JPH0236636B2 - Doshitsuanteikahoho - Google Patents

Doshitsuanteikahoho

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JPH0236636B2
JPH0236636B2 JP15368686A JP15368686A JPH0236636B2 JP H0236636 B2 JPH0236636 B2 JP H0236636B2 JP 15368686 A JP15368686 A JP 15368686A JP 15368686 A JP15368686 A JP 15368686A JP H0236636 B2 JPH0236636 B2 JP H0236636B2
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JP
Japan
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solution
water
ground
soil
present
Prior art date
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Application number
JP15368686A
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English (en)
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JPS6310688A (ja
Inventor
Shinichiro Ogata
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Publication date
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  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は地盤の止水や固化に有効な水ガラス系
グラウト材を用いる土質安定化方法に関するもの
である。 (従来技術と問題点) シールドトンネル等土木工事には地盤改良を必
要とすることが益々多くなつているが、地盤改良
の工法は古くからあつて数多くの種類があり、数
多くの改良剤が工夫されている。中でもケイ酸ソ
ーダを主剤としこれに硬化剤を配した水ガラス系
グラウト材が多用されている。水ガラス系グラウ
ト材にも多くの工法や硬化剤が用いられている
が、その中に少ない注入材料で多くのゲル化物を
形成し、しかも充填性が優れている等大きな特徴
を有する発泡グラフトが知られている。 例えばアルミニウム粉末を発泡剤とする注入材
(特公昭50−7844)や圧縮気体と共に注入材を地
中に噴射させるエアゾールグラウト材(特公昭49
−12364)等がある。 しかしながら前者の場合発生ガスが水素である
ため地盤改良後掘削の際に爆発する虞れがあり、
後者の場合注入材料を圧縮気体と共に噴射させる
為の特殊な装置が必要である。 また発泡グラウトには、水ガラス系の外に、イ
ソシアネートと水とを反応させて炭酸ガスを発生
しウレタンフオームを形成する有機系のものもあ
るが、これは材料費が高く、環境汚染の虞れもあ
る。 (発明の目的) 本発明者は安全性が高く取扱いが容易でしかも
経済的な発泡グラウトを用いた地盤改良方法を得
る目的で鋭意検討を行つた結果、過酸化水素を含
有する薬液を用いることにより上記目的を達成し
得ることを見出し本発明を完成するに至つたもの
である。 (発明の構成) 本発明は、地盤の止水や固化のため水ガラス系
薬液を使用する土質安定化方法において、過酸化
水素及び/又は過酸化水素付加物を含有する薬液
を土壌に注入し土壌中で発泡硬化させることを特
徴とする土質安定化方法である。 本発明に用いられる水ガラス系薬液は、ケイ酸
アルカリ水溶液とその硬化剤よりなるものであ
る。 本発明に用いられるケイ酸アルカリ水溶液は、
一般式M2O・nSiO2で表わされ式中Mはナトリウ
ム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属でMは
0.5〜4の範囲のもので一般に市販されているも
のの水溶液である。 その硬化剤としては通常の水ガラス系グラウト
材に用いられているものでよい。例えば硫酸アル
ミニウム、グリオキサール、セメント・ベントナ
イト配合物等が挙げられる。 本発明に用いられる過酸化水素(以下H2O2
いう。)は、地盤に含まれているバクテリアや有
機物、多価金属の塩や酸化物等の作用で容易に分
解され酸素ガスを発生する。 水ガラス系グラウト材にH2O2を配合して地盤
に注入すると、ゲル化する迄にH2O2の分解によ
り発生した酸素ガスは一部は地盤中に、一部はゲ
ル中に取込まれ発泡グラウトとなり、その容積を
増す。H2O2の分解はゲル化後も進行するので注
入材料は膨脹性があり、未充填の空隙や水路を塞
ぎ充填性や止水性が向上する。 本発明においてH2O2はケイ酸アルカリ水溶液
又は硬化剤のいずれに配合してもよく、両方に添
加することもできる。また施工時添加混合しても
よい。但しH2O2の分解を促進する硫酸アルミニ
ウム、アルミン酸ナトリウム等多価金属塩を含有
する硬化剤等を用いる場合はケイ酸アルカリ水溶
液に添加しなければならない。一般的にはケイ酸
アルカリ水溶液に添加して用いられる。尚、グラ
ウト材注入管等にポンプ等を用いて添加すること
も行われる。 本発明のH2O2は市販の過酸化水素水が通常用
いられるが、ホウ酸、炭酸、リン酸、ケイ酸等の
ペルオキソ酸塩の如く水性溶液中でH2O2を遊離
させる無機酸塩も含まれる。 H2O2の配合量は、100重量%換算のH2O21Kgが
329Nlの酸素を発生するので、地盤等に応じて適
宜決めればよい。 地盤や注入状況によつてH2O2の分解を促進さ
せたい場合は、H2O2を添加しない方の液、例え
ば硬化剤にH2O2分解促進剤を添加することがで
きる。 分解促進剤としては、酸化剤、還元剤、有機
物、多価金属の塩や酸化物等が用いられ、例えば
次亜塩素酸ナトリウム、硫酸第1鉄、フミン酸、
硫酸アルミニウム等を挙げることができる。 分解促進剤の配合量は100重量%換算H2O2100
重量部当り1〜10重量部でよい。 本発明の方法を実施するには通常の水ガラス系
グラウト材と同じく土壌中に本発明の薬液を注入
すればよい。 (発明の効果) 本発明のグラウト材は、従来のグラウト材と比
較して、自己発泡性と膨脹性とを有しており、下
記効果がある。 1 注入量が少なくてすみ経済的である。更に注
入量が少ないので工期が短縮され、注入機材の
損耗も減少する。 2 充填性、止水性が向上し、地盤に対して強い
付着力が得られる。 以下実施例により本発明を更に具体的に説明す
る。 実施例 1 JIS3号ケイ酸ソーダ50mlに水50mlを加えてよく
撹拌した液をA液とし、重炭酸アルカリ系硬化剤
(「ダイソーセツター300」大阪曹達社製)10gを
水に溶解して100mlとした液をB液とする。また、
A液100mlに35重量%H2O21mlを加えたものを
A′液とする。 内径5cm×高さ10cmのステンレス製中筒状型枠
に豊浦標準砂を入れつき固めた。この中に上記
A′液及びB液の混合液を注入した。H2O2の分解
による膨脹を拘束する為型枠両端を閉塞した。但
し上端は気体及び液体が抜け得るようにした。こ
れを型枠のまま24時間、7日、28日間定温20℃で
養生した。 このサンドゲルの止水性を見る為に変水位透水
試験(JISA1218−1977に拠り、15℃換算の変水
位透水係数を算出。)を行い、サンドゲルの付着
力試験として型枠一端より加圧してサンドゲルを
押し出す時の抵抗値を測定し、その結果を表1に
示した。 比較例として、A液及びB液の混合液を用いた
以外は上記と同様に試験した結果を表1に併せて
示した。
【表】 表1の結果から明らかなように、本発明の自己
発泡性グラウト材は従来のグラウト材より数倍優
れた付着力を有しており、また止水性も十倍近く
改善されることが分る。 実施例 2 前記実施例1のB液100mlにH2O2の分解促進剤
として有効塩素13重量%の次亜塩素酸ソーダ水0
〜3.0mlを加えたものとA′液との混合液を、つき
固めた豊浦標準砂490gに混合浸透させてサンド
ゲルを作製した。 これをモールド内で定温20℃で24時間養生後、
一軸圧縮強度(JISA1108−1976に拠る。),比重
量の測定及び変水位透水試験を行ない、表2に示
した。ここで、発泡率は次式により算出した。 発泡率={比較例の注入材の比重量/実施例の注入
材の比重量−1}×100(%) 注入材の比重量={(サンドゲルの比重量)− 2.62×(100−40.47)/100}×100/40.47 但し、豊浦標準砂の比重量2.62g/cm3、間隙率
40.47%を用いた。
【表】 表2の結果から、本発明のグラウト材を用いる
方法は地盤中のバクテリア等の影響で発泡すると
(ここでは便宜上H2O2の分解促進剤を添加した。)
従来品より少ない注入量で一軸圧縮強度は従来品
と同等でしかも止水性が向上していることが分
る。 実施例 3 上記実施例1のB液100mlに有効塩素13重量%
の次亜塩素酸ソーダ水1mlを添加したもの(以下
B′液という。)とA′液の混合液を用いた以外は実
施例2と同様にサンドゲルを作製した。これをモ
ールド内で定温20℃で24時間、7日、28日間養生
後、実施例2と同様の試験を行つた結果を表3に
示した。 比較例として、A+B液を用いた以外は実施例
3と同様に試験した結果を表3に併せて示した。
【表】 表3の結果から本発明のグラウト材を用いる方
法においては、長時間自己発泡性を有しており、
一軸圧縮強度の低下もなくなおかつ止水性が向上
していることが分る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地盤の止水や固化のため、水ガラス系薬液を
    使用する土質安定化方法において、過酸化水素及
    び/又は無機ペルオキソ酸塩を含有する薬液を土
    壌に注入し土壌中で発泡硬化させることを特徴と
    する土質安定化方法。
JP15368686A 1986-06-30 1986-06-30 Doshitsuanteikahoho Expired - Lifetime JPH0236636B2 (ja)

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JPS6310688A JPS6310688A (ja) 1988-01-18
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