JPH0238439A - アクリル樹脂着色組成物 - Google Patents

アクリル樹脂着色組成物

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JPH0238439A
JPH0238439A JP18908888A JP18908888A JPH0238439A JP H0238439 A JPH0238439 A JP H0238439A JP 18908888 A JP18908888 A JP 18908888A JP 18908888 A JP18908888 A JP 18908888A JP H0238439 A JPH0238439 A JP H0238439A
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acrylic resin
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dispersant
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Toyoaki Sawada
沢田 豊明
Mizuhito Tani
瑞仁 谷
Hirotake Marumichi
博毅 円道
Hisao Hoshi
久夫 星
Takeo Sugiura
杉浦 猛雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は耐熱性インキや耐熱性塗料などとして使用され
るアクリル樹脂着脱組成物に関する。
〈発明の目的〉 アクリル樹脂は5、耐熱性と透明性に優れているので、
耐熱性色素または耐熱性顔料を加えてインキ化すること
により耐熱性塗料、単色フィルターおよび色分解フィル
ター用の着色組成物として使用することができる。
〈従来技術〉 従来色分解フィルター等は染色可能な有機物を水に溶解
して、パターニング、染色等をくり返して作成していた
。しかしながら用いられる有機物は天然物のゼラチンや
カゼイン等を精製して用いていた。これらの天然有機物
は耐熱性に劣るという欠点があった。又着色に用いる染
料も加熱により変色や退色が起こりやすい。この耐熱性
を改良するために顔料による着色も種々検討されている
が、顔料の分散性に難があり、透明性と均一性の良い着
色組成物を作ることができないため、実用的な色分解フ
ィルターを作ることはできなかった。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述のごとく、色分解フィルターの原料として、耐熱性
の良いアクリル樹脂に顔料を均一に、しかも安定な状態
に分散すること、および透明性と均−性及びコーティン
グ特性の優れた組成物とすることにより、例えば色分解
フィルターに使用できる着色組成物を提供するものであ
る。
〈発明の構成〉 すなわち本発明はアクリル樹脂、溶剤、色素および有機
色素の誘導体である分散剤を主成分とするアクリル樹脂
組成物よりなる。
アクリル樹脂の成分としては、メタクリル酸CI。
(CH2=C−Cool)シクロへキシルアクリレート
CH。
(C112・C−Coo−CL)から成るポリマーをあ
げることがでる。その組成比は、メタクリル酸1〜30
重量%、シクロへキシルアクリレート10〜35%メチ
ルメタクリレート30〜70重量%を主成分とするアク
リル樹脂である。しかしながら、これらの成分に限定さ
れるものではなく、類似の化合物で一部又は全てを置き
変えても良い。
メタクリル酸の代わりとしてアクリル酸があり、シクロ
へキシルアクリレートの代わりとしてヘンシルアルクリ
レート、テトラヒドロフリルアクリート、シクロへキシ
ルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、テトラヒ
ドロフリルメタクリレート等がある。また、メタルメタ
クリレートの代わりとしてアルキルメタクリレートまた
は分枝アルキルメタクリレート等がある。またこれらの
組成物に少量(0〜20重景%重量1種以上のモノマー
を加えてなるポリマーも含まれる。これら、少量添加可
能なモノマーとしてメチルアクリレート、メチルメタク
リレート、フ゛チルアクリレート−、シクロへキシルア
クリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ス
チレン、アクリロニトリル、ビニルアセテート、N−ビ
ニルピロリド、ン、テトラヒドロフリルメタクリレート
等がある。
溶剤としては、メタノール、エタノール、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ等が良く、またこれらの溶剤の
混合物でも良いが、特にコーチイン性からエチルセロソ
ルブが望ましい。
本発明に係わる色素は染料を用いることができるが耐熱
性の面から顔料が望ましい。耐熱性のある顔料としては
、硫酸バリウム、亜鉛革、硫酸鉛、硫化チタン、黄色鉛
、ベンガラ、群青、酸化クロム、カーボンブランクなど
の無機顔料、ヘンジンイエローG1ベンチジンイエロー
GR,リソールファーストオレンジ3GR,パルカンフ
アース1−オレンジGG、ビグメントスカーレット3B
、チオインジゴマルーン、フタロシアニンブルー フタ
ロシアニングリーン、インダンスレンブル−グリーンゴ
ールド、マカライトグリーンレーキなどである。
本発明に係わる分散剤は有機色素の誘導体であり、母体
となる有機色素としてはアゾ系、フタロシアニン系、キ
ナクリドン系、アントラキノン系、ペリレン系、ペリノ
ン系、チオインジゴ系、ジオキサジン系、イソインドリ
ノン系、キノフタロン系、トリフェニルメタン系、金属
錯塩系などである。これらの有機色素に置換基を有し、
色素の分散に有効な誘導体が用いられる。置換基として
は、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基、カルボン
アミド基、スルホンアミド基、あるいは下記−数式で示
されるいずれかの置換基である。これらの置換基から選
ばれる少なくとも1種の置換基を有する誘導体が用いら
れる。
一般式 %式% (X:酸素またはイオウ原子、Aニアリール基) R。
/ CH,O−X (K:アルキレン基、RI   RZ:水素原子または
アルキル基、あるいはR8 R2とで少なくとも窒素原子を含む複 素環) R。
/ CH,N (R:水素原子、アルキル基またはアリール基、R2:
アルキル基またはアリ ール基、あるいはR,とR2とで少な くとも窒素原子を含む複素環) /′ S O□ N  −A  −N \ RIR’5 (Ro:水素原子またはアルキル基、A:アルキレン基
、R2;アルキル基、ア ルコキシアルキル基またはシクロアル キル基、R3水素原子、シクロアルキ ル基、あるいはR3とR8とで少なく とも窒素原子を含む複素環) なお、色素と、分散剤の母体有機色素とは、通常相の関
係から同一のものが組合せられるが、必ずしも一致して
いる必要はない。
本発明の組成物において、組成割合は、特に限定はない
が、通常アクリル樹脂が組成物に対し、10〜50重量
%程度であり、色素の割合はアクリル樹脂の種類や色素
の種類によって異なるが、アクリル樹脂に対し、1〜3
0重量%程度である。さらに色素の含有率の高いカラー
コンセントレイトとしても、本発明の着色組成物を使用
することもできる。なお、必要に応じて添加剤を配合す
ることもできる。
本発明に基づき塗料、インキなどを作るには、アクリル
樹脂、溶剤、色素、分散剤をロールミル、ボールミル、
サンドミル、アトライター、その他の分散、混合装置に
よって分散、混合する。またアクリル樹脂、色素、分散
剤をロールミルなどで予め分散させ、次に溶剤あるいは
アクリル樹脂および溶剤のワニスで希釈することにより
作ることもできる。また、色素および分散剤を混合し、
次にワニス等と混合、分散させることもできる。なお、
混合、分散の順序はこれだけに限るものではなく、適宜
行なうことができる。
以上のようにして得られた塗料、インキなどを被対象物
にロールコータ、スピンコーターなどにより塗布するこ
とにより任意の厚さの着色被膜が得られる。
〈作用〉 本発明では分散剤である有機色素の誘導体を用いている
ため、色素の分散、さらに経時での分散安定性に優れ、
良好な着色物が得られるため色分解フィルターの作成に
適しているとともに、カラーコピー等の電子部品などの
用途に使用することができる。
次に実施例によりさらに詳細に本発明を説明する。1部
」とは重量部を示す。
〈実施例1〉 かきまぜ機、還流冷却器および温度計を付した四ツ目フ
ラスコに銅フタロシアニン10部をクロロスルフオン酸
100部に完全に溶解した後、塩化チオニル21部を加
え、徐々に昇温しで、4時間112〜113℃に保つ。
冷却後、氷に投入して口過、氷水で洗う。このペースト
を還流冷却器を付した四ツ目フラスコにとり、水100
部、N、N −ジエチルアミノエチルアミン21部を加
え、室温で12時間攪拌した後に60’Cで1時間加熱
する。反応終了後、口過、水洗、乾燥して銅フタロシア
ニン誘導体の青色粉末を得る。この青色粉末を、元素分
析した結果、置換基 ゝ\へ tHs が約3基導入された誘導体の分析値に近似していた。
上記、銅フタロシアニン誘導体0.1部とα型銅フタロ
シアニン顔料の混合物16.5部とアクリル樹脂(メタ
クリル酸20部、シクロへキシルアクリレート55部メ
チルメタクリレート55部をエチルセロソルブ300部
に溶解し、窒素雰囲気下でアゾビスイソブチロニトリル
0.75部を加え70°C5時間反応より得られたアク
リル樹脂)50部、エチルセロソルブ150部を三本ロ
ールで混練した塗料の練り上がり時25°Cにおける粘
度をBM型粘度計で測定した結果、回転数6で粘度52
1cpsであった。また、このものを1週間室温で静置
したが、561cpsであり、色分散や沈降を認めなか
った。
〈実施例2〉 攪拌機の付いた容器に無置換α型キナクリドンのプレス
ケーキ100部(乾燥重量)と下記の構造(a)を有す
る平均2個のnN−(2−カルボキシ5−ニトロベンゾ
イル)アミノメチル基で置換されたキナクリドンプレス
ケーキ15部(乾燥重量)とを入れ、さらに水を加えて
約4000部のスラリーとし、水酸化ナトリウム水溶液
を加えpH9,5に調整し、50°Cまで昇温し1時間
攪拌体する。これに水和硫酸アルミニウム(A1z03
分として8重量%) 10.1部を加えた後、pH6に
調整し、ろ過、水洗を行ない、100’Cで乾燥して粉
末とする。
この顔料組成物5部とアクリル樹脂(実施例1と同じア
クリル樹脂)50部とを三本ロールによって分散した塗
料の線上がり時および1ケ月放置後の25°Cにおける
粘度をBj’l型粘度計で測定した結果、構造粘性を示
さなかった。また、このようにして得られた塗料では、
著しく表面グロスの優れた塗膜が得られた。
〈発明の効果〉 従来アクリル樹脂と顔料とで均一性の良い組成物は得ら
れなかったが、顔料の誘導体を分散剤として用いること
により、透明度が高く、耐熱に優れた、安定な組成物を
得ることができた。
本発明の着色組成物は、色分解特性や透明性に優れ、耐
熱性もあるので、液晶表示装置のカラ表示のためのカラ
ーフィルターに用いれば、優れた色特性を示し、また液
晶表示装置の作成工程中にありがちな熱処理にも耐える
など、本発明は実用上極めて優れている。
特  許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アクリル樹脂、溶剤、色素および有機色素の誘導
    体である分散剤を主成分とするアクリル樹脂着色組成物
    であって、前記アクリル樹脂の主成分がメタクリル酸、
    シクロヘキシルアクリレートおよびメタクリル酸メチル
    であることを特徴とする着色組成物。
  2. (2)色素が顔料である請求項(1)に記載のアクリル
    樹脂着色組成物。
JP18908888A 1988-07-28 1988-07-28 アクリル樹脂着色組成物 Expired - Lifetime JP2608587B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02203347A (ja) * 1989-01-31 1990-08-13 Fuji Photo Film Co Ltd 着色画像形成用感光性組成物
US5387634A (en) * 1990-04-05 1995-02-07 Roehm Gmbh Chemische Fabrik Tinted plexiglass with organic pigments

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02203347A (ja) * 1989-01-31 1990-08-13 Fuji Photo Film Co Ltd 着色画像形成用感光性組成物
US5387634A (en) * 1990-04-05 1995-02-07 Roehm Gmbh Chemische Fabrik Tinted plexiglass with organic pigments

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