JPH0240825B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0240825B2 JPH0240825B2 JP57033026A JP3302682A JPH0240825B2 JP H0240825 B2 JPH0240825 B2 JP H0240825B2 JP 57033026 A JP57033026 A JP 57033026A JP 3302682 A JP3302682 A JP 3302682A JP H0240825 B2 JPH0240825 B2 JP H0240825B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- opening
- openings
- wall
- boundary wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、集合住宅の開口耐震壁の構造に関す
る。
る。
（従来の技術）
一般に、集合住宅の戸境壁や仕切壁である耐震
壁に開口部を設ける場合があるが、この開口部が
上下階に連続して設けることにより耐震壁の耐力
は、境界梁の耐力に支配され、耐力が低下するの
で、このような開口耐震壁の耐力の確保を図るた
めに複雑な手段を用いている。
壁に開口部を設ける場合があるが、この開口部が
上下階に連続して設けることにより耐震壁の耐力
は、境界梁の耐力に支配され、耐力が低下するの
で、このような開口耐震壁の耐力の確保を図るた
めに複雑な手段を用いている。
また他の例として、奇数階と偶数階の内部耐震
要素を市松模様に配置した高層建物の加構例があ
る（特公昭50−20762号）。
要素を市松模様に配置した高層建物の加構例があ
る（特公昭50−20762号）。
（発明が解決しようとする課題）
前者の例では開口部の耐震壁の耐力の低下を抑
えるために複雑な手段を採用することは、それだ
け施工に手間がかかり、工期短縮に寄与しない。
また後者の例では、上下階の位置のずれている耐
震要素換言すれば耐震要素以外の部分が点で近接
して接続されているために境界部の耐力の低下を
招くおそれがある。
えるために複雑な手段を採用することは、それだ
け施工に手間がかかり、工期短縮に寄与しない。
また後者の例では、上下階の位置のずれている耐
震要素換言すれば耐震要素以外の部分が点で近接
して接続されているために境界部の耐力の低下を
招くおそれがある。
本発明の目的は簡単な構成で開口耐震壁の耐力
の低下を最少限に抑えることができ、かつ施工が
容易であり、上記境界部の耐力低下を防止するこ
とである。
の低下を最少限に抑えることができ、かつ施工が
容易であり、上記境界部の耐力低下を防止するこ
とである。
（課題を解決するための手段）
本発明の特徴は、建物幅が１スパンである建物
の上下階に対向して各階に境壁を建込んであり、
各階のそれぞれの境壁は梁間方向に配置されてい
る１枚ものの耐震壁からなりかつ桁行方向に間隔
を置いて配置されており、上記境壁に開口部をそ
れぞれ設けてあり、奇数階の上記開口部はその位
置が互いに上下において対向し、偶数階の上記各
開口部はその位置が互いに上下において対向して
配置されており、奇数階の上記各開口部と偶数階
の上記各開口部とはその位置が上下において対向
することなくかつ所定距離離れてずれていること
にある。
の上下階に対向して各階に境壁を建込んであり、
各階のそれぞれの境壁は梁間方向に配置されてい
る１枚ものの耐震壁からなりかつ桁行方向に間隔
を置いて配置されており、上記境壁に開口部をそ
れぞれ設けてあり、奇数階の上記開口部はその位
置が互いに上下において対向し、偶数階の上記各
開口部はその位置が互いに上下において対向して
配置されており、奇数階の上記各開口部と偶数階
の上記各開口部とはその位置が上下において対向
することなくかつ所定距離離れてずれていること
にある。
（実施例）
以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
まず、第１〜３図に示す実施例について説明す
ると、建物幅が１スパンである建物Ｔの各階は、
桁行方向に３スパンに２戸分が施工されるもので
ある。１階Ｆ１には第１，２図に示すように桁行
方向に等間隔を置いて４枚の耐震壁である戸境壁
１，２，３，４を建込んである。戸境壁１，２，
３，４のうち、中間に配置されている第２戸境壁
２と第３戸境壁３との間にはその左側に耐震壁で
ある第５戸境壁５を設けてあり、住戸Ａ１と住戸
Ｂ１に仕切つてある。そして一方の住戸Ａ１側の
第２戸境壁２の左側には第１開口部６を設けてあ
り、他方の住戸Ｂ１側の第３戸境壁３の右側には
第２開口部８を設けてある。
ると、建物幅が１スパンである建物Ｔの各階は、
桁行方向に３スパンに２戸分が施工されるもので
ある。１階Ｆ１には第１，２図に示すように桁行
方向に等間隔を置いて４枚の耐震壁である戸境壁
１，２，３，４を建込んである。戸境壁１，２，
３，４のうち、中間に配置されている第２戸境壁
２と第３戸境壁３との間にはその左側に耐震壁で
ある第５戸境壁５を設けてあり、住戸Ａ１と住戸
Ｂ１に仕切つてある。そして一方の住戸Ａ１側の
第２戸境壁２の左側には第１開口部６を設けてあ
り、他方の住戸Ｂ１側の第３戸境壁３の右側には
第２開口部８を設けてある。
また２階Ｆ２は、第１，３図に示すように第２
および第３戸境壁２，３間に設けた第５戸境壁５
ａで、住戸Ａ２と住戸Ｂ２とに区分されている。
そして一方の住戸Ａ２側の第２戸境壁２の右側に
は第１開口部７を、他方の住戸Ｂ２側の第３戸境
壁３の左側には第２開口部９をそれぞれ設けてあ
る。各階Ｆ１，Ｆ２の戸境壁１〜４は上下におい
て対向している。
および第３戸境壁２，３間に設けた第５戸境壁５
ａで、住戸Ａ２と住戸Ｂ２とに区分されている。
そして一方の住戸Ａ２側の第２戸境壁２の右側に
は第１開口部７を、他方の住戸Ｂ２側の第３戸境
壁３の左側には第２開口部９をそれぞれ設けてあ
る。各階Ｆ１，Ｆ２の戸境壁１〜４は上下におい
て対向している。
１階Ｆ１および２階Ｆ２の各構成部分の配置
は、第２，３図に示すように対称となつている。
すなわち、１階Ｆ１の第１開口部６が左側に位置
しているのに対し、２階Ｆ２の第１開口部７は右
側に位置している。そして１階Ｆ１の第２開口部
８は右側に位置しているのに対し、２階Ｆ２の第
２開口部９は左側に位置している。１階の第１開
口部６の中心線は２階の第２開口部９の中心線と
平行に位置し、１階の第２開口部８の中心線は２
階の第１開口部７の中心線と平行に位置してい
る。また第５戸境壁５および５ａは上下階では一
致することなく左右両側に位置している。
は、第２，３図に示すように対称となつている。
すなわち、１階Ｆ１の第１開口部６が左側に位置
しているのに対し、２階Ｆ２の第１開口部７は右
側に位置している。そして１階Ｆ１の第２開口部
８は右側に位置しているのに対し、２階Ｆ２の第
２開口部９は左側に位置している。１階の第１開
口部６の中心線は２階の第２開口部９の中心線と
平行に位置し、１階の第２開口部８の中心線は２
階の第１開口部７の中心線と平行に位置してい
る。また第５戸境壁５および５ａは上下階では一
致することなく左右両側に位置している。
この建物Ｔは奇数階はすべて１階Ｆ１の構成と
同一であり、偶数階は２階Ｆ２の構成と同一であ
る。このため、各階の第１開口部６と第１開口部
７との配置形態は、第１図に示すようにいわゆる
千鳥状配置となり、そして第２開口部８と第２開
口部９の配置形態、第５戸境壁５と第５戸境壁５
ａの配置形態も、第１開口部６，７のそれと同様
である。
同一であり、偶数階は２階Ｆ２の構成と同一であ
る。このため、各階の第１開口部６と第１開口部
７との配置形態は、第１図に示すようにいわゆる
千鳥状配置となり、そして第２開口部８と第２開
口部９の配置形態、第５戸境壁５と第５戸境壁５
ａの配置形態も、第１開口部６，７のそれと同様
である。
したがつて、奇数階の第１開口部６と偶数階の
第１開口部７、奇数階の第２開口部８と偶数階の
第２開口部９、奇数階の第５戸境壁５と偶数階の
第５戸境壁５ａは、その位置が、第１図に示すよ
うに上下において対向することなくかつ所定距離
Ｄ離れてずれている。
第１開口部７、奇数階の第２開口部８と偶数階の
第２開口部９、奇数階の第５戸境壁５と偶数階の
第５戸境壁５ａは、その位置が、第１図に示すよ
うに上下において対向することなくかつ所定距離
Ｄ離れてずれている。
第４，５図に他の例を示す。この例では、第５
戸境壁５ｂは、全階に亘つて、第２戸境壁２と第
３戸境壁３との間の中央に建込んで、一方の住戸
Aa１と他方の住戸Aa２とに仕切つている。他の
構成は、上例と実質的に同一の構成で、この例に
おいても各階の第１開口部６と第１開口部７の配
置形態、第２開口部８と第２開口部９との配置形
態はそれぞれ全階を通じて交互に配置されるいわ
ゆる千鳥状配置となる。
戸境壁５ｂは、全階に亘つて、第２戸境壁２と第
３戸境壁３との間の中央に建込んで、一方の住戸
Aa１と他方の住戸Aa２とに仕切つている。他の
構成は、上例と実質的に同一の構成で、この例に
おいても各階の第１開口部６と第１開口部７の配
置形態、第２開口部８と第２開口部９との配置形
態はそれぞれ全階を通じて交互に配置されるいわ
ゆる千鳥状配置となる。
また第２，６，７図は１階から３階までを１サ
イクルとして第５戸境壁５，５ａ，５ｂの位置を
変えた例を示す。この例において、第２図に示す
１階Ｆ１の第５戸境壁５を第２，３の戸境壁２，
３の左側に建込み、２階Ｆ２では第６図に示すよ
うに戸境壁５ｂを中央に建込み、さらに３階Ｆ３
では第７図に示すように戸境壁５ａを右側に建込
んである。なお、第１開口部６，７及び第２開口
部８，９の配置は、上記各例と実質的に同一であ
る。住戸Ab２，Bb２，Ab３，Bb３は戸境壁５
ｂ，５ａで仕切られている。
イクルとして第５戸境壁５，５ａ，５ｂの位置を
変えた例を示す。この例において、第２図に示す
１階Ｆ１の第５戸境壁５を第２，３の戸境壁２，
３の左側に建込み、２階Ｆ２では第６図に示すよ
うに戸境壁５ｂを中央に建込み、さらに３階Ｆ３
では第７図に示すように戸境壁５ａを右側に建込
んである。なお、第１開口部６，７及び第２開口
部８，９の配置は、上記各例と実質的に同一であ
る。住戸Ab２，Bb２，Ab３，Bb３は戸境壁５
ｂ，５ａで仕切られている。
また本発明は３スパンに２戸分が施工されるも
のに限られず、第８，９図に示す１住戸分の仕切
壁１３に適用することができる。すなわち、１階
Ｆ１の仕切壁１３の右側に開口部１０を設け（第
８図）、２階Ｆ２の仕切壁１３の左側に開口部１
１を設け、奇数階はこの１階Ｆ１の構成とし、偶
数階は２階Ｆ２の構成とする。各階の戸境壁１
２，１４および仕切壁１３は上下においてそれぞ
れ対向している。こうすれば、開口部１０，１１
はいわゆる全階を通じて千鳥状配置となり、その
位置が上下において対向することなくかつ所定距
離離れてずれることになる。
のに限られず、第８，９図に示す１住戸分の仕切
壁１３に適用することができる。すなわち、１階
Ｆ１の仕切壁１３の右側に開口部１０を設け（第
８図）、２階Ｆ２の仕切壁１３の左側に開口部１
１を設け、奇数階はこの１階Ｆ１の構成とし、偶
数階は２階Ｆ２の構成とする。各階の戸境壁１
２，１４および仕切壁１３は上下においてそれぞ
れ対向している。こうすれば、開口部１０，１１
はいわゆる全階を通じて千鳥状配置となり、その
位置が上下において対向することなくかつ所定距
離離れてずれることになる。
（発明の効果）
以上説明したように本発明によれば、耐震壁で
ある境壁を１枚もので構成し、上記境壁に開口部
を設け、開口部の配置を規則的に変更するだけ
で、耐震壁の耐力の低下を最少限に抑えることが
でき、そして奇数階の各開口部と偶数階の各開口
部とはその位置が上下において対向することなく
かつ所定距離離れてずれているために、従来例の
ように耐震要素の境界部の耐力低下を防止でき
る。さらに構成が簡単であるから施工が容易とな
る。
ある境壁を１枚もので構成し、上記境壁に開口部
を設け、開口部の配置を規則的に変更するだけ
で、耐震壁の耐力の低下を最少限に抑えることが
でき、そして奇数階の各開口部と偶数階の各開口
部とはその位置が上下において対向することなく
かつ所定距離離れてずれているために、従来例の
ように耐震要素の境界部の耐力低下を防止でき
る。さらに構成が簡単であるから施工が容易とな
る。
第１図は本発明の一実施例を示す構造図、第２
図は第１図−線断面図、第３図は第１図−
線断面図、第４図は及び第５図は本発明の他の
実施例を示す１階及び２階部分を示す断面図、第
６図及び第７図は本発明のさらに他の実施例を示
す２階及び３階部分を示す断面図、第８図及び第
９図はさらに本発明の他の実施例を示す１階及び
２階部分を示す断面図である。 １〜４……境壁（第１乃至第４戸境壁）、５，
５ａ，５ｂ……第５戸境壁、６，７……開口部
（第１開口部）、８，９……開口部（第２開口部）、
１２，１４……戸境壁、１３……仕切壁、Ａ１，
Ａ２，Aa１，Aa２，Ab２，Ab３……住戸、Ｂ
１，Ｂ２，Ba１，Ba２，Bb２，Bb３……住戸、
Ｆ１……１階、Ｆ２……２階、Ｆ３……３階、Ｄ
……所定距離、Ｔ……建物。
図は第１図−線断面図、第３図は第１図−
線断面図、第４図は及び第５図は本発明の他の
実施例を示す１階及び２階部分を示す断面図、第
６図及び第７図は本発明のさらに他の実施例を示
す２階及び３階部分を示す断面図、第８図及び第
９図はさらに本発明の他の実施例を示す１階及び
２階部分を示す断面図である。 １〜４……境壁（第１乃至第４戸境壁）、５，
５ａ，５ｂ……第５戸境壁、６，７……開口部
（第１開口部）、８，９……開口部（第２開口部）、
１２，１４……戸境壁、１３……仕切壁、Ａ１，
Ａ２，Aa１，Aa２，Ab２，Ab３……住戸、Ｂ
１，Ｂ２，Ba１，Ba２，Bb２，Bb３……住戸、
Ｆ１……１階、Ｆ２……２階、Ｆ３……３階、Ｄ
……所定距離、Ｔ……建物。
Claims (1)
- １ 建物幅が１スパンである建物の上下階に対向
して各階に境壁を建込んであり、各階のそれぞれ
の境壁は梁間方向に配置されている１枚ものの耐
震壁からなりかつ桁行方向に間隔を置いて配置さ
れており、上記境壁に開口部をそれぞれ設けてあ
り、奇数階の上記各開口部は互いに上下において
対向し、偶数階の上記各開口部は互いに上下にお
いて対向して配置されており、奇数階の上記各開
口部と偶数階の上記各開口部とはその位置が上下
において対向することなくかつ所定距離離れてず
れていることを特徴とする集合住宅の開口耐震壁
の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302682A JPS58150665A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | 集合住宅の開口耐震壁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302682A JPS58150665A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | 集合住宅の開口耐震壁の構造 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4540689A Division JPH01287374A (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 集合住宅の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58150665A JPS58150665A (ja) | 1983-09-07 |
| JPH0240825B2 true JPH0240825B2 (ja) | 1990-09-13 |
Family
ID=12375268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3302682A Granted JPS58150665A (ja) | 1982-03-04 | 1982-03-04 | 集合住宅の開口耐震壁の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58150665A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60246960A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-06 | 株式会社竹中工務店 | 高層建築物の躯体構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5020762A (ja) * | 1973-06-21 | 1975-03-05 |
-
1982
- 1982-03-04 JP JP3302682A patent/JPS58150665A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5020762A (ja) * | 1973-06-21 | 1975-03-05 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58150665A (ja) | 1983-09-07 |
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