JPH023830B2 - - Google Patents

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JPH023830B2
JPH023830B2 JP56207550A JP20755081A JPH023830B2 JP H023830 B2 JPH023830 B2 JP H023830B2 JP 56207550 A JP56207550 A JP 56207550A JP 20755081 A JP20755081 A JP 20755081A JP H023830 B2 JPH023830 B2 JP H023830B2
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JP
Japan
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acid
glycol
mixture
polyol
examples
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Application number
JP56207550A
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English (en)
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JPS58108261A (ja
Inventor
Michio Tanaka
Koji Nasu
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP56207550A priority Critical patent/JPS58108261A/ja
Publication of JPS58108261A publication Critical patent/JPS58108261A/ja
Publication of JPH023830B2 publication Critical patent/JPH023830B2/ja
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はポリウレタン系塗料用組成物に関す
る。 現在自動車、特に乗用車は下塗り、中塗り、上
塗りと3層に塗装されているが、寒冷地などでは
道路の凍結防止に塩類を散布するため塗膜に少し
でも傷があるとそこから錆が発生し問題となつて
いる。塗膜の傷は走行中に飛来する石片によりも
たらされる。従つて自動車等の塩類による腐食を
防ぐためには塗膜の飛来する石に対する耐衝撃性
すなわち耐チツピング性を上げる必要がある。こ
れまで耐チツピング塗料として塩化ビニル系、メ
ラミン系の塗料が検討されてきたが、塩化ビニル
系は厚塗りが必要で外観が悪い。メラミン系は耐
チツピング性が不十分で、いまだ満足すべきもの
は得られていない。かゝる事情に鑑み、本発明者
らは鋭意研究をおこなつた結果、有機ポリイソシ
アナートとして芳香族ポリイソシアナートを用
い、これをポリオールと反応させて得られる末端
にイソシアネート基を有するプレポリマーをラク
タム系ブロツク剤でブロツクしたものとポリアミ
ノポリアミドとを組み合わせることにより外観も
良好で耐チツピング性にもすぐれた塗膜が得られ
ることを知見し、この知見にもとづいて本発明を
完成するに至つた。すなわち本発明は、芳香族ポ
リイソシアナートとポリオールとの末端にイソシ
アネート基を有するプレポリマーをラクタム系ブ
ロツク剤でブロツクしたものとポリアミノポリア
ミドとを含有してなる塗料用組成物に関する。 本発明で使用される芳香族ポリイソシアナート
としてはたとえば、1,3−フエニレンジイソシ
アナート、1,4−フエニレンジイソシアナー
ト、4,4′−ジフエニルジイソシアナート、1,
5−ナフタレンジイソシアナート、4,4′−ジフ
エニルメタンジイソシアナート、2,4−トリレ
ンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシ
アナート、4,4′−トルイジンジイソシアナー
ト、ジアニシジンジイソシアナート、4,4ジフ
エニルエーテルジイソシアナート、4,4′,4″−
トリフエニルメタントリイソシアナート、1,
3,5−トリイソシアナートベンゼン、2,4,
6−トリイソシアナートトルエン、ポリフエニル
ポリメチレンイソシアナートなどがあげられる。 これらのポリイソシアナートは単独でも2種以
上の混合物としても使用できるし、これらの2量
体、三量体などの重合ポリイソシアナート、カル
ボジイミド変性体、ビユーレツト化物も使用でき
る。 本発明で使用される芳香族ポリイソシアナート
とポリオールとの末端にイソシアネート基を有す
るプレポリマーは上記ポリイソシアナートとポリ
オールをNCO基がOH基に対して過剰な割合(当
量比で約1.2〜5.0)で反応させて得ることができ
る。 ポリオールとしては活性水素を少なくとも2個
含み、分子量が62−100000の化合物があげられ
る。具体的には、たとえばポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルポリオール、ポリエーテルエス
テルポリオール、ポリエステルアミドポリオー
ル、アクリルポリオール、ポリウレタンポリオー
ル、ポリカーボネートポリオール、エポキシポリ
オール、エポキシ変性ポリオール、ポリヒドロキ
シアルカン、油変性ポリオール、ひまし油または
これらの混合物があげられる。芳香族ポリイソシ
アナートとポリオールの反応は活性水素をもたな
い溶媒中もしくは無溶媒でおこなうことができ
る。反応温度は約0〜200℃で必要に応じて第三
級アミン、金属塩、有機金属化合物などの触媒を
用いてもよい。 プレポリマー中には芳香族ポリイソシアネート
のモノマーが含まれていてもよい。 かかるポリエステルポリオールの例として多価
アルコールと多塩基酸の反応物があげられる。多
価アルコールとしては、たとえばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、シクロヘキサンジメタノール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
オキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレ
ングリコール、グリセロール、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールな
どがあげられる。多塩基酸としては、たとえばコ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テ
トラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、マ
レイン酸、フマル酸、これらの酸無水物などをあ
げることができる。また、カプロラクトン、メチ
ルカプロラクトンなどのラクトン類をグリコール
などで開環重合させて得られるポリエステルポリ
オールも好適な例である。 ポリエーテルポリオールの例としては、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイド、テトラヒドロフラン、スチレンオキ
サイド、エピクロルヒドリン、フエニルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテルのような
エポキサイド化合物をたとえば三弗化硼素のよう
な触媒の存在下重合させるが、これらエポキサイ
ド化合物を単独あるいは混合物で、または交互に
反応性水素含有開始剤に付加させることにより製
造できる。反応性水素原子含有開始剤としては、
たとえば水、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセロール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなどの
ポリオール、たとえばエタノールアミンのような
アミノアルコール、たとえばエチレンジアミンの
ようなポリアミンなどがある。 ポリエーテルエステルポリオールの例として
は、前記ポリエーテルを原料として、これと多塩
基酸とをポリエステル化反応に付すことによつて
得られるもののほか、エポキサイド化合物と酸無
水物の開環共重合反応によつて得られる1分子中
にポリエーテル、ポリエステルの両セグメントを
もつ化合物をあげることができる。 ポリエステルアミドポリオールの例としては、
上記ポリエステル化反応に際し、たとえばエチレ
ンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、キシリレンジアミン、水添キシリレ
ンジアミン、エタノールアミン、プロパノールア
ミンのようなアミノ基を有する原料をあわせて使
用することによつて得られる。 アクリルポリオールと一般にいわれるヒドロキ
シル基含有重合体は1分子中に1個以上のヒドロ
キシル基を含有する重合性モノマーと、これと共
重合化能な他のモノマーを共重合することによつ
て合成することができる。ヒドロキシル基含有モ
ノマーとしては、たとえばアクリル酸ヒドロキシ
エチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリ
ル酸ヒドロキシブチル、トリメチロールプロパン
アクリル酸モノエステル、これらの対応するメタ
クリル酸誘導体、ポリヒドロキシアルキルマレエ
ートおよびフマレートなどがあげられ、共重合可
能なモノマーとしては、たとえばアクリル酸、そ
のメチル、エチル、プロピル、ブチル、2−エチ
ルヘキシルエステル、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸およびそれらの上記に
対応するエステル、たとえばスチレン、α−メチ
ルスチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリルなどのビニル単量体があげられ
る。 ポリウレタンポリオールとしては、たとえばポ
リオールとポリイソシアナートの反応物で末端に
ヒドロキシル基を有するものがあげられる。ポリ
オールとしてはたとえばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキ
シレングリコール、ネオペンチルグリコール、シ
クロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、グリセロール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなどの
ポリオールあるいはポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール、ポリエステルエーテルポ
リオール、ポリエステルアミドポリオールなどの
ポリマーポリオール類などがあげられる。ポリイ
ソシアナートとしては、たとえばテトラメチレン
ジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナ
ート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエー
ト、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリ
メチルシクロヘキシルイソシアナート、4,4′−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアナート)、
1,3−あるいは1,4−ビス(イソシアナトメ
チル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン−
2,4−ジイソシアナート、m−あるいはp−フ
エニレンジイソシアナート、ジフエニルメタン−
4,4′−ジイソシアナート、2,4−または2,
6−トリレンジイソシアナート、1,3−または
1,4−キシリレンジイソシアナートあるいは、
これらのポリイソシアナートの2量多、3量体な
どのポリイソシアナートなどをあげることができ
る。また上記ポリオールの一部分をエチレンジア
ミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、キシリレンジアミン、ビスアミノメチルシ
クロヘキサン、3−アミノメチル−3,5,5−
トリメチルシクロヘキシルアミン、エタノールア
ミン、プロパノールアミンなどのようなアミノ化
合物に置き換えて反応させた生成物もポリウレタ
ンポリオールとして使用することができる。 エポキシポリオールの例としては、ポリフエノ
ール化合物あるいはその核水素化物とエピクロル
ヒドリンとを反応させて得られる縮合系エポキシ
樹脂であり、またこれ以外にもたとえば脂肪酸と
エポキシ樹脂とを反応させて得られるエポキシエ
ステル樹脂や、アルカノールアミンと反応させて
得られる変性エポキシ樹脂も使用することができ
る。 ポリヒドロキシアルカンの例として、酢酸ビニ
ル単独重合体もしくは他のエチレン結合を有する
共重合性モノマーとの共重合体のけん化物、ある
いはポリブタジエンポリオールなどがあげられ
る。 さらに、これまで述べた比較的分子量の大きな
ヒドロキシル基含有化合物のみならず、ほぼ62〜
400の範囲の分子量を有する低分子量ポリオール
を単独または混合して用いることもできる。これ
らの低分子量ポリオールとしては、たとえばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、ヘキシレングリコール、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、
グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコールなど
がある。 本発明で芳香族ポリイソシアナートのプレポリ
マーと反応させるラクタム類としてはたとえばδ
−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム、ε−カ
プロラクタム、β−プロピオラクタムなどがあげ
られる。特に望ましいラクタムは、ε−カプロラ
クタムである。 芳香族ポリイソシアナートのプレポリマーとラ
クタム系ブロツク剤の反応は活性水素をもたない
有機溶媒中あるいは無溶媒でおこなうことができ
る。反応温度は約30〜200℃程度である。必要に
応じて第三級アミン、金属塩、有機金属化合物な
どの触媒を用いてもよい。 本発明の芳香族ポリイソシアナートの代わりに
脂肪族、芳香脂肪族、脂環族のポリイソシアナー
トを用いた場合は、乗用車の耐熱温度以下の温度
では硬化が遅く実用化できない。一方、ブロツク
剤にラクタム系以外のブロツク剤たとえばアルコ
ール系ブロツク剤を使用すると硬化が遅く、また
フエノール系、オキシム系のブロツク剤を使用す
るとポリアミドと混合したときの安定性が悪く、
一液型の塗料としては使えない。芳香族ポリイソ
シアナートとラクタム系ブロツク剤とを組み合わ
せた場合にのみ硬化性と貯蔵安定性のバランスを
とることができる。 本発明で用いられるポリアミノポリアミドは多
塩基酸とポリアミンを、アミノ基がカルボキシル
基に対して過剰な割合(−NH2/−COOH=1.2
〜3.0)で縮合反応させて得られるもので、分子
中に一級アミノ基および/または二級アミノ基を
有している。 ポリアミンとしては、たとえばエチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン、キシリレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、4,4′−メチレンビス(シクロヘ
キシルアミン)、3−アミノメチル−3,5,5
−トリメチルシクロヘキシルアミン、ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン、1−メチル−2,4
−ジアミノシクロヘキサンなどがあげられる。 多塩基酸としては、たとえばアジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ドデカン2酸、重合植物
油脂肪酸(ダイマー酸)などがあげられる。上記
のなかで特に望ましい多塩基酸としては重合植物
油脂肪酸があげられる。 ポリアミンと多塩基酸の反応は両者を混合し、
生成する水を除去しながら約150〜220℃に加熱す
ることによつておこなわれる。必要に応じて有機
酸などの触媒を用いてもよい。 ポリアミノポリアミドはそのまま用いてもよい
が、これをケトン類と反応させていわゆるケチミ
ンあるいはエナミンとしても使用することができ
る。ケチミン化あるいはエナミン化することによ
つて塗膜の耐水性、耐湿性、外観および耐チツピ
ング性が更に向上する。ケチミン化あるいはエナ
ミン化に用いられるケトン類としては、たとえば
メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン、アセトフエノン、ベンゾフエノンなど
の脂肪族、芳香族、脂環族などのケトン類があげ
られる。 本発明においてはラクタム系ブロツク剤でブロ
ツクされた芳香族ポリイソシアナートのプレポリ
マーとポリアミノポリアミドの配合割合はブロツ
クイソシアナート基数と活性水素基数が約0.1〜
10、好ましくは約0.2〜5、さらに好ましくは約
0.4〜2.0になるようにする。ここで活性水素基数
としては、アミノ基がケチミン化あるいはエナミ
ン化されている場合はケチミン結合あるいはエナ
ミン結合の数になる。 本発明の実施に際しては必要に応じて、顔料、
染料、レベリング剤、タレ防止剤、触媒、安定剤
等を併用してもよい。 かくして得られる組成物は耐チツピング塗料用
として有用であり、塗装するにあたつてはスプレ
ーガン、ロールコーター、フローコーターなどに
よつて被塗物に塗布した後、焼付をおこなえばブ
ロツクイソシアナートとアミノ基の反応によつて
架橋が起り、可撓性のある強靭な被膜となる。生
成した塗膜はいわゆるヤケ、熱劣化はみられず、
発泡もなく外観は良好で、耐衝撃性にすぐれてい
るばかりでなく、低温加工性、耐水性、耐湿性、
耐薬品性も良好で、たとえば自動車などの塗料と
して用いられる。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 重合植物油脂肪酸(ヘンケル日本社製、バーサ
ダイム288)288gのゆつくりジエチレントリアミ
ン104gを添加し、生成する水を窒素ガスで除去
しながら、水が出なくなるまで170〜180℃に加熱
した。アミン価286、粘度18000cpsのポリアミノ
ポリアミドを得た。 トリレンジイソシアナート(2,4体/2,6
体=80/20)174.2gを酢酸セロソルブ314.9gに
溶解し75℃に加熱した。この溶液にポリテトラメ
チレンエーテルグリコール(分子量650)162.5g
とトリメチロールプロパン22.4gの混合液を1時
間にわたつて滴下した。混合液の滴下終了後さら
に3時間75−80℃に加熱した。続いてε−カプロ
ラクタム113.2gとテトラブチル−1,3−ジア
セトキシジスタノキサン0.094gを添加し、75−
80℃に4時間加熱するとNCO基は完全に消失し
た。 かくして再生イソシアナート基含量5.3%、固
形分60%のブロツクポリイソシアナート溶液を得
た。このブロツクポリイソシアナート溶液78.7g
に上記ポリアミノポリアミド19.6gを混合して塗
料用組成物を得た。この組成物を軟鋼板上に10ミ
ルのドクターブレードで塗布し、160℃で20分間
焼付けると強靭な塗膜が得られた。塗膜性能を第
1表に示した。 尚この組成物は45℃で7日間安定であつた。 実施例 2 トリレンジイソシアナート(実施例1と同じ)
174.2gを酢酸セロソルブ524.9gに溶解し75℃に
加熱した。この溶液にポリブチレンアジペート
(分子量1000)500gを熔融し1時間にわたつて滴
下した。ポリブチレンアジペートの滴下終了後さ
らに3時間75−80℃に加熱した。続いてε−カプ
ロラクタム113.2gとテトラブチル−1,3−ジ
アセトキシジスタノキサン0.157gを加えて75〜
80℃に4時間加熱するとNCO基は完全に消失し
た。かくして再生イソシアナート基含量3.2%、
固形分60%のブロツクポリイソシアナート溶液が
得られた。 一方、実施例1で得られたポリアミノポリアミ
ド392.2gにメチルイソブチルケトン120gを加え
て生成する水を除去しながら、140℃に10時間加
熱した。残存するメチルイソブチルケトンを減圧
で留去すると474.4gのケチミン化されたポリア
ミドが得られた。 このポリアミド23.7gに上記ブロツクポリイソ
シアナート溶液131.2gを混合して塗料用組成物
を得た。この組成物を軟鋼板上に10ミルのドクタ
ーブレードで塗布し160℃で20分間焼付けると強
靭な塗膜が得られた。 塗膜性能とこの組成物の安定性を第1表に示し
た。 比較例 1 トリレンジイソシアナート(2,4体/2,6
体=80/20)174.2gを酢酸セロソルブ297.5gに
溶解しジブチル錫ジラウレート0.089gを添加し
た。この溶液を75℃に加熱し、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール(分子量650)162.5gとト
リメチロールプロパン22.4gの混合物を1時間に
わたつて滴下する。混合物の滴下終了後さらに3
時間75−80℃に加熱した。続いてメチルエチルケ
トキシム87.1gを1時間にわたつて滴下した。メ
チルエチルケトキシム滴下終了後さらに1時間65
〜75℃に加熱するとNCO基は完全に消失した。
かくして再生イソシアナート基含量5.6%、固形
分60%のブロツクポリイソシアナート溶液が得ら
れた。 この溶液74.4gと実施例2のケチミン化ポリア
ミノポリアミド23.7gを混合して塗料用組成物を
得た。この組成物を軟鋼板上に10ミルのドクター
ブレードで塗布し、160℃で20分間焼付けると
やゝ発泡がある塗膜が得られた。 塗膜性能とこの組成物の安定性を第1表に示し
た。 比較例 2 トリレンジイソシアナート(2,4体/2,6
体=80/20)174.2gを酢酸セロソルブ311.5gに
溶解し、75℃に加熱した。この溶液にポリテトラ
メチレンエーテルグリコール(分子量650)162.5
gとトリメチロールプロパン22.4gの混合物を1
時間にわたつて滴下した。混合物の滴下終了後さ
らに3時間75〜80℃に加熱した。続いてテトラブ
チル−1,3−ジアセトキシジスタノキサン
0.093gを添加し、ベンジルアルコール108.1gを
1時間にわたつて滴下した。ベンジルアルコール
の滴下終了後さらに75−80℃に2時間加熱すると
NCO基は完全に消失した。かくして再生イソシ
アナート基含量5.4%、固形分60%のブロツクポ
リイソシアナート溶液を得た。 このブロツクポリイソシアナート溶液77.9gと
実施例2のケチミン化ポリアミノポリアミド23.7
gを混合して塗料用組成物を得た。この組成物を
軟鋼板上に10ミルのドクターブレードで塗布し、
160℃で20分間焼付けるとやゝタツクのある塗膜
が得られた。 塗膜性能とこの組成物の安定性を第1表に示し
た。 比較例 3 トリレンジイソシアナート(2,4体/2,6
体=80/20)174.2gを酢酸セロソルブ302.1gに
溶解して75℃に加熱した。この溶液にポリテトラ
メチレンエーテルグリコール(分子量650)162.5
gとトリメチロールプロパン22.4gの混合物を1
時間にわたつて滴下した。混合物の滴下終了後さ
らに3時間75−85℃に加熱した。続いてフエノー
ル94.1g及びテトラブチル−1,3−ジアセトキ
シジスタノキサン0.091gを加え、75〜80℃に5
時間加熱するとNCO基は完全に消失した。かく
して再生イソシアナート基含量5.6%、固形分60
%のブロツクポリイソシアナート溶液が得られ
た。 このブロツクポリイソシアナート溶液75.5gと
実施例2のケチミン化ポリアミノポリアミド23.7
gを混合して塗料用組成物を得た。この組成物を
軟鋼板上に10ミルのドクターブレードで塗布し、
160℃で20分間焼付けるとやゝ発泡のある塗膜が
得られた。 塗膜性能とこの組成物の安定性を第1表に示し
た。 比較例 4 4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシ
アナート)262.4gを酢酸セロソルブ373.7gに溶
解し、ジブチル錫ジラウレート0.112gを添加し
た。この溶液を75℃に加熱し、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール(分子量650)162.5gとト
リメチロールプロパン22.4gの混合物を1時間に
わたつて滴下する。混合物の滴下終了後さらに3
時間75〜80℃に加熱する。続いてε−カプロラク
タム113.2gを添加し80〜85℃に10時間加熱する
とNCO基は完全に消失した。かくして再生イソ
シアナート基含量4.5%、固形分60%のブロツク
ポリイソシアナート溶液が得られた。 このブロツクポリイソシアナート溶液93.4gと
実施例2のケチミン化ポリアミノポリアミド23.7
gを混合して塗料用組成物を得た。この組成物を
軟鋼板上に10ミルのドクターブレードで塗布し、
160℃で20分間焼付けるとやゝタツクのある塗膜
が得られた。 塗膜性能とこの組成物の安定性を第1表に示し
た。 比較例 5 ヘキサメチレンジイソシアナート168.2gを酢
酸セロソルブ310.9gに溶解し、テトラブチル−
1,3−ジアセトキシジスタノキサン0.093gを
加えた。この溶液を75℃に加熱しポリテトラメチ
レンエーテルグリコール(分子量650)162.5gと
トリメチロールプロパン22.4gの混合物を1時間
にわたつて滴下した。混合物の滴下終了後さらに
3時間75−80℃に加熱した。続いてε−カプロラ
クタム113.2gを加え、75−80℃に8時間加熱す
るとNCO基は完全に消失した。かくして再生イ
ソシアナート基含量5.4%、固形分60%のブロツ
クポリイソシアナート溶液が得られた。 このブロツクポリイソシアナート溶液77.7gと
実施例2のケチミン化ポリアミノポリアミド23.7
gを混合して塗料用組成物を得た。この組成物を
軟鋼板上に10ミルのドクターブレードで塗布し、
160℃で20分焼付けるとやゝタツクのある塗膜が
得られた。 塗膜性能とこの組成物の安定性を第1表に示し
た。 実施例 3 4,4−ジフエニルメタンジイソシアナート
250.3gを酢酸セロソルブ484.6gに溶解し70℃に
加熱した。この溶液にポリプロピレングリコール
350gとトリメチロールプロパン13.4gの混合物
を1時間にわたつて滴下する。混合物の滴下終了
後さらに3時間70〜75℃に加熱した。続いてε−
カプロラクタム113.2gとテトラブチル−1,3
−ジアセトキシジスタノキサン0.145gを加え75
−80℃に4時間加熱した。NCO基は完全に消失
し再生イソシアナート基含量3.5%、固形分60%
のブロツクポリイソシアナート溶液が得られた。 このブロツクポリイソシアナート溶液121.2g
と実施例2のケチミン化ポリアミノポリアミド
23.7gを混合して塗料用組成物を得た。この組成
物を軟鋼板上に10ミルのドクターブレードで塗布
し160℃で20分間焼付けると強靭な塗膜が得られ
た。塗膜性能とこの組成物の安定性を第1表に示
した。
【表】
【表】
【特許請求の範囲】
1 メチレンビス(シクロヘキシルイソシアナー
ト)とポリオールとの末端にイソシアネート基を
有するプレポリマーをオキシム系ブロツク剤でブ
ロツクしたものとポリアミノポリアミドとを含有
してなる塗料用組成物。
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