JPH0237973B2 - - Google Patents

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JPH0237973B2
JPH0237973B2 JP57159556A JP15955682A JPH0237973B2 JP H0237973 B2 JPH0237973 B2 JP H0237973B2 JP 57159556 A JP57159556 A JP 57159556A JP 15955682 A JP15955682 A JP 15955682A JP H0237973 B2 JPH0237973 B2 JP H0237973B2
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motor
torque
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circuit
speed
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D19/00Control of mechanical oscillations, e.g. of amplitude, of frequency, of phase
    • G05D19/02Control of mechanical oscillations, e.g. of amplitude, of frequency, of phase characterised by the use of electric means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は動力伝達系試験機駆動用直流電流機の
制御装置にかかり更に詳しくは自動車等の動力伝
達系(トランスアクスルやトランスミツシヨン
等)の試験機の回転軸に発生する低周波捩り振動
を減衰させるのに好適な動力伝達系試験機駆動用
直流電動機の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第1図は自動車の動力伝達系(トランスアクス
ル、トランスミツシヨン等、以下供試体と略称す
る)等の試験機の概要を示す説明図である。図示
するように、この試験機は、駆動用直流電動機1
と、軸トルクを検出するトルクメーター4と、供
試体3の出力軸側の動力を吸収する吸収用直流電
動機2と、回転検出のパイロツト発電機5とから
構成されている。ここで、動力の伝達を安定して
行うためには、必然的に駆動用直流電動機1に対
して定速度制御(以下ASRと称す)を施し、吸
収用直流電動機2に対して定電流制御(以下
ACRと称す)又は定トルク制御(以下ATRと称
す)を施す必要がある。
第1図に示す試験機においては、一般産業機械
と比較して、比較的低周波の軸捩り振動が顕著に
生じる。その理由は、一般産業機械においては軸
捩り振動の共振周波数が固定であるのに対し、供
試体3として種々の動力伝達系が設置され、その
ギヤ比が種々変化し、これによつて軸捩り振動の
共振周波数が種々変化し、軸捩り振動を抑制する
ことが困難なためである。
また、第1図に示す試験機においては、軸トル
クの測定は必須であり、そのためトルクメータ4
が設けられている。トルクメータ4は衆知のよう
に、内蔵しているテンシヨンバーの捩り角により
トルクを検知するものであり、原理的にそのバネ
定数は低い値をとらえざるを得ない。一般的にバ
ネ定数Kの値は、トルクメータ4の容量にもよる
が、動力伝達系の軸のバネ定数が104〜105〔Kg・
m/RAD〕のオーダであるのに対し、トルクメ
ータ4のバネ定数は102〔Kg・m/RAD〕のオー
ダである。
機械系の共振周波数は、トルクメータバネ定数
をK〔Kg・m/RAD〕、慣性能率をJ〔Kg・m/
sec2〕とすると、次の(1)式で示されるから、共振
周波数は必然的に低い値となる。
第2図は、第1図に示す試験機を物理定数を用
いて表現した機械系軸捩り振動モデル図である。
第2図における各記号は以下の通りである。
J1;駆動用直流電動機1の供試体出力軸換算慣性
能率〔Kg・m/sec2〕 J2;吸収用直流電動機2の慣性能率〔Kg・m/
sec2〕 K;トルクメータ4のバネ定数〔Kg・m/RAD〕 ω1;トルクメータ4の入力軸角速度〔RAD/
sec〕 ω2;トルクメータ4の出力軸角速度〔RAD/
sec〕 T1;駆動用直流電動機1の軸トルク〔Kg・m〕 T2;吸収用直流電動機2の軸トルク〔Kg・m〕 第1図に示す試験機を第2図に示すように2つ
の質量(駆動用直流電動機1と吸収用直流電動機
2)を有する系に近似することは、次の理由によ
り合理性がある。即ち、試験機は厳密には2つの
質量を有する系ではないが、その共振周波数は最
低周波数の1次が最も大きく、制御系に与える影
響も大きいため、第2図に示す機械系軸捩り振動
モデルで評価しても問題はない。
第3図は、第2図に示す機械軸捩り振動モデル
をブロツク図で表現したものであり、第3図にお
ける各記号の意味は上記した第2図に示す記号の
意味と同一である。なお、第3図に示す記号C
は、第2図中に示されていないが、ブロツク図上
で表現された機械系のまさつの大きさ〔Kg・m/
RAD/sec〕を意味している。
トルクT1が与えられたとき、トルクメータ4
の入力軸角速度がω1の値になる迄の伝達関数
ω1/T1を求めると ω1/T1=1/(J1+J2)S×1+C/KS+J2/KS2
/1+C/KS+J1×J2/K(J1+J2)S2
……(2) ここでS;ラプラス演算子 となる。(2)式を2次系の一般式に書き直すと、 ω1/T1=1/JΣS×1+2ζBS/ωB+S2/ωB 2/1+
AS/ωA+S2/ωA 2……(3) 但し、 ζA=1/2×C/K×ωA ……(5) ζB=1/2×C/K×ωB ……(7) となる。
(3)式の周波数特性をS=jωとおいて、ボード
線図を作成すると第4図のようになる。いうまで
もなく、ωA,ωBが共振角周波数(RAD/sec)、
ζA,ζBはそれぞれ共振角周波数ωA,ωBにおける
減衰定数、Mpが共振角周波数ωAにおける共振時
のゲインのピーク値(db)を示し、Mpは、下式
で示される。
仮にまさつCが存在しないとすれば、Mpは理
論的には無限大となる。現実にモータ等回転体の
まさつ(損失)は非常に小さく作つてあり、共振
点におけるMpは非常に大きな値となる。なお、
共振角周波数ωBにおける共振は、ゲインを下げ
るものであるため、問題は生じない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来技術に関する説明では、軸捩り振
動の機械系のみの周波数特性について述べてき
た。次に、駆動用直流電動機1のASR制御系と
軸捩り振動の共振角周波数のかかわりについて述
べ従来技術での問題点を明らかにする。
第1図に示す駆動用直流電動機のASR制御系
のブロツク図を第5図に示す。第5図に示す記号
の意味は、以下の通りである。
GASR;ASR制御補償伝達関数 FC;マイナーACR制御フイードバツクゲイン TC;マイナーACR制御系時定数 ζφ;駆動用直流電動機のトルク系数(T1/Ia) J1;駆動用直流電動機の供試体出力軸換算慣性能
率 J2;吸収用直流電動機の慣性能率 K;トルクメータバネ定数 ω1;トルクメータ入力軸角速度 ω2;トルクメータ出力軸角速度 FN;速度フイードバツク回路伝達関数 Ia;電機子電流 T1;電動機出力トルク T2;負荷トルク(DCMA側からの負荷トルク) 第5図に示すASR制御系は、速度信号ω1をフ
イードバツクする制御系であり、そのループ内に
第3図に示す機械軸捩り振動モデルの制御ブロツ
クが含まれている。いま、第5図に示すASR制
御系中に機械軸捩り振動が存在しないとすると、
第1図に示す駆動用直流電動機のASR制御系の
ボード線図は、第6図に一点鎖線で示すボード線
図Aの様にある周波数領域内で直線となる。しか
し、実際には上記した様に、速度信号ω1をフイ
ードバツクするループ内に第3図に示す機械軸捩
り振動モデルの制御ブロツクが含まれているた
め、ASR制御系のボード線図Bは、第6図中に
実線で示すように、一点鎖線で示すボード線図A
に対して第4図に示す機械捩り振動モデルのボー
ド線図が重畳した形となる。第5図に示すASR
制御系は、フイードバツク制御系であるため、共
振周波数ωAにおけるピーク値Mpがゲイン1.0以
上の値となると制御系+機械系全体ループでωA
の点で共振現象を生じることになり、共振は収斂
しないで持続又は発散して、まつたく運転不能に
陥る。
先にも述べたが、試験機等回転運動系のまさつ
は軸受の損失程度であり非常に小さく、共振現象
を減衰させる要素として期待ができない。したが
つて、ピーク値Mpは非常に大きく、40〜50dBに
達するのが一般的である。
従来は、この共振現象に起因してASR制御系
が不安定になるの防止するため、第1に制御系の
しや断周波数ωCを下げる手段が取られていた。
すなわち、第6図に実線で示すボード線図Bは、
前記したように、ASR制御系の応答特性を示す
ボード線図Aに対して機械捩り振動に起因するボ
ード線図(第4図参照)が重畳し、共振角周波数
ωAにおいてゲインが高くなつた状態を示してい
る。この場合、本来のASR制御系の応答はしや
断角周波数ωCの点であるにもかかわらず、しや
断角周波数ωCと共振角周波数ωAとにおいて干渉
が生じ、制御系が安定に動作しない状態が発生す
る。そこで、従来は、共振角周波数ωAの影響を
除去するため、点線で示すボード線図Cのよう
に、共振角周波数ωAにおけるピーク点が−10〜
−15dBの値になるようにボード線図Bを全体的
に下げ、しや断角周波数をωCからωC′に下げると
いう手段が取られていたのである。
周知のように、1/ωCは制御系の応答時定数
と考えることができるので、しや断角周波数ωC
を下げることは、制御系の応答劣化を招く。一例
として、共振角周波数ωAが5〔RAD/sec〕の点
で、Mpが40〔dB〕の機械軸共振が発生している
とする。この場合、上記したように、共振角周波
数ωAにおけるゲインを−10〜−15dBまで下げる
ためには、しや断角周波数ωC′が0.3〔RAD/sec〕
になるまで、ボード線図全体を下げる必要があ
る。しかし、しや断角周波数ωC′=0.3〔RAD/
sec〕は、一般の制御系の1/30位の値であつて、
制御系の応答劣化は著しいものになり、非常に応
答の遅い制御系しか提供できないという問題があ
る。
第2にフイードバツク系に遅れ要素又はフイル
タを挿入する方法もとられていた。これらの方法
は制御系の安定性を劣化させるとともに、フイル
タの場合は共振周波数が、固定値でないと有効で
はない。試験機はωAが供試体ギヤーシフト又は
その種類によつて変化するため採用できないとい
う問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の動力伝達系試験機駆動用直流電動機の
制御装置は、あらかじめ定められた速度設定値と
駆動用直流電動機に設けられた回転検出器からの
速度信号との偏差に応じて速度指令を発生する定
速度制御回路と、上記速度指令を受けて駆動用直
流電動機に所定の端子電圧を供給するマイナー定
電流制御系を含んで構成され、試験機の回転軸の
トルクを検出するトルクメータから出力されるト
ルク検出信号を微分する微分回路と、上記微分回
路の出力を上記マイナーACR回路に帰還させる
帰還回路とから構成されていることを特徴として
いる。
〔作用〕
本発明によれば、上記トルクメータと微分回路
とマイナーACR回路から構成される帰還ループ
との合成された伝達関数は、トルクメータのトル
クフイードバツクゲインと微分回路の伝達関数と
マイナーACR回路の伝達関数を乗算したものに
なり、この合成伝達関数により、試験機の回転軸
にまさつが生じたのと同じ働きをする。
次にトルク検出信号の微分値が機械的なまさつ・・・
と等価であることについて説明する。第3図にお
いて伝達関数Cはまさつ・・・を示す伝達関数であり、
トルク検出信号の微分の微分値と等価であること
は、以下の関係より明らかである。
トルクメータのトルク検出原理は(9)式で表さ
れ、 TT=KT(θ1−θ2) ……(9) ここで、 TT;トルクメータ検出トルク〔Kg・m〕 KT;トルクメータ内テンシヨンバーバネ定数 θ1;トルクメータ入力軸角度 θ2;トルクメータ出力軸角度 である。
これを第3図を用いて表わすと、(9)式の角値と
第3図の値は下記のように対応している。
T2→TT K→KT ω1→θ1 ω2→θ2 ω1,ω2は角速度、θ1,θ2は角度であるが、こ
れは、デイメンジヨンの違いだけであり、物理的
な意味は同じである。
角度θは角速度ωを積分したものであり、 θ=ω/Sで表される。
ただしS;ラプラス演算子 したがつて、第3図の伝達関数をθで表現する
と、 1/J1Sは1/J1S2 1/J1Sは1/J1S2 K/SはK CはCS で表わすことができる。
以上のことにより、第3図におけるトルクT2
の物理量をトルクメータからの信号で検知できる
ことがわかる。
従つて、微分回路の微分アンプゲインをTC1
微分アンプゲイン遅れ時定数をTC2とすれば、ト
ルク検出信号を微分回路で微分して、マイナー
ACR制御系にフイードバツクするときの伝達関
数は、次の(11)式で表わせる。
TC1・S/1+TC2・S×KT/S×ζφ/FC(1+TC・S
)……(11) (11)式において、TC1・S/1+TC2・Sは微分回路の
伝 達関数を意味し、ζφ/FC(1+TC・S)は駆動用直流 電動機を含んだマイナーACR制御系の伝達関数
を示している。
(11)式において、マイナーACR制御系時定数TC
は、マイナーACR制御系の応答が高速であるた
め、TC0と考えられる。また、微分回路の微
分アンプゲイン遅れ時定数TC2は一般に小さい値
であり、TC20と考えられる。従つて、(11)式
は、次の(12)式となり、 TC1・S/\/FC×KT/S/\ ……(12) TC1を適宜調整することによつて、回転軸にま
さつが生じた場合と等価な伝達関数 TC1・KT/FC=Cを得ることができる。
〔実施例〕
以下添付の図面に示す実施例により、更に詳細
に本発明について説明する。
第7図は本発明の一実施例を示す制御ブロツク
図であり、第5図に示す従来例と同一部分には同
一記号を付している。第7図に示す制御ブロツク
図が第5図に示す制御ブロツク図と異なるのは、
トルクメータ入力軸角速度ω1,ω2の差に基づい
て得られるトルク検出信号を微分し、閉ループL
を構成していることである。なお、第7図におい
て、前記したように記号TC1は微分アンプゲイン
を示し、記号TC2は微分アンプゲイン遅れ時定数
を示している。
即ち、第7図に示す制御ブロツク図によれば、
微分アンプゲインTC1を調整することにより、閉
ループLの働きを第3図に示すまさつCと等価に
することが可能になる。
すなわち、前記したように、閉ループLの一巡
伝達関数は、 TC1・S/1+TC2・S×KT/S×ζφ/FC(1+TC・S
)……(11) (11)式で表わされ、TC20、TC0とすれば、
(12)式となり、 TC1・S/\/FC×KT/S/\ ……(12) TC1を適宜調整すれば、TC1・KT/FC=C (まさつC相当の伝達関数)を得ることができ
る。
第8図は第7図に示すブロツク線図を具体的な
回路で実現したものであり、駆動用直流電動機1
の速度制御回路を示している。第8図に示すよう
に、駆動用直流電動機1には、供試体3を介し
て、トルクメータ4が接続されている。サイリス
タ整流装置6の出力電圧は駆動用直流電動機1に
出力され、これによつて駆動用直流電動機1が回
転する。サイリスタ整流装置6には、交流電源1
1から電力が供給されており、電流検出用変流器
10は供給される電流の値を検出して、マイナー
ACR回路8に出力する。マイナーACR回路8は
上記電流値を受けて、交流電源11からサイリス
タ整流装置6に供給される電流値が一定になるよ
うに、パルス位相器7を介してサイリスタ整流装
置6を制御する。
また、駆動用直流電動機1にはパイロツト発電
機5が設けられており、駆動用直流電動機1の回
転速度を検出して減算器13に回転速度信号(電
圧信号)として出力している。他方において、減
算器13には、速度設定器14から出力された速
度信号が入力されている。したがつて、減算器1
3は目標速度を示す速度信号とパイロツト発電機
5から入力される回転速度信号の偏差を取り、
ASR制御回路12に出力する。ASR制御回路1
2は、減算器13から入力される上記偏差を増幅
して、減算器9に出力する。
従来技術においては、ASR制御回路12から
出力される信号が直接マイナーACR回路8に入
力され、マイナーACR回路8とパルス位相器7
を介してサイリスタ整流装置6の点弧角を制御し
ていた。しかし、本実施例においては、トルクメ
ータ4から出力されるトルク信号を入力とし、入
力されるトルク信号を微分して減算器9に出力す
るアナログ微分器15が付加されている。アナロ
グ微分器15は、演算アンプ151と演算抵抗器
152,153と演算コンデンサ154とゲイン
調整用可変抵抗器155とから構成されている。
すなわち、トルクメータ4から出力されるトルク
信号がアナログ微分器15によつて微分され、減
算器9が上記微分値とASR制御回路12から出
力される信号の偏差を取り、マイナーACR回路
8に出力する。これによつて、サイリスタ整流装
置6の点弧角の制御にトルクメータ4から出力さ
れるトルク信号の微分値が取り込まれ、駆動用直
流電動機1の端子電圧が制御される。このように
して、本実施例によれば、第7図に示す閉ループ
Lが具体的に構成されることになる。
第8図において、周知のサイリスタレオナード
方式のASR制御のマイナーACR回路8は非常に
高い応答が得られる。そのオーダーは、時定数
TCが4〔mS〕未満であつて、マイナーACR回路
8自体のしや断角周波数は300〜500〔RAD/sec〕
程度である。従つて、TC=0と考えることがで
きる。本発明はこのマイナーACR回路8が高い
応答を示すことも一つのポイントとなつている。
また、アナログ微分器15は対ノイズを考慮し
て不完全微分とせざるを得ないが、微分アンプゲ
イン遅れ時定数TC2は小さくおさえることが可能
である。
従つて、(12)式を成立させることが可能であり、
第7図に示す閉ループL自体の応答はそのしや断
角周波数で300〔RAD/sec〕以上を確保すること
ができ、本実施例のASR制御回路12自体の応
答(しや断角周波数ωで10〔RAD/sec〕程度)
と比較して十分に高いので、機械形軸捩り振動の
影響を除去することが可能になる。すなわち、第
7図に示す閉ループLは第3図に示すまさつCと
等価性を有することになる。また、その量はアナ
ログ微分器15内のゲイン調整用抵抗器155を
調整し、アナログ微分器15の微分アンプゲイン
TC1を調整することで可変にできる。
こうして、制御系で機械系の軸捩り振動を減衰
させることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、制御系で機械系の軸捩り振動
現象を減衰させることができ、共振角周波数にお
ける共振ピーク値を制御できるため、従来技術に
比し、ASR制御系のしや断角周波数ωCを高くで
きる。すなわち、従来に比し高い応答の制御装置
を提供できる。従来、ωC≒0.3〔RAD/sec〕であ
つたものを、本発明により、ωC≒10〔RAD/sec〕
に改善でき、約30倍応答を早くすることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は動力伝達系の試験機の概要を示す説明
図、第2図は第1図に示す試験機の機械系軸捩り
振動モデル図、第3図は第2図に対応するブロツ
ク図、第4図は第3図に示すブロツク図における
周波数特性を示すボード線図、第5図は従来技術
による駆動用直流電動機のASR制御系を示すブ
ロツク図、第6図は第5図に示すブロツク図にお
ける周波数特性を示すボード線図、第7図は本発
明による動力伝達系試験機駆動用直流電動機の制
御装置のブロツク図、第8図は第7図に示すブロ
ツク図を実現する具体例を示す回路図である。 1……駆動用直流電動機、2……吸収用直流電
動機、3……供試体、4……トルクメータ、5…
…パイロツト発電機、6……サイリスタ整流装
置、7……パルス位相器、8……マイナーACR
回路、12……ASR制御回路、14……速度設
定器、15……アナログ微分器、151……演算
アンプ、152,153……演算抵抗器、154
……演算コンデンサ、155……ゲイン調整用可
変抵抗器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 あらかじめ定められた速度設定値と駆動用直
    流電動機に設けられた回転検出器からの速度信号
    との偏差に応じて速度指令を発生する定速度制御
    回路と、上記速度指令を受けて駆動用直流電動機
    に所定の端子電圧を供給するマイナー定電流制御
    系とを含んで構成される動力伝達系試験機駆動用
    直流電動機の定速度制御装置において、試験機の
    回転軸のトルクを検出するトルクメーターから出
    力されるトルク検出信号を微分する微分回路と、
    上記微分回路の出力を上記マイナー定電流制御系
    に帰還させる帰還路とから構成されていることを
    特徴とする動力伝達系試験機駆動用直流電動機の
    定速度制御装置。
JP57159556A 1982-09-16 1982-09-16 動力伝達系試験機駆動用直流電動機の制御装置 Granted JPS5950334A (ja)

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