JPH0239007Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0239007Y2
JPH0239007Y2 JP10261984U JP10261984U JPH0239007Y2 JP H0239007 Y2 JPH0239007 Y2 JP H0239007Y2 JP 10261984 U JP10261984 U JP 10261984U JP 10261984 U JP10261984 U JP 10261984U JP H0239007 Y2 JPH0239007 Y2 JP H0239007Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
hole
lid
cylinder
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10261984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6120753U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10261984U priority Critical patent/JPS6120753U/ja
Publication of JPS6120753U publication Critical patent/JPS6120753U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0239007Y2 publication Critical patent/JPH0239007Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用する分野) 本考案はドアーの開閉を鎖錠するロツク装置に
用いられるシリンダー錠の改善に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、ドアーのロツク装置に用いられているシ
リンダー錠は、第6図に示す如く、鍵穴10に鍵
を差込んでシリンダー20を回動させると、シリ
ンダー20の先端に固着されたレバー30が点線位
置に移動し、その移動によりロツク装置にシリン
ダー錠40と一諸に装備されているロツクラツチ
を作動させ、その先端をロツク装置の外部に突出
せしめて対向する柱などに設けられた穴に嵌入さ
せてドアーを鎖錠するものである。
このシリンダー錠40は、シリンダー20を保持
しているケース50に、丸棒の真鍮を切削加工し
たものを使用しているのが殆どである。
このようなシリンダー錠40は、ケース50の加
工精度が高いのでシリンダー20の保持状態が良
くシリンダー20を円滑に回動させ、さらにロツ
ク装置えの組み込みも精度良くできるのでロツク
ラツチの作動を円滑に行なわせ、そのうえロツク
装置の外観を良くさせる等の長所がある。
(考案を解決しようとする問題点) 真鍮製ケース50を使用したシリンダー錠40
は、上記の長所を持つ反面材料費及び加工費が高
くなるためどうしても高価になり、ロツク装置の
原価を上昇させる欠点がある。
この欠点を補うため真鍮の代わりにステンレス
などを用いる案もあるが、切削加工したのでは依
然として加工費が高くなりシリンダー錠がそれ程
安価にならず、そのうえロツク装置に組み込んだ
とき真鍮製に比して外観が見劣りしロツク装置の
商品価値を低下させる欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたものであつて、根本的に構造自体を再検
討して真鍮を切削加工する代わりに、従来困難視
されていた鉄、ステンレスなどの金属板を絞りプ
レス加工して造られた深絞りのケースと内蓋から
なる組合せケースを用いることにより、シリンダ
ー錠の価格を著しく低減せしめて上記問題点を解
決することを目的としている。
本考案は、胴部に、その内側に軸芯方向に細長
い1個または複数個の突起、及びその外側に円周
方向の雄螺子と、底部に、軸芯を通る直径上で軸
芯より前記胴部の一方へ片寄つた位置に中心があ
る所要径の貫通孔と、開放端に、蓋を固着する鍔
とを設けた有底円筒状ケースに;蓋部に、前記軸
芯と合致する軸心を通る直径上で該軸心から縁部
の一方へ、前記貫通孔の中心と同一寸法だけ片寄
つた位置に中心がある所要径の貫通穴、及び該貫
通穴の周端を、軸心と貫通穴の直径を通る面を挾
んで対称に且つ所要の間隙を設けて、前記蓋部に
角直に開放端側へ所要長さ延出せしめた両保持片
と、該縁部に、軸心と前記貫通穴の直径を通る面
上で前記貫通穴の片寄つた反対側に、内部に軸心
方向の凹溝を形成する段凸部、及び前記突起に嵌
合する突起と同数の係止部とを設けた、前記ケー
スに内嵌する有底短円筒状内蓋を;前記突起と係
止部を嵌合させると共に前記貫通孔と貫通穴を対
向させて密嵌合せしめ、さらに前記溝を介して固
定した組合せケースに、前記両保持片と凹溝を介
してシリンダーを装着してなるシリンダー錠であ
る。
(作用) ケースと内蓋とは突起と係止部が圧接嵌合し、
さらに溝を介して固定されているので、両者が円
周方向に互いに回動したり、抜けたりすることが
なく、そのうえ貫通孔と貫通穴が軸芯と軸心を合
致させて対向しているので、両者は完全に1個の
ケースとして機能する。又シリンダーは両保持片
と凹溝により係止され、さらにケースの底部と内
蓋の蓋部で挾持されているので、完全に固定され
た組合せケースに確実に保持されて内部で回動し
たりすることが絶対起らず、従来のシリンダー錠
と機能的に何等変ることなく使用できる。
(実施例) 本考案を第1図〜第5図に示す一実施例にもと
づいて以下詳述する。
1は鋼体を絞りプレス加工で深絞り製作した有
底円筒状のケースで、胴部2の外側に、軸芯aを
通る面b上で対称に、胴部2の内側に細長い2個
の突起3が形成されるよう、底部4から開放端に
向う所定長さの細長い2個の溝5を設けると共
に、底部4から開放端に向つて所定長さに亘り円
周方向の雄螺子6を設け、また底部4には、前記
面bに直交した軸芯aを通る直径c上で、軸芯a
より胴部2の一方に所定寸法片寄つた位置に中心
dがある、シリンダー9の回動部10外径と同径
の貫通孔7を設け、さらに胴部2の開放端に飾り
蓋13を固着する鍔8を設けている。
14は鋼板を絞りプレス加工で製作したケース
1に内嵌する、蓋部15と該蓋部15の周縁及び
周縁附近を折曲した縁部16とからなる有底短円
筒状の内蓋で、該蓋部15には、軸心a′を直る直
径c′上で軸心a′から縁部16の一方へ貫通孔7の
中心dと同一寸法だけ片寄つた位置に中心d′があ
る、シリンダー9の外殻11外径と同径の貫通穴
17を設け、さらに該貫通穴17の周端を、軸心
a′と直径c′とを通る面eを挾んで対称に且つ軸心
a′の近い側をシリンダー9脚部12の基部12′
の厚さと同寸法の間隙18を設けて、蓋部15に
対し直角に開放端側へ所要長さ延出せしめた、シ
リンダー9の外殻11を挾持する保持片19,1
9を設け、また縁部16には、前記面e上で貫通
穴17の片寄つた反対側に、内部でシリンダー9
の脚部12下端を嵌入せしめる樋状凹溝20を軸
心a′方向に形成するように段凸部21を設け、さ
らに該段突部21の下端を縁部16と同一円周に
なるように円弧状に延出させた突底部22を設け
ると共に、前記面eに直交する軸心a′を通る面
b′上で対称に、突起3と所定間隙を置いて位置す
る軸心a′方向に凹部23と、該凹部23の下端を
縁部16と同一円周になるよう円弧状に延出され
た凹底部24に突起3と密嵌合する切欠部25と
を設けている。
真鍮板を絞りプレス加工で製作した飾り蓋13
は、周辺を直角に折曲した蓋縁部26と、軸芯a
及び軸心a′と合致する軸心a″を通る直径c″上で、
軸心a″から蓋縁部26の一方へ貫通孔7及び貫通
穴17の中心d及びd′と同一寸法だけ片寄つた位
置に中心d″がある、シリンダー9の回動部10外
径と同径の穴27を設け、さらに該穴27の周端
を飾り蓋13面に対し直角に開放端側へ延出して
穴縁部28を設けている。
シリンダー錠29の組立て方法を次に説明す
る。先づ、シリンダー9の鍵穴30のある一端
9′の回動部10を内蓋14の貫通穴17に嵌挿
されるように、脚部12の基部12′を間隙に、
また脚部12の下端を凹溝20に、また外殻11
を両保持部19,19の間に夫々挿入してシリン
ダー9を内蓋14に嵌着する。次にシリンダー9
の他端9″の回動部10をケース1の貫通孔7に
嵌挿されるように、突起3に切欠部25を嵌合さ
せてシリンダー9と内蓋14をケース1に挿入し
たのち、凹底部24の位置する溝5の外側箇所を
ポイント加締めなどして内蓋14をケース1に固
定する。続いてシリンダダー9の一端9′側の回
動部10を飾り蓋13の穴27に嵌入させると共
に、飾り蓋13の穴縁部28を内蓋14の貫通穴
17に嵌合させて飾り蓋13をケース1の鍔8に
かぶせ、蓋縁部26を鍔8の周辺に折り曲げて飾
り蓋13をケース1に固定し、さらにケース1の
底部4に突出しているシリンダー9の他端9″側
の回動部10先端にレバー31を固定してシリン
ダー錠29ができ上る。
この場合、ケース1と内蓋14とは、突起3と
切欠部25とが圧接嵌合し、凹底部24の位置す
る溝5の外側箇所をポイント加締めなどして固定
されているので、両者が円周方向に互いに回動し
たり、内蓋14がケース1から抜けたりすること
がなく、そのうえ貫通孔7と貫通穴17が軸心a
と軸心a′を合致させて対向しているので両者は完
全に1個のケースとして機能する。又シリンダー
9は、内蓋14の保持片19,19の間隙18で
脚部12の基部12′を、凹溝20で脚部12の
下端を夫々係止しているので円周方向に回動する
ことなく、さらに回動部10の両端を貫通孔7と
貫通穴17とに夫々嵌入され、完全に固定された
ケース1と内蓋14に保持されているので、安定
良く確実にシリンダー9が作動する。又シリンダ
ー錠29をロツク装置に組み込んだとき外部に露
出するシリンダー錠29の前面に、真鍮製の飾り
蓋13を用いているので、従来のシリンダー錠と
外観が変らずロツク装置の商品価値を低下させる
ことがない。
上記の一実施例において、ケース1及び内蓋1
4は鉄鋼板を絞りプレス加工で製作したが、鉄鋼
板の代わりに、ステンレス、アルミニウム、真鍮
などの板を使用しても良く、さらにこれら金属板
を絞りプレス加工で製作するかわりに適当な合成
樹脂を用いてモールドなどの成型加工により製作
しても良い。又突起3及び切欠部25を軸芯a及
び軸心a′を通る面b及びb′上で対称に2個設けた
が、これは突起3と切欠部25を嵌合させてケー
ス1と内蓋14とを円周方向に回動するのを防止
するために設けたものであるから、対称でなく1
個或は3個以上設けても良い。又ケース1の貫通
孔7と内蓋14の貫通穴17、及び飾り蓋13の
穴27は、用いるシリンダー9の形状により夫々
変わるものであつて、要は夫々の中心が同軸上に
あれば良い。又ケース1と内蓋14は、突起3と
切欠部25の係止部との嵌合で円周方向の回動を
防止したが、凹底部24をなくして切欠部25の
代りに突起3と密嵌合する軸心a′方向の凹溝から
なる係止部を縁部16に設けて回動を防止するよ
うにしても良い。又内蓋14に突底部22を設け
てケース1と内蓋14との嵌合を良くするように
したが、縁部16の工作精度が良いならば必らず
しも設けなくとも良い。又内蓋14の貫通穴17
に設けた両保持片19,19には、軸心a′の近い
側にのみ間隙18を設けたが、軸心a′の遠い側に
も間隙18と同様な間隙を設けても良い。
(考案の効果) 本考案は上記の構成なので次の効果を奏する。
(1) 絞りプレス加工などで造られたケースと内蓋
を嵌合した組合せケースを用いているので、シ
リンダー錠の原価を著しく低減できる。
(2) 安価なシリンダー錠を用いて組み立てられて
いるので、ロツク装置の原価を低減できる。
(3) 組合せケースを用いているのでシリンダー錠
延てはロツク装置の重量を軽減できて扱いを容
易にする。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第
1図はシリンダー錠で、イは正面図、ロは側面
図、ハは蓋を取つた正面図、第2図はケースで、
イは底面図、ロは側面図、ハはA−A断面図、第
3図は内蓋で、イは平面図、ロは底面図、ハはB
−B断面図、第4図は飾り蓋で、イは平面図、ロ
はC−C断面、第5図はシリンダーで、イは正面
図、ロは側面図、ハは背面図、第6図は従来のシ
リンダー錠で、イは正面図、ロは側面図、ハは背
面図である。 1……ケース、2……胴部、3……突起、4…
…底部、5……溝、6……雄螺子、7……貫通
孔、8……鍔、9……シリンダー、13……飾り
蓋、14……内蓋、15……蓋部、16……縁
部、17……貫通穴、18……間隙、19……保
持片、20……凹溝、21……段凸部、23……
凹部、25……切欠部、29……シリンダー錠、
a……軸芯、a′……軸心、c……軸芯aを通る直
径、c′……軸心a′を通る直径、d,d′……中心、
e……軸心c′と直径c′を通る面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 胴部に、その内側に軸芯方向に細長い1個ま
    たは複数個の突起、及びその外側に円周方向の
    雄螺子と、底部に、軸芯を通る直径上で軸芯よ
    り前記胴部の一方へ片寄つた位置に中心がある
    所要径の貫通孔と、開放端に、蓋を固着する鍔
    とを設けた有底円筒状ケースに;蓋部に、前記
    軸芯と合致する軸心を通る直径上で該軸心から
    縁部の一方へ、前記貫通孔の中心と同一寸法だ
    け片寄つた位置に中心がある所要径の貫通穴、
    及び貫通穴の周端を、軸心と該貫通穴の直径を
    通る面を挾んで対称に且つ所要の間隙を設け
    て、前記蓋部に直角に開放端側へ所要長さ延出
    せしめた両保持片と、該縁部に、軸心と前記貫
    通穴の直径を通る面上で前記貫通穴の片寄つた
    反対側に、内部に軸心方向の凹溝を形成する段
    凸部、及び前記突起に嵌合する突起と同数の係
    止部とを設けた有底短円筒状内蓋を;前記突起
    と係止部を嵌合させると共に前記貫通孔と貫通
    穴を対向させて密嵌合せしめ、さらに前記溝を
    介して固定した組合せケースに、前記両保持片
    と凹溝を介してシリンダーを装着してなるシリ
    ンダー錠。 (2) 軸芯と貫通孔を通る面と直交する該軸芯を通
    る面上で対称に突起を設けたケースを、用いる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のシリンダー錠。
JP10261984U 1984-07-06 1984-07-06 シリンダ−錠 Granted JPS6120753U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10261984U JPS6120753U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 シリンダ−錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10261984U JPS6120753U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 シリンダ−錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6120753U JPS6120753U (ja) 1986-02-06
JPH0239007Y2 true JPH0239007Y2 (ja) 1990-10-19

Family

ID=30662017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10261984U Granted JPS6120753U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 シリンダ−錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6120753U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6120753U (ja) 1986-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06280916A (ja) 調節可能なストップ部材
KR100445478B1 (ko) 냉장고의 도어용 핸들조립체
JPH0239007Y2 (ja)
JPH0239006Y2 (ja)
JPH0247362U (ja)
JPS647073Y2 (ja)
JPH0235979Y2 (ja)
JPH0242856Y2 (ja)
JPH0184493U (ja)
JPS5920516Y2 (ja) 金庫扉用シリンダ−錠
JPH0342220Y2 (ja)
JPH01178988U (ja)
JPH0512569U (ja) 錠のラツチ板取付構造
JPH0529339Y2 (ja)
JP2515818Y2 (ja) 自動車のフューエルリッド装置
JPS5823890Y2 (ja) 扉の施錠装置
JPS644283U (ja)
JPS5855325Y2 (ja) ライタ−における蝶番
JPS6234011Y2 (ja)
JP2599894Y2 (ja) 時計ケースの構造
JPH0633165Y2 (ja) シリンダ−錠のロ−タ−キヤツプ
JPH07317378A (ja) 扉用ハンドル
JPH0741817Y2 (ja) ロック装置のストライカ
JPH0219984Y2 (ja)
JPS5832519Y2 (ja) ドア錠