JPH023804Y2 - - Google Patents

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JPH023804Y2
JPH023804Y2 JP20023284U JP20023284U JPH023804Y2 JP H023804 Y2 JPH023804 Y2 JP H023804Y2 JP 20023284 U JP20023284 U JP 20023284U JP 20023284 U JP20023284 U JP 20023284U JP H023804 Y2 JPH023804 Y2 JP H023804Y2
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JP
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rust preventive
coating
tank
preventive agent
rust
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複数種の防錆剤を随時使い分けて塗布
できるようにした自動車等の防錆剤塗布装置に関
する。 (従来の技術) 例えば自動車のフロントボデー、アンダーボデ
ー、サイドメンバー、カウルルーフリヤボデーお
よびドア等の大半は金属材料で構成され、これら
は通常塗装して錆の発生を防止しているが、高温
多湿な気候に加え自動車の使用環境が種々雑多な
状況の下では錆の発生が助長されるため、一般に
3〜4年程度で車体内面やアンダーボデー表面か
ら錆が発生する。このため、このような錆の発生
やその進行を阻止するために、従来より自動車の
内外面に対し専用の防錆剤を塗布する防錆処理が
行なわれている。 すなわち、この従来の防錆処理は車体の外殻や
下廻り等の外面と、ドア内部やトランクルーム内
部等の車体内面に分けて、これらに各専用の防錆
剤を塗布し、その塗布作業に際しては多量の防錆
剤を要する車体外面に対しては、床面を移動可能
な大容量のタンクと塗布ガンを装備した塗布装置
を使用し、比較的量少量の防錆剤を要する車体内
面に対しては、前記塗布装置とは別個に小容量の
タンクと一体構造の塗布ガンを装備した塗布装置
を使用し、これらの装置を塗布箇所に応じて使い
分けて作業していた。 (考案が解決しようとする問題点) しかし、この従来の塗布装置では車体の内外面
塗布のために二つの専用装置を要し、その持ち運
びや保守が煩雑になるとともに設備費が高価にな
り、しかも塗布箇所を変更する場合は、その都度
専用の塗布装置を使い分けなければならなかつた
ため、その切り換え作業が煩雑になり、この種塗
布作業の能率向上に障害になつていた。また車体
内面用の塗布装置は、防錆剤収容タンクと塗布ガ
ンが一体構造であり、塗布作業の際は通常片手で
塗布ガンを保持して使用するため、手や肩の負担
が大きく疲労を助長する一方、前記タンクの容量
が小さいため、塗布剤切れが生じ易く、その都度
いちいち塗布剤の補給作業を要する結果、塗布作
業の量産化を害するばかりか作業性が非常に悪く
なるという不具合があつた。一方、各防錆剤を混
合し、これを一つの塗布装置で行なう場合は、防
錆剤の性質上浸透性が悪く、そのために車体を加
熱する必要が生じて実用的ではない。 本考案はこのような従来の欠点を除去し、塗布
装置の所要台数を低減して設備費の低減を図るこ
とができる一方、異種の防錆剤を簡単な操作によ
つて随時使い分け塗布できるようにして、この種
の塗布作業を手際良く行なえ、その作業性を高め
られるようにした自動車等の防錆剤塗布装置を提
供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) このため、本考案の自動車等の防錆剤塗布装置
は、圧縮空気を導入して加圧可能なタンク内に各
防錆剤を収容可能な複数の防錆剤収納容器を収容
し、これらの容器内に各防錆剤をタンク外部に誘
導可能な導管を配設し、これらの導管の管端部に
切換弁を接続して、これら導管の何れか一方を切
換弁に接続した防錆剤供給ホースに選択的に連通
させるとともに、空圧源に連通する空圧供給ホー
スと防錆剤供給ホースの端部に塗布ガンを接続す
るようにしたことを特徴としている。 (実施例) 以下、本考案を自動車の防錆剤塗布装置に適用
した図示実施例により説明すると、はキヤスタ
ー2,2を介して作業床面3上を移動可能なタン
クで、その内部には二つの防錆剤収納容器4,5
が収容され、一方の容器4には車体外面塗布用の
防錆剤6が収容され、他方の容器5には車体内面
塗布用の防錆剤7が収容されている。8はタンク
1の内部に連通する加圧パイプで、その上端部に
は減圧弁9が取り付けられ、この減圧弁9の一端
に圧力計10を介して、エアーコンプレツサ等の
空圧源に連通する空圧管11が接続され、他端に
は圧力調節弁12および開閉弁13を介して、空
圧供給ホース14が接続されている。 15は例えばロータリー形方向制御弁からなる
切換弁で、その各ポートには防錆剤収納容器4,
5内に配設した導管16,17の一端と、塗布剤
供給ホース18の一端が接続され、その切換操作
により何れか一方の導管16,17と前記ホース
18とが連通するように構成されている。19は
前記供給ホース14,18の他端部に接続された
塗布ガンで、そのレバー20の操作により噴出口
を開口して、圧力空気と塗布剤の混合気を混合気
供給ホース21を経由して、ノズル22から噴射
可能にしている。 その他、図中23はリリーフ弁からなる安全
弁、24はタンクの圧力計、25はタンク
蓋、26,26は蓋25の固定具、27は塗布剤
供給ホース18に介挿された開閉弁である。 (作用) このように構成した防錆剤塗布装置を使用する
場合は、予めタンク内に収容した防錆剤収納容
器4,5に各防錆剤6,7を定量充填して置き、
塗布装置の使用に際しては、空圧源であるエアー
コンプレツサを駆動させて、その圧縮空気を空圧
管11に送り込み、その圧縮空気を減圧弁9によ
つて所定圧に減圧した後、これを加圧パイプ8よ
りタンク内部に導いてタンク内を加圧する一
方、一部の圧縮空気を圧力調節弁12に送つて再
度調圧し、これを開閉弁13および空圧供給ホー
ス14に導いて塗布ガン19に送り込む。 一方、タンク内の圧縮空気が送り込まれ次第
にタンク内の圧力が上昇すると、その圧力が防
錆剤収納容器4,5内に収容した防錆剤6,7の
液面に作用して、防錆剤6,7を導管16,17
に押し込む。この場合、導管16,17の上端に
接続された切換弁15は、塗布作業に先立つて予
め弁の開閉位置を切換え操作されており、例えば
車体外面を塗布する場合は、導管16と防錆剤供
給ホース18に対応するポートが連通している。
したがつて、この場合には導管17に押し込まれ
た車体内面用の防錆剤7は切換弁15で流路を閉
塞され、前記ホース18への流通が阻止される一
方、導管16に押し込まれた車体外面用の防錆剤
6は、切換弁15を経て開閉弁27より防錆剤供
給ホース18に導かれ、塗布ガン19に送り込ま
れる。 塗布ガン19に導かれた圧縮空気と防錆剤6
は、レバー20の操作前においてはその噴出を阻
止され、その加圧状態を保持する一方、レバー2
0を操作すると各流出口が開放されて、圧縮空気
と防錆剤6とが噴出口から噴出し、同時にそれら
が混合されて、噴出口に接続した混合気供給ホー
ス21を経てノズル22より噴出される。したが
つて、作業者は例えば片手で塗布ガン19を保持
し、そのレバー操作を行なうとともに、他方の手
で混合気供給ホース21の先端部を保持し、その
ノズル22を車体外面に向けて前記混合気を噴射
させることとなる。この場合、塗布ガン19には
従来のような防錆剤タンクが付随していないか
ら、これを片手操作する場合でも重量感および疲
労が軽減され、それだけ塗布作業の作業性が向上
し、この種の作業を快適に行なえることとなる。 次に車体内面を塗布する場合は、前記切換弁1
5を操作して、導管17と防錆剤供給ホース18
に対応するポートを連通させるだけでよく、この
場合には導管16に押し込まれた車体外面用の防
錆剤6は切換弁15で流路を塞がれ、その流路が
阻止される一方、車体内面用の防錆剤7が切換弁
15を経て、防錆剤供給ホース18より塗布ガン
19に導かれることとなる。このように、この塗
布装置では車体内外面の塗布に当つて空圧源とそ
の空圧供給路、加圧容器と防錆剤供給路並びに塗
布ガン19と混合気供給ホース21、ノズル22
等の各主要部材を共用しているから、装置の所要
部品が低減され、その分設備費の節減を図れると
ともに、これらの持ち運びや保守を簡便になし得
るものとなる。 一方、防錆剤6,7の使用に伴なつて、それら
を補給する場合は、エアーコンプレツサの駆動を
停止しタンク内の圧力を降圧させた後、固定具
26,26を掛け外して蓋25を外し、各防錆剤
収納容器4,5に各防錆剤6,7を所定量補給す
ればよい。この場合、各収納容器4,5はタンク
1内に収容される型式のものであるから、その持
ち運びの際の労力や重量を特別考慮する必要が無
く、その分容器4,5の設計に自由度が得られ、
防錆剤6,7の収容量の増量を図ることが可能に
なる。したがつて、各容器4,5は一回分の防錆
剤6,7の充填によつて長時間の塗布が可能にな
るから、その生産性が向上するとともに防錆剤
6,7の補給回数の低減によつて、補給作業の煩
雑を軽減し塗布作業を能率良く行なえるものとな
る。 (考案の効果) 本考案の自動車等の防錆剤塗布装置は以上のよ
うに、タンク内に複数の防錆剤収納容器を収容
し、これらの容器に収容した防錆剤を切換弁によ
つて塗布ガンに選択的に供給し、各防錆剤を随時
塗布可能にしたから、前記容器に例えば車体内外
面塗布用の防錆剤を各別に収容して置けば、切換
弁の操作によつて車体内外面に対する防錆剤の塗
布を能率良く行なうことができ、従来のように車
体内面または外面の塗布毎に専用の塗布装置の使
い分けを要していた作業の煩雑を解消することが
できる効果がある。 また、本考案では単一の塗布装置によつて例え
ば車体内外面に対する防錆剤の塗布を両用できる
から、従来のこの種の装置のように各塗布箇所に
応じて専用の塗布装置の設備を要していた不合理
を解消でき、その分設備費の低減とこの種装置の
持ち運びや保守の簡便化を図ることができるとと
もに、本考案では前記両用可能な上に各塗布作業
において、大半の装備を共用しているので、前述
と相俟つて設備費の低減を更に促進できる効果が
ある。 更に本考案では例えば車体内外面の塗布作業に
際して、防錆剤収容タンクと分離した塗布ガンに
よつて塗布するようにしているから、従来のよう
に前記タンクと一体構造の塗布ガンの使用に比べ
て労力を低減できる一方、作業性が向上し、しか
も防錆剤収納容器をタンク内に収容することによ
つて防錆剤の収容量の増量を図れるから、一回の
充填で長時間の使用に堪えることができるととも
に、防錆剤の補給回数を低減できるので、この種
塗布作業の作業性を向上できる実用的な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す正面図である。 ……タンク、4,5……防錆剤収納容器、1
4……空圧供給ホース、15……切換弁、16,
17……導管、18……防錆剤供給ホース、19
……塗布ガン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮空気を導入して加圧可能としたタンク
    に各防錆剤6,7を収容する複数の防錆剤収納容
    器4,5を収容し、前記各収納容器4,5内に各
    防錆剤6,7をタンク外に誘導可能な導管1
    6,17を配設し、これら導管16,17の管端
    部に切換弁15を接続して、何れか一方の導管1
    6,17と切換弁15に接続した防錆剤供給ホー
    ス18とを選択的に連通可能にする一方、空圧源
    に連通する空圧供給ホース14と防錆剤供給ホー
    ス18の端部に塗布ガン19を接続したことを特
    徴とする自動車等の防錆剤塗布装置。
JP20023284U 1984-12-26 1984-12-26 Expired JPH023804Y2 (ja)

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JP20023284U JPH023804Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

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JP20023284U JPH023804Y2 (ja) 1984-12-26 1984-12-26

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KR101029011B1 (ko) * 2009-12-24 2011-04-14 (주)비온디 압송식 암석 무늬 도장 기기
JP6678514B2 (ja) * 2016-05-26 2020-04-08 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 蓄圧式噴射器

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JPS61111564U (ja) 1986-07-15

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