JPH08155747A - 傘形ワークの加工方法 - Google Patents
傘形ワークの加工方法Info
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- JPH08155747A JPH08155747A JP6300715A JP30071594A JPH08155747A JP H08155747 A JPH08155747 A JP H08155747A JP 6300715 A JP6300715 A JP 6300715A JP 30071594 A JP30071594 A JP 30071594A JP H08155747 A JPH08155747 A JP H08155747A
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- shaft portion
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- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B15/00—Machines or devices designed for grinding seat surfaces; Accessories therefor
- B24B15/04—Machines or devices designed for grinding seat surfaces; Accessories therefor on valve members
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B5/00—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
- B24B5/18—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centreless means for supporting, guiding, floating or rotating work
- B24B5/28—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centreless means for supporting, guiding, floating or rotating work for grinding outer surfaces concentrically to bores, involving additional centering means
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
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- Y10T29/49298—Poppet or I.C. engine valve or valve seat making
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49998—Work holding
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製品の全長にばらつきがなく、しかも軸部を
切断する際に用いる切断装置の支持ローラの摩耗を少な
くする。 【構成】 鍛造されたワーク1を、まずその軸部1aの
外周を研削して、曲がり、反りをなくすとともに黒皮を
除去し、それから全長を定めて、ワーク1の軸部1aを
正確に切断する。
切断する際に用いる切断装置の支持ローラの摩耗を少な
くする。 【構成】 鍛造されたワーク1を、まずその軸部1aの
外周を研削して、曲がり、反りをなくすとともに黒皮を
除去し、それから全長を定めて、ワーク1の軸部1aを
正確に切断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジンバルブ
のような、軸部の先端にそれより大径の傘部を備える傘
形ワークの加工方法に関する。
のような、軸部の先端にそれより大径の傘部を備える傘
形ワークの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンバルブは、鍛造によりバルブの
原形品に成形した後、各種の機械加工工程を経て製品化
される。この機械加工工程としては、軸部の端部切断、
軸部の外周粗研削に始まって、軸端部の面取り、コッタ
溝の切削、傘部の研削等があげられる。従来の製造工程
では、まず、鍛造した原形品(以下ワークという)の軸部
の端部を切断して全長を定めてから、軸部の外周粗研削
を行っていた。
原形品に成形した後、各種の機械加工工程を経て製品化
される。この機械加工工程としては、軸部の端部切断、
軸部の外周粗研削に始まって、軸端部の面取り、コッタ
溝の切削、傘部の研削等があげられる。従来の製造工程
では、まず、鍛造した原形品(以下ワークという)の軸部
の端部を切断して全長を定めてから、軸部の外周粗研削
を行っていた。
【0003】これは、従来の心なし研削盤において、ワ
ークの軸部の外周を研削する際、研削範囲をワークの軸
端側から定めなければならず、そのためにワークの全長
を先に整えておかなければならなかったからである。
ークの軸部の外周を研削する際、研削範囲をワークの軸
端側から定めなければならず、そのためにワークの全長
を先に整えておかなければならなかったからである。
【0004】すなわち、従来の心なし研削盤において
は、回転する砥石車と調整車との各回転軸をわずかに非
平行とすることにより、研削作業時にワークに引き込み
方向の推進力を与えるようになっており、またエンジン
バルブのように、軸部の先端に大径の傘部が連設された
ワークにおいては、傘部が砥石車と調整車との間から前
方に突出するようにして、軸部の外周を研削しなければ
ならないので、軸部の外周研削範囲を定めるには、引き
込み側の先端であるワークの軸端を、砥石車と調整車と
の間においてストッパに当接してそこで位置決めし、そ
のストッパ当接部から砥石車の前面までの範囲を外周研
削範囲と定めなければならない。
は、回転する砥石車と調整車との各回転軸をわずかに非
平行とすることにより、研削作業時にワークに引き込み
方向の推進力を与えるようになっており、またエンジン
バルブのように、軸部の先端に大径の傘部が連設された
ワークにおいては、傘部が砥石車と調整車との間から前
方に突出するようにして、軸部の外周を研削しなければ
ならないので、軸部の外周研削範囲を定めるには、引き
込み側の先端であるワークの軸端を、砥石車と調整車と
の間においてストッパに当接してそこで位置決めし、そ
のストッパ当接部から砥石車の前面までの範囲を外周研
削範囲と定めなければならない。
【0005】そうすると、鍛造したままの原形品のよう
に、軸部の長さが著しく不整い(完成時の全長が10c
m程度のもので、最大5cm程度のバラつきがある。)
の場合、軸端側から外周研削範囲を定めたのでは、傘部
から外周研削部までの距離が著しく相違してしまう。そ
のため、外周研削に先立って、ワークの全長を整えるた
めの軸端切断を行なわなければならないのが実情であっ
た。
に、軸部の長さが著しく不整い(完成時の全長が10c
m程度のもので、最大5cm程度のバラつきがある。)
の場合、軸端側から外周研削範囲を定めたのでは、傘部
から外周研削部までの距離が著しく相違してしまう。そ
のため、外周研削に先立って、ワークの全長を整えるた
めの軸端切断を行なわなければならないのが実情であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の加工方法においては、鍛造したままの原形品を、
複数の支持ローラにより回転自在に支持し、かつ傘部の
端面をローダヘッドに当接させて位置決めし、前記支持
ローラを回転駆動することにより、ワーク自体を回転さ
せつつ、ローダヘッドから予め定めた距離のところで、
ワークの軸部を回転砥石により切断する際に、原形品の
軸部の外周面に形成された黒皮が支持ローラの外周面に
付着し、支持ローラ及びワークの回転が不円滑となった
り、支持ローラの外周面の摩耗が激しくなったりするお
それがある。この黒皮は、原形品の熱間鍛造時に、原形
品の表面に離型剤等が焼付いて形成されたものである。
従来の加工方法においては、鍛造したままの原形品を、
複数の支持ローラにより回転自在に支持し、かつ傘部の
端面をローダヘッドに当接させて位置決めし、前記支持
ローラを回転駆動することにより、ワーク自体を回転さ
せつつ、ローダヘッドから予め定めた距離のところで、
ワークの軸部を回転砥石により切断する際に、原形品の
軸部の外周面に形成された黒皮が支持ローラの外周面に
付着し、支持ローラ及びワークの回転が不円滑となった
り、支持ローラの外周面の摩耗が激しくなったりするお
それがある。この黒皮は、原形品の熱間鍛造時に、原形
品の表面に離型剤等が焼付いて形成されたものである。
【0007】また、原形品には、軸部に曲がりや反りが
生じているものがあり、それらを上述のような支持ロー
ラに装着して軸部を切断した場合、全長に若干の狂いが
生じ、それがその後の軸部の外周研削時に研削範囲の精
度等を悪くする原因となっている。
生じているものがあり、それらを上述のような支持ロー
ラに装着して軸部を切断した場合、全長に若干の狂いが
生じ、それがその後の軸部の外周研削時に研削範囲の精
度等を悪くする原因となっている。
【0008】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、ワークの全長の寸法精度を向上しうる
とともに、ワークの軸部の切断時における支持ローラの
摩耗を減少し、かつ支持ローラ及びワークを円滑に回転
しうるようにした傘形ワークの加工方法を提供すること
を目的としている。
な問題点に鑑み、ワークの全長の寸法精度を向上しうる
とともに、ワークの軸部の切断時における支持ローラの
摩耗を減少し、かつ支持ローラ及びワークを円滑に回転
しうるようにした傘形ワークの加工方法を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 軸部の先端にそれより大径の傘部が連設された傘
形ワークにおける前記軸部を傘部の端面から所要の長さ
で切断するとともに、前記軸部の外周面を心なし研削盤
により研削する加工方法において、軸部の外周面を心な
し研削盤により研削した後、軸部を傘部の端部から所要
の長さのところで切断する。
題は、次のようにして解決される。 (1) 軸部の先端にそれより大径の傘部が連設された傘
形ワークにおける前記軸部を傘部の端面から所要の長さ
で切断するとともに、前記軸部の外周面を心なし研削盤
により研削する加工方法において、軸部の外周面を心な
し研削盤により研削した後、軸部を傘部の端部から所要
の長さのところで切断する。
【0010】(2) 上記(1)項において、軸部の外周面
の研削時に、ワークの傘部の端面を、砥石車より所要の
距離だけ離した位置に停止させたストッパに当接させて
位置決めする。
の研削時に、ワークの傘部の端面を、砥石車より所要の
距離だけ離した位置に停止させたストッパに当接させて
位置決めする。
【0011】(3) 上記(1)又は(2)項において、軸部
の切断時に、ワークの軸部における外周面が研削された
部分を複数の支持ローラに支持させ、かつ傘部の端面を
ストッパに当接させ、ワークを回転させつつ、その軸部
を前記ストッパから所要の距離の所で切断する。
の切断時に、ワークの軸部における外周面が研削された
部分を複数の支持ローラに支持させ、かつ傘部の端面を
ストッパに当接させ、ワークを回転させつつ、その軸部
を前記ストッパから所要の距離の所で切断する。
【0012】
【作用】本発明によれば、鍛造されたワークは、その軸
部の外周をまず研削されて、曲がりないしは反りが矯正
され、しかも鍛造時に形成された黒皮が除去され、その
状態で傘部の端面を基準にして、そこから所要の長さの
ところで切断されるので、軸部の切断時に黒皮がワーク
の支持手段に付着して、悪影響を及ぼしたり、軸部の曲
がり等により、ワークの全長に狂いが生じたりすること
がない。
部の外周をまず研削されて、曲がりないしは反りが矯正
され、しかも鍛造時に形成された黒皮が除去され、その
状態で傘部の端面を基準にして、そこから所要の長さの
ところで切断されるので、軸部の切断時に黒皮がワーク
の支持手段に付着して、悪影響を及ぼしたり、軸部の曲
がり等により、ワークの全長に狂いが生じたりすること
がない。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の加工方法を説明する工程図
であり、図2は、ワークの軸部を研削する心なし研削盤
の平面図、図3は、軸部の端部を切断する装置の平面図
である。
であり、図2は、ワークの軸部を研削する心なし研削盤
の平面図、図3は、軸部の端部を切断する装置の平面図
である。
【0014】熱間搾出法により鍛造されたエンジンバル
ブの原形品であるワーク(1)は、図1の左側及び図2に
示すように、心なし研削盤の砥石車(2)と調整車(3)と
の間にその軸部(1a)を狭持させる。具体的には、砥石車
(2)と調整車(3)との間の間隔を左右に開き、加工しよ
うとするエンジンバルブ(1)を図示してないワーク支持
板に載置した状態で、砥石車(2)と調整車(3)との間隔
を狭めて、このワーク(1)の軸部(1a)を砥石車(2)と調
整車(3)との間に狭持させる。
ブの原形品であるワーク(1)は、図1の左側及び図2に
示すように、心なし研削盤の砥石車(2)と調整車(3)と
の間にその軸部(1a)を狭持させる。具体的には、砥石車
(2)と調整車(3)との間の間隔を左右に開き、加工しよ
うとするエンジンバルブ(1)を図示してないワーク支持
板に載置した状態で、砥石車(2)と調整車(3)との間隔
を狭めて、このワーク(1)の軸部(1a)を砥石車(2)と調
整車(3)との間に狭持させる。
【0015】砥石車(2)は、第1モータ(4)及び第1回
転軸(5)を介して高速で回転駆動される。調整車(3)
は、第2モータ(6)及び第2回転軸(7)を介して、砥石
車(2)と同方向ではあるが砥石車(2)よりも低速で回転
駆動される。この結果、エンジンバルブ(1)は、ワーク
支持板上で砥石車(2)とは逆方向に回転させられなが
ら、その軸部(1a)の外周を研削される。
転軸(5)を介して高速で回転駆動される。調整車(3)
は、第2モータ(6)及び第2回転軸(7)を介して、砥石
車(2)と同方向ではあるが砥石車(2)よりも低速で回転
駆動される。この結果、エンジンバルブ(1)は、ワーク
支持板上で砥石車(2)とは逆方向に回転させられなが
ら、その軸部(1a)の外周を研削される。
【0016】この際、ワーク(1)における軸部(1a)の一
端に連設された、軸部(1a)より大径の傘部(1b)は、砥石
車(2)と調整車(3)との間のより前方に(図1及び図2
の下方)に突出させ、かつ傘部(1b)の端面を、砥石車
(2)より所要の距離だけ前方に離した位置で停止しうる
ようにしたストッパであるローダヘッド(8)に当接させ
て位置決めするとともに、軸部(1a)の後端面に、砥石車
(2)と調整車(3)との間に後方より延出させたプッシャ
(9)の先端を押しつける。ローダヘッド(8)は、支軸(8
a)の先端に、有底円筒体状のヘッド(8b)を球面軸受(図
示略)をもって、回転及び若干首振り可能として連結し
たものである。
端に連設された、軸部(1a)より大径の傘部(1b)は、砥石
車(2)と調整車(3)との間のより前方に(図1及び図2
の下方)に突出させ、かつ傘部(1b)の端面を、砥石車
(2)より所要の距離だけ前方に離した位置で停止しうる
ようにしたストッパであるローダヘッド(8)に当接させ
て位置決めするとともに、軸部(1a)の後端面に、砥石車
(2)と調整車(3)との間に後方より延出させたプッシャ
(9)の先端を押しつける。ローダヘッド(8)は、支軸(8
a)の先端に、有底円筒体状のヘッド(8b)を球面軸受(図
示略)をもって、回転及び若干首振り可能として連結し
たものである。
【0017】このようにして軸部(1a)の外周を研削する
ことにより、軸部(1a)の長さにばらつきがあっても、ま
た、両回転軸(5)(7)を非平行とすることにより、ワー
ク(1)に後方を向く推進力が付勢されても、ワーク(1)
は傘部(1b)の端面から常に一定の距離から後方の部分が
研削される。
ことにより、軸部(1a)の長さにばらつきがあっても、ま
た、両回転軸(5)(7)を非平行とすることにより、ワー
ク(1)に後方を向く推進力が付勢されても、ワーク(1)
は傘部(1b)の端面から常に一定の距離から後方の部分が
研削される。
【0018】なお、従来の心なし研削盤を用いる場合
は、調整車(3)の回転軸(7)は、水平とした砥石車(2)
の回転軸(5)に対してわずかに前上向き傾斜させられ、
それによって、ワーク(1)に後方に向かう推進力が付与
されるので、プッシャ(9)によるワーク(1)の前方への
押圧力を、上記推進力に打つ勝つだけの大きなものとし
ておく必要があるが、回転軸(7)をわずかに前下向きに
傾斜させておけば、ワーク(1)に前方に向かう推進力が
付与され、ワーク(1)はその推進力によりローダヘッド
(8)に押しつけられるので、プッシャ(9)によるワーク
(1)の前方への押圧力は小さくすることができる。
は、調整車(3)の回転軸(7)は、水平とした砥石車(2)
の回転軸(5)に対してわずかに前上向き傾斜させられ、
それによって、ワーク(1)に後方に向かう推進力が付与
されるので、プッシャ(9)によるワーク(1)の前方への
押圧力を、上記推進力に打つ勝つだけの大きなものとし
ておく必要があるが、回転軸(7)をわずかに前下向きに
傾斜させておけば、ワーク(1)に前方に向かう推進力が
付与され、ワーク(1)はその推進力によりローダヘッド
(8)に押しつけられるので、プッシャ(9)によるワーク
(1)の前方への押圧力は小さくすることができる。
【0019】このようにして軸部(1a)の研削を行うこと
により、ワーク(1)、すなわち熱間搾出鍛造後のエンジ
ンバルブの原形品に生じた軸部(1a)の曲がり、反りはな
くなり、また、離型剤が付着して残る黒皮も完全に除去
される。
により、ワーク(1)、すなわち熱間搾出鍛造後のエンジ
ンバルブの原形品に生じた軸部(1a)の曲がり、反りはな
くなり、また、離型剤が付着して残る黒皮も完全に除去
される。
【0020】次いで、このように軸部(1a)の外周を研削
したワーク(1)は、図1の右側及び図3に示す切断装置
に移される。この切断装置では、ワーク(1)は、それぞ
れが支持ローラ(10)をなす左方の2個の駆動ローラ(10
a)(10a)と右方の2個の従動ローラ(10b)(10b)との間に
狭持される。2個の駆動ローラ(10a)(10a)に共通の駆動
軸(11)は中間の軸受(12)により回転可能に支持され、モ
ータ(13)により駆動ギヤ(14)、従動ギヤ(15)を介して回
転駆動される。
したワーク(1)は、図1の右側及び図3に示す切断装置
に移される。この切断装置では、ワーク(1)は、それぞ
れが支持ローラ(10)をなす左方の2個の駆動ローラ(10
a)(10a)と右方の2個の従動ローラ(10b)(10b)との間に
狭持される。2個の駆動ローラ(10a)(10a)に共通の駆動
軸(11)は中間の軸受(12)により回転可能に支持され、モ
ータ(13)により駆動ギヤ(14)、従動ギヤ(15)を介して回
転駆動される。
【0021】2個の従動ローラ(10b)(10b)は、駆動ロー
ラ(10a)(10a)に対向して配設されており、その回転軸(1
6)は中間の軸受(17)により回転可能に支持されている。
ワーク(1)は、従動ローラ(10b)を一旦駆動ローラ(10a)
から引き離して移動させた後、図示しないワーク支持板
に乗せた状態で、従動ローラ(10b)を駆動ローラ(10a)側
に引き寄せて狭持させる。
ラ(10a)(10a)に対向して配設されており、その回転軸(1
6)は中間の軸受(17)により回転可能に支持されている。
ワーク(1)は、従動ローラ(10b)を一旦駆動ローラ(10a)
から引き離して移動させた後、図示しないワーク支持板
に乗せた状態で、従動ローラ(10b)を駆動ローラ(10a)側
に引き寄せて狭持させる。
【0022】駆動ローラ(10a)の駆動軸(11)の軸線は水
平であるが、従動ローラ(10b)の回転軸(16)の軸線は、
わずかに前上向き傾斜(図1及び図3の下方が前方であ
る。)させている。ワーク(1)の傘部(1b)の端部は、図
2のローダヘッド(8)におけるのと同様の支軸(18a)と
ヘッド(18b)とを備えるローダヘッド(18)に当接され、
回転軸(16)をわずかに前上向きに傾斜させたことにより
生ずる前向きの推進力により、加工中のワーク(1)はロ
ーダヘッド(18)に押しつけられて、正確に位置決めされ
る。この状態で、高速回転する切断用砥石車(19)を所望
のバルブ全長の位置でワーク(1)の軸部(1a)に近づけ、
これを切断する。このようにすれば、ワーク(1)は、ロ
ーダヘッド(18)側に押しつけられているので、この端部
から切断場所までの距離、すなわちエンジンバルブの全
長が、常に精密に一定となるのである。
平であるが、従動ローラ(10b)の回転軸(16)の軸線は、
わずかに前上向き傾斜(図1及び図3の下方が前方であ
る。)させている。ワーク(1)の傘部(1b)の端部は、図
2のローダヘッド(8)におけるのと同様の支軸(18a)と
ヘッド(18b)とを備えるローダヘッド(18)に当接され、
回転軸(16)をわずかに前上向きに傾斜させたことにより
生ずる前向きの推進力により、加工中のワーク(1)はロ
ーダヘッド(18)に押しつけられて、正確に位置決めされ
る。この状態で、高速回転する切断用砥石車(19)を所望
のバルブ全長の位置でワーク(1)の軸部(1a)に近づけ、
これを切断する。このようにすれば、ワーク(1)は、ロ
ーダヘッド(18)側に押しつけられているので、この端部
から切断場所までの距離、すなわちエンジンバルブの全
長が、常に精密に一定となるのである。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、鍛造後のワークの軸部
に曲がりや反りが残っていても、常に正確な全長寸法の
製品を得ることができるばかりでなく、加工工程の最初
に黒皮を除去してしまうので、その後の軸部の切断工程
等における支持ローラの摩損を少なくすることができ
る。
に曲がりや反りが残っていても、常に正確な全長寸法の
製品を得ることができるばかりでなく、加工工程の最初
に黒皮を除去してしまうので、その後の軸部の切断工程
等における支持ローラの摩損を少なくすることができ
る。
【0024】請求項2記載の発明のようにすれば、ワー
クの傘部の端面でワークを位置決めして、軸部の外周を
研削することができるので、このときのワークの軸部の
長さが一定していなくても、ワークの傘部の端面から常
に一定の距離のことろから軸部の外周研削を行なうこと
ができる。
クの傘部の端面でワークを位置決めして、軸部の外周を
研削することができるので、このときのワークの軸部の
長さが一定していなくても、ワークの傘部の端面から常
に一定の距離のことろから軸部の外周研削を行なうこと
ができる。
【0025】請求項3記載の発明のようにすれば、ワー
クの軸部におけるすでに外周が研削された部分を支持ロ
ーラで支持し、かつワークの傘部の端面側でワークを位
置決めして、軸部の切断を行なうので、ワークの全長寸
法が狂うおそれがなく、加工精度を向上することができ
る。
クの軸部におけるすでに外周が研削された部分を支持ロ
ーラで支持し、かつワークの傘部の端面側でワークを位
置決めして、軸部の切断を行なうので、ワークの全長寸
法が狂うおそれがなく、加工精度を向上することができ
る。
【図1】本発明の加工方法の一実施要領を説明するため
の工程説明図である。
の工程説明図である。
【図2】ワークの軸部の外周研削に用いる心なし研削盤
の主要部分を、ワークとともに示す平面図である。
の主要部分を、ワークとともに示す平面図である。
【図3】ワークの軸部の切断に用いる切断装置の主要部
分を、ワークとともに示す平面図である。
分を、ワークとともに示す平面図である。
(1) ワーク(エンジンバルブ) (1a) 軸部 (1b) 傘部 (2) 砥石車 (3) 調整車 (4) 第1モータ (5) 第1回転軸 (6) 第2モータ (7) 第2回転軸 (8) ローダヘッド(ストッパ) (8a) 支軸 (8b) ヘッド (9) プッシャ (10) 支持ローラ (10a) 駆動ローラ (10b) 従動ローラ (11) 駆動軸 (12) 軸受 (13) モータ (14) 駆動ギヤ (15) 従動ギヤ (16) 回転軸 (17) 軸受 (18) ローダヘッド (18a) 支軸 (18b) ヘッド (19) 切断用砥石車
Claims (3)
- 【請求項1】 軸部の先端にそれより大径の傘部が連設
された傘形ワークにおける前記軸部を傘部の端面から所
要の長さで切断するとともに、前記軸部の外周面を心な
し研削盤により研削する加工方法において、軸部の外周
面を心なし研削盤により研削した後、軸部を傘部の端部
から所要の長さのところで切断することを特徴とする傘
形ワークの加工方法。 - 【請求項2】 軸部の外周面の研削時に、ワークの傘部
の端面を、砥石車より所要の距離だけ離した位置に停止
させたストッパに当接させて位置決めすることを特徴と
する傘形ワークの加工方法。 - 【請求項3】 軸部の切断時に、ワークの軸部における
外周面が研削された部分を複数の支持ローラに支持さ
せ、かつ傘部の端面をストッパに当接させ、ワークを回
転させつつ、その軸部を前記ストッパから所要の距離の
所で切断することを特徴とする請求項1または2記載の
傘形ワークの加工方法。
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JP6300715A JPH08155747A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 傘形ワークの加工方法 |
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