JPH023910B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冷蔵庫などの断熱箱体、すなわち、
外箱と、合成樹脂製の内箱との間にポリウレタン
樹脂などの発泡断熱材を直接発泡させてなる断熱
箱体の改良に関するもので、発泡断熱材の充填時
に生ずる内箱の肉薄部の変形を防止することを目
的とする。

従来、この種の断熱箱体においては、合成樹脂
の内箱の肉薄部が発泡断熱材の発泡時に変形する
ことがあり、この変形を防止するために、内箱の
肉薄部にテープを貼つて補強したり、エポキシ樹
脂などを含浸させたガーゼを当てて補強してい
た。

しかし、テープを貼着するものは、形状が形状
の複雑な箇所の補強は難しく、またエポキシ樹脂
を含浸させたガーゼを用いるものは作業性が悪く
コスト高となる難点があつた。

本発明はこのような難点を改良するもので、以
下本発明をその一実施例を示す図面を参考に説明
する。

１は冷蔵庫の内箱となる合成樹脂製の内箱で、
その隅部などに生ずる変形の生じやすい肉薄部１
ａに、砂、ガラス繊維、石綿などの補強用充填材
を混入した酢酸ビニル樹脂の補強膜２を塗布して
いる。そして補強膜２は溶剤がアルコールである
ため、内箱１をおかすことなく簡単に塗布できる
３は外箱で、外箱３と前記内箱１の間にポリウレ
タン樹脂のような発泡断熱材４を注入し、発泡さ
せて断熱箱体が構成されるものである。しかし
て、発泡断熱材４を現場発泡させる際、内箱１の
肉薄部１ａが変形しやすくても、肉薄部１ａに塗
布された補強膜２によつて強化され変形は防止さ
れる。そして補強膜２の厚みを変えることによ
り、必要な補強効果を得ることができる。

上記実施例から明らかなように、本発明の断熱
箱体は、合成樹脂製の内箱の変形しやすい箇所
に、砂、ガラス繊維、石綿などの補強用充填材を
混入した酢酸ビニル樹脂の補強膜を塗布し、この
内箱と外箱との間に発泡断熱材を注入し発泡充填
したもので、内箱の発泡樹脂の発泡圧力で変形し
やすい箇所に、酢酸ビニル樹脂の補強膜を塗布す
るだけの簡単な作業で内箱を塗布する樹脂の溶剤
で浸すことなく、内箱の局部的変形を防止するこ
とができる。しかも、補強膜として溶剤がアルコ
ールである酢酸ビニル樹脂を使用しているため、
合成樹脂製の内箱を侵食することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断熱箱体の要
部断面図、第２図は同断熱箱体の内箱の斜視図で
ある。 １……内箱、２……補強膜、３……外箱、４…
…発泡断熱材。

【特許請求の範囲】

１ 回転するドラムの長手方向の内周面に沿つて
前記内周面より浮上させた状態で複数本のキヤリ
ヤーガス導入管路と、該キヤリヤーガス導入管路
の内周側に複数本の蒸気管を多層環状に設けてお
り、前記キヤリヤーガス導入管路に設けられたガ
ス噴出口より被乾燥物層中にキヤリヤーガスを供
給するように構成してなる通気併用型蒸気管付回
転乾燥機。