JPH0236593Y2 - - Google Patents

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JPH0236593Y2
JPH0236593Y2 JP6297886U JP6297886U JPH0236593Y2 JP H0236593 Y2 JPH0236593 Y2 JP H0236593Y2 JP 6297886 U JP6297886 U JP 6297886U JP 6297886 U JP6297886 U JP 6297886U JP H0236593 Y2 JPH0236593 Y2 JP H0236593Y2
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rotor
hammer
rostle
upper casing
shells
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、玉出し後の貝殻を所要の粒度に破砕
処理する真珠貝破砕機に関する。
(従来技術とその問題点) 真珠を貝から採集する場合、人手で真珠を取り
出したり、貝から肉部を取り出し、肉破機に入れ
てモータで回転しながら肉部を粉砕し、海水で肉
部を洗い沈澱した真珠を採集する。このようにし
て真珠を取り出した後の貝殻は、そのままひとま
とめにして一定の場所に捨てるようにしていた。
しかしながら、上述のように真珠を取り出した
後の貝殻をそのまま捨てていたのでは貝殻が嵩張
るため、廃棄スペースの確保が容易でなく、しか
も悪臭が漂つてしまうという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述した問題点を解決するためにな
されたもので、そのために本考案は一側端部寄り
に貝殻投入口を設けた上部ケーシングと、略半円
筒状に形成したロストルを支持する下部ケーシン
グと、前記上部ケーシングとロストルで形成され
る破砕室に設けたロータと、該ロータの外周に設
けたハンマと、を備え、 前記ロストルは、中央部分の断面形状がロータ
の回転軸を略中心とした円弧面に形成されると共
に、少なくとも該ロストルの両端部分では両端部
方向に行くに従つてハンマの回転軌跡との間の隙
間が次第に広くなるように形成され、かつ、前記
ロストルがロータの回転軸中心を通る垂線を境と
して左右対称に形成した構成を採用した。
(作用) 本考案の真珠貝破砕機にあつては、上部ケーシ
ングとロストルとで形成した破砕室にロータを設
け、該ロータを回転させると共に、上部ケーシン
グに設けた貝殻投入口から貝殻を投入して、ロー
タに設けたハンマで貝殻を破砕し、該破砕した貝
殻をロストルの篩い落とし孔から落下するように
している。
この場合において、ロストルの形状が少なくと
もその両端部では両端部方向に行くに従つてハン
マの回転軌跡との隙間が次第に広くなるように形
成されているため、貝殻投入口から投入された貝
殻が、ハンマとロストルとの間にスムーズに流れ
込み、該入口部分での貝殻の詰りが解消できると
共に、破砕効果が最も高く、かつ衝撃力が集中す
るロストルの入口部分を他の部分より広く形成す
ることによつて衝撃力が奥の方へまで分散され、
このためロストルの寿命が長くなり、かつ、破砕
効果を有する部分が奥の方まで延長されて破砕効
率が向上すると共に、この破砕効果を有する部分
の延長によつて篩い面積も広くなり、篩い落とし
効果が向上する。
又、ロストルの入口には多量の貝殻が投入され
るため破砕の際、ロストルの入口側の摩耗が奥側
に比較して激しくなるが、該ロストルはロータの
回転軸中心を通る垂線を境として左右対称に形成
されているため、入口側が摩耗したら反転させて
取付けることによりロストルの寿命を長くするこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本実施例の真珠貝破砕機Aの構成を第1図から
第4図に示して説明する。
真珠貝破砕機Aは、下部ケーシング1、ロスト
ル2、上部ケーシング3、ロータ4、ハンマ5を
主な構成としている。
下部ケーシング1は、上部を開口した箱形ケー
シングに形成され、基台11に固定されている。
又、一方の相対する側板12,12の内面には、
後述するロストル2を支持する支持部材13がロ
ストル2の外形にあわせて円弧を描く位置にそれ
ぞれ3カ所に突設してある。
ロストル2は略半円筒状に形成され、その中央
部分は後述のロータ4の回転軸6を略中心とした
円弧面21に形成されると共に、少なくとも該ロ
ストル2の両端部分22では両端部方向に行くに
従つてハンマ5の回転軌跡Mとの間の隙間aが次
第に広くなるように形成されており、該ロストル
2の両端部にはそれぞれ外方へ向けてフランジ2
3,24を突設している。又、ロストル2にはそ
のほぼ全面に渡つて多数の篩い落とし孔25,2
5……を形成している。この各篩い落とし孔25
はハンマ5の回転軌跡M方向に傾斜するように開
設されており、該篩い落とし孔25の傾斜方向を
除くと、前記ロストル2は、ロータ4の回転軸6
中心を通る垂線Hを境として左右対称に形成され
ている。
尚、該ロストル2は前記下部ケーシング1の支
持部材13,13,13……上に載置状態でセツ
トされる。
上部ケーシング3は、下部開口の断面略円弧状
に形成され、両端部下方には外方に向けてフラン
ジ31,32を突設し、先端部のフランジ32の
下面にはゴム板33を設け、先端部上方には貝殻
投入口34を形成している。又、上部ケーシング
3は、基端部を支軸35で軸支して上下に開閉可
能に形成しており、閉鎖したとき上部ケーシング
3のフランジ31,32が前記ロストル2のフラ
ンジ23,24と面合し、破砕室36を形成する
と共に、ロストル2は上部ケーシング3の両フラ
ンジ31,32と支持部材13との間に挟持され
た状態で下部ケーシング1に固定された状態とな
る。
ロータ4は略円筒形に形成され、同回転軸6と
キー結合されると共に、同ロータ4の外周面には
一定間隔のもとに6枚の環状軸受板41,41…
…を突設し、各環状軸受板41,41……間には
ロータ4の回転軸6と平行な計8本の枢軸42,
42……を、ロータ4の円周方向において等間隔
のもとに設け、また該各枢軸42,42……には
ハンマ5の基部が軸支され同枢軸42,42……
を中心としてハンマ5が回転自在に取り付けられ
るが、隣接する各環状軸受板41,41間におけ
る8本の枢軸42,42……にはロータ4の円周
方向に1つおきに4本のハンマ5が取り付けられ
ると共に、このハンマ5の取り付け位置を環状軸
受板41,41の並設方向において、交互に1つ
ずつずらせた状態(45度づつ位相をずらせた状
態)に設け、合計20本のハンマ5を取り付けてい
る。このようにハンマ5を含めたハンマ5の全体
が、ロータ5の回転軸6の中心を通る垂線Hを境
として左右対称に形成されている。
また、各ハンマ5の先端部には打撃部51を備
え、この打撃部を含めたハンマ5の全体がロータ
4の回転方向において左右対称に形成されてい
る。
尚、図中7は軸受、8はVプーリで、モータ
(図示せず)からの駆動力を伝達する。9はカラ
ーである。
次に、本実施例の作用を説明する。
破砕に際し、ロータ4を高速で回転させると共
に、上部ケーシング3に設けた貝殻投入口34か
ら玉出し後の真珠貝を破砕室36に投入すると、
ロータ4に取り付けたハンマ5の打撃部51でこ
の貝殻が破砕され、一定粒度以下に破砕された貝
殻がロストル2の篩い落とし孔25,25,25
……から落下する。
この場合において、ロストル2の形状が少なく
ともその両端部では両端部方向に行くに従つてハ
ンマ5の回転軌跡Mとの間隙aが次第に広くなる
ように形成されているため、貝殻投入口34から
投入された貝殻が、ハンマ5とロストル2との間
にスムーズに流れ込み、該入口部分での貝殻の詰
りが解消できると共に、破砕効果が最も高く、か
つ衝撃力が集中するロストル2の入口部分を他の
部分より広く形成することによつて衝撃力が奥の
方へまで分散され、このためロストル2の寿命が
長くなり、かつ、破砕効果を有する部分が奥の方
まで延長されて、破砕効率が向上すると共に、こ
の破砕効果を有する部分の延長によつて篩い面積
も広くなり、篩い落とし効果が向上する。
又、ロストル2の入口には多量の貝殻が投入さ
れるため破砕の際、ロストル2の入口側の摩耗が
奥側に比較して激しくなるが、該ロストル2はロ
ータ4の回転軸中心を通る垂線Hを境として左右
対称に形成されているため、入口側が摩耗したら
反転させて取付けることによりロストル2の寿命
を長くすることができる。
なお、この場合において、ロストル2に設けた
各篩い落とし孔25はハンマ5の回転軌跡M方向
に傾斜するように開設してあるため、第4図イ,
ロに示すようにロストル2を反転させることによ
つて各篩い落とし孔25の傾斜方向が変化する
が、破砕された貝殻の排出落下方向はロータ4の
回転方向に向けて傾斜した状態となるため、各篩
い落とし孔25の傾斜方向がロータ4の回転方向
にほぼ沿う状態となる第4図イの場合は排出のた
めの有効径Dが篩い落とし孔25の実径Dとほぼ
一致するのに対し、各篩い落とし孔25の傾斜方
向がロータ4の回転方向とは逆行する方向となる
第4図ロの状態では排出のための有効径Dが篩い
落とし孔25の実径Dより小さくなり、この実径
Dと有効径Dとの差はロストル2の厚さに比例し
て大きくなる。従つてロストル2を反転させるこ
とによつて貝殻の篩い分け粒度の変更が可能とな
り、1枚のロストルが網目の異なる2種類のロス
トルとして使用できる。
また、前記ロストル2は、上部ケーシング3の
両フランジ31,32と下部ケーシング1の支持
部材13との間に挟持した状態で取り付けられ、
かつ上部ケーシング3に基端支軸35を中心とし
て上下に開閉可能に軸支されているため、上部ケ
ーシング3の先端側のボルト等による固定を解除
するだけで上部ケーシング3を開くことができ、
従つてロストル2の交換や反転作業が容易かつ迅
速に行なえると共に、ロータ4等の交換や点検作
業の効率が向上するものである。
又、ハンマ5を含めたロータ4の全体が、ハン
マ5の回転軸6の中心を通る垂線Hを境として左
右対称に形成され、しかも各ハンマ5自体もその
打撃部51を含めた全体が、ロータ4の回転方向
において左右対称に形成されているため、ハンマ
5の打撃部51の片方が摩耗した場合に、ロータ
4の全体を反転させるだけで各ハンマ5の打撃部
51の摩耗してない反対面を使用することができ
るようになるため、ロータ4の反転という極めて
簡単な作業ですみ、反転作業の能率が向上する。
次に、第5図は前記ロストル2と支持部材13
との間にシム板10を介装させた他の実施例を示
すものである。このシム板10はハンマ5とロス
トル2との隙間aを調整するものであり、これは
ハンマ5が摩耗した場合等に隙間aを一定に保た
せたり、破砕目的に合わせて隙間aの間隔を変更
する役目をなすものである。
以下、本考案の実施例を図面により説明したが
具体的な構成はこの実施例に限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設
計変更等があつても本考案の技術範囲に含まれ
る。
例えば、各篩い落とし孔25は傾斜状に開設す
ることなく、ロストル2の接線方向と直交する方
向に開設してもよい。
又、ロストル2を上部ケーシング2の両フラン
ジ31,32と支持部材13との間に挟持した状
態で下部ケーシング1に固定されるようにした
が、これに限らず、下部ケーシング1に直接ボル
ト等で固定するようにしてもよい。
又、上部ケーシング2の基端部を支持35で軸
支して上下開閉可能に構成したが、これに限ら
ず、上部ケーシング2の両端部を下部ケーシング
1に対しボルト等で固定するようにしてもよい。
(考案の効果) 上述のように本考案の真珠貝破砕機にあつて
は、上部ケーシングとロストルとで形成した破砕
室に設けたロータを回転させながら上部ケーシン
グに設けた貝殻投入口から貝殻を投入し、ロータ
に取り付けたハンマで貝殻を破砕して一定の粒度
に処理した状態でロストルの篩い落とし孔から落
下させるようにしているため、廃棄の際嵩張るこ
とがなく、廃棄スペースの確保も容易にできると
共に、一定の粒度に破砕処理するため悪臭も防止
することができる。
又、ロストルの形状が少なくともその両端部で
は両端部方向に行くに従つてハンマの回転軌跡と
の間隙が次第に広くなるように形成されているた
め、貝殻投入口から投入された貝殻が、ハンマと
ロストルとの間にスムーズに流れ込み、該入口部
分での貝殻の詰りが解消できると共に、破砕効果
が最も高く、かつ衝撃力が集中するロストルの入
口部分を他の部分より広く形成することによつて
衝撃力が奥の方へまで分散され、このためロスト
ルの寿命が長くなり、かつ、破砕効果を有する部
分が奥の方まで延長されて、破砕効率が向上する
と共に、この破砕効果を有する部分の延長によつ
て篩い面積も広くなり、篩い落とし効果が向上す
る。
又、ロストルの入口には多量の貝殻が投入され
るため破砕の際、ロストルの入口側の摩耗が奥側
に比較して激しくなるが、該ロストルはロータの
回転軸中心を通る垂線を境として左右対称に形成
されているため、入口側が摩耗したら反転させて
取付けることによりロストルの寿命を長くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案実施例の真珠貝破砕
機を示す断面図、第3図はロストル及びハンマの
形状を示す説明図、第4図はロストルの篩い落と
し孔を示す説明図、第5図はシム板を用いた他の
実施例を示す説明図である。 A:真珠貝破砕機、1:下部ケーシング、2:
ロストル、3:上部ケーシング、4:ロータ、
5:ハンマ、6:回転軸、21:円弧面、22:
ロストルの両端部分、34:貝殻投入口、36:
破砕室、H:垂線、M:ハンマの回転軌跡。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一側端部寄りに貝殻投入口を設けた上部ケーシ
    ングと、略半円筒状に形成したロストルを支持す
    る下部ケーシングと、前記上部ケーシングとロス
    トルで形成される破砕室に設けたロータと、該ロ
    ータの外周に設けたハンマと、を備え、 前記ロストルは、中央部分の断面形状がロータ
    の回転軸を略中心とした円弧面に形成されると共
    に、少なくとも該ロストルの両端部分では両端部
    方向に行くに従つてハンマの回転軌跡との間の隙
    間が次第に広くなるように形成され、かつ、前記
    ロストルがロータの回転軸中心を通る垂線を境と
    して左右対称に形成されていることを特徴とする
    真珠貝破砕機。
JP6297886U 1986-04-24 1986-04-24 Expired JPH0236593Y2 (ja)

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JP6297886U JPH0236593Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

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JPS62174638U JPS62174638U (ja) 1987-11-06
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WO2015181943A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 晃立工業株式会社 粉砕機

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JPS62174638U (ja) 1987-11-06

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