JPS5819239B2 - 原子力発電所の保護装置 - Google Patents
原子力発電所の保護装置Info
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- JPS5819239B2 JPS5819239B2 JP53049603A JP4960378A JPS5819239B2 JP S5819239 B2 JPS5819239 B2 JP S5819239B2 JP 53049603 A JP53049603 A JP 53049603A JP 4960378 A JP4960378 A JP 4960378A JP S5819239 B2 JPS5819239 B2 JP S5819239B2
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、タービンバイパス弁の動作不良時に、原子炉
を安全に制御する制御信号を出力するようにした原子力
発電所の保護装置に関する。
を安全に制御する制御信号を出力するようにした原子力
発電所の保護装置に関する。
定格出力時の主蒸気流量を上回るバイパス容量を有する
タービンを備えた原子力発電所では、従来、発電機の負
荷遮断による主蒸気系の急速遮断に対しては、余剰蒸気
をバイパスルートに流すことによって原子炉の運転継続
(いわゆる所内単独運転)を計っている。
タービンを備えた原子力発電所では、従来、発電機の負
荷遮断による主蒸気系の急速遮断に対しては、余剰蒸気
をバイパスルートに流すことによって原子炉の運転継続
(いわゆる所内単独運転)を計っている。
しかしバイパス弁動作不良の場合には、原子炉側に急激
な圧力上昇を招くため、バイパス弁の動作の検出信号に
よって原子炉を急速に停止させていた(以下スクラムと
いう)。
な圧力上昇を招くため、バイパス弁の動作の検出信号に
よって原子炉を急速に停止させていた(以下スクラムと
いう)。
このバイパス弁動作不良検出信号は、急速遮断に至る事
故発生から150〜200m5ec後にバイパス弁10
%開度位置に設けたIJ ミツトスイッチの不作動によ
って出力されていた。
故発生から150〜200m5ec後にバイパス弁10
%開度位置に設けたIJ ミツトスイッチの不作動によ
って出力されていた。
この時間遅れは、゛バイパス弁が実際に動く時間から決
まるものであり、従来のリミットスイッチによる検出方
式では150〜200 m5ecを縮めることは困難で
あった。
まるものであり、従来のリミットスイッチによる検出方
式では150〜200 m5ecを縮めることは困難で
あった。
このため、近年の原子炉の運転経験および評価技術の向
上から推して、バイパス弁動作不良時に200 m5e
e後からのスクラムでは、原子炉の反応度を急速に下げ
ることができず、燃料棒の安全性が脅かされ、原子炉を
安全に停止することができないという懸念が生じている
。
上から推して、バイパス弁動作不良時に200 m5e
e後からのスクラムでは、原子炉の反応度を急速に下げ
ることができず、燃料棒の安全性が脅かされ、原子炉を
安全に停止することができないという懸念が生じている
。
更に説明すると、主蒸気遮断時にバイパス弁が不動作の
場合の原子炉の健全性評価指標として安全審査上最小限
界出力比(MCPR)が採用されている。
場合の原子炉の健全性評価指標として安全審査上最小限
界出力比(MCPR)が採用されている。
この最小限界出力比は安全性確保上の限界出力に対する
過渡時等の最大出力の比として求められる。
過渡時等の最大出力の比として求められる。
そして、通常運転時における最小限界出力比の運転限界
値は、通常運転状態から最も厳しい異常な過渡変化が起
きたことを想定し、その値は炉心健全性上1.07を下
回らない大きさとされている。
値は、通常運転状態から最も厳しい異常な過渡変化が起
きたことを想定し、その値は炉心健全性上1.07を下
回らない大きさとされている。
即ち、過渡時においてもその出力は限界出力に対して少
なくとも7%の余裕を持つこととされている。
なくとも7%の余裕を持つこととされている。
ところが、過渡時にバイパス弁の不動作の検出が200
m sec以上遅れると、最小限界出力比は許容値1
.07を下回るおそれが大きく、炉心の健全性の確保が
困難である。
m sec以上遅れると、最小限界出力比は許容値1
.07を下回るおそれが大きく、炉心の健全性の確保が
困難である。
一方、200 m secを越えた後にバイパス弁の不
動作状態が検出されて制御棒挿入が行なわれた場合にも
、一応炉心の異常運転は防止されるが、最小限界出力比
が1.07を下回ってしまったので過渡時終了後に炉心
状態を点検して安全状態にあることを確実した後でなけ
れば運転再開できない。
動作状態が検出されて制御棒挿入が行なわれた場合にも
、一応炉心の異常運転は防止されるが、最小限界出力比
が1.07を下回ってしまったので過渡時終了後に炉心
状態を点検して安全状態にあることを確実した後でなけ
れば運転再開できない。
本発明は、以上の事情に鑑み、大容量のバイパス弁を用
いた原子力発電所に於いて発電機負荷遮断が起きた場合
、バイパス弁の動作状態(不動作)を直ちに検出し、論
理回路によってバイパス弁不動作弁数を判断し、これを
そのときの原子炉出力と比較判断することによって、バ
イパス弁動作不良時の原子炉を安全かつ速やかに制御さ
せる保護装置を提供する。
いた原子力発電所に於いて発電機負荷遮断が起きた場合
、バイパス弁の動作状態(不動作)を直ちに検出し、論
理回路によってバイパス弁不動作弁数を判断し、これを
そのときの原子炉出力と比較判断することによって、バ
イパス弁動作不良時の原子炉を安全かつ速やかに制御さ
せる保護装置を提供する。
以下図に就いて詳しく説明する。
第1図は沸騰水形原子力発電所の主蒸気系の概略図を示
す。
す。
原子炉1から主蒸気管11、加減弁5を通じて高圧ター
ビン2に入った蒸気は、配管12、インターセプト弁6
を通って低圧タービン3に入ってから復水器8に導かれ
て復水せしめられる。
ビン2に入った蒸気は、配管12、インターセプト弁6
を通って低圧タービン3に入ってから復水器8に導かれ
て復水せしめられる。
一方、発電機4は軸9によってタービン2゜3に結合駆
動され、発電電力は送電線19によって遮断器13を介
して、負荷側に送電される。
動され、発電電力は送電線19によって遮断器13を介
して、負荷側に送電される。
加減弁5の上流原子炉1側主蒸気管11には複数のバイ
パス用配管14が分岐されており、この配管14は直接
復水器8に接続される。
パス用配管14が分岐されており、この配管14は直接
復水器8に接続される。
バイパス用配管14にはバイパス弁7が挿入され、これ
を制御することによって原子炉1の運転を継続できるよ
うにしている。
を制御することによって原子炉1の運転を継続できるよ
うにしている。
バイパス弁7は制御装置17で制御するようになってい
る。
る。
また、外部電力系統側の事故によって遮断器13が開放
されて急速負荷遮断が起った場合、発電機出力信号4A
およびタービン出力信号10Aを入力している検出回路
10が事故を検出する。
されて急速負荷遮断が起った場合、発電機出力信号4A
およびタービン出力信号10Aを入力している検出回路
10が事故を検出する。
事故を検出した検出回路10は、加減弁5の開度を制御
する制御装置15とインタセプト弁6の開度を制御する
制御装置16とに出力信号10Bを送り、これによって
制御装置15,16はそれぞれ加減弁5およびインタセ
プト弁6を急閉し、タービン2,3への蒸気供給を断ち
、負荷喪失したタービンの過速を防ぐ。
する制御装置15とインタセプト弁6の開度を制御する
制御装置16とに出力信号10Bを送り、これによって
制御装置15,16はそれぞれ加減弁5およびインタセ
プト弁6を急閉し、タービン2,3への蒸気供給を断ち
、負荷喪失したタービンの過速を防ぐ。
同時に検出回路10は、上記バイパス弁7を制御してい
る制御装置17に信号10Bを出力する。
る制御装置17に信号10Bを出力する。
この出力信号を受けて制御装置17はバイパス弁7を急
速に開く。
速に開く。
また、制御装置20は、各バイパス弁70制御装置17
にとりつけた検出装置18からの信号18Aと原子炉1
からの原子炉出力信号1Aを入力している。
にとりつけた検出装置18からの信号18Aと原子炉1
からの原子炉出力信号1Aを入力している。
そしてバイパス弁7の動作不良時には、そのことを伝え
る出力信号20Aを制御装置30に送る。
る出力信号20Aを制御装置30に送る。
制御装置30はまた、制御装置15から加減弁5の急閉
したことを知らせる制御信号15Aを入力しており、こ
れらの入力した制御信号15A、20Aによって原子炉
スクラムなどの保護動作を行う。
したことを知らせる制御信号15Aを入力しており、こ
れらの入力した制御信号15A、20Aによって原子炉
スクラムなどの保護動作を行う。
次に第2図は、バイパス弁10制御装置11と検出装置
18との関係を示す。
18との関係を示す。
図中、バイパス弁作動用の油の流れは、急速開放時の方
向を示す。
向を示す。
検出回路10からの信号10Bを入力した制御装置17
内の制御器50は、励磁信号47Aを出力し、こノ励磁
信号47Aによってソレノイド47を励磁し、軸46を
介して急速作動電磁弁45が動作する。
内の制御器50は、励磁信号47Aを出力し、こノ励磁
信号47Aによってソレノイド47を励磁し、軸46を
介して急速作動電磁弁45が動作する。
この急速作動電磁弁45は、バイパス弁7の弁棒40に
固定したシリンダ41内のディスク(ピストン)42の
位置を制御し、上記の動作によってバイパス弁7を開く
ようにする。
固定したシリンダ41内のディスク(ピストン)42の
位置を制御し、上記の動作によってバイパス弁7を開く
ようにする。
配管43.44は急速作動電磁弁45とシリンダ41を
接続する作動油の導管である。
接続する作動油の導管である。
従来の方式では、バイパス弁7の弁軸40の動きをリミ
ットスイッチ49によって検出し、これを検出信号49
Aとして制御装置30に与えていた。
ットスイッチ49によって検出し、これを検出信号49
Aとして制御装置30に与えていた。
検出装置18はソレノイド41の作動を検出し、前記出
力信号18Aを制御装置20に送るものを例示したが、
他に電磁弁軸46の位置検出、シリンダ41内デイスク
(ピストン)42の上部室48の油圧(排出によって油
圧低下する)を検出するなどの方法によってもよい。
力信号18Aを制御装置20に送るものを例示したが、
他に電磁弁軸46の位置検出、シリンダ41内デイスク
(ピストン)42の上部室48の油圧(排出によって油
圧低下する)を検出するなどの方法によってもよい。
このように本発明においては、バイパス弁7の動作の有
無を、バイパス弁7の実際の動きを監視する従来方法に
代えて、バイパス弁7の開閉を指令する制御装置11の
動作を検知することによってバイパス弁7の実際の作動
前に検知することができる。
無を、バイパス弁7の実際の動きを監視する従来方法に
代えて、バイパス弁7の開閉を指令する制御装置11の
動作を検知することによってバイパス弁7の実際の作動
前に検知することができる。
従って、これらの方法はバイパス弁7の動作を従来の方
式よりも迅速に検出し、出力信号18Aを速かに出力す
る。
式よりも迅速に検出し、出力信号18Aを速かに出力す
る。
なお原子炉保護上に重要な機能を果すものである以上、
検出装置18は複数個設置して信号18Aを多重化し、
冗長性によって信頼度を高くするものも有効である。
検出装置18は複数個設置して信号18Aを多重化し、
冗長性によって信頼度を高くするものも有効である。
第3図は前記制御装置20の詳細を示す。
各バイパス弁7の前記制御装置11に設けた多重化され
た検出装置18の出力信号18Aを入力する判断回路2
1と、その出力信号21Aをバイパス弁の数分入力して
出力信号22Aを出力する演算回路22と、この信号2
2Aおよび原子炉1からの原子炉出力信号1Aを入力し
て出力信号20Aを出力する演算回路23から構成され
ている。
た検出装置18の出力信号18Aを入力する判断回路2
1と、その出力信号21Aをバイパス弁の数分入力して
出力信号22Aを出力する演算回路22と、この信号2
2Aおよび原子炉1からの原子炉出力信号1Aを入力し
て出力信号20Aを出力する演算回路23から構成され
ている。
出力信号20Aはこの制御装置20としての出力信号と
なる。
なる。
これは、バイパス弁7の主蒸気至急遮断時の動作を原子
炉の出力信号1人と比較判定し、動作が不適当の場合に
は、制御装置30に対して、速かに原子炉1の保護が行
われるように出力信号20Aを出力するものである。
炉の出力信号1人と比較判定し、動作が不適当の場合に
は、制御装置30に対して、速かに原子炉1の保護が行
われるように出力信号20Aを出力するものである。
判断回路21は各バイパス弁7の制御装置17に設けた
多重化された検出装置18の出力信号18Aを入力し、
主蒸気系急速遮断時のバイパス弁7の動作をこれらの複
数の信号18Aがら原子炉1の保護上安全となる方向で
判定し、出力信号21Aを出力する。
多重化された検出装置18の出力信号18Aを入力し、
主蒸気系急速遮断時のバイパス弁7の動作をこれらの複
数の信号18Aがら原子炉1の保護上安全となる方向で
判定し、出力信号21Aを出力する。
この判定は、2outof2あるいは2outof3の
高信頼度論理で行われる。
高信頼度論理で行われる。
演算回路22は上記信号21Aをバイパス弁の数分だけ
入力し、正常に動作したバイパス弁7の個数を求め、信
号22Aを出力する。
入力し、正常に動作したバイパス弁7の個数を求め、信
号22Aを出力する。
この信号22Aと原子炉1の原子炉出力信号1Aを入力
する演算判断回路23は、正常に動作したバイパス弁数
の原子炉1の出力に対する割合を求め、これが設定値以
下の場合にはバイパス弁7の動作不良と判定し、制御装
置20の出力制御信号として信号20Aを制御装置30
に送る。
する演算判断回路23は、正常に動作したバイパス弁数
の原子炉1の出力に対する割合を求め、これが設定値以
下の場合にはバイパス弁7の動作不良と判定し、制御装
置20の出力制御信号として信号20Aを制御装置30
に送る。
この演算判断回路23のバイパス弁動作不良の判定は、
制御装置30による原子炉1の保護制御が複数動作ある
場合は、動作不良判断設定値も複数個備え、これらの動
作を選択して制御させるように信号20Aを出力するこ
ともできる。
制御装置30による原子炉1の保護制御が複数動作ある
場合は、動作不良判断設定値も複数個備え、これらの動
作を選択して制御させるように信号20Aを出力するこ
ともできる。
例えば、保護動作として、原子炉スクラムと再循環ポン
プトリップの2つがあった場合、設定値を割合の低い方
からR1,R2とし、割合がR2以上ならば制御装置3
0には保護動作させないよう信号20を出力する。
プトリップの2つがあった場合、設定値を割合の低い方
からR1,R2とし、割合がR2以上ならば制御装置3
0には保護動作させないよう信号20を出力する。
割合がR1とR2の間である場合には、制御装置30に
再循環ポンプトリップさせるように信号20Aを出力す
る。
再循環ポンプトリップさせるように信号20Aを出力す
る。
割合がR1以下の場合には、制御装置30に原子炉スク
ラムと再循環ポンプ) IJツブの両方を行わせるよう
信号20を出力する。
ラムと再循環ポンプ) IJツブの両方を行わせるよう
信号20を出力する。
このようにきめ細く原子炉保護機能を行わせることも考
えられる。
えられる。
また制御装置20も検出装置18と同様に、原子炉保護
上重要な機能を果すので、これを多重化し、安全性の向
上を図ることも考えられる。
上重要な機能を果すので、これを多重化し、安全性の向
上を図ることも考えられる。
第4図に示したのは他の実施態様である。
これは、バイパス弁7の動作を急速作動電磁弁45のピ
ストンロッド61の動きによって検出する。
ストンロッド61の動きによって検出する。
装置62はリミットスイッチである。急速作動電磁弁4
5のピストンロッド46をシリンダ60の反対側にピス
トンロッド61として延長し、このピストンロッド61
により作動されるリミットスイッチ62を設置する。
5のピストンロッド46をシリンダ60の反対側にピス
トンロッド61として延長し、このピストンロッド61
により作動されるリミットスイッチ62を設置する。
バイパス弁動作検出回路18は、バイパス弁の動作をリ
ミットスイッチ62からの信号62Aによって検出し、
出力としての信号18Aを出力する。
ミットスイッチ62からの信号62Aによって検出し、
出力としての信号18Aを出力する。
リミットスイッチ62の取付位置としてはピストンロッ
ド46Ve設置してもよいが、構造上はピストンロッド
61に設けるのが好適である。
ド46Ve設置してもよいが、構造上はピストンロッド
61に設けるのが好適である。
・第5図は、本発明による保護装
置を用いた場合の原子炉の制御特性を従来のものと比較
したタイムチャートである。
置を用いた場合の原子炉の制御特性を従来のものと比較
したタイムチャートである。
実線は従来方式、破線が本発明装置の特性を示す。
aは原子炉炉心中性子束密度、byeは動作信号を表わ
す。
す。
原子炉出力Aで運転中、時刻Tに主蒸気系急速遮断が起
り、タービンバイパス弁の動作が不良であった場合、炉
心中性子束密度はaのように変化する。
り、タービンバイパス弁の動作が不良であった場合、炉
心中性子束密度はaのように変化する。
従来方式では、時刻C即ち150〜200 m sec
でタービンバイパス弁の動作不良を検出する。
でタービンバイパス弁の動作不良を検出する。
しかしこれでは原子炉1をスクラムしても、制御棒の反
応度抑制効果は時間的に遅れて効果がでるので、その間
に中性子束密度の最高点は相対的に高くなり、燃料棒を
はじめとした原子炉機器に悪い影響を及ぼす。
応度抑制効果は時間的に遅れて効果がでるので、その間
に中性子束密度の最高点は相対的に高くなり、燃料棒を
はじめとした原子炉機器に悪い影響を及ぼす。
これに比べ本発明によるバイパス弁動作不良検出時間は
、時刻B即ち50〜70 m secであり、かなり早
い。
、時刻B即ち50〜70 m secであり、かなり早
い。
従って主蒸気系急速遮断後比較的短1時間に原子炉がス
クラムされ、中性子束密度の到達する最高点は大巾に低
く抑えられて、最小限界出力比(MCPR) 本許容値
1.07より十分高く維持され原子炉機器への悪影響は
著しく緩和される。
クラムされ、中性子束密度の到達する最高点は大巾に低
く抑えられて、最小限界出力比(MCPR) 本許容値
1.07より十分高く維持され原子炉機器への悪影響は
著しく緩和される。
“ □ 。□以上に説明した通り、本発
明原子力発電所の保護装置は、主蒸気系急速遮断時にパ
イ・でス弁動作不良があった場合、短時間にこれを検出
し、制御信号を出力することによって原子炉に速かに保
□護動作を行なうようにしだも力で、これによって燃料
棒はじめ、原字炉機器の健全性、安全性を著しく向上さ
せる特徴あるものである。
明原子力発電所の保護装置は、主蒸気系急速遮断時にパ
イ・でス弁動作不良があった場合、短時間にこれを検出
し、制御信号を出力することによって原子炉に速かに保
□護動作を行なうようにしだも力で、これによって燃料
棒はじめ、原字炉機器の健全性、安全性を著しく向上さ
せる特徴あるものである。
第1図は沸騰水形原子力発電所の主蒸気系系統図、第2
図はバイパス弁の制御装置と本発明に′よる検出装置の
関係を示す系統図、第3図は本発明の一実施態様を宗す
要部のブロック図、第4図は本発明の他の実施態様を示
すバイパス弁の制御装置の系統図、第5・図a、b、c
は本発明および従来の方式の原子炉の制御特性を比較し
て示したタイムチャートである。 1・・・・・・原子炉、1・・・・・・バイパス、18
・・・・・・検出装置、20・・・・・・制御装置、2
1・・・・・・判断回路、22・・・・・・演算回路、
23・・・・・・演算判断回路、30・・・・・・制御
装置、61・・・・・・ピストンロッド、62・・・・
・・リミットスイッチ。
図はバイパス弁の制御装置と本発明に′よる検出装置の
関係を示す系統図、第3図は本発明の一実施態様を宗す
要部のブロック図、第4図は本発明の他の実施態様を示
すバイパス弁の制御装置の系統図、第5・図a、b、c
は本発明および従来の方式の原子炉の制御特性を比較し
て示したタイムチャートである。 1・・・・・・原子炉、1・・・・・・バイパス、18
・・・・・・検出装置、20・・・・・・制御装置、2
1・・・・・・判断回路、22・・・・・・演算回路、
23・・・・・・演算判断回路、30・・・・・・制御
装置、61・・・・・・ピストンロッド、62・・・・
・・リミットスイッチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 大容量タービンバイパス系を有する原子力発電所に
おいて、タービンバイパス弁動作を検出する検出装置と
、この検出装置から送出される検出信号を入力し制御信
号を出力する制御装置とによって構成され、検出装置は
タービンバイパス弁の開閉を指令するタービンバイパス
弁の制御装置の動作を検知することによってタービン主
蒸気系急速遮断時のタービンバイパス弁動作を速かに検
出し、制御装置は、この検出信号によってバイパス弁動
作の良否を判断し、動作不良と判定したときには原子炉
の保護動作を行わせる制御信号を出力するようにしたこ
とを特徴とする原子力発電所の保護装置。 2 □検出装置は、タービンバイパス弁の制御装置の電
磁弁の動作を検出するようにしたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の原子力発電所の保護装置。 3 検出装置は、タービンバイパス弁制御装置ノミ磁弁
軸の位置あるいはシリンダ内のディスク上部室の油圧を
検出するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の原子力発電所の保護装置。 4 検出装置は、急速作動電磁弁のピストンの動きによ
って動作するリミットスイッチによって検出するように
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の原子
力発電所の保護装置。 5 検出装置を多重化し、その検出信号を冗長系に組ん
で、高信頼性を持つようにしたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の原子力発電所の保護装置。 6 制御装置は、多重化された検出信号を入力して各バ
イパス弁の動作を判断する判断回路と、この判断回路の
出力信号を入力してバイパス弁の動作弁数を求める演算
回路と、演算回路の出力信号と原子炉出力信号を入力し
て演算によってタービンバイパス弁の動作の良否を判定
し、不良のときには原子炉の保護動作を行わせる制御信
号を発信する演算判断回路とから構成されることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の原子力発電所の保護
装置。 1 演算判断回路は、入力信号から正常動作したバイパ
ス弁数の原子炉出力に対する割合を求めこれを設定値と
比較することによって、種々の原子炉の保護動作を選択
して制御信号を発することを特徴とする特許請求の範囲
第6項記載の原子力発電所の保護装置。 8 制御装置は、これを多重化させて精度を高くするよ
うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
原子力発電所の保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53049603A JPS5819239B2 (ja) | 1978-04-26 | 1978-04-26 | 原子力発電所の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53049603A JPS5819239B2 (ja) | 1978-04-26 | 1978-04-26 | 原子力発電所の保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54141992A JPS54141992A (en) | 1979-11-05 |
JPS5819239B2 true JPS5819239B2 (ja) | 1983-04-16 |
Family
ID=12835802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53049603A Expired JPS5819239B2 (ja) | 1978-04-26 | 1978-04-26 | 原子力発電所の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819239B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5748696A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-20 | Hitachi Ltd | Power control device |
-
1978
- 1978-04-26 JP JP53049603A patent/JPS5819239B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54141992A (en) | 1979-11-05 |
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