JPH023647Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH023647Y2 JPH023647Y2 JP8562384U JP8562384U JPH023647Y2 JP H023647 Y2 JPH023647 Y2 JP H023647Y2 JP 8562384 U JP8562384 U JP 8562384U JP 8562384 U JP8562384 U JP 8562384U JP H023647 Y2 JPH023647 Y2 JP H023647Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- horizontal
- guide groove
- pin
- arm portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、オーデイオ機器等の電気機器の操作
部における蓋開閉装置に関する。
部における蓋開閉装置に関する。
〈従来の技術〉
電気機器、たとえばアンプ、チユーナー等のオ
ーデイオ機器の操作部に蓋を開閉自在に設け、こ
の操作部内に操作頻度の少ない各種ツマミを配置
した構造のものが公知であるが、従来は、第5図
に示すように、前面パネル1の所定位置に蓋2を
軸Aを中心として回動自在に軸着した構造であつ
た。
ーデイオ機器の操作部に蓋を開閉自在に設け、こ
の操作部内に操作頻度の少ない各種ツマミを配置
した構造のものが公知であるが、従来は、第5図
に示すように、前面パネル1の所定位置に蓋2を
軸Aを中心として回動自在に軸着した構造であつ
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉
上記の構造において、各種ツマミの操作頻度は
少ないが、電源スイツチ3等の操作頻度の多ツマ
ミを蓋2を閉状態で操作できるようにするために
は、同図に示すように、蓋2の電源スイツチ3に
対応する位置に窓孔4を設ける必要がある。
少ないが、電源スイツチ3等の操作頻度の多ツマ
ミを蓋2を閉状態で操作できるようにするために
は、同図に示すように、蓋2の電源スイツチ3に
対応する位置に窓孔4を設ける必要がある。
このような従来構造では、蓋2の各部は軸Aを
中心とする円軌跡を描くため、蓋2開閉時、蓋2
と電源スイツチ3、蓋2と前面パネル1の底部1
aとが接触しないためには、窓孔4の径を大きく
しなければならず、また、蓋2と前面パネル1の
底部1aとの間の〓間を大きくしなければならな
いので、デザイン的に好ましいものではなかつ
た。また、蓋2は開状態において前面パネル1か
ら前方へ突出しているので、各種ツマミの操作が
やりにくかつた。
中心とする円軌跡を描くため、蓋2開閉時、蓋2
と電源スイツチ3、蓋2と前面パネル1の底部1
aとが接触しないためには、窓孔4の径を大きく
しなければならず、また、蓋2と前面パネル1の
底部1aとの間の〓間を大きくしなければならな
いので、デザイン的に好ましいものではなかつ
た。また、蓋2は開状態において前面パネル1か
ら前方へ突出しているので、各種ツマミの操作が
やりにくかつた。
本考案はこのような従来欠点を解決することを
目的とするものである。
目的とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉
蓋の下端部にこの蓋とほぼ直交するアーム部を
一体に設け、このアーム部の先端部に設けたピン
を円弧部とその両端に互いに直交する水平部、垂
直部を設けたガイド溝にこのガイド溝に沿つて摺
動自在に係合するとともに、上記蓋の下端部に回
動自在に軸着したスライド板を水平方向に移動可
能に支持し、かつ、このスライド板を水平方向で
あつて、かつ、後方へ弾性けん引するとともに、
上記蓋のアーム部の先端部を上記ピンがガイド溝
の水平部に位置する部分において水平分力を生ず
る方向であつて、かつ、上記ガイド溝の円弧部に
ほぼ沿つた方向に弾性けん引する。
一体に設け、このアーム部の先端部に設けたピン
を円弧部とその両端に互いに直交する水平部、垂
直部を設けたガイド溝にこのガイド溝に沿つて摺
動自在に係合するとともに、上記蓋の下端部に回
動自在に軸着したスライド板を水平方向に移動可
能に支持し、かつ、このスライド板を水平方向で
あつて、かつ、後方へ弾性けん引するとともに、
上記蓋のアーム部の先端部を上記ピンがガイド溝
の水平部に位置する部分において水平分力を生ず
る方向であつて、かつ、上記ガイド溝の円弧部に
ほぼ沿つた方向に弾性けん引する。
〈作用〉
蓋が閉状態から開状態へ移行する場合
蓋は、垂直状態を保持して前方へ向つて水平方
向に直進した後、前方へ向つて水平方向に対して
所定角度まで回動し、その後、蓋はさらに水平状
態になるまで回動しながら、水平方向に後退し
て、開状態となる。
向に直進した後、前方へ向つて水平方向に対して
所定角度まで回動し、その後、蓋はさらに水平状
態になるまで回動しながら、水平方向に後退し
て、開状態となる。
蓋が開状態から閉状態へ移行する場合
蓋は、上記と逆の軌跡を描いて開状態から閉状
態へ移行する。
態へ移行する。
〈実施例〉
第1図乃至第4図において説明する。
2は蓋で、この蓋2の下端部にこの蓋2と直交
するアーム部5を一体に設け、このアーム部5の
先端部にピン6を設けるとともに、上記蓋2の下
端部にスライド板7を軸Bを中心として回動自在
に軸着する。
するアーム部5を一体に設け、このアーム部5の
先端部にピン6を設けるとともに、上記蓋2の下
端部にスライド板7を軸Bを中心として回動自在
に軸着する。
8は円弧部8aとその両端に互いに直交する水
平部8b、垂直部8cを設けたガイド溝で、この
ガイド溝8に上記ピン6をこのガイド溝8に沿つ
て摺動自在に係合するとともに、上記スライド板
7を支持部材9によつて水平方向に移動可能に支
持する。
平部8b、垂直部8cを設けたガイド溝で、この
ガイド溝8に上記ピン6をこのガイド溝8に沿つ
て摺動自在に係合するとともに、上記スライド板
7を支持部材9によつて水平方向に移動可能に支
持する。
また、上記スライド板7を第1のバネ10によ
つて水平方向であつて、かつ、後方へ弾性けん引
し、上記アーム部5の先端部を第2のバネ11に
よつて上記ガイド溝8の円弧部8aにほぼそつた
方向であつて、上記ピン6がガイド溝8の水平部
8bに位置する部分において水平分力を生ずる方
向に弾性けん引する。そして、第1のバネ10の
弾性けん引力より第2のバネ11の弾性けん引力
の水平分力の方が大きくなるように、第1、第2
のバネ10,11の各弾性定数がそれぞれ選ばれ
る。
つて水平方向であつて、かつ、後方へ弾性けん引
し、上記アーム部5の先端部を第2のバネ11に
よつて上記ガイド溝8の円弧部8aにほぼそつた
方向であつて、上記ピン6がガイド溝8の水平部
8bに位置する部分において水平分力を生ずる方
向に弾性けん引する。そして、第1のバネ10の
弾性けん引力より第2のバネ11の弾性けん引力
の水平分力の方が大きくなるように、第1、第2
のバネ10,11の各弾性定数がそれぞれ選ばれ
る。
蓋2を閉状態に保持するため、蓋2と前面パネ
ル1との間にはたとえば第4図に示すような公知
のロツク機構が設けてある。
ル1との間にはたとえば第4図に示すような公知
のロツク機構が設けてある。
蓋2の側面部に係止部12を設け、この係止部
12に対応する位置にピン13を設けたレバー1
4を第3のバネ15により時計方向(第4図にお
いて)に付勢して回動自在に軸着した構造を有
し、解除ツマミ16を押すことにより、レバー1
4を反時計方向に回動させて、蓋2をロツク状態
から解除する。
12に対応する位置にピン13を設けたレバー1
4を第3のバネ15により時計方向(第4図にお
いて)に付勢して回動自在に軸着した構造を有
し、解除ツマミ16を押すことにより、レバー1
4を反時計方向に回動させて、蓋2をロツク状態
から解除する。
以上の構造において、その動作を以下に説明す
る。
る。
蓋2が閉状態から開状態に移行する場合
蓋2をロツク機構から解除すると、第2のバネ
11の弾性けん引力の水平分力により、ピン6が
ガイド溝8の水平部8b内を摺動するため、蓋2
およびスライド板7は一体となつて水平方向に前
進し、蓋2の回動軸BはPからP′の位置まで前進
する。
11の弾性けん引力の水平分力により、ピン6が
ガイド溝8の水平部8b内を摺動するため、蓋2
およびスライド板7は一体となつて水平方向に前
進し、蓋2の回動軸BはPからP′の位置まで前進
する。
ピン6がガイド溝8の水平部8bから円弧部8
aに入り、円弧部8b内を摺動すると、蓋2は
P′点を支点として回動し、第2図に示すようにな
る。
aに入り、円弧部8b内を摺動すると、蓋2は
P′点を支点として回動し、第2図に示すようにな
る。
ピン6がガイド溝8の垂直部8cの直前の位置
までくると、第2のバネ11の弾性けん引力によ
る水平分力より第1のバネ10の弾性けん引力の
方が勝るため、スライド板7は水平方向に後進
し、それに伴つて、ピン6もガイド溝8の垂直部
8c内を最上位置まで摺動するとともに、蓋2は
水平状態になるまで回動しながら後進し、その回
動軸BもP″の位置まで後進し、開状態になる。
までくると、第2のバネ11の弾性けん引力によ
る水平分力より第1のバネ10の弾性けん引力の
方が勝るため、スライド板7は水平方向に後進
し、それに伴つて、ピン6もガイド溝8の垂直部
8c内を最上位置まで摺動するとともに、蓋2は
水平状態になるまで回動しながら後進し、その回
動軸BもP″の位置まで後進し、開状態になる。
回動軸BはP→P′→P″の軌跡を描き、P″点は
P点より後方に位置する。
P点より後方に位置する。
蓋2が開状態から閉状態へ移行する場合
蓋2をその正面から開方向へ押すと、蓋2は上
記と逆の軌跡を描いて開状態から閉状態へ移行す
る。
記と逆の軌跡を描いて開状態から閉状態へ移行す
る。
なお、上記実施例において、第1、第2のバネ
10間の弾性定数の関係は、蓋2を閉状態から開
状態へ自動的に移行させるためのもので、この第
1、第2のバネ10,11が蓋2の閉状態から開
状態への移行を滑らかにするために用いられる場
合は、第1、第2のバネ10,11間の弾性定数
は上記のような関係を保持する必要はない。ま
た、蓋2の開閉を手動で行なう場合は、上記第
1、第2のバネ10,11は必ずしも必要でな
い。
10間の弾性定数の関係は、蓋2を閉状態から開
状態へ自動的に移行させるためのもので、この第
1、第2のバネ10,11が蓋2の閉状態から開
状態への移行を滑らかにするために用いられる場
合は、第1、第2のバネ10,11間の弾性定数
は上記のような関係を保持する必要はない。ま
た、蓋2の開閉を手動で行なう場合は、上記第
1、第2のバネ10,11は必ずしも必要でな
い。
〈考案の効果〉
本考案は以上のような構成を有するので、次の
ような優れた効果を有する。
ような優れた効果を有する。
蓋2が閉状態から解除された直後、および閉
状態にロツクされる直前に水平方向に前進また
は後進するため、たとえば電源スイツチ3を挿
通するための窓孔4を形成した場合、この窓孔
4の径を小さくでき、窓孔4と電源スイツチ3
との間の〓間が小さくできる。
状態にロツクされる直前に水平方向に前進また
は後進するため、たとえば電源スイツチ3を挿
通するための窓孔4を形成した場合、この窓孔
4の径を小さくでき、窓孔4と電源スイツチ3
との間の〓間が小さくできる。
蓋2の回動軸BがP→P′→P″の軌跡を描き、
P′の位置において、このP′点を中心として蓋2
が回動し、かつ、開状態の直前において、蓋2
が水平状態で後進するため、蓋2と前面パネル
1の底部1aとの〓間を小さくできる。
P′の位置において、このP′点を中心として蓋2
が回動し、かつ、開状態の直前において、蓋2
が水平状態で後進するため、蓋2と前面パネル
1の底部1aとの〓間を小さくできる。
蓋2の回動軸Bの軌跡P→P′→P″において、
P″点はP点より後方にあつて、蓋2は開状態
において前面パネル1内に収納されるため、各
種ツマミの操作がやりやすくなる。
P″点はP点より後方にあつて、蓋2は開状態
において前面パネル1内に収納されるため、各
種ツマミの操作がやりやすくなる。
等の効果があり、操作性および意匠の点で優れた
オーデイオ機器等の電気機器を提供することがで
きる。
オーデイオ機器等の電気機器を提供することがで
きる。
第1図乃至第3図は本考案の蓋開閉装置の構造
を示す図、第4図はロツク機構の構造を示す図、
第5図は従来の蓋開閉装置の構造を示す図であ
る。 1は前面パネル、2は蓋、5はアーム部、6は
ピン、7はスライド板、8はガイド溝、8aは
同、円弧部、8bは同、水平部、8cは垂直部、
9は支持部材、10,11は第1、第2のバネで
ある。
を示す図、第4図はロツク機構の構造を示す図、
第5図は従来の蓋開閉装置の構造を示す図であ
る。 1は前面パネル、2は蓋、5はアーム部、6は
ピン、7はスライド板、8はガイド溝、8aは
同、円弧部、8bは同、水平部、8cは垂直部、
9は支持部材、10,11は第1、第2のバネで
ある。
Claims (1)
- 前面パネル1の所定位置に蓋2を開閉自在に取
り付けた電気機器において、上記蓋2の下端部に
当該蓋2とほぼ直交するアーム部5を一体に設
け、当該アーム部5の先端部に設けたピン6を円
弧部8aとその両端に水平部8b、垂直部8cを
設けたガイド溝8に当該ガイド溝8に沿つて摺動
自在に係合するとともに、上記蓋2の下端部に回
動自在に軸着したスライド板7を水平方向に移動
可能に支持したことを特徴とする蓋開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8562384U JPS611879U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 蓋開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8562384U JPS611879U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 蓋開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS611879U JPS611879U (ja) | 1986-01-08 |
JPH023647Y2 true JPH023647Y2 (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=30636184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8562384U Granted JPS611879U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 蓋開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS611879U (ja) |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP8562384U patent/JPS611879U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS611879U (ja) | 1986-01-08 |
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