3を開放し、この状態で
シヤツターレリーズスイツチSW1が閉成される
と、前述したセルフタイマースイツチSW3を開
放した状態でシヤツターレリーズスイツチSW1
が閉成されたときと全く同じになり、この場合
にはナンド回路ND2の出力が“Low”レベル
となるので、結局、RSフリツプフロツプRS1
はセツトされたことにならない。従つて、RS
フリツプフロツプRS1が有効にセツトされるに
は、セルフタイマースイツチSW3が閉成された
状態でシヤツターレリーズスイツチSW1が閉成
されなければならない。
このように、セルフタイマー釦を押した状態
(即ち、セルフタイマースイツチSW3を閉成)
で、シヤツターレリーズ釦を押すと(即ち、シ
ヤツターレリーズスイツチSW1が閉成)、セル
フタイマー装置はセルフタイマー作動を行な
い、カメラはセルフタイマー撮影を行なう。一
方、セルフタイマー釦を押しても、その後セル
フタイマー釦から手を離し、その状態でシヤツ
ターレリーズ釦を押した場合には通常の撮影が
行なわれる。
なお、セルフタイマー秒時経過前のセルフタイ
マー作動中に撮影を中止するには、上記シヤツタ
ーレリーズロツクスイツチSW2を閉成させればよ
い。かくすれば、トランジスターQ6がオフして、
露出制御回路14,電源電圧検出回路12の各回
路への動作電圧の供給が停止されると共に、ナン
ド回路ND4の1つの入力端に“Low”レベルの
信号が印加されるので、ナンド回路ND4の出力
は、フリツプフロツプ回路Fnのリセツト出力の
如何にかかわりなく“High”レベルから反転し
なくなる。よつて、ナンド回路ND6の出力が
“High”レベルから“Low”レベルに反転しなく
なつて、シヤツターのレリーズは行なわれない。
この後、シヤツターレリーズロツクスイツチSW2
を開放させれば、シヤツター制御回路は撮影前の
状態に復帰する。
ところで、上記第1図に示した実施例のシヤツ
ター制御回路においては、セルフタイマー撮影の
場合、被写体が暗くシヤツターが開放されてから
閉鎖されるまでの時間がセルフタイマーの作動時
間よりも長くなると、何時までもシヤツターが閉
じなくなるという不具合を生ずるおそれがある。
即ち、前述したようにセルタイマ設定秒時が経過
した時は、フリツプフロツプ回路Foのリセツト
出力のみが“Low”レベルとなつており、この
ときから、再びフリツプフロツプFnが反転する
までの時間が経過すると、ナンド回路ND6
“Low”レベルに反転するので、トランジスター
Q7はオフし、コンデンサC2は積分動作を開始す
る。この積分動作中もカウンター回路CC1はカウ
ント動作を行つているので、上記フリツプフロツ
プ回路Foのリセツト出力が“Low”レベルとな
つてからセルタイマー設定秒時と同じ時間が経過
すると、リセツト出力が再び反転し、“Low”レ
ベルから“High”レベルとる。被写体が暗い場
合には、コンデンサーC2による積分電圧が所定
値に達し差動増幅器OP1が反転するまでの積分時
間が長くなり、差動増幅器OP1が反転するよりも
先にフリツプフロツプFoのリセツト出力が反転
することがある。セルフタイマー撮影の場合に
は、RSフリツプフロツプ回路RS1の出力はセツ
ト状態に保持されているので(即ち、ナンド回路
ND3の出力が“High”レベル)、フリツプフロツ
プFoが“High”レベルに反転すると、ナンド回
路ND3の出力は“Low”レベル、ナンド回路
ND4の出力は“High”レベル、インバーターIN3
の出力は“Low”レベルとなり、RSフリツプフ
ロツプ回路RS2がリセツトされることになる(即
ち、ナンド回路ND6の出力が“High”レベル)。
この結果、測光制御用トランジスタQ7がシヤツ
ター開放中にオンするので、コンデンサC2の両
端が短絡され、差動増幅器OP1の出力が反転する
ことができなくなり、何時までもシヤツターが閉
じなくなつてしまうことになる。そこで、このよ
うな不具合が生ずるのを防止するためには、第2
図または第3図に示すような誤動作防止回路を、
上記第1図に示したシヤツター制御回路中に付加
すればよい。
第2図に示す誤動作防止回路は、セルフタイマ
ー動作を行わせるために設定されている作動時間
よりも短い最長シヤツター秒時を上記カウンター
回路CC1を用いて形成し、上記露出制御回路14
からの出力によつて、上記最長シヤツター秒時時
間以内にシヤツターが閉成しないときには、強制
的にシヤツターを閉じるようにしたものであり、
バイパス用トランジスターQ15と抵抗R24,R25
で構成されている。上記トランジスターQ15は、
PNP型のトランジスターで形成されていて、エ
ミツタラインE1に、コレクタは抵抗R25を介して
差動増幅器OP1の非反転入力端に、ベースは抵抗
R24を介してフリツプフロツプ回路Fl(たゞし、
lは、m<l≦nの整数)のリセツト出力端に、
それぞれ接続されている。
このように構成された誤動作防止回路をシヤツ
ター制御回路中に付加すれば、セルフタイマー設
定秒時の経過後にシヤツターが開放し、上記最長
シヤツター秒時を経過しても被写体が暗くいまだ
シヤツターが閉成されていないときには、フリツ
プフロツプ回路Flのリセツト出力が“High”レ
ベルから“Low”レベルに反転するので、バイ
パス用トランジスターQ15がオンし、同トランジ
スターQ15、抵抗R25を通じて積分用コンデンサ
ーC2に急速に電荷が充電され、差動増幅器OP1
出力を反転してシヤツターが強制的に閉成され
る。なお、露光開始前にセルフタイマー秒時を形
成している間にも、フリツプフロツプ回路Flのリ
セツト出力が反転するが、この期間中はトランジ
スターQ7がオンしているので、この誤動作防止
回路は機能を発揮しないようになつている。
第3図に示す誤動作防止回路は、最終段のフリ
ツプフロツプ回路Fnの出力を、RSフリツプフロ
ツプ回路を用いて記憶させ、このRSフリツプフ
ロツプ回路の出力に基づいてシヤツター制御回路
の誤動作を防止するようにしたものであり、2つ
のナンド回路ND7,ND8であるRSフリツプフロ
ツプ回路RS3と、インバータIN6とで構成されて
いる。一方のナンド回路ND7は、一方の入力端
をフリツプフロツプ回路Fnのリセツト出力端に、
他方の入力端を他方のナンド回路ND8の出力端
に、また出力端を他方のナンド回路ND8の一方
の入力端に、それぞれ接続されている。また、他
方のナンド回路ND8の他方の入力端は、トラン
ジスターQ13のコレクタに接続されている。そし
て、一方のナンド回路ND7の出力端は、インバ
ーターIN6の入力端にも接続されており、インバ
ーターIN6の出力端はナンド回路ND3の一方の入
力端に接続されている。
このように構成された誤動作防止回路をシヤツ
ター制御回路中に付加すれば、トランジスター
Q13がオンすると、RSフリツプフロツプ回路RS3
がリセツトされ、ナンド回路ND7の出力が
“Low”レベル、インバーターIN6の出力が
“High”レベルとなり、セルフタイマーの作動時
間が経過してフリツプフロツプ回路Fnのリセツ
ト出力“High”レベルから“Low”レベルに反
転すると、RSフリツプフロツプ回路RS3がセツ
トされ、ナンド回路ND8の出力が“Low”レベ
ル、ナンド回路ND7の出力が“High”レベル、
インバーターIN6の出力が“Low”レベルとなつ
て、これ以後にフリツプフロツプ回路Fnの出力
が再び“High”レベルに変化しても、ナンド回
路ND3の一方の入力端に印加される信号は
“Low”レベルとなつて変化せず、ナンド回路
ND3の出力も“High”レベルを維持する。よつ
て、RSフリツプフロツプ回路RS2が露出制御回
路14の測光作動中にリセツトされるおそれがな
くなり、誤動作が確実に防止される。
以上述べたように、本発明によれば、セルフタ
イマースイツチが自動復帰スイツチで形成されて
いるので、明細書冒頭に述べた従来の欠点を解消
する使用上甚だ便利なカメラのセルフタイマー装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すカメラのセ
ルフタイマー装置のセルフタイマー回路を組み込
んだシヤツター制御回路の電気回路図、第2,3
図は、上記第1図に示したシヤツター制御回路に
適用される誤動作防止回路をそれぞれ示す部分電
気回路図である。 RS1……RSフリツプフロツプ回路(記憶論理
回路)、ST1……セルフタイマー秒時回路、SW1
……シヤツターレリーズスイツチ、SW3……セル
フタイマースイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 操作時のみ回路を閉成し、操作終了後はただ
    ちに開状態に復元する自動復帰スイツチでなるセ
    ルフタイマースイツチと、 カメラのシヤツターレリーズスイツチの作動に
    より一定時間リセツトされ、この一定時間後に、
    セルフタイマー秒時のカウントを開始するセルフ
    タイマー秒時回路と、 上記セルフタイマースイツチが閉成した状態で
    上記シヤツタレリーズスイツチが閉成されたとき
    セツトされ、上記レリーズスイツチのみが作動し
    たときにはリセツトされる記憶回路と、 この記憶回路のセツト時には上記セルフタイマ
    ー秒時回路からのセルフタイマー秒時信号の出力
    を受け、シヤツターレリーズ信号を出力し、リセ
    ツト時には上記シヤツターレリーズスイツチの閉
    成に応答してシヤツターレリーズ信号を出力する
    論理回路と、 を具備したことを特徴とするカメラのセルフタイ
    マー装置。
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