JPH0237514A - ドラム組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はドラム組立体装置に係り、詳しくはＶＴＲや
ＤＡＴ等における走行するテープに情報を記録するドラ
ム組立体装置に関する。

〔従来の技術〕

例えば、ＶＴＲではテープの走行系にドラム組立体装置
が備えられ、走行するテープにヘッドで情報を記録する
ようになっている。

このドラム組立体装置は第４図に示すように、四アドラ
ムエ、回転ドラム２、モータ３より構成されており、モ
ータ３の駆動軸４には取付金具５がネジ６で締付固定さ
れ、この取付金具５にモータ３のロータ３ａがビス７で
固定されている。このロータ３ａはモータ３のステータ
３ｂに対向して配置され、モータ３の駆動軸４と一体に
回転し、この１財動軸４には回転ドラム２が固定され、
この回転ドラム２には情報を記録するヘッド８が円周上
の対称位置に一対備えられている。

ところで、この回転ドラム２の回転周期に同期して、ヘ
ッド８がテープに衝突する際に生じる衝突パルスがヘッ
ド８に発生する。一方、ドラム組立体は、その構造上ね
じり固有振動を持っておシこのねじり固有振動が衝突パ
ルスの高調波に近くなると、共振して回転ドラム２の回
転むらが増大し、映像信号の時間軸変動となって画面に
揺れや曲がりが発生することがある。

従って、例えばＶＴＲの場合ＮＴＳＣ方式（３０Ｈｚ）
と、ＰＡＬ方式（２５Ｈｚ）とで、それぞれ最適のロー
タ慣性力を設定し、２種類のロータを必要とするものが
ある。まだ、例えばドラム組立１０の駆動軸４の上端又
は下端に弾性部材を介して重量物を取り付けて構成した
ダイナミックダンパーを備え、ねじり共振や回転むらを
軽減するものがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

このようにＮＴＳＣ方式とＰＡＬ方式とで専用のロータ
を用意するのは、製作コスト及び部品管理において効率
が悪い。また、ダイナミックダンパーを追加する場合、
部品点数が増加すると共に、ので、簡単な構造で回転む
らによるジッタを低減できるドラム組立装置を提供する
ことを目的としている。

〔課題を解決するだめの手段〕

この発明はｌＩＪ記課題を解決するだめに、テープに情
報を記録するヘッドを回転ドラムに備え、この回転ドラ
ムをモータで回転させるドラム組立装置において、前記
回転ドラムにモータのロータに発生する駆動トルクを伝
達する軸ｌの軸有効径を可変する軸有効径変更手段を備
えたことを特長としだ。この軸有効径とは回転ドラムと
ロータ間における軸最小径とする（以下同様）。特に、
軸径を変えて軸有効径を変更する手段と、軸の周面に溝
を設けることにより、軸有効径を変更する手段を用いた
。まだこの軸有効径変更手段は同時に軸有効長さを変更
するものである。

〔作　用〕

この発明では、回転ドラムとモータのロータに発生する
。駆動トルクを伝達する軸有効径を可変とし、さらに軸
有効長さをも可変としているので回転数の異なるドラム
、ヘッド数の異なる回転ドラムに対して、ねじり固有振
動数が衝突パルスの高調波と共振しないように、最適な
ねじシ固有振動数を設定し、回転むらを抑制することに
よシ、映像信号の時間軸変動による画面に揺れや曲がシ
の発生を軽減する。

説明する。第１１図はドラム組立装置の要部断面図を示
す。

図中符号１０はＶＴＩＩ、に備えられるドラム組立装置
で、ロアドラム１、回転ドラム２、モータ３で構成され
ており、モータ３の駆動軸４には取付金具５がネジ６で
締結固定され、この取付金具５にモータ３のロータ３ａ
がビス７で固定されている。

この取付金具５には軸４に設けられだ溝ｔ１ａよ如上下
の位置に↓動軸方向へネジ孔５ａ、５ｂが２段階に形成
されており、このネジ孔５ａ　、　５ｂの中からいずれ
かを選択してネジ６が螺着されているが、これに限定さ
れず複数膜は適切なものを選択してネジ６を螺着する。

ロータ３ａはモータ３のステータ３ｂに対向して配置さ
れ、モータ３の、小動軸４と一体に回転し、この駆！１
ＩＪＪ軸４には回転ドラム２が設けられている。回転ド
ラム２には情報を記録するヘッド８が例えば円周上の対
称位置に一対備えられている。

また、第２図に示すように、軸４に段差４ｂを設けてこ
のネジ孔５ａ　、　５ｂの中からいずれかを選択して、
ネジ６を螺着することによって前記と同様な効果が得ら
れる。

このドラム組立のねじり振動モデルを第３図に示す。図
において、ねじり固有振動数ｆｎ　（Ｈｚ）は一般に次
式で示される。

ここで、ｆｎ　　ねしり固有振動数 ■１．慣性モーメント（回転ドラム） ■２　　慣性モーメント（ロータ） ｄ　軸直径 Ｇ　横剛性率 ｔ：軸有効長さ このような振動系において、任意に軸直径ｄを変化させ
ることでねじり固有振動数ｆｎを変えることができる。

従って、取付金具５のネジ孔５ａ、５ｂを選択してネジ
６を螺着し、回転ドラム２にロータ３ａの駆動トルクを
伝達する軸４の有効径を変化させることで、ドラム組立
１０に対して最適なねじり固有振動数ｆｎを設定するこ
とが可能である。これによυ回転ドラム２の回転周期と
同期して、ヘッド８とテープとの間に発生する衝突パル
スの高調波に、ねじり固有振動数との共振を防止でき、
映像信号の時間軸変動が怪滅する。

溌明の効果〕 以上説明したようにこの発明は、回転ドラムにモータの
駆動トルクを伝達する軸有効径を可変とし、ヘッド数の
異なる回転ドラムに対してそれぞれ最適なねじシ固有振
動を設定し、ねじり固有振動が衝突パルスの高調波と共
振しないようにすることができる。しかも、簡単な構造
で軸有効径が可変でき、取扱いが容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の実施例を示す。また第３図は
ねじり振励を示す図である。第４図はドラム組立体の従
来例を示す。 図中符号１はロアドラム、２は回転ドラム、３はモータ
、４は軸、５は取付金具、６はネジ、７はビス、 ８はヘッド、 １０はドラム組立体である。 特 許 出 願 人 ｉノ 第３因 １１４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープに情報を記録再生するための磁気ヘッドを
   複数個備えた回転ドラムと、この回転ドラムを回転させ
   るモータと、このモータのトルクを前記回転ドラムに伝
   達する伝達軸とを備えたドラム組立体において、 前記伝達軸の軸有効径を変更する軸有効径変更手段を備
   えたことを特徴とするドラム組立体。
2. （２）前記軸有効径変更手段は、 前記伝達軸の周面の任意な位置に設けた溝と、前記伝達
   軸の前記溝の上部あるいは下部に選択的に前記モータの
   ロータを取り付けるための取付手段とを備えたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のドラム組立体。
3. （３）前記軸有効径変更手段は、 前記伝達軸の第１の軸径の軸部と、 この第１の軸径より任意の量だけ短い第２の軸径の軸部
   と、 前記モータの前記ロータを前記第１の軸径の軸部あるい
   は前記第２の軸径の軸部に選択的に取り付ける取付手段
   とを備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のドラム組立体。
4. （４）前記軸有効径変更手段は、軸有効径を変更すると
   同時に軸有効長さをも変更することを特徴とする特許請
   求の範囲第２項及び第３項記載のドラム組立体。