JPH0238761B2 - - Google Patents

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JPH0238761B2
JPH0238761B2 JP56203590A JP20359081A JPH0238761B2 JP H0238761 B2 JPH0238761 B2 JP H0238761B2 JP 56203590 A JP56203590 A JP 56203590A JP 20359081 A JP20359081 A JP 20359081A JP H0238761 B2 JPH0238761 B2 JP H0238761B2
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JP
Japan
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pressure
valve
low
intercept
turbine
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP56203590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58106107A (ja
Inventor
Kazue Nagata
Shizuo Ooshima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP20359081A priority Critical patent/JPS58106107A/ja
Publication of JPS58106107A publication Critical patent/JPS58106107A/ja
Publication of JPH0238761B2 publication Critical patent/JPH0238761B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D21/00Shutting-down of machines or engines, e.g. in emergency; Regulating, controlling, or safety means not otherwise provided for

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野の説明 本発明はタービン発電機の負荷が変動した場合
に、タービン出力と発電機出力とを互いに平衡さ
せる方式を採用した蒸気タービンプラントに関す
る。
発明の技術的背景 近年の電力需要の増大にともない、発電ユニツ
トの大容量化および送電ルートの確保難などによ
り、電力系統は長距離、大容量化されつつある
が、一方電力系統の安定度対策が大きな問題とな
つている。このような問題に対しては、制動抵抗
器の適用、直列コンデンサによる線路インピーダ
ンスの補償などのいくつかの有効な施策が研究あ
るいは実際に適用されている。
また、最近の大形火力プラントあるいは原子力
プラントにおいては、タービンのインターセプト
弁を急速に閉じることにより、蒸気量を制限しう
る機能を有しているものがあり、これを利用すれ
ば系統事故時の発電機への余分な加速エネルギー
を急減させることができる。この方式は高速バル
ブ制御方式またはEVA(EARLY VALVE
ACTUATION)方式およびFV(FAST
VALVING)方式と称されている。
このEVA方式を火力プラントに採用した場合
を第1図について説明する。ボイラ1からの蒸気
を加減弁2を通して高圧タービン3へ導き、さら
にタービン3で仕事したあとの蒸気を再熱器4お
よびインターセプト弁5を通して中圧タービン6
および低圧タービン7へ導くことにより、各圧の
タービン3,6,7で発電機8を駆動するように
構成され、いま系統事故時に図示しない弁制御機
構によつてインターセプト弁5を約0.2秒で急速
に閉じることにより、中圧タービン6および低圧
タービン7の出力分担分だけタービン出力を制限
するものである。急閉されたインターセプト弁5
は、故障が除去されたのち徐々に開かれて約10秒
後に全開となり、発電プラントは以前の状態に復
帰する。この方式を採用することにより、事故除
去後の減速エネルギーを増大させ、事故時に発電
機出力の減少分に相当する加速エネルギーとの平
衡を早めることができ、電力系統の安定性は大き
く改善される。
また沸とう水型原子力発電プラント(以下
BWRプラントと称する)にEVA方式を採用した
場合を第2図について説明する。図示しない原子
炉で発生した蒸気は、加減弁2を通つて高圧ター
ビン3に導かれ、こゝで仕事したあとの蒸気は、
湿分分離器9で湿分を除去されたのち、インター
セプト弁5を介して低圧タービン7へ流入するこ
とにより、このタービン3,7で発電機8が駆動
される。低圧タービン7で仕事した蒸気は、復水
器10で復水化される。このBWRプラントの場
合も、火力プラントと同様に低圧タービン7の負
荷分担率が高圧タービン3の2部程度であり、負
荷抑制つまりEVAに対してはインターセプト弁
5を急閉して低圧タービン7に流入する蒸気を抑
制することが効果的であり、さらに負荷抑制が必
要な場合は、加減弁2を急閉する方法も考えられ
る。第2図においては、主蒸気ラインから復水器
10へ高圧バイパス弁11を有する高圧バイパス
ラインが設けられ、負荷しや断などで加減弁2が
急閉した場合の主蒸気圧力の急上昇とそれを起因
する原子炉圧力の上昇によつて引き起こされる原
子炉スクラムを防止するための主蒸気の逃しライ
ンで、近年100%容量のものも製造されており、
100%容量のバイパスがあれば、系統事故時の所
定単独運転も可能である。これは高圧バイパスラ
インに設置された高圧バイパス弁11を急開する
ことによつて行なわれる。
背景技術の問題点 BWRプラント、火力プラントのいずれにして
も、EVA方式の動きの過程でその負荷分担率の
大きい低圧タービンの負荷を抑制するために、イ
ンターセプト弁5を急閉することによつてEVA
の効果を達成することができる。しかしインター
セプト弁5が急閉して系統事故が除去され、イン
ターセプト弁5が再開するまでの間、湿分分離器
9までの蒸気は、インターセプト弁5でしや断さ
れるため、湿分分離器9およびその上流の圧力上
昇が発生する。火力プラントの場合、この圧力上
昇は再熱器4の安全弁を動作させることで回避で
きるが、BWRプラントの場合は低圧ラインにバ
イパスラインがないため、圧力上昇を避けること
はできない。この圧力は湿分分離器9の保護上か
ら是非避けなければならず、またこれが主蒸気ラ
インの圧力上昇となつて原子炉の出力制御にも影
響をおよぼす可能性も生じてくる。
また、火力プラントにおいては、インターセプ
ト弁5の上流側と復水器10との間に低圧バイパ
ス弁を有する低圧バイパスラインを設け、負荷遮
断時にインターセプト弁5を全閉し、低圧バイパ
ス弁を全開することも行なわれている。しかし、
第2図の如き原子力タービンプラントにおいて
は、インターセプト弁5の上流側に湿分分離器9
を設けていることから、負荷遮断時またはEVA
制御時にインターセプト弁5および低圧バイパス
弁の制御方式を改めなければならない。
すなわち、湿分分離器9はドレンを集めて外部
に排出するドレンタンクを有し、このドレンタン
クは飽和水が貯えられ、圧力の変動に対してレベ
ルが敏感に応答するものである。したがつて、
EVA制御時において、ドレンタンク内に急激な
圧力低下が生じると、その飽和水の飽和蒸気圧力
以下となつてドレンタンク内にフラツシユを起
し、ボイドの発生によつてレベルを押し上げてレ
ベル高となる恐れあり、最悪の場合はレベル異常
高でタービントリツプになる恐れも生じる 発明の目的 本発明は原子力プラントにおいて、タービンの
蒸気系におけるインタセプト弁に高速バルブ制御
動作を実施しても、インタセプト弁の上流側にお
ける圧力上昇を防止し、圧力上昇による外乱の発
生を防止する蒸気タービンプラントを提供するに
ある。
発明の概要 本発明はインタセプト弁の上流側と復水器との
間に高速バルブ制御動作時に急開し、動作終了後
に圧力制御されながら再び閉じる低圧バイパス弁
を有する低圧バイパス回路を設けたことにより、
インタセプト弁の急閉時に生じる圧力上昇は低圧
バイパス回路を通して復水器に放出され、その圧
力上昇を有効に防止するように構成した蒸気ター
ビンプラントに関する。
発明の実施例 以下本発明を第3図に示す一実施例について説
明する。第3図において第1図および第2図と同
一符号は同一部分を示すものであるからその説明
を省略する。本発明は、湿分分離器9とインタセ
プト弁5との間と復水器10との間に低圧バイパ
ス弁12を有する低圧バイパスラインを設けたこ
とを特徴としている。すなわち、低圧バイパス弁
12は、EVA動作時にインターセプト弁5を急
速に全閉することに連動して急速に全開させられ
るもので、インターセプト弁5より上流側の圧力
上昇を防止する。
なお、湿分分離器9は、周知のように蒸気通路
部の波板構造とここでトラツプされたドレンを集
めて外部に排出するドレンタンクとから構成され
ている。そのドレンタンクは飽和水が貯えられ、
圧力の変動に対してレベルは敏感に応答する。す
なわち、湿分分離器9の急激な圧力低下に対して
は、その飽和水の飽和蒸気圧力以下となると、ド
レンタンク内にフラツシユを起し、ボイドの発生
によつて水位を押し上げてレベル高となる恐れが
あるのである。
したがつて本発明においては、高速バルブ制御
動作時又は負荷遮断時にインタセプト弁5を急閉
し、低圧バイパス弁12を急開したのち、急閉さ
れたインタセプト弁5を開して行く際に、低圧バ
イパス弁12を開のままでは蒸気圧力が低下して
湿分分離器9の飽和圧力以下に下るおそれがある
ため、低圧バイパス弁12を圧力制御しながら
徐々に閉じていくように構成したことを特徴とし
ている。
第4図にEVA動作時におけるインターセプト
弁5および低圧バイパス弁12の制御ブロツクと
第5図に両弁5,12の動作図を示している。第
4図において、EVA動作時にEVAロジツク13
よりEVAの起動指令が出され、インターセプト
弁5は第5図の曲線l5にしたがつて全開から急速
に急閉される。それと同時にそのEVA起動指令
は低圧バイパス弁12の急速作動電磁弁14を動
作させ、その弁12の油圧シリンダ15の油圧を
落し、第5図の曲線l12にしたがつて低圧バイパ
ス弁12は急速に急開させられる。一方EVA起
動指令はインターセプト弁5の除開時のインター
セプト弁5より上流の圧力制御のため、低圧バイ
パス弁12の圧力制御の全閉バイパスを取り除
き、次の圧力制御に備えることになる。この低圧
バイパス弁12の急開によつてインターセプト弁
5より上流の蒸気は、復水器へバイパスされる。
次に系統事故が除されてインターセプト弁5
が、除開し始めると、低圧バイパス弁12は連続
制御に入つて除々にインターセプト弁5が開らい
ていくにしたがつてインターセプト弁5の上流の
圧力を所定の圧力に維持しながら低圧バイパス弁
12は除々に閉じてゆき、インターセプト弁5が
全開することにともなつて低圧バイパス弁12は
全閉し、EVA動作前の状態に復帰する。低圧バ
イパス弁12をこのように圧力制御することによ
り、湿分分離器9内はドレンタンク飽和水の飽和
圧力以上に圧力制御され、ドレンタンクでのフラ
ツシユ現象も発生しない。
次に圧力制御系について説明する。低圧バイパ
ス弁12の圧力制御は、湿分分離器9の前の圧力
を所定の圧力になるように制御するもので、その
圧力偏差は圧力コントローラ20で演算され、低
圧バイパス弁12に開度指令が出力される。この
開度指令と低圧バイパス弁12に取りつけられた
差動トランス18と復調器19によつて得られる
フイードバツク信号f1との偏差は、サーボアンプ
17を介してサーボ弁16を動作させ、低圧バイ
パス弁12の作動シリンダ15への油圧を制御し
て低圧バイパス弁12の開度を制御することにな
る。これによつて結果的には、湿分分離器9前の
圧力P1が圧力設定値P0となるように低圧バイパ
ス弁12が制御される。全閉バイアス信号f2を制
御ループに加えているのは、EVA動作時のみこ
の低圧バイパス弁12が動作させるもので、これ
以外は誤動作で弁12が開かないように止めるた
めのバイアスである。
なお、実際では、低圧バイパス弁12を閉じる
時に第5図に示すように圧力制御させているが、
これを圧力制御させないで閉じる方法もある。こ
の場合はインターセプト弁5の開速度に合わせて
低圧バイパス弁12の閉速度を決めてやれば、大
きな圧力偏差なしで実行することができる。この
ときは圧力制御部が不要のため比較的安価に本実
施例を実施することができる。
また本発明はEVA動作時に限らず、何らかの
異常による低圧バイパス系の圧力上昇を防ぐため
に用いることも可能で、この場合は低圧バイパス
系の圧力異常高の信号で低圧バイパス弁12の制
御回路を動作させることにより実現可能である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、湿分分離器とイ
ンタセプト弁との間と復水器との間に低圧バイパ
ス弁を有する低圧バイパス回路を設け、その低圧
バイパス弁を例えばEVA動作時に発する圧力上
昇に応動して急開させるようにしたことにより、
例えばEVA動作時のインターセプト弁の急閉に
よるその上流の圧力上昇を防止することができ
る。またEVA動作の終了後のインターセプト弁
の除開時に低圧バイパス弁を圧力制御することに
より、インタセプト弁より上流の湿分分離器の異
常圧力の上昇を抑え、さらにはBWRプラントに
おいては、原子炉圧力制御系に外乱を与えないな
どの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ火力プラントお
よびBWRプラントを示す系統図、第3図は本発
明による蒸気タービンプラントの一実施例を示す
系統図、第4図に本発明に使用する低圧バイパス
弁およびインタセプト弁の制御ブロツク図、第5
図は低圧バイパス弁およびインタセプト弁の動作
過程を示す特性図である。 1……ボイラ、3……高圧タービン、4……再
熱器、5……インタセプト弁、6……中圧タービ
ン、7……低圧タービン、8……発電機、9……
湿分分離器、10……復水器、12……低圧バイ
パス弁、13……EVAロジツク、14……急速
作動電磁弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原子力プラントで湿分分離器から高速バルブ
    制御動作時又は負荷遮断時に急閉され動作終了後
    に開かれるインタセプト弁を介してタービンに蒸
    気を供給する系統において、前記湿分分離器とイ
    ンタセプト弁との間と復水器との間に高速バルブ
    制御動作時又は負荷遮断時に急開され動作終了後
    に圧力制御されながら閉じる低圧バイパス弁を有
    する低圧バイパス回路を設けたことを特徴とする
    蒸気タービンプラント。
JP20359081A 1981-12-18 1981-12-18 蒸気タ−ビンプラント Granted JPS58106107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20359081A JPS58106107A (ja) 1981-12-18 1981-12-18 蒸気タ−ビンプラント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20359081A JPS58106107A (ja) 1981-12-18 1981-12-18 蒸気タ−ビンプラント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58106107A JPS58106107A (ja) 1983-06-24
JPH0238761B2 true JPH0238761B2 (ja) 1990-08-31

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ID=16476587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20359081A Granted JPS58106107A (ja) 1981-12-18 1981-12-18 蒸気タ−ビンプラント

Country Status (1)

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JP (1) JPS58106107A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929963A (ja) * 1972-07-19 1974-03-16
JPS5523371A (en) * 1978-08-08 1980-02-19 Toshiba Corp Turbine controller
JPS569607A (en) * 1979-06-08 1981-01-31 Gen Electric Turbine controller

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929963A (ja) * 1972-07-19 1974-03-16
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JPS569607A (en) * 1979-06-08 1981-01-31 Gen Electric Turbine controller

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JPS58106107A (ja) 1983-06-24

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