JPH0237813Y2 - - Google Patents

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JPH0237813Y2
JPH0237813Y2 JP1985103588U JP10358885U JPH0237813Y2 JP H0237813 Y2 JPH0237813 Y2 JP H0237813Y2 JP 1985103588 U JP1985103588 U JP 1985103588U JP 10358885 U JP10358885 U JP 10358885U JP H0237813 Y2 JPH0237813 Y2 JP H0237813Y2
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JP
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operation panel
side wall
opening
thin plate
mounting
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JP1985103588U
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JPS6213977U (ja
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 この考案はエレベータの乗かご、特にホーロ薄
板で形成された側壁の一部に操作盤がはめ込まれ
たエレベータの乗かごに関するものである。
〔考案の背景〕
エレベータの乗かごの側壁は、利用者の眼にふ
れ易い個所であり、汚れや傷がなく所望の色彩が
付されて美観を有していることが望まれる。
一方、エレベータの乗かごの側壁は、エレベー
タに積み込まれる荷物が突き当る機会が多く、又
利用者のいたずらによる落書や汚れが付けられる
こともある。この点を考慮して荷物が突き当つて
も簡単に傷が付けず、又落書がしにくく汚れも付
きにくいステンレス材でエレベータの乗かごの側
壁を構成して効果を上げている。
ステンレス材は強度が高く、荷物などの突き当
りで傷が付きにくく、落書もしにくい点では、ほ
ぼ満足すべきものである。しかし、その色彩が限
定されるので美観の点で難点がある。
他方で、近年ホーロ材がビルなどの住居設備用
建材として注目されている。ホーロ材は耐火性に
富み、強度が高く荷物などの突き当りなどにより
傷が付くことがなく、さらに色彩も豊かで美観の
点でも優れている。このホーロ材をエレベータの
乗かごの側壁に使用することが提案されている。
第3図、第4図に示すのはエレベータの乗かご
の構成であり、床3の周縁から床面に直角に側壁
2が周囲を取り囲むように設けられる。床3に対
向して天井1が設けられ、前側壁2a間には開口
が設けられ、この開口に開閉扉4が取り付けられ
ている。
前側壁2aの一方に操作盤6が組み込まれる。
即ち、前側壁2aの側縁に直角に前柱5が固定さ
れ、前柱5の端縁部に沿つて前側壁2aの板面に
平行に開閉扉4が開閉自在に取り付けられる。前
側壁2aの板面に取付開口11が形成され、この
取付開口11に操作盤6がはめ込み固定される。
前側壁2aの側縁が板面に直角に後方に屈曲さ
れ、屈曲片12が形成される。一方、前柱5は板
状体で形成され、端縁部は板面に直角に屈曲され
る。前柱5の端縁部と対向する端部が、端縁部と
同一方向に板面に直角に屈曲されて、前縁部13
が形成される。前縁部13の端部近傍が、端縁部
側に一体に延長されて固定片14が形成される。
屈曲片12と固定片14が対接され、互に取付
ボルト5aで固定される。取付開口11の周縁部
において、それぞれの前側壁2aに対してL形ブ
ラケツト2bが固着されている。
取付開口11に操作盤6がはめ込まれ、L形ブ
ラケツト2bを介して取付ボルト2cにより前側
壁2aに対して固定される。第5図は、前側壁2
aを切断して取付開口11に形成する状態を示し
ている。
前側壁2aがホーロ薄板で形成されていると、
取付開口11を形成するための、第5図のA部分
での切断により第6図に示すように、端部が変形
するという欠点がある。
即ち、ホーロ薄板はホーロ用脱炭鋼板よりなる
素地金属板上に、800〜850℃でホーロ釉薬を焼き
付けて形成される。第6図は、素地金属板D上に
800〜850℃でホーロ釉薬Cを焼き付けて形成した
ホーロ薄板2dで、前側壁2aを構成した場合を
示し、取付開口11を形成する切断端部Aで変形
が生じている。
これは、素地金属板Dと釉薬Cとの熱膨脹係数
の差による焼成歪みがホーロ薄板2dに生じてい
て、この焼成歪みが取付開口11を形成するため
の切断端部Aに集中するためである。このような
焼成歪みの切断端部Aへの集中は、操作盤6の取
り付け上大きな難点である。なお、この種のエレ
ベータの乗かごに関連する技術は、実開昭50−
136159号公報に開示されている。
〔考案の目的〕
この考案は、側壁をホーロ薄板で形成したエレ
ベータの乗かごの側壁に対する操作盤の取り付け
上の問題を解決することを目的とし、ホーロ薄板
に熱変形を生ずることなく容易に操作盤の取り付
けを可能にした、エレベータの乗かごを提供する
ものである。
〔考案の概要〕
この考案の特徴は、ホーロ薄板製の側壁に操作
盤装着用の開口を有し、この開口の周縁部は、ホ
ーロ薄板が板面に対してほぼ直角にかつ、奥の方
向に屈曲されており、この屈曲部分に前記操作盤
が結合されていることにある。
上記のように、ホーロ薄板製の側壁に形成され
た操作盤装着用開口の周縁部は、ホーロ薄板が板
面に対してほぼ直角にかつ、奥の方向に屈曲され
ているので、ホーロ薄板の切口面が開口の周縁部
から外れ、操作盤が挿入される開口の周縁部には
ホーロの焼成歪が発生せず、簡単に操作盤を開口
に挿入し、そして結合することができる。
〔考案の実施例〕
第1図はこの考案のエレベータの乗かごの、要
部の構成を示すもので、この考案では前側壁2a
が第2図に示すように、素地金属板D上にホーロ
釉薬Cが焼き付け形成されたホーロ薄板2dで形
成されている。
ホーロ薄板2dで形成される前側壁2aの側縁
が板面に直角に後方に屈曲されて、屈曲片12が
形成される。この考案では前側壁2aの屈曲片1
2が形成された側縁と対向する端部が、屈曲片1
2と同一方向に屈曲され、取付片16が形成され
る。
左右の前側壁2aの取付片16の間隔が、操作
盤6のはめ込み取付け幅Bに設定されている。こ
の幅Bで取付片16間に形成される取付開口11
に対して、操作盤6が取付片16に沿つてはめ込
まれ、取付ボルト2Cにより取付片16に固定さ
れる。
取付片16の先端は何物とも対接せず、解放状
態にあるので、この先端部にホーロ薄板2dの焼
成歪みが集中して生じても、何ら操作盤6の取付
けには支障を生じない。このようにして、操作盤
6の取付片16部分では、ホーロ薄板で形成され
る前側壁2aに焼成熱変形が生じることがなく、
エレベータの前側壁2aに対して安定に操作盤6
を、はめ込み取り付けることが出来る。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、この考案によると
前側壁の操作盤の取付開口部分に、焼成熱変形が
生ずることがなく、安定に操作盤を取付けること
が可能な、ホーロ薄板で側壁が構成されたエレベ
ータの乗かごを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の要部の構成を示す断面原
理図、第2図は、第1図にホーロ薄板で形成され
た前側壁部分の拡大図、第3図はエレベータの乗
かごの構成を示す斜視図、第4図は従来のエレベ
ータの乗かごの操作盤の取付け状態を示す断面原
理図、第5図は第4図の前側壁部分の拡大図、第
6図は第4図において前側壁をホーロ薄板で構成
した場合の取付開口縁部の状態を示す図である。 1……天井、2……側壁、2a……前側壁、3
……床、4……開閉扉、5……前柱、6……操作
盤、11……取付開口、12……屈曲片、13…
…前縁部、14……固定片、16……取付片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁がホーロ薄板で形成され、この側壁の所定
    箇所に操作盤が配置されたエレベータの乗りかご
    において、前記ホーロ薄板製の側壁に操作盤装着
    用の開口を有し、この開口の周縁部は、ホーロ薄
    板が板面に対してほぼ直角にかつ、奥の方向に屈
    曲されており、この屈曲部分に前記操作盤が結合
    されていることを特徴とするエレベータの乗りか
    ご。
JP1985103588U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPH0237813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985103588U JPH0237813Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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JP1985103588U JPH0237813Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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Publication Number Publication Date
JPS6213977U JPS6213977U (ja) 1987-01-28
JPH0237813Y2 true JPH0237813Y2 (ja) 1990-10-12

Family

ID=30976284

Family Applications (1)

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JP1985103588U Expired JPH0237813Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

Country Status (1)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52106538A (en) * 1976-03-03 1977-09-07 Hitachi Ltd Elevator cage
JPS599898B2 (ja) * 1975-09-23 1984-03-06 富士写真フイルム株式会社 シヤシンカンコウザイリヨウ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599898U (ja) * 1982-02-05 1984-01-21 三菱電機株式会社 エレベ−タ用ほうろう化粧パネル

Patent Citations (2)

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Publication number Publication date
JPS6213977U (ja) 1987-01-28

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