JPH0240658A - 感放射線組成物及びパターン形成方法 - Google Patents

感放射線組成物及びパターン形成方法

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JPH0240658A
JPH0240658A JP63190641A JP19064188A JPH0240658A JP H0240658 A JPH0240658 A JP H0240658A JP 63190641 A JP63190641 A JP 63190641A JP 19064188 A JP19064188 A JP 19064188A JP H0240658 A JPH0240658 A JP H0240658A
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diazonium salt
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感放射線組成物、それに用いる芳香族ジアゾ
ニウム塩及びパターン形成方法に係り。
特に半導体装置等の電子部品の製造に用いるのに適した
感放射線組成物、それに用いる芳香族ジアゾニウム塩及
びパターン形成方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、半導体装置等電子部品の製造に用いるに適した感
光性組成物又はホトリソグラフィー技術として、特開昭
60−238829、特開昭63−13035、特開昭
59−45439等があり、またジアゾニウム塩やそれ
を用いた感光性組成物に関する技術として特開昭51−
93998、特開昭61−219038等がある。
上記特開昭60−238829に記載の第1の発明は、
より微細化したパターンを解像度よく形成するために、
ホトレジストの感度をあまり低下させないで高コントラ
ストの像を得るために、ホトレジスト膜上に感光性ジア
ゾニウム塩を含む感光膜を設けた後に、ホトレジストと
感光性ジアゾニウム塩の両方を感光させる光を用いてパ
ターン露光するものである。上記感光性ジアゾニウム塩
を含む感光膜は露光前の透過率はかなり低いが、露光に
より徐々に透明になるような光退色性を示す。それ故上
記感光膜にマスクの像イメージが露出されたとき、上記
像イメージは明るいところで光退色が速く進み、暗いと
ころでは光退色がゆっくり進む。
従って、このような光退色性を利用することにより、ホ
トレジストに照射される明るいところと暗いところとの
露光量の差は、上記感光膜がないときに較べて大きくな
り、コントラストが向上する。
°また、上記特開昭63−13035に記載の第2の発
明は、高感度、高コントラストの耐ドライエツチング性
の塗膜のパターンを得るために、基板上にアルカリ可溶
性高分子膜を形成し、さらにこの膜の上層として、ジア
ゾニウム塩を含む感放射線組成物層を形成した二層構造
の塗膜を形成し、露光、現像によってパターンを形成す
るものである。この方法は二層の界面で放射線誘起化学
反応が起きるため塗膜の上部で不溶化が著しく進行し、
露光部と未露光部との現像液に対する溶解性の差が大き
く、それ故高コントラストとなる。
さらにまた特開昭59−45439に記載の第3の発明
は、高感度の感放射線組成物であって、酸に対して不安
定な重合体と放射に対してさらされたときに酸を生じる
重合開始剤とを含む感放射線組成物に関する。この組成
物は1発生した酸が増幅的に作用するため、高感度であ
る。
さらにまた特開昭51−93998に記載の第4の発明
は、ジアゾニウム塩とエポキシ化物とよりなる硬化性の
感光性組成物に関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、LSIデバイス等の微細な電子部品を
製造するために適用することについては十分配慮されて
いなかった。すなわち、従来技術に用いられているジア
ゾニウム塩は、例えば上記第1の発明に記載されている
ように、ハロゲンイオン又はホウ素、アルミニウム、鉄
、亜鉛、ヒ素、アンチモン、リンなどのハロゲン化合物
から構成された陰イオンを有し、これらの金属、半金属
はLSIデバイス等の不良原因となるという問題があっ
た。また、上記第2の発明には、ジアゾニウムスルホン
酸塩等のように、金属、半金属を含まないジアゾニウム
塩も記載されているが、合成過程にナトリウム等の金属
イオンを用いる工程を有し、除去し雛い微量の金属不純
物による同様の問題があった・ 本発明の目的は、LSIデバイス等の不良原因となる金
属不純物等を実質的に含まない感放射線組成物、それに
用いる芳香族ジアゾニウム塩及びパターン形成方法を提
供することにある6〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、 (1)芳香族ジアゾニウム化合物のトリフルオロメタン
スルホン酸塩よりなる芳香族ジアゾニウム塩、 (2)一般式 %式% し、ここにR1、R2、R□は同一であっても異なって
いてもよく、それぞれ、水素、水酸基、ハロゲン、ニト
ロ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、フェニル基、アルケR5は同一であっても異
なっていてもよく、それぞれ水素、炭素数1〜6のアル
キル基、フェニル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキ
ル基、素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1〜6の
アルコキシ基を表わす)を表わすか又はR,、R。
はそれらが結合している窒素原子と共に、炭素原子、酸
素原子又は窒素原子を介して員数3〜7の表わされる置
換基(R7は炭素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数
1〜6のアルコキシ基を表わす)を表わし、X−はCF
35○;、cH,5o3−1H8O4−又はCF、CO
2−なるイオンを表わす〕で示される芳香族ジアゾニウ
ム塩、 (3)2項記載の芳香族ジアゾニウム塩は、一般式A 
r N Hz (ここにArは前述の意味を表わす)で
表わされる芳香族アミノ化合物を亜硝酸アルキルを用い
てジアゾ化してなることを特徴とする芳香族ジアゾニウ
ム塩、 (4)基板上にレジスト膜を形成し、該レジスト膜上に
放射線に対し退色性を示す感光膜を形成し、形成した積
層構造の塗膜に所望のパターンの放射線を照射し、現像
によってレジスト膜のパターンを形成するパターン形成
方法において、上記感光膜は1.2又は3項記載の芳香
族ジアゾニウム塩を含むことを特徴とするパターン形成
方法、(5)基板上に配置されたレジスト膜と、該レジ
スト膜上に配置された放射線に対し退色性を示す感光膜
よりなる積層構造塗膜の感光膜を構成する感放射線組成
物において、上記感放射線組成物は1.2又は3項記載
の芳香族ジアゾニウム塩を含むことを特徴とする感放射
線組成物、 (6)基板上に、アルカリ可溶性高分子膜を形成し、該
アルカリ可溶性高分子膜の上にジアゾニウム塩を含む感
放射線組成物膜を形成し、形成した二層構造の塗膜に所
望のパターンの放射線を照射し、現像して塗膜のパター
ンを形成するパターン形成方法において、上記感放射線
組成物膜は、1゜2又は3項記載の芳香族ジアゾニウム
塩を含むことを特徴とするパターン形成方法、 (7)基板上に配置されたアルカリ可溶性高分子膜と、
該アルカリ可溶性高分子膜上に配置されたジアゾニウム
塩を含む感放射線組成物膜よりなる二層構造の塗膜の感
放射線組成物膜を構成する感放射線組成物において、上
記感放射線組成物は1゜2又は3項記載の芳香族ジアゾ
ニウム塩を含むことを特徴とする感放射線組成物、 (8)基板上に、放射線の照射を受けて酸を発生する反
応開始剤と、酸により反応する基を有する高分子化合物
とを含む塗膜を形成し、該塗膜に所望のパターンの放射
線を照射し、現像を行なって塗膜のパターンを形成する
パターン形成方法において、上記反応開始剤は1.2又
は3項記載の芳香族ジアゾニウム塩であることを特徴と
するパターン形成方法、 (9)放射線の照射を受けて酸を発生する反応開始剤と
、酸により反応する基を有する高分子化合物とよりなる
感放射線組成物において、上記反応。
開始剤が1.2又は3項記載の芳香族ジアゾニウム塩で
あることを特徴とする感放射線組成物、(10)エポキ
シ基を含む化合物と、1.2又は3項記載の芳香族ジア
ゾニウム塩とよりなることを特徴とする感放射線組成物
(11)アルカリ可溶性高分子化合物と1項記載の芳香
族ジアゾニウム塩とよりなることを特徴とする感放射線
組成物。
(12)アルカリ可溶性高分子化合物と一般式ArN2
 X し、ここにR1、R2、R3は同一であっても異なって
いてもよく、それぞれ、水素、水酸基、ハロゲン、ニト
ロ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、フェニル基、アルケR2は同一であっても異
なっていてもよく、それぞれ水素、炭素数1〜6のアル
キル基、フェニル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキ
ル基、素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1〜6の
アルコキシ基を表わす)を表わすか又はR4,R。
はそれらが結合している窒素原子と共に、炭素原子又は
窒素原子を介して員数3〜7の環を形成しる置換基(R
7は炭素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1〜6の
アルコキシ基を表わす)を表わし、X−はCF、503
−1CH,S O,−1HSO4−又はCF、 Co2
〜なるイオンを表わす〕で示される芳香族ジアゾニウム
塩よりなることを特徴とするネガ型の感放射線組成物、 (13)アルカリ可溶性高分子化合物並びにモルホリノ
基を有する芳香族ジアゾニウム化合物と、トリフルオロ
メタンスルホン酸、硫酸、メタンスルホン酸及びトリフ
ルオロ酢酸の少なくとも一の酸との塩からなる芳香族ジ
アゾニウム塩からなることを特徴とするポジ型の感放射
線組成物によって達成される。
本発明の芳香族ジアゾニウム塩は、例えばトリフルオロ
メタンスルホン酸の存在下、亜硝酸アルキルで処理する
ことによって得られる。反応は有機溶媒中で行なうこと
が好ましい。有機溶媒としては、アルコール類、酢酸、
ケトン類、エステル類等が使用できる。特に5〜10員
環の環状エーテル化合物を用いることが好ましい。これ
を用いることによって着色性の不純物の生成が抑えられ
る。
また、トリフルオロメタンスルホン酸塩は、極めて安定
で長期間の保存に耐えることができる。
上記(4)、(5)項に記載の発明は、前記従来の第1
の発明の改良に関する。基板上に形成するレジスト膜は
前記特開昭60−238829に記載されているように
ネガ型でもポジ型でもどのようなレジ人トでも用いられ
る。
感光膜を形成する材料は上記ジアゾニウム塩と共に水溶
性ポリマーが混合されていることが好ましい。両者の好
ましい混合比率は、水溶性ポリマー1重量部に対しジア
ゾニウム塩0.5〜4重量部の範囲であり、より好まし
くは1〜3重量部である。水溶性ポリマーとしては、ポ
リビニルピロリドン、ビニルピロリドンと酢酸ビニルの
共重合体、ビニルメチルエーテルと無水マレイン酸の共
重合体、ポリビニルアルコール、メチルセルローズ等の
セルローズ誘導体、その他前記特開昭60−23882
9記載のポリマー等を用いることができる。
感光膜の膜厚は、膜の光学濃度とも関係し、−概には決
められないが500λ〜5μm程度の範囲が好ましく、
1000人〜2μm程度の範囲がより好ましい。
感光膜は、レジスト膜上に直接形成してもよいが、感光
膜を形成するための溶液に難溶性の中間層を形成し、こ
の上に感光膜を形成してもよい。
このような技術は前記特開昭60−238829に示さ
れている。
この発明において、十分なコントラスト向上効果を得る
ためには、感光膜が十分な光学濃度を持つことが好まし
い。このためには、ジアゾニウム塩の溶解度が高いか、
分子吸光係数が大きいものが好適である。溶解度と分子
吸光係数が同じ程度であるとすれば分子量の小さい化合
物が光学濃度を大とするには有利である。上記ジアゾニ
ウム塩は水及び極性有機溶媒のいずれに対しても溶解性
が高く、コントラスト向上のために有利である。
以下余白 また上記(6)、(7)項に記載の発明は、前記従来の
第2の発明の改良に関する。基板上に形成するアルカリ
可溶性高分子膜としては、ポリビニルフェノール、ノボ
ラック樹脂等、前記特開昭63−13035記載の高分
子化合物、その他の高分子化合物を用いることができる
感放射線組成物膜は、上記ジアゾニウム塩と有機高分子
化合物を含む感放射線組成物によって構成されることが
好ましい。この組成物は有機高分子化合物1重量部に対
しジアゾニウム塩が0.5〜2重量部の範囲であること
が好ましい。有機高分子化合物としては、水溶性又はア
ルカリ可溶性高分子化合物が好ましい。アルカリ可溶性
高分子化合物としては、上記化合物を用いることができ
、また水溶性高分子化合物としては前記(4)、(5)
項記載の発明において述べたと同様の水溶性高分子化合
物を用いることができる。
感放射線組成物膜は500人〜1μm程度の厚みである
ことが好ましい。また本発明においては、上記アルカリ
可溶性高分子膜と感放射線組成物膜の二層構造の塗膜を
一組とし、複数組の塗膜を基板上に形成してレジストプ
ロセスを行なってもよい。
さらにまた上記(8)、(9)項に記載の発明は、前記
従来の第3の発明の改良に関する。本発明において酸に
より反応する基を有する高分子化合物としては、カルボ
ン酸の第3級ブチルエステル、エーテル結合、アセター
ル結合等の置換基や結合を持つものが好ましく、例えば
ポリ(p −tert−ブトキシカルボニルオキシスチ
レン)等が用いられる。また、これら以外にも前記特開
昭59−45439記載の酸により反応する基を有する
高分子化合物、その他を用いることができる。
この組成物は、酸により反応する基を有する高分子化合
物1重量部に対し、ジアゾニウム塩は0.01〜0.3
5重量部の範囲であることが好ましく、0.1〜0.3
重量部の範囲であることがより好ましい。
従来のジアゾニウム塩は、金属、半金属を含んでいると
いう問題の他に、酸により反応する基を有する高分子化
合物を溶解する溶媒に対し、一般に溶解性が低いという
問題があった。これに対し、本発明のジアゾニウム塩は
金属不純物を含まず、さらに上記高分子化合物の溶媒に
対し溶解性が高い。また、本発明のジアゾニウム塩、特
にトリフルオロメタンスルホン酸塩と硫酸塩は、光反応
によって発生する酸が強酸であり、前記高分子化合物と
の反応性が高い。従って、短時間で光化学反応が完結し
、感光性材料として用いた場合、高感度になる利点があ
る。
さらにまた上記(10)項に記載の発明は、前記従来の
第4の発明の改良に関する。この組成物は、エポキシ基
を含む化合物1重量部に対し、ジアゾニウム塩は0.0
1〜0.3重量部の範囲であることが好ましく、さらに
0.1〜0.3重量部の範囲であることがより好ましい
。エポキシ基を含む化合物としては、ポリグリシジルメ
タクリレート、エチルアクリレートとグリシジルメタク
リレートの共重合体等がある。なお、この組成物は加熱
によっても硬化させることができる。
なおさらにまた、上記(11)、(12)、(13)項
に記載の発明は、改良された感放射線組成物に関する。
この組成物は、アルカリ可溶性高分子化合物1重量部に
対し、ジアゾニウム塩0.1〜0.3重量部の範囲より
なることが好ましい。ジアゾニウム塩がモルホリノ基を
有するジアゾニウム塩であるとき、ポジ型の感放射線組
成物となる。また、ジアゾニウム塩がモルホリノ基を持
たないとき、例えば前記−数式において、R□、R2、
R3のいずれR4、R7が結合している窒素原子と共に
酸素原子を介して員数6の環を形成している場合を除い
たジアゾニウム塩であるときはネガ型の感放射線組成物
となる。これらの組成物の現像液としてはいずれもアル
カリ水溶液が好ましい。
アルカリ可溶性の高分子化合物としては、前記(6)、
(7)項に記載の発明についての説明に述べたアルカリ
可溶性の高分子化合物を用いることができる。
また、これらのジアゾニウム塩は、いずれも光退色性が
良好なことから、本発明の感放射線組成物を用いてパタ
ーンを形成すると、露光時に塗膜の下部まで十分に光が
到達し、コントラストの高い、形状の優れたパターンが
得られる。
〔作用〕
本発明の芳香族ジアゾニウム塩は、例えばトリフルオロ
メタンスルホン酸の存在下で、亜硝酸アルキルで処理す
ることによって得られる。合成過程には、実質的に全く
金属イオンを含む工程がないために、金属不純物を除去
するための操作がなくとも、金属不純物を実質的に含ま
ないジアゾニウム塩が得られた。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例I N、N−ジメチル−p−フェニレンジアミン27.7 
gをテトラヒドロフラン(以下THFと略す)150m
 Qに溶解し、水冷する。トリフルオロメタンスルホン
酸31gを5℃で加える。3〜5°Cで亜硝酸インペン
チル26gを30分間で滴下する。次第に沈澱が生じる
。4時間反応させ、エチルエーテルを加えて、沈澱を濾
取する(55 g )。エタノールに溶解し、THFを
加えて析出する結晶を濾取すると40g(収率70%)
の4−(N、N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウ
ム・トリフルオロメタンスルホン酸塩の黄色結晶が得ら
れた。融点(分解点)は127〜128℃であった。吸
収極大波長(λ+aaX)は376nm、分子吸光係数
(E : Q−moQ−1・cm−’)は3.4X10
4(エタノール中)であった。
紫外可視スペクトル、赤外吸収スペクトル、NMRスペ
クトル、元素分析から構造を確認した。
実施例2 反応溶媒をTHFからエタノールに替えた他は実施例1
と同様に反応を行なった。この場合は、反応溶液が著し
く緑色に着色し、生成した結晶も着色がはなはだしかっ
た。このため精製回数を増やす必要があり、反応収率が
約50%と低下したが、実施例1と同じジアゾニウム塩
が得られた。
実施例3 実施例1のN、N−ジメチル−P−フェニレンジアミン
の替りに、2,5−ジ−t−ブトキシ−4−モルホリノ
アニリンを用いた他は実施例1と同様に反応を行なった
。反応収率63%で、融点90〜91℃の2,5−ジー
し一ブトキシー4−モルホリノベンゼンジアゾニウム・
トリフルオロメタンスルホン酸塩の黄色結晶が得られた
。λwaxは402nm、εは2.7 X 104(f
l −rno 12−1・cm−” )であった。
実施例4 実施例1のアミノ化合物の替りに、4−モルホリノ−2
,5−ジーj−プロポキシアニリンを用いた他は実施例
1と同様に反応を行なった。反応収率65%で、融点(
分解点)118〜120℃の4−モルホリノ−2,5−
ジー1−プロポキシベンゼンジアゾニウム・トリフルオ
ロメタンスルホン酸塩の黄色結晶が得られた。λm&X
は402nm、  εは2.2x104(f)、 ・m
ofl−1・cm−1)であった。
実施例5 実施例1のアミノ化合物の替りに、2,5−ジメチル−
4−(N、N−ジメチルアミノ)アニリンを用いて実施
例1と同様に反応を行なって、反応収率70%で、2,
5−ジメチル−4−(N、N−ジメチルアミノ)ベンゼ
ンジアゾニウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩を得
た。分解点113〜114℃で、λ、□は392nm、
εは2.7X10’ (Q・mo Q −” ・cm−
” )  (エタノール中)であった。
実施例6 実施例1のアミノ化合物の替りに、4−アミノフェノー
ルを用いて、反応溶媒としてエタノールを用いた他は実
施例1と同様にして反応を行なった。反応収率70%で
、融点108〜109℃、λ++aXは314nm (
酸性)、εは1.4 X 10’ (Q −mo Q、
 −・cm −” )の4−ヒドロキシベンゼンジアゾ
ニウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩が得られた。
実施例7 実施例6のアミノ化合物の替りに、P−アニソールを用
いた他は実施例6と同様に反応を行なって、反応収率7
5%で、融点90〜91.5℃、λ、□は312nm、
εは2.4X10’ (Q−moQ−1・cm−1)の
p−メトキシベンゼンジアゾニウム・トリフルオロメタ
ンスルホン酸塩を得た。
実施例8 原料としてアミノ化合物を替え、また反応溶媒を替えて
実施例1と同様に反応させて下記のジアゾニウム・トリ
フルオロメタンスルホン酸塩を得た。化合物名、反応溶
媒、特性を表1に示す。原料のアミノ化合物名は生成物
から明らかであるので省略する。またトリフルオロメタ
ンスルホン酸に替えて同モル数の硫酸を用いてジアゾニ
ウム・硫酸塩を、トリフルオロ酢酸を用いてジアゾニウ
ム・トリフルオロ酢酸塩を、メタンスルホン酸を用いて
ジアゾニウム・メタンスルホン酸をそれぞれ得た。これ
らを表2、表3、表4にそれぞれ示す。
表1 (X−=CF、So、−) 表4 (x−=cu、so、−) 実施例9 4−(N、N−ジメチルアミノ)−3−エトキシベンゼ
ンジアゾニウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩10
重量部、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体6重量
部、酢酸60重量部、残部が水よりなる感光性組成物を
調製した。
まず、市販のポジ型ホトレジスト0FPR−800(東
京応化工業株式会社製)の20センチポアズの溶液をシ
リコンウェハ上に塗布してホトレジスト膜を形成した。
この膜上にポリビニルアルコール0.5%水溶液を回転
塗布して中間層を形成し。
80℃20分間ベークした。ホトレジスト膜の膜厚は1
μm、中間層の膜厚は0.2μmである。ついで上記感
光性組成物溶液を塗膜上にスピナで塗布し、空気中80
℃で3分間ベークして、厚さ0.45μmの光退色性を
持つ感光膜を形成し露光試料とした。
日立製g線縮小投影露光装置RA501を用いて露光後
、水現像によって光退色性を持つ感光膜と中間層を除去
し、水酸化テトラメチルアンモニウム2.38重量パー
セント水溶液を現像液として、40秒間浸漬することに
よりホトレジスト膜を現像した。試料を取り出して電子
顕微鏡写真撮影を行ない、パターンを調べたところ、格
段にコントラストが改良されていることが判った。
さらに5℃における感光性組成物の溶液の熱分解速度定
数kを測定したところ、 k(5℃)=1.5X10−’hr−1であり、極めて
安定であることが判った。
さらに半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスで
ホトレジスト膜のパターンを形成したが、製造した半導
体素子はなんら悪影響を受けなかった。
実施例10 2.5−ジー1so−プロポキシ−4−モルホリノベン
ゼンジアゾニウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩1
2重量部、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体6.
5重量部、酢酸60重量部、残部が水からなる感光性組
成物を調製した。この溶液を用いて形成した光退色性を
持つ感光膜の厚さを0.7μmとした以外は、上記実施
例9と同じ条件でホトレジスト膜のパターンを形成した
ところ、著しくコントラストが向上していることが判っ
た。
さらに半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスで
ホトレジスト膜のパターンを形成したが、製造した半導
体素子はなんら悪影響を受けなかった。
実施例11 2.5−ジー1so−プロポキシ−4−モルホリノベン
ゼンジアゾニウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩1
2重量部、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体6.
5重量部、酢酸60重量部、塩酸0.37重量部、残部
が水からなる感光性組成物の溶液を調製した。
実施例9と同じ方法でホトレジスト膜のパターンを形成
し、パターンを調べたところ、コントラストが著しく向
上していることが判った。
さらに半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスで
ホトレジスト膜のパターンを形成したが、製造した半導
体素子はなんら悪影響を受けなかった。
実施例12 4−(N、N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム
・トリフルオロメタンスルホン酸塩6重量部、ビニルピ
ロリドン−酢酸ビニル共重合体7重量部、酢酸60重量
部、残部が水よりなる感光性組成物の溶液を調製した。
実施例と同様にして露光試料を用意し、日立型i線縮小
投影露光装置を用いて露光し、水現像によって光退色性
をもつ感光膜を除去し、水酸化テトラメチルアンモニウ
ム2.38重量パーセント水溶液を現像液として、40
秒間現像を行なった。電子顕微鏡写真wt察によりパタ
ーンを調べたところ、格段にコントラストが改良されて
いることが判ったにの感光液の5℃における熱分解速度
定数はk(5℃)=1.4X10−’hr−’であり、
極めて安定であることが判った。
さらに半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスで
ホトレジスト膜のパターンを形成したが。
製造した半導体素子はなんら悪影響を受けなかった。
実施例13 シリコンウェハ上に、ポリビニルフェノール(丸首石油
化学社製マルカリン力−M)の15tyt%シクロヘキ
サノン溶液を回転塗布し、厚さ約1μ―のポリビニルフ
ェノール層を形成し、140℃の温度で20分間ベーク
した。次に、下記の組成を有する水溶液を用いて、芳香
族ジアゾニウム塩を含む膜厚が0.25μmの感放射線
組成物層を、ポリビニルフェノール層の上層として形成
させ、これを露光試料とした。
N・ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 ・・・・
 5wt%塩酸・・・・・・・・・・・・・・・・1w
t%界面活性剤泥電化工業社製プルロニックL−92)
  ・・・O,Oht%水 ・・・・・・・・・・・・
・・・・・残部この露光試料に、ハノビア社製Xe−H
g灯を用い、東芝製VY−43フィルタ(g線)または
UVD2フィルタ(i線)を介して、露光時間を変えた
露光を行ない、水洗により、感放射線層を除去後、水酸
化テトラメチルアンモニウム1νt%を含む水溶液に、
45秒間浸漬することにより現像した。
現像後、試料の各露光時間での残膜厚を測定し、感光特
性を評価した。この感光特性曲線から、i線でのコント
ラス1−は3.3、g線でのコントラストは6.0であ
ることがわかった。このように、この層構造レジスト系
は、コントラストが高く、感度もAZ系ポジ型ホトレジ
スト(東京応化工業社製OF P R800)と同程度
であり、良好な感光特性を有していることが判る。また
、上記露光試料に、日立製g線縮小投影露光装BRA5
01を用いて、微細パターンを転写したところ高解像度
のパターンが形成できた。
さらに半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスで
ホトレジスト膜のパターンを形成したが。
製造した半導体素子はなんら悪影響を受けなかった。
さらに、上記組成において、上記芳香族ジアゾニウム塩
の代りに、実施例8の各人に示すジアゾニウム塩を用い
た場合においても、良好な感光特性を示した。
実施例14 実施例13のポリビニルフェノール層の代りに、ジアゾ
キノンポジ型フォトレジスト(東京応化工業社製OF 
P R800)をシリコンウェハ上に厚さ0.8 μm
に塗布し、80℃、20分間ベーク後、Xe−Hg灯を
用いて露光し感光剤を完全に分解した層を用いたこと、
及び現像液として2.38wt%水酸化テトラメチルア
ンモニウムを用いた以外は、実施例13と同様の条件で
感光特性を評価したところ良好な感光特性を有している
ことが判った。
以下余白 実施例15 シリコンウェハ上に、クレゾールノボラック樹脂の20
wt%エチルセルソルブアセテート溶液を回転塗布し、
厚さ約0.6μmのクレゾールノボラック樹脂層を形成
し、温度80°Cで1分間ベークした。
次に下記組成、 N・ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 ・・・・
 5wt%酢酸・・・・・・・・・・・・・・・・50
就%水・・・・・・・・・・・・・・・・・・残部を有
する水溶液を用いてジアゾニウム塩を含む、膜厚が0.
35μmの感放射線組成物層をクレゾールノボラック樹
脂層の上層として形成させ、これを露光試料とした。
露光時にUVD2フィルタを用いたこと、現像液として
、2.38wt%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶
液を用いた以外は、実施例13と同様にして感光特性を
評価した。その結果、良好な感光特性を有していること
が判った。i線でのコントラス1〜値は3.1であった
実施例16 実施例13で述べた露光試料に、日立製EB描画装置を
用いて、電子線を照射量を変えて照射し、照射後0.8
wt%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液で4分間
現像した。現像後各照射量における残膜厚を測定し、電
子線感度曲線を作成し、感電子線特性を評価したところ
良好な感電子線特性を有することが判った。
実施例17 ポリ(p−t−ブチルオキシカルボニルオキシ)スチレ
ン20重量%、4−(N、N−ジメチルアミノ)ベンゼ
ンジアゾニウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩4重
量%、シクロへキサノン76重量%から成る感光液を調
製した。この溶液をシリコンウェハ上に回転塗布するこ
とによって0.8μmの厚さを有するレジスト被膜を形
成した。
80℃で20分間ベークし、紫外線で5〜10n+J/
cII2の照射量で露光した。80℃で30分間ベーク
を行なって、水酸化テトラメチルアンモニウム2.38
%水溶液で現像を行なった。高解像性のポジ型の像が形
成された。
実施例18 ポリ(p−t−ブチルオキシカルボニルオキシ)スチレ
ンの代りにポリメタクリル酸−七−ブチルを用いた他は
実施例17と同様にして、感光液を調製し、レジスト被
膜を形成、露光、ベーク処理及び現像を行なった。高解
像性のポジ型レジスト像が形成された。
実施例19 ポリエチレンオキシド20重量%、4−(N、N−ジメ
チルアミノ)ベンゼンジアゾニウム・トリフルオロメタ
ンスルホン酸塩4重量%、水76重量%の感光液を調製
し、回転塗布により0.6μmの塗膜を形成した。紫外
光を照射しく 10m J / aIll” )、50
°Cでベークするとポジ型像が形成された。
実施例20 ポリフタルアルデヒド20重量%、2,5−ジブトキシ
−4−モルホリノベンゼンジアゾニウム・トリフルオロ
メタンスルホン酸塩4重量%、シクロへキサノン76重
量%の感光液を調製し1回転塗布により0.6μlの塗
膜を形成した。436nmの光を照射し、90℃でベー
クを行なうと高解像性のポジ型像が形成された。
さらに実施例17〜20の感光液を用いて、半導体素子
の製造に際して上記と同じプロセスでポジ型像を形成し
た。製造した半導体素子はなんら悪影響を受けなかった
実施例21 ポリグリシジルメタクリレート20重量%、2゜5−ジ
メチル−4−(N、N−ジメチルアミノ)ベンゼンジア
ゾニウム・トリフルオロメタンスルホン酸塩4重量%、
酢酸メチルセロソルブ76重量%の感光液を調製し、回
転塗布により0.9μmの塗膜を形成した。水銀灯の光
を照射(5mJ/cm”)し、エチル メチル ケトン
/エタノールの7/1溶液で現像を行ない、ネガ型像を
得た。
さらに半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスで
ホトレジスト膜のパターンを形成したが、製造した半導
体素子はなんら悪影響を受けなかった。
実施例22 クレゾールノボラック樹脂20重量%、アリール2.4
.6−トリヒドロキシメチルフエニル エーテル4重量
%、4−(N、N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニ
ウム・トリフルオロメタン−スルホン酸塩4重量%から
成る感光液を回転塗布し、0.8μmの塗膜を得た。紫
外光を10mJ/cm2照射し、90℃でベータを行な
い、水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%水溶液
で現像を行なうと、高解像性のネガ型像が得られた。
さらに半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスで
ホトレジスト膜のパターンを形成したが、製造した半導
体素子はなんら悪影響を受けなかった。
実施例23 実施例22に示した感光膜に5μC/ cm”の電子線
(30keV)を照射し、90℃でベークを行ない。
水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%水溶液で現
像を行なうと、高解像性のネガ型レジスト像が得られた
実施例24 ポリ(4−トリメチルシロキシ)スチレンを、ポリ(p
−t−ブチルオキシカルボニルオキシ)スチレンの代り
に用いた他は実施例17と同様にして感光液を調製し、
レジスト被膜を形成、露光、ベーク処理及び現像を行な
った。このようにして高解像性のポジ型レジスト像が形
成された。
実施例25 クレゾールノボラック樹脂20重量%、2,5−ジブト
キシ−4−モルホリノベンゼンジアゾニウム・トリフル
オロメタンスルホン酸塩4重量部、シクロヘキサノン7
6重量部から成る感光液を調製し、塗布して1μmの膜
を形成した。8 、0m 、T / cm”の436n
mの光を照射し、水酸化テトラメチルアンモニウム1.
0%水溶液で現像を行なうと高解像性の極めてコントラ
ストの高いポジ型像が形成された。
実施例26 ポリビニルフェノール20重量部、4−(N、N−ジメ
チル)ベンゼンジアゾニウム・トリフルオロメタンスル
ホン酸塩4重量部、シクロへキサノン76重量部から成
る感光性組成物を調製し、塗膜を形成し、露光、1%水
酸化テトラメチルアンモニウム水溶液による現像を行な
うと、極めてコントラストの高い、形状のすぐれたネガ
型レジスト像が得られた。
さらに実施例25.26記載の感光液を用いて、半導体
素子製造に際して上記と同じプロセスで塗膜のパターン
を形成したが、製造した半導体素子はなんら悪影響を受
けなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、簡便なプロセスで、金属不純物除去の
手間の不要な、従ってこれに伴う合成収率の低下もない
、金属化合物あるいは金属不純物を実質的に含まない、
芳香族ジアゾニウム塩を得ることができた。また、この
ジアゾニウム塩を感光性材料として用いれば、微細パタ
ンを高感度、高解像性で、寸法精度よく形成することが
できた。
また半導体素子の信頼性を損うおそれの全くない感放射
線組成物を得ることができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芳香族ジアゾニウム化合物のトリフルオロメタンス
    ルホン酸塩よりなる芳香族ジアゾニウム塩。 2、一般式 ArN_2^+X^− 〔式中、Arは▲数式、化学式、表等があります▼なる
    置換基を表わ し、ここにR_1、R_2、R_3は同一であっても異
    なっていてもよく、それぞれ、水素、水酸基、ハロゲン
    、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
    のアルコキシ基、フェニル基、アルケニル基、▲数式、
    化学式、表等があります▼で表わされる置換基 (R_4、R_5は同一であっても異なっていてもよく
    、それぞれ水素、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル
    基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、▲数式、化
    学式、表等があります▼ で表わされる置換基 (R_6は炭素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1
    〜6のアルコキシ基を表わす)を表わすか又はR_4、
    R_5はそれらが結合している窒素原子と共に、炭素原
    子、酸素原子又は窒素原子を介して員数3〜7の環を形
    成していてもよい)又は ▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ で表わされる置換基 (R_7は炭素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1
    〜6のアルコキシ基を表わす)を表わし、X^−はCF
    _3SO_3^−、CH_3SO_3^−、HSO_4
    ^−又はCF_3CO_2^−なるイオンを表わす)で
    示される芳香族ジアゾニウム塩。 3、請求項2記載の芳香族ジアゾニウム塩は、一般式A
    rNH_2(ここにArは前述の意味を表わす)で表わ
    される芳香族アミノ化合物を亜硝酸アルキルを用いてジ
    アゾ化してなることを特徴とする芳香族ジアゾニウム塩
    。 4、基板上にレジスト膜を形成し、該レジスト膜上に放
    射線に対し退色性を示す感光膜を形成し、形成した積層
    構造の塗膜に所望のパターンの放射線を照射し、現像に
    よってレジスト膜のパターンを形成するパターン形成方
    法において、上記感光膜は請求項1、2又は3記載の芳
    香族ジアゾニウム塩を含むことを特徴とするパターン形
    成方法。 5、基板上に配置されたレジスト膜と、該レジスト膜上
    に配置された放射線に対し退色性を示す感光膜よりなる
    積層構造塗膜の感光膜を構成する感放射線組成物におい
    て、上記感放射線組成物は請求項1、2又は3記載の芳
    香族ジアゾニウム塩を含むことを特徴とする感放射線組
    成物。 6、基板上に、アルカリ可溶性高分子膜を形成し、該ア
    ルカリ可溶性高分子膜の上にジアゾニウム塩を含む感放
    射線組成物膜を形成し、形成した二層構造の塗膜に所望
    のパターンの放射線を照射し、現像して塗膜のパターン
    を形成するパターン形成方法において、上記感放射線組
    成物膜は、請求項1、2又は3記載の芳香族ジアゾニウ
    ム塩を含むことを特徴とするパターン形成方法。 7、基板上に配置されたアルカリ可溶性高分子膜と、該
    アルカリ可溶性高分子膜上に配置されたジアゾニウム塩
    を含む感放射線組成物膜よりなる二層構造の塗膜の感放
    射線組成物膜を構成する感放射線組成物において、上記
    感放射線組成物は請求項1、2又は3記載の芳香族ジア
    ゾニウム塩を含むことを特徴とする感放射線組成物。 8、基板上に、放射線の照射を受けて酸を発生する反応
    開始剤と、酸により反応する基を有する高分子化合物と
    を含む塗膜を形成し、該塗膜に所望のパターンの放射線
    を照射し、現像を行なって塗膜のパターンを形成するパ
    ターン形成方法において、上記反応開始剤は請求項1、
    2又は3記載の芳香族ジアゾニウム塩であることを特徴
    とするパターン形成方法。 9、放射線の照射を受けて酸を発生する反応開始剤と、
    酸により反応する基を有する高分子化合物とよりなる感
    放射線組成物において、上記反応開始剤が請求項1、2
    又は3記載の芳香族ジアゾニウム塩であることを特徴と
    する感放射線組成物。 10、エポキシ基を含む化合物と、請求項1、2又は3
    記載の芳香族ジアゾニウム塩とよりなることを特徴とす
    る感放射線組成物。 11、アルカリ可溶性高分子化合物と請求項1記載の芳
    香族ジアゾニウム塩とよりなることを特徴とする感放射
    線組成物。 12、アルカリ可溶性高分子化合物と一般式ArN_2
    ^+X^− 〔式中、Arは▲数式、化学式、表等があります▼なる
    置換基を表わ し、ここにR_1、R_2、R_3は同一であっても異
    なっていてもよく、それぞれ、水素、水酸基、ハロゲン
    、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6
    のアルコキシ基、フェニル基、アルケニル基、▲数式、
    化学式、表等があります▼で表わされる置換基 (R_4、R_5は同一であっても異なっていてもよく
    、それぞれ水素、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル
    基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、▲数式、化
    学式、表等があります▼で表わされる置換基 (R_6は炭素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1
    〜6のアルコキシ基を表わす)を表わすか又はR_4、
    R_5はそれらが結合している窒素原子と共に、炭素原
    子又は窒素原子を介して員数3〜7の環を形成していて
    もよい)又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる置換
    基(R_7は 炭素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1〜6のアル
    コキシ基を表わす)を表わし、X^−はCF_3SO_
    3^−、CH_3SO_3^−、HSO_4^−又はC
    F_3CO_2^−なるイオンを表わす〕で示される芳
    香族ジアゾニウム塩よりなることを特徴とするネガ型の
    感放射線組成物。 13、アルカリ可溶性高分子化合物並びにモルホリノ基
    を有する芳香族ジアゾニウム化合物と、トリフルオロメ
    タンスルホン酸、硫酸、メタンスルホン酸及びトリフル
    オロ酢酸の少なくとも一の酸との塩からなる芳香族ジア
    ゾニウム塩からなることを特徴とするポジ型の感放射線
    組成物。
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