JPH0239728Y2 - - Google Patents

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JPH0239728Y2
JPH0239728Y2 JP1516685U JP1516685U JPH0239728Y2 JP H0239728 Y2 JPH0239728 Y2 JP H0239728Y2 JP 1516685 U JP1516685 U JP 1516685U JP 1516685 U JP1516685 U JP 1516685U JP H0239728 Y2 JPH0239728 Y2 JP H0239728Y2
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lens
frame
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、レンズ周縁加工機におけるヘツドフ
レームの昇降及び水平移動の駆動装置に関する。
(考案の背景) レンズ周縁加工機は、メガネフレームのリム形
状に合つた玉型を使用して未加工メガネレンズを
その玉型と同形状に砥石によつて研削するための
ならい加工機である。
この加工機によりメガネレンズを加工する場
合、粗砥石によつて粗加工を終了させた後、V砥
石と呼ばれる断面がV溝形状の仕上げ砥石によつ
て仕上げ加工をして、レンズの全周にヤゲンと呼
ばれるV型の山を形成する。
一般に自動玉摺機と呼ばれる加工機は、特開昭
58−177256号公報にも開示されているように、メ
ガネレンズを保持回転させるレンズ回転軸を備え
たヘツドフレームを昇降及び水平方向への移動を
行なえるように本体フレームに保持し、本体フレ
ームに並設した粗摺砥石とV型砥石(仕上げ砥
石)とにヘツドフレームのメガネレンズを選択的
に当接させて円周加工を行なうものである。
すなわち、まず、ヘツドフレームを降下して未
加工メガネレンズを粗摺砥石上に載せ、粗加工を
行なう。粗加工の終了が検知されると、この検知
信号によつてヘツドフレームの駆動装置はヘツド
フレームを一定の位置まで上昇させ、水平移動
し、ヘツドフレームのメガネレンズがV型砥石の
上方にくると、ヘツドフレームを下降させる。そ
れによつて、粗加工を終了したメガネレンズの周
縁にV型砥石によつてヤゲンが形成される。
そして、このようなレンズ周縁加工機における
ヘツドフレームの駆動装置としては、ヘツドフレ
ームの昇降と水平移動とで駆動系を分けたもの
と、一つの駆動系によつて構成したものとに分け
られる。前者は駆動系が分離してにるので昇降と
水平移動とが正確に行なえるという利点がある
が、駆動装置が大型化する及びコストアツプとい
う欠点がある。そのため、簡易型の加工機では、
後者が採用されている。
ところが、仕上げ加工は固定ヤゲン加工とフリ
ーヤゲン加工の2種類の加工法があるのである
が、フリーヤゲン加工の場合は、ヘツドフレーム
の水平方向の位置決めをヘツドフレームのガイド
ピンをストツパー板に当接することにより行な
い、ヘツドフレームが下降を始めると、メガネレ
ンズがV型砥石に当接する充分前にガイドピンと
ストツパー板との係接が外れるように、例えばス
トツパー板は上方にのみ設けられている。それは
フリーヤゲン加工の場合、メガネレンズをV型砥
石のV溝に自然にならわせて縁厚のほぼ中心にヤ
ゲンの稜を形成しようとする加工法であるから、
加工中メガネレンズが水平方向に移動するため、
ガイドピンがストツパー板に係接したままである
と、水平方向の係接方向への移動が制限されてし
まうためである。
ところが逆に、ヘツドフレームは何ら案内を持
たずに下降するため、一つの駆動系のカムをヘツ
ドフレームの後部に当接させ、カムの回転によつ
てヘツドフレームを降下させていくと、カムとヘ
ツドフレームの当接面との摩擦力によつて、ヘツ
ドフレームのカムの回転に引きづられて水平移動
してしまう(特に、本体フレームが傾斜している
と、ヘツドフレーム自身の重さによつて水平移動
し易くなる)ので、メガネレンズがV型砥石のV
溝から外れてしまうという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は、ヘツドフレームの昇降及び水平移動
を1つの駆動系で行なう駆動装置において、ヘツ
ドフレームの下降時にヘツドフレームを水平移動
させることのない駆動装置を得ることを目的とす
る。
(考案の概要) 本考案は、メガネレンズ5を保持するレンズ回
転軸6を有すると共に、支持軸2によつて本体フ
レーム1に対して上下移動及び水平移動を行なう
ヘツドフレーム3を備えたレンズ周縁加工機に用
いられ、前記支持軸2に関して前記回転軸6とは
反対側にて前記ヘツドフレーム3に当接するカム
部材14,15を有し、該カム部材14,15に
よつて前記ヘツドフレーム3の上昇、水平移動、
下降の一連の動作を行なわせる駆動装置におい
て、前記カム部材14,15を前記ヘツドフレー
ム3の上下移動を行なわせる第1のカム部材15
と、前記ヘツドフレーム3の水平移動を行なわせ
る第2のカム部材14とにより構成すると共に、
前記第1のカム部材15と前記第2のカム部材1
4の軸13′を同軸になし、かつ該軸13′を一方
向に回転する駆動装置12,13を設け、前記第
1のカム部材15の外周面に伸縮性のないベルト
17を係接せしめ、前記第1のカム部材15と前
記ベルト17との係接位置において、前記ベルト
17に働らく張力の方向が前記第1のカム部材1
5の回転方向を向くように、前記ベルト17の一
端を前記本体フレーム1に固定すると共に、前記
ベルト17の他端を、前記本体フレーム1に一端
を固定したばね16の他端に固定して引つ張つて
なり、前記第1のカム部材15の半径変位のみを
前記ベルト17を介して前記ヘツドフレーム3に
伝達させたことを特徴とするヘツドフレーム3の
駆動装置である。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面によつて説明する。
第1図はヘツドフレーム3周辺の斜視図であ
り、本体フレーム1に支持された支持軸2に水平
移動及び回転自在にヘツドフレーム3が設けら
れ、ヘツドフレーム3には、玉型4及びメガネレ
ンズ5を挟んで取付けかつ回転可能なレンズ回転
軸6がある。ヘツドフレーム3の先端には、ガイ
ドピン7が突出し、本体フレーム1にはガイドピ
ン7の当接するストツパー板8が設けられてい
る。ヘツドフレーム3が降下することによつてメ
ガネレンズ5が当接する粗摺砥石9aとV型砥石
9bが水平方向Aに並置して本体フレーム1に設
けられ、また玉型4の当接する揺動自在な型受1
1が本体フレーム1に設けられている。型受11
の移動は不図示の揺動検出器により得られる検知
信号によつて知ることができる(周知)。
ヘツドフレーム3の駆動装置は、その平面図で
ある第2図及び第2図のC−C矢視図に相当する
第3図からもわかるように、本体フレーム1に設
けたモータ12と、モータ12の回転を減速する
減速装置13と、減速装置13により回転軸1
3′のまわりを矢印B方向へのみ回転するカム装
置(上方の変型円カム14と下方のベアリングか
らなる円カム15から構成される)と、一端を本
体フレームに固定されたばね16に固定されると
共に他端を本体フレーム1に固定され、カム装置
の円カム15の外周面に当接しているステンレス
製のベルト17(この材料としては伸縮性がな
く、かつヘツドフレーム3との間に大きな摩擦力
の働くものが選ばれる)とから構成されている。
そして、ばね16によつて、たわみの生じないよ
うに引つ張られているベルト17の引つ張り方向
は、ベルト16とカム14との当接位置におい
て、カム14の回転方向Bに一致している。
次に第4図a,b,cを用いて上述の主として
市駆動装置の動作を説明する。まず、型板4と未
加工メガネレンズ5とをレンズ回転軸6に固定し
(レンズ回転軸6のメガネレンズ取付部は、軸方
向に分離したレンズ回転軸の間にメガネレンズを
挟持するように、いわゆるチヤツキング機構とな
つている)、ヘツドフレーム3を手動にて粗摺砥
石9a上に降ろす。そして不図示の電源スイツチ
をオンすれば、不図示の専用モータによつて砥石
9a,9bが回転すると共に、レンズ回転軸も不
図示の専用モータによつて回転する。未加工メガ
ネレンズ5が加工されていくと、型板4が型受1
1に当接するようになり、不図示の揺動検出器か
ら所定時間(レンズ回転軸6が一回転するに必要
な時間)以上検知信号が得られると、モータ12
が回転を始める。モータ12が回転を始める前の
状態は第2図の実線状態、第3図第4図aの如く
である。そしてモータ12が回転を始めると、変
形円カム14と円カム15が一体となつて回転す
る。円カム14はベルト17を押しつつヘツドフ
レーム3方向へせり出し、ベルト17がヘツドフ
レーム3に当接する。円カム15がさらに回転す
ると、ヘツドフレーム3はベルト17を介して円
カム15に押され、支持軸2のまわりを回転して
いく(第4図b)。この際、ばね16によるベル
ト17の引つ張り方向は、ベルト17と円カム1
5との当接位置において、円カム15の回転方向
Bに一致しているので、カム15が回転しても、
ベルト17が円カム15の回転力を受けてヘツド
フレーム3に対して水平方向へ移動することはな
い。また、円カム15は外周がベアアリングされ
ているので、ベルト17との間はころがり接触に
なり、すべりによる削れが生ぜず、耐久性が増
す。勿論、モータ負荷が大きくなることもない。
このようにして、カム15とベルト17とによつ
て、ヘツドフレーム3は押圧力のみを受け、水平
移動を行なわずに上昇する。ヘツドフレーム3が
充分上昇すると、変形円カム14の変形部分(円
カム15より径の大きな部分)がヘツドフレーム
3に当接するようになり、ベルト17はヘツドフ
レーム3から外れる。モータ12がさらに回転す
ると、偏心回転軸13′から等距離Rにある部分
(第2図)がヘツドフレーム3に当接し、ヘツド
フレーム3は支持軸2に沿つて水平移動を始める
(第4図c)。ヘツドフレーム3が水平移動し、ガ
イドピン7がストツパー板8に当接するとヘツド
フレーム3は水平右方向(矢印A)へ移動できな
くなるから、変形円カム14とヘツドフレーム3
との間はすべり、変形円カム14から円カム15
に押されたベルト17がヘツドフレームに当接す
るようになると、ヘツドフレーム3は徐々に下降
を始める(第4図b)。そして、粗摺の終了した
メガネレンズ5がV型砥石9bに当接すると、円
カム15は半径が小さくなる方向に回転している
から、ベルト17はヘツドフレーム3から外れ、
カム14,15が一回転を終了した初期位置にく
ると不図示の検出器からの信号によつてモータ1
2は回転を停止する。
そして、上昇の際に述べたと同様に、ヘツドフ
レーム3は下降の際水平方向にはほとんど移動す
ることがない。ただし、ベルト17の円カム15
との当接位置とベルト17の固定点とが極端に短
かいと、ヘツドフレーム3に当接するベルト17
の位置ずれが大きくなるので、そのずれ量だけヘ
ツドフレーム3が水平方向に動くことが避けられ
ないので、メガネレンズ5をV型砥石9bとの位
置ずれが許容値内に入るように、ベルト17の当
接位置と固定点とは充分長くする必要がある。
以上の如く、ヘツドフレームの下降の際、円カ
ム15の回転力はベルト17との間で働き、ヘツ
ドフレーム3にはベルト17を介して円カム15
の半径変位のみが伝達されるので、メガネレンズ
を正確に砥石上に降ろすことができる。
なお、以上の実施例において、円カム15とし
てはベアリングを用いずに例えば変形円カム14
と同様の他の部材を用いても構わない。ただし、
ベルト17との間で生ずる摩擦の小さい材料の方
が、モータ12の負荷が小さくなつて好ましい。
また、ベルト17の材質もステンレスの他、伸
縮性の無い材料から形成されたものを用いること
ができる。そして、通常支持軸2は水平にセツト
されるのであるが、支持軸2が傾斜している場合
であつても、ヘツドフレーム3が支持軸2に沿つ
て自重のために傾斜方向に移動してしまわないよ
うに、ベルト17の材料としてはヘツドフレーム
3(勿論当接する部分の)と大きな摩擦力で接す
るような材料を選択することが好ましい。
さらに、ヘツドフレーム3の昇降及び水平移動
は、支持軸2に対して行なつても良いし、ヘツド
フレーム3に支持軸2を固定し、支持軸2と本体
フレーム1との間で行なつても良い。
さらにまた、カムの形状は実施例のものに限定
されず、例えば、変形円カム14を円カム15と
同形状とし、変形円カム14に当接するヘツドフ
レーム3の形状を変えることにより、円カム15
により上昇した後のヘツドフレームを変形円カム
14に代わる円カム15と同形状のカムによつて
水平移動させることができる。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案によれば、ヘツドフレ
ームは水平移動することなく下降するので、フリ
ーヤゲン加工の場合であつてもメガネレンズと仕
上げ砥石との位置関係は崩れることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の駆動装置を含むレ
ンズ周縁加工機の要部斜視図、第2図は本考案の
一実施例の駆動装置の平面図、第3図は第2図の
C−C′矢視図に相当する拡大側面図、第4図a,
b,cは本考案の一実施例の動作を説明するため
の図、である。 主要部分の符号の説明、2……支持軸、3……
ヘツドフレーム、6……レンズ回転軸、12……
モータ、13……減速装置、14……変形円カム
(第2のカム部材)、15……円カム(第1のカム
部材)、16……ばね、17……ベルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 メガネレンズを保持するレンズ回転軸を有する
    と共に、支持軸によつて本体フレームに対して上
    下移動及び水平移動を行なうヘツドフレームを備
    えたレンズ周縁加工機に用いられ、前記支持軸に
    関して前記回転軸とは反対側にて前記ヘツドフレ
    ームに当接するカム部材を有し、該カム部材によ
    つて前記ヘツドフレームの上昇、水平移動、下降
    の一連の動作を行なわせる前記ヘツドフレームの
    駆動装置において、 前記カム部材を前記ヘツドフレームの上下降を
    行なわせる第1のカム部材と、前記ヘツドフレー
    ムの水平移動を行なわせる第2のカム部材とによ
    り構成すると共に、前記第1のカム部材と前記第
    2のカム部材の軸を同軸になしかつ該軸を一方向
    に回転する駆動装置を設け、 前記第1のカム部材の外周面に伸縮性のないベ
    ルトを係接せしめ、 前記第1のカム部材と前記ベルトとの係接位置
    において、前記ベルトに働らく張力の方向が前記
    第1のカム部材の回転方向を向くように、前記ベ
    ルトの一端を前記本体フレームに固定すると共
    に、前記ベルトの他端を前記本体フレームに一端
    を固定したばねの他端に固定して引つ張つてな
    り、 前記第1のカム部材の半径変位のみを前記ベル
    トを介して前記ヘツドフレームに伝達させたこと
    を特徴とする駆動装置。
JP1516685U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH0239728Y2 (ja)

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JP1516685U JPH0239728Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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JP1516685U JPH0239728Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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Publication Number Publication Date
JPS61131262U JPS61131262U (ja) 1986-08-16
JPH0239728Y2 true JPH0239728Y2 (ja) 1990-10-24

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ID=30500761

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