JPH0240454Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0240454Y2
JPH0240454Y2 JP8748983U JP8748983U JPH0240454Y2 JP H0240454 Y2 JPH0240454 Y2 JP H0240454Y2 JP 8748983 U JP8748983 U JP 8748983U JP 8748983 U JP8748983 U JP 8748983U JP H0240454 Y2 JPH0240454 Y2 JP H0240454Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expansion
chamber
refrigeration
gas
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8748983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59191560U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8748983U priority Critical patent/JPS59191560U/ja
Publication of JPS59191560U publication Critical patent/JPS59191560U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0240454Y2 publication Critical patent/JPH0240454Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は逆スターリング冷凍機に関するもので
ある。
逆スターリングサイクルにおいて、20〓以下の
極低温を効率的に得るためには、特に蓄冷器の効
率を上げることと、膨張シリンダ部におけるモー
シヨナルヒートリーク及び固体伝導によるヒート
リークを小さくする手段が必要である。
このモーシヨナルヒートリークを小さくする方
法として従来は、膨張ピストンを2段以上で膨張
するようにして、冷凍部での低温発生部を複数に
し、比較的温度の高い低温発生部で前記モーシヨ
ナルヒートリークを減らすようにして、最も温度
の低い低温発生部での低温発生の効率を上げるよ
うにしていた。しかしこの場合には、77〓以下の
低温ピストンシールが必要であり、この低温ピス
トンシールは極低温環境下で、かつ無潤滑である
ので、シールの安定性に問題があつた。
本考案は常温環境下でのピストンシールで膨張
シリンダにおけるモーシヨナルヒートリーク及び
固体伝導によるヒートリークを小さくしようとす
るもので、低温発生の膨張ピストンを2個以上で
構成し、比較的温度の高い低温発生部から低温ガ
スを一部抽出し、そのガスで比較的温度の低い低
温発生部の膨張ピストンのモーシヨナルヒートリ
ークを補償し、極低温下でのピストンシールをな
くして、極低温を効率的、かつ安定的に得て、従
来の欠点を解消した逆スターリング冷凍機を得る
ことを目的とするものである。
この目的を達成するために本考案は、比較的低
温で冷凍を発生する逆スターリングサイクル冷凍
回路と、比較的高温で冷凍を発生する逆スターリ
ングサイクル冷凍回路が夫々対になつて構成され
る冷凍機において、比較的高温で冷凍を発生する
冷凍回路の膨張室と駆動室の間に、膨張シリンダ
冷却熱交換器と、ガス抽出調整弁及び前記膨張室
から前記駆動室へのガスの流れを許容し前記駆動
室から前記膨張室へのガスの流れを阻止するガス
抽出逆止弁を介在せしめ、かつ前記膨張シリンダ
冷却熱交換器を、比較的低温で冷凍を発生する膨
張シリンダの低温発生部と常温部との間に配設す
ると共に、比較的高温で冷凍を発生する冷凍回路
の圧縮室と前記駆動室との間に、前記駆動室から
前記圧縮室へのガスの流れを許容し前記圧縮室か
ら前記駆動室へのガスの流れを阻止する吸入弁を
介在せしめてなり、比較的高温で冷凍を発生する
冷凍回路の膨張室より、該冷凍回路内のガスの一
部をガス抽出調整弁によつて抽出し、抽出された
低温のガスによつて前記膨張シリンダ冷却熱交換
器を介して該膨張シリンダの一部を冷却する。膨
張シリンダの一部を冷却したガスは、ガス抽出逆
止弁を介して駆動室内に流入し、吸入弁を介して
比較的高温で冷凍を発生する冷凍回路の圧縮室へ
戻される。従つて本考案によると、2段膨張に必
要な低温ピストンシールなしで、モーシヨナルヒ
ートリーク及び固体伝導によるヒートリークを小
さくすることができるので、安定した冷凍出力が
効率よく得られる。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第1圧縮シリンダ(20〓側)4と第2圧縮シ
リンダ(100〓側)17には、第1圧縮ピストン
2と第2圧縮ピストン15が挿入されており、該
シリンダ4,17とは太さ及び長さが異なり、か
つ相互に太さ及び長さの異なる第1膨張シリンダ
(20〓側)9と第2膨張シリンダ(100〓側)22
には、夫々に適合した第1膨張ピストン11と第
2膨張ピストン24が夫々挿入され、該各ピスト
ン2,15及び11,24は矢印方向に回転する
クランクシヤフト1により駆動されるようになつ
ている。
そしてこれらのピストン2,11,15,24
の駆動には夫々互にほぼ90゜の位相差をもたせ、
またピストン2と11及び15と24は互にほぼ
90゜の位相差をもち、全体として4気筒駆動装置
を構成している。
またシリンダ4とピストン2で構成される第1
圧縮室5と、シリンダ9とピストン11で構成さ
れる第1膨張室10間、及びシリンダ17とピス
トン15で構成される第2圧縮室18と、シリン
ダ22とピストン24で構成される第2膨張室2
3間は、夫々圧縮室5,18の作業ガスの圧縮熱
を放熱するためのアフタークーラ6,19及び蓄
冷器7,20並に膨張室10,23で発生する冷
凍を回収利用するための熱交換器8,21を直列
に備えた導管で連結している。
以上の如く比較的低温で冷凍を発生する逆スタ
ーリングサイクル冷凍回路(20〓側)と、比較的
高温で冷凍を発生する逆スターリング冷凍回路
(100〓側)が、夫々1個づつクランクシヤフト1
で構成される駆動部上に設けられている。
一方第2膨張室23より冷凍回路(100〓側)
内のガスの一部をガス抽出調整弁27によつて抽
出し、この抽出された低温のガスによつて第1膨
張シリンダ9の低温部と常温部の中間に形成され
る膨張シリンダ冷却熱交換器13を介して、第1
膨張シリンダ9の一部を冷却するように構成して
いる。またガス抽出逆止弁28は、特に冷凍機始
動時、駆動室29より直接ガスが第2膨張室23
に逆流しないようにするために、第1膨張シリン
ダ9、冷却熱交換器13と駆動室29を連結する
配管途中に設けてある。なお、3,12,16,
25はピストンシールであり、ピストンシール1
2は常温部に設けられている。14は20〓側吸入
弁、26は100〓側吸入弁である。
以上の実施例では、比較的低温で冷凍を発生す
る冷凍回路を20〓側に、比較的高温で冷凍を発生
する冷凍回路を100〓側に設けているが、勿論
夫々20〓側、100〓側を個々に示すものではなく、
2つの温度レベルで冷凍を発生するものにおい
て、どちらかがより低い温度で冷凍を発生する全
ての組合せにおいて成り立つものである。
次に作用を説明すると、図示しない原動機によ
つて駆動される、例えばクランクアーム1によつ
て各ピストンは互にほぼ90゜の位相差で往復上下
動する。この時独立し2回路の作業ガス流通路に
は、作業ガスとして例えば空気、アルゴン、窒
素、ネオン、水素又はヘリウム或はこれらの混合
気体を封入しておく。
次に作動原理を第2膨張シリンダ22と第2膨
張ピストン24とで形成される第2膨張室23、
熱交換器21、蓄冷器20、アフタークーラ1
9、第2圧縮室18で構成される系統で説明する
と、第2圧縮ピストン15が下死点を過ぎる時点
では、膨張ピストン24は上死点近くになりつつ
あり、第2膨張室23側での容積変化は非常に少
ない。
一方第2圧縮ピストン15は下死点を既に過ぎ
て上方へ移動中であり、系内の作業ガスは圧縮さ
れ始め、第2膨張ピストン24が上死点を過ぎて
下方へ移動し始めるまで圧縮行程が続く。この行
程では圧縮作業ガスは圧縮行程における発生熱を
アフタークーラ19で放熱し、更に金属粒体、若
しくは金網又は金属製多孔薄板を縦長容器に多数
重合集積すると共に、その上下両端部を気密状態
で被着させ、夫々導管に接続開口させた蓄冷器2
0に入る。
また圧縮ガスは蓄冷器20内で前記金網等の充
填材と熱交換冷却され、その後第2膨張室23に
入る。この膨張行程は、第2膨張ピストン24が
下死点に来る時点まで続き、その後膨張ピストン
24が上方へ移動し、第2圧縮ピストン15が下
死点に移動するまでが再びほぼ等容行程となり、
第2膨張室23内で冷却された膨張作業ガスは、
第2膨張ピストン24の上方向への動きによつて
膨張室23から排出され、蓄冷器20を通り、先
に等容行程で暖められた金網等の充填材と熱交換
して充填材を冷却し、作業ガス自身は暖められ、
ほぼ常温に戻つて蓄冷器20よりアフタークーラ
19を経て第2圧縮室18に戻る。この等容工程
は第2圧縮ピストン15が下死点を過ぎる時点ま
で行なわれる。なお、第1膨張シリンダ9と第1
膨張ピストン11とで形成される第1膨張室1
0、熱交換器8、蓄冷器7、アフタークーラ6、
第1圧縮室5で構成される系統も前記した作動と
同様に作動する。
しかして本実施例においては駆動室29から第
1圧縮室5及び第2圧縮室18への作業ガスの流
れを許容し、第1圧縮室5及び第2圧縮室18か
ら駆動室29への作業ガスの流れを阻止する各吸
入弁14,26により、前記したように等容行
程、圧縮行程、等容行程及び膨張行程を繰り返し
て変動する各系統の作業ガスの圧力の最低圧力に
駆動室29内の圧力は保たれている。そのためガ
ス抽出調整弁27の開度を適宜調整してやり、ガ
ス抽出逆止弁28の開弁圧を比較的高温で冷凍を
発生する冷凍回路の最低圧力以上の圧力としてや
れば(比較的高温で冷凍を発生する冷凍回路の作
業ガスの圧力が最低圧力以上のときに開弁する)、
比較的高温で冷凍を発生する冷凍機が駆動中は常
に膨張室23より、該冷凍回路内の作業ガスの一
部がガス抽出調整弁27により抽出され、その抽
出ガスによつて膨張シリンダ冷却熱交換器13に
て比較的低温で冷凍を発生する冷凍機の膨張シリ
ンダ9の一部を冷却することができる。なお、膨
張シリンダ9の一部を冷却したガスは駆動室29
へ流入した後、吸入弁26を介して第2圧縮室1
8へ戻され、比較的高温で冷凍を発生する冷凍機
の冷凍出力の低下を防ぐ。
以上のように本実施例によれば2段膨張に必要
な低温ピストンシールなしで、比較的低温で冷凍
を発生する冷凍機の膨張シリンダ9及び膨張ピス
トン11におけるモーシヨナルヒートリーク及び
固体伝導によるヒートリークを小さくすることが
でき、安定した冷凍出力を効率良く得ることがで
きる。なお、比較的高温で冷凍を発生する冷凍機
の膨張室23からの作業ガスの一部の抽出は、ガ
ス抽出逆止弁28の開弁圧の設定により比較的高
温で冷凍を発生する冷凍機の膨張室23の駆動中
に断続的に行うこととしても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す逆スターリング冷
凍機のシステム図である。 図の主要部分の説明、1……クランクシヤフ
ト、2……第1圧縮ピストン、4……第1圧縮シ
リンダ、5……第1圧縮室、6,19……アフタ
ークーラ、7,20…蓄冷器、8,21……熱交
換器、10……第1膨張室、9……比較的低温で
冷凍を発生する冷凍回路の膨張シリンダ、11…
…第1膨張ピストン、13……膨張シリンダ冷却
熱交換器、15……第2圧縮ピストン、17……
第2圧縮シリンダ、18……第2圧縮室、22…
…第2膨張シリンダ、23……比較的高温で冷凍
を発生する冷凍回路の膨張室、24……第2膨張
ピストン、27……ガス抽出調整弁、28……ガ
ス抽出逆止弁、29……駆動室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比較的低温で冷凍を発生する逆スターリングサ
    イクル冷凍回路と、比較的高温で冷凍を発生する
    逆スターリングサイクル冷凍回路が夫々対になつ
    て構成される冷凍機において、比較的高温で冷凍
    を発生する冷凍回路の膨張室と駆動室の間に、膨
    張シリンダ冷却熱交換器と、ガス抽出調整弁及び
    前記膨張室から前記駆動室へのガスの流れを許容
    し前記駆動室から前記膨張室へのガスの流れを阻
    止するガス抽出逆止弁を介在せしめ、かつ前記膨
    張シリンダ冷却熱交換器を、比較的低温で冷凍を
    発生する膨張シリンダの低温発生部と常温部との
    間に配設すると共に、比較的高温で冷凍を発生す
    る冷凍回路の圧縮室と前記駆動室との間に、前記
    駆動室から前記圧縮室へのガスの流れを許容し前
    記圧縮室から前記駆動室へのガスの流れを阻止す
    る吸入弁を介在せしめてなることを特徴とする逆
    スターリングサイクル冷凍機。
JP8748983U 1983-06-08 1983-06-08 逆スタ−リング冷凍機 Granted JPS59191560U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8748983U JPS59191560U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 逆スタ−リング冷凍機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8748983U JPS59191560U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 逆スタ−リング冷凍機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59191560U JPS59191560U (ja) 1984-12-19
JPH0240454Y2 true JPH0240454Y2 (ja) 1990-10-29

Family

ID=30217402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8748983U Granted JPS59191560U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 逆スタ−リング冷凍機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59191560U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59191560U (ja) 1984-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3624542B2 (ja) パルス管冷凍機
JPH055568A (ja) パルス管式冷凍機
US4794752A (en) Vapor stirling heat machine
CN102506513A (zh) 用排出器连接的斯特林型脉管制冷机
CN107940790A (zh) 一种混合循环低温制冷机
JP2511604B2 (ja) 寒剤冷凍装置
JP2783112B2 (ja) 極低温冷凍機
US4700545A (en) Refrigerating system
JPS629827B2 (ja)
JP2551000B2 (ja) 極低温発生装置
JPH0240454Y2 (ja)
JP2609327B2 (ja) 冷凍機
US5575155A (en) Cooling system
JP2013217516A (ja) 蓄冷式冷凍機
JP2002243294A (ja) クライオポンプ
JP3284484B2 (ja) 蓄冷式冷凍機による冷凍液化方法および装置
US3487650A (en) Compression apparatus with balanced pressure and dynamic forces on piston
JPS6256420B2 (ja)
JPS61225556A (ja) 低温冷却装置
SU1089366A1 (ru) Газова холодильна машина
RU2209380C2 (ru) Способ получения холода
JP3363697B2 (ja) 冷凍装置
JPS6245460B2 (ja)
JPH0147713B2 (ja)
RU2118766C1 (ru) Устройство для нагрева и охлаждения воздуха