JPH0239134B2 - - Google Patents

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JPH0239134B2
JPH0239134B2 JP55102715A JP10271580A JPH0239134B2 JP H0239134 B2 JPH0239134 B2 JP H0239134B2 JP 55102715 A JP55102715 A JP 55102715A JP 10271580 A JP10271580 A JP 10271580A JP H0239134 B2 JPH0239134 B2 JP H0239134B2
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transistor
base
voltage
resistor
capacitor
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JP55102715A
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JPS5726923A (en
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Mitsuharu Oota
Isao Yoshida
Noryuki Harao
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS5726923A publication Critical patent/JPS5726923A/ja
Publication of JPH0239134B2 publication Critical patent/JPH0239134B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/26Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of bipolar transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/28Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of bipolar transistors with internal or external positive feedback using means other than a transformer for feedback
    • H03K3/281Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of bipolar transistors with internal or external positive feedback using means other than a transformer for feedback using at least two transistors so coupled that the input of one is derived from the output of another, e.g. multivibrator
    • H03K3/284Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of bipolar transistors with internal or external positive feedback using means other than a transformer for feedback using at least two transistors so coupled that the input of one is derived from the output of another, e.g. multivibrator monostable

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は温度特性に改良を加えた単安定マルチ
バイブレータに関する。
一般的な周波数―電圧変換器の構成を第1図に
示す。1は周波数発生器、2は増幅器、3はトリ
ガ―パルス発生器、4は単安定マルチバイブレー
タ、5はローパスフイルター、6は直流信号出力
端子である。
周波数発生器1の信号を増幅器2で増幅して方
形波とし、トリガ―パルス発生器で前記方形波の
微分パルス(トリガ―パルス)を作り単安定マル
チバイブレータ4で前記微分パルストリガーされ
たパルス巾が一定のパルス波形にする。その出力
をローパスフイルター5で直流信号に変換する。
周波数器―電圧変換器を従来の半導体集積回路に
より構成する単安定マルチバイブレータの一例を
第2図に示す。
7,8は電源端子であり、端子7には端子8よ
り高い電圧が供給されている。9はトリガパルス
入力端子、10,12,13,14,16,2
0,21はトランジスタ、11はダイオード、1
5,17,18,19,28は抵抗、24は可変
抵抗、23はコンデンサ、22はP型シリコン基
板をコレクタとするPNPタイプの寄生トランジ
スタである。トリガパルス入力端子9にトリガパ
ルスが入力されると、トランジスタ16はON
し、さらに、トランジスタ14,12,13が
ONとなる。トランジスタ12がONすれば、ト
ランジスタ10にベース電流が流れトランジスタ
10がONし、さらにトランジスタ20にベース
電流が流れてトランジスタ20がONとなる。ト
ランジスタ20がONすれば、トランジスタ16
に関係なく、トランジスタ14,12,13,1
0はON状態を継続する。この時、出力端子25
の電圧は端子8の電圧と等しいことはダイオード
11の順方向電圧とトランジスタ10のベース―
エミツタ間電圧がほぼ等しいことから明らかであ
る。出力端子25の電圧が端子8の電圧と等しく
なれば、トランジスタ21のベース電圧は可変抵
抗24とコンデンサ23の時定数で電圧が上昇す
る。トランジスタ21のベース電圧がトランジス
タ20のベース電圧以上に上昇すれば、トランジ
スタ21がONする。その結果、端子25の電圧
が下がりトランジスタ20のベース電圧が下がる
ため、トランジスタ20はOFFする。したがつ
て、第2図に示す回路は、トランジスタ20が
ONしてからトランジスタ21がONする迄の時
間が抵抗24とコンデンサ23の時定数で決まる
単安定マルチバイブレータを構成する。
通常、第2図に示すような単安定マルチバイブ
レータは、半導体集積回路で作られるので点線で
示すPNPタイプのトランジスタ22が寄生的に
形成される。よつて、トランジスタ21がONの
時トランジスタ21は飽和状態となり、寄生トラ
ンジスタ22が動作する。トランジスタ21が飽
和状態の時、寄生トランジスタ22のエミツタ
ー,ベースは順バイアスとなり、寄生トランジス
タ22はON状態となる。この時コンデンサ23
の電荷はトランジスタ21のベース,エミツタお
よび寄生トランジスタ22のエミツタ―コレクタ
を通つて放電される。この放電はコンデンサ23
の電圧がトランジスタ21のベース―エミツタ立
上り電圧すなわち、約0.6Vに低下するまで継続
する。約0.6V以下の電圧になるとトランジスタ
21および寄生トランジスタ22はOFFとなり、
コンデンサ23の電荷は可変抵抗24、抵抗1
8,19を通つて放電される。
第4図に上記の単安定マルチバイブレータの動
作波形を示すと、Aは出力端子25の電圧波形で
あり、Bはトランジスタ21のベース電圧波形で
ある。
時間t1でトリガパルス入力端子9にトリガパル
スが入力されると、出力端子25の電圧波形はA
に示す電圧波形になる。トランジスタ21のベー
ス電圧はBに示す電圧波形で上昇していき、トラ
ンジスタ20のベース電圧以上の電圧になるとト
ランジスタ21がONする。この時出力端子25
の電圧、およびトランジスタ21のベース電圧は
A,Bに示す波形で低下する。コンデンサ23の
電荷は、トランジスタ21のベース―エミツタお
よび寄生トランジスタ22のエミツタ―コレクタ
を通つて放電される。この放電は、トランジスタ
21のベース―エミツタ立上り電圧である約
0.6Vに低下するまで継続する。一般にトランジ
スタのベース―エミツタ間電圧は、約−2mV/
℃の温度特性を有しているので、コンデンサ23
の放電電圧は温度によつて変化する。すなわち、
トランジスタ21および寄生トランジスタ22が
OFFした後のコンデンサ23の放電電流は可変
抵抗24、抵抗18,19を通ることになるが一
般に放電時間が長く、コンデンサ23の放電が完
了する前に次のトリガパルスがトリガパルス入力
端子9に入力される。よつてコンデンサ23は放
電未完了の状態でさらに可変抵抗24を通つて充
電される。ところが、コンデンサ23に充電が始
まる直前のコンデンサ23の電圧はトランジスタ
21のベース―エミツタ立上り電圧に関係するこ
とから温度によつて変化する。
すなわち、温度が上昇した場合、第4図点線で
示すようにV1及びV2に電圧がV′1,V′2に低下す
る。したがつて、トリガパルスが入力された時、
トランジスタ21のベース電圧はV′2から上昇し
ていきB′の電圧波形を描くため、トランジスタ
20のベース電圧以上の電圧になる時間がより長
くなり、トランジスタ21がONする時はt2から
t′2に変化し長くなる。したがつて、出力端子2
5の電圧波形はA′に変化する。すなわち、温度
が上昇することにより、単安定マルチバイブレー
タの単安定時間幅がt1〜t2からt1〜t′2に変化する
ことになる。逆に、温度が低下した場合は上記と
は逆の変化が生じ、単安定マルチバイブレータの
単安定時間幅は短くなる。
上記説明から明らかなように従来の単安定マル
チバイブレータは温度により単安定時間幅が変化
するという欠点があつた。そのため、上記単安定
マルチバイブレータを周波数器―電圧変換器に用
いた場合、同一周波数発生器であつても使用温度
によつて出力直流電圧が変化するという問題があ
つた。
本発明はかかる欠点を除去するものであり、第
1および第2のトランジスタで差動増幅回路を構
成し、第1のトランジスタのコレクタ―ベース間
に正帰環回路を挿入し、第2のトランジスタのコ
レクタを第1のトランジスタのベースバイアス回
路に接続し、第2のトランジスタのベースをコン
デンサと抵抗との直列接続体よりなる時定数回路
のコンデンサと抵抗との接続点に抵抗を介して接
続することにより、温度変化に対し安定な単安定
マルチバイブレータを提供することを目的とす
る。
以下本発明を図面第3図および第5図を用いて
説明する。端子7,8は電源端子であり、端子7
には端子8より高い電圧を供給する。トリガ入力
端子9にトリガパルスが入力されると、トランジ
スタ16はONし、さらに、トランジスタ14,
12,13がONとなる。トランジスタ12が
ONすれば、トランジスタ10にベース電流が流
れ、トランジスタ10がONし、さらにトランジ
スタ20にベース電流が流れてトランジスタ20
がONとなる。トランジスタ20がONすれば、
トランジスタ16に関係なく、トランジスタ1
4,12,13,10はON状態を継続する。こ
の時出力端子25の電圧は端子8の電圧と等しい
ことはダイオード11の順方向電圧とトランジス
タ10のベース―エミツタ間電圧がほぼ等しいこ
とから明らかである。出力端子25の電圧が端子
8の電圧と等しくなれば、トランジスタ21のベ
ース電圧は可変抵抗24とコンデンサ23の時定
数で電圧が上昇する。トランジスタ21のベース
電圧がトランジスタ20のベース電圧以上に上昇
すれば、トランジスタ21がONする。その結
果、端子25の電圧が下がりトランジスタ20の
ベース電圧が下がるため、トランジスタ20は
OFFする。したがつて、トランジスタ20がON
してからトランジスタ21がONする迄の時間が
抵抗24と、コンデンサ23の時定数で決まる単
安定マルチバイブレータであるが、半導体集積回
路で作られているため、トランジスタ21がON
の時、トランジスタ21は飽和状態となり、第2
図,第3図に示すような寄生トランジスタ22が
動作する。トランジスタ21が飽和状態の時、寄
生トランジスタ22のエミツタ―,ベースは順バ
イアスとなり、寄生トランジスタ22はON状態
となる。この時コンデンサ23の電荷は抵抗2
7,トランジスタ21のベース,エミツタおよび
寄生トランジスタ22のエミツタ―コレクタを通
つて放電される。この放電はコンデンサ23の電
圧がトランジスタ21のベース―エミツタ立上り
電圧と抵抗27の電圧降下の和、すなわち約
0.6V+(トランジスタ21のベース電流IB+抵抗
27の抵抗値)に低下するまで継続する。これ以
下の電圧になるとトランジスタ21および寄生ト
ランジスタ22はOFFとなり、コンデンサ23
の電荷は可変抵抗24、抵抗18,19を通つて
放電される。
本発明では抵抗27が挿入されているためトラ
ンジスタ21がOFFからONへ切り換わる時、ト
ランジスタ21のベース電流IBが抵抗27に流れ
て電圧降下を発生させる。したがつてコンデンサ
23の充電電圧はトランジスタ21のベース電圧
より抵抗27の電圧降下分だけ高い。
一般にトランジスタのhFEは、正の温度特性を
有しているため温度が上昇すれば、hFEは増大す
る。したがつて、トランジスタ21のコレクタ電
流ICを所定値に設定すると、ベース電流IBがIB
IC/hFEであらわされることから、hFEの増大に対
応してトランジスタ21のベース電流IBが減少
し、抵抗27の電圧降下分が減少するためトラン
ジスタ20とトランジスタ21の反転動作時のコ
ンデンサ23の電圧は抵抗27の電圧降下の変化
分だけ減少する。次に、トランジスタ21がON
となり、コンデンサ23の充電電荷は、抵抗27
を通り、トランジスタ21のベース―エミツタお
よび寄生トランジスタ22のエミツタ―コレクタ
より放電される。トランジスタ21,22のベー
ス―エミツタ間電圧は約−2mV/℃なる負の温
度特性を有しているため、温度が上昇すれば、ト
ランジスタ21のベース―エミツタおよび寄生ト
ランジスタ22のベース―エミツタの立上り電圧
が低くなり、コンデンサ23の放電は前記ベース
―エミツタ間電圧に追従して低い電圧まで、前記
経路で行なわれる。その後、次のトリガパルスが
トリガパルス入力端子9に入力されれば出力端子
25の電圧は端子8と等しくなり、可変抵抗24
を通つてコンデンサ23に充電される。ところ
で、抵抗27の付加がない従来の回路構成である
と、温度上昇時には、コンデンサ23は常温時よ
り低い電圧まで放電されているため、充電に切り
換つた時、同じ電圧値までの充電時間は長くな
り、パルス幅の変化することが予想される。本発
明では、前記の説明のように、温度上昇時には、
トランジスタの電流増幅率hFEが大きくなり、ト
ランジスタ21のベース電流は減少し、抵抗27
の電圧降下分は小さくなるため、トランジスタ2
0と21の反転時のコンデンサ23の充電電圧
は、常温時より低くなる。したがつて、挿入した
抵抗27の値を選定することにより前記トランジ
スタ21および寄生トランジスタ22のベース―
エミツタ間電圧の温度特性によるコンデンサ23
の充電時間の温度変化分を補償することができ、
単安定時間巾の温度変動の小さい安定な単安定マ
ルチバイブレータが得られる。
以下に抵抗27の挿入による温度補償作用を具
体的な数値例を示して詳しく説明する。
第2図及び第3図に示す寄生トランジスタ22
のベース,エミツタ間電圧が−2mV/℃温度特
性を有しているため、コンデンサ23の放電の残
りの電度が温度により、変化し、単安定マルチバ
イブレータのパルス幅が温度により変化する。
第2図及び第3図に示す差動増幅器を構成する
トランジスタ20と21の一方のトランジスタ2
0がON状態の期間は、第4図及び第5図に示す
t1からt2の期間でありt2以後はトランジスタ21
がON状態になつている。
なお、トランジスタ20と21の状態が切り換
わる時がt2であり、この時の条件は、トランジス
タ20と21のベース電圧が等しくなつた時であ
る。トランジスタ20のベース電圧VB20は次式で
表わされる。
VB20=V25/R18+R19・R19 ……(1) ここでV25は端子25の電圧,R18は抵抗18
の抵抗値、R19は抵抗19の抵抗値である。トラ
ンジスタ20,21は差動増幅器を構成してお
り、それぞれの温度特性を打ち消し合い全体の温
度特性はほぼOと考えられる。トランジスタ21
のベース電圧VB21がコンデンサ23と可変抵抗2
4の時定数により、上昇していき、VB21=VB20
状態になつた時が第4図に示すt2である。
したがつて、第2図に示す従来例のようにトラ
ンジスタ21のベースを直接コンデンサ23と可
変抵抗24の接続点に接続すると、寄生トランジ
スタ22のベース,エミツタ間の温度特性による
影響が単安定マルチバイブレータのパルス幅に表
われてしまう。
上記の影響は、コンデンサ23と可変抵抗24
による充電特性が温度により変化しても、トラン
ジスタ21のベース電圧VB21を VB21=VB20=V25/R18+R19・R19 …(2) の関係に保持するならば排除することができる。
本発明では、この条件を成立させるためにトラ
ンジスタ21のベースのみを抵抗27を介してコ
ンデンサ23と可変抵抗24の接続点に接続し、
温度特性を補償している。
例えば、周囲温度が25℃から50℃まで25℃上昇
した場合を考える。寄生トランジスタ22のベー
ス,エミツタ間電圧は−2mV/℃で変化するた
め、コンデンサ23の電圧VC23の温度による差△
VC23は △VC23=−2mV/℃×25℃ =−50mV で表わされ、50℃の時の方が25℃の時よりも
50mV低い電圧になる。
この電圧は、第4図に示すt2の時間になつても
同じで、25℃の時より50℃の時の方が50mV低い
電圧である。
ところで、仮りに、25℃の時に100であつたト
ランジスタ21のHFEが周囲温度が50℃に上昇し
た時、150に変化するものとし、コレクタ電流を
1mAに設定すれば、ベース電流IBは IB=IC/HFE …(3) IB25℃=1mA/100=10μA IB50℃=1mA/150=6.7μA と表わされる。
上記のIB25℃は25℃の時のベース電流IB50℃は
50℃の時のベース電流であり、その差は3.3μAで
ある。すなわち、寄生トランジスタ22のベース
エミツタ間電圧の温度特性によつてこのようなベ
ース電流差が生じることになる。
一方、本発明の特徴である抵抗27の抵抗値
R27を15.2KΩに設定すればその電圧降下 VR27はVR27=R27×IB …(4) と表わされ、25℃の時の電圧降下VR2725℃は VR27.25℃=15.2KΩ×10μA=152mV また、50℃の時の電圧降下VR2750℃ VR27.50℃=15.2KΩ×6.7μA=102mV となる。すなわち、周囲温度が25℃の時はトラン
ジスタ21のベース抵抗27の両端の電圧降下は
152mVであり、コンデンサ23と可変抵抗24
の接続点の電圧がトランジスタ21のベース電圧
VB20よりも152mV高くなつた時にトランジスタ
21がON状態となる。同様に周囲温度が50℃の
時には102mV高くなつた時にトランジスタ21
がON状態となる。したがつて、25℃の時と50℃
の時の差△VR20は △VB20=102mV−152mV =−50mV と表わされる。この値は前記のコンデンサ25の
電圧VC23の温度上昇による差△VC23の−50mVと
等しく、このことによつて温度補償ができたこと
になる。
さらに、トランジスタ21のベースよりコレク
タ方向を順方向とするようダイオード26を接続
する。この場合、ダイオード26は単体のダイオ
ードを使用し、その他の抵抗,トランジスタを単
一半導体基板内に半導体集積回路として製作し
た。通常寄生トランジスタ22のベース―エミツ
タ立上り電圧は、単体のダイオード26の順方向
立上り電圧より高い。したがつて、トランジスタ
21がONし、飽和状態に達した時、単体のダイ
オード26はバイアス状態となる。ダイオード2
6の順方向立上り電圧が低いため、寄生トランジ
スタ22の動作は阻止されるため寄生トランジス
タ22はコンデンサ23の放電特性にほとんど影
響を与えないため、一層安定な単安定マルチバイ
ブレータが得られる。
第5図に上記実施例における各部動作波形を示
す。Cは第3図に示す回路の出力端子25の電圧
波形、Dはトランジスタ21のベース電圧波形で
ある。時間t1でトリガパルス入力端子9にトリガ
パルスが入力されると、出力端子25の電圧波形
はCに示す電圧波形になる。トランジスタ21の
ベース電圧はDに示す電圧波形で上昇していき、
トランジスタ20のベース電圧に近くなるとベー
ス電流IBが流れ始め、抵抗27の電圧降下が生じ
るためトランジスタ21のベース電圧の上昇カー
ブはおさえられた形となり、トランジスタ20の
ベース電圧以上の電圧になるのに多少時間が長く
かかる。トランジスタ20のベース電圧以上の電
圧になると、トランジスタ21がONする。出力
端子25の電圧、及びトランジスタ21のベース
電圧は、C,Dに示す波形で低下する。コンデン
サ23の充電電荷は抵抗27を通り、トランジス
タ21のベース―エミツタ,ダイオード26,可
変抵抗24を通つて放電されるが、ダイオード2
6があるため寄生トランジスタ22がONするの
はわずかな時間のみであるため寄生トランジスタ
22のエミツタ―コレクタによる放電は微少とな
る。寄生トランジスタ22のエミツタ―コレクタ
を通つて放電されるわずかな電流にも温度特性に
より補償される。
よつて、高温時トリガパルスが入力される前の
トランジスタ21のベース電圧V2も温度上昇に
よりわずかに低いV′2となつている。トリガパル
スが入力されれば、コンデンサ23の電圧は上昇
していき、これにしたがつて、トランジスタ21
のベース電圧も上昇し、D′の電圧波形を描く。
トランジスタ20のベース電圧に近くなると、ト
ランジスタ21にベース電流IBが流れるが、温度
が上昇していることによりhFEが上昇しているた
めベース電流は減少する。また、周囲温度が25℃
(常温)の時に152mVであつた抵抗27の電圧降
下分も温度が上昇していることによつて102mV
に減少する。すなわち、トランジスタ21のベー
ス電流の減少と抵抗27の電圧降下分の減少によ
つて、トランジスタ21のベース電圧の上昇カー
ブは少し上向きになるため、トランジスタ20の
ベース電圧以上の電圧になる時間は変化しない。
温度が低下した場合は上記とは逆の変化を生じ、
トランジスタ21のベース電圧が、トランジスタ
20のベース電圧以上になる時間は変化しない、
ところで、トランジスタ21のベースに接続した
抵抗27の電圧降下を考慮し、トランジスタ20
のベース電圧とトランジスタ21のベース電圧に
抵抗27の電圧降下を加えた電圧とを比較する
と、しきい値が変化しているように見える。しか
しながら、抵抗27の電圧降下は、寄生トランジ
スタ22のベース・エミツタ間電圧が有する負の
温度係数に起因するコンデンサ23の電圧の温度
による差電圧を補償するものであり、トランジス
タ20と21のベース電圧の比較に基いてトラン
ジスタ21がオン状態からオフ状態に変化するし
きい値は変化しない。
以上本発明によれば、温度変動に対して単安定
時間幅をほぼ一定にした単安定マルチバイブレー
タが得られる。よつて、半導体集積回路内にパワ
ートランジスタ等の発熱源と本発明実施の単安定
マルチバイブレータを同一チツプ上に集積した場
合、パワートランジスタが発熱し、チツプ温度が
上昇しても単安定時間幅がほとんど変化しない単
安定マルチバイブレータを提供することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は周波数―電圧変換器のブロツク図、第
2図は従来の単安定マルチバイブレータの回路
図、第3図は本発明の一実施例を示す単安定マル
チバイブレータの回路図、第4図は上記第2図従
来例の各部動作波形図、第5図は上記第3図実施
例の各部動作波形図、第6図は同上第5図各部動
作波形の一部拡大図である。 26…単体のダイオード、27…抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1および第2のトランジスタで構成される
    差動増幅回路と、ベースにトリガパルスが印加さ
    れ、コレクタが前記第1のトランジスタのコレク
    タに接続され、さらに、エミツタが接地された第
    3のトランジスタ、前記第3のトランジスタのコ
    レクタ回路にエミツタが接続されるとともにベー
    スに第1の電源電圧が印加され、前記第3のトラ
    ンジスタの導通により導通状態となる第4のトラ
    ンジスタおよびコレクタが第2の電源端子に接続
    されるとともにエミツタが抵抗を介して前記第1
    のトランジスタのベースに接続され、前記第4の
    トランジスタの導通により導通状態となる第5の
    トランジスタを含んで構成された正帰還回路を備
    え、さらに、前記第2のトランジスタのコレクタ
    を前記第4のトランジスタのエミツタと前記抵抗
    との接続点に接続し、前記第2のトランジスタの
    ベースをコンデンサと抵抗との直列接続体よりな
    る時定数回路の前記コンデンサと抵抗の各一端の
    共通接続点に接続し、さらに、前記時定数回路の
    抵抗の他端を前記第2トランジスタのコレクタに
    接続された出力端子に接続するとともに前記コン
    デンサの他端を接地してなり、時定数回路を除く
    回路部が少なくとも単一半導体基板内に作り込ま
    れてなる単安定マルチバイブレータにおいて、前
    記第1のトランジスタのベースをベースバイアス
    供給点に直結し、前記第2のトランジスタのベー
    スを前記時定数回路のコンデンサと抵抗との共通
    接続点に10〜20KΩの抵抗を介して接続したこと
    を特徴とする単安定マルチバイブレータ。 2 特許請求の範囲第1項記載の単安定マルチバ
    イブレータにおいて、前記単安定マルチバイブレ
    ータを単一半導体基板内に一体形成し、前記第2
    トランジスタのベース・コレクタ間に同第2のト
    ランジスタのベース電圧で順バイアスとなる向き
    にダイオードを接続したことを特徴とする単安定
    マルチバイブレータ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827726A (ja) * 1971-08-09 1973-04-12
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