JPH0236180Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236180Y2
JPH0236180Y2 JP12993383U JP12993383U JPH0236180Y2 JP H0236180 Y2 JPH0236180 Y2 JP H0236180Y2 JP 12993383 U JP12993383 U JP 12993383U JP 12993383 U JP12993383 U JP 12993383U JP H0236180 Y2 JPH0236180 Y2 JP H0236180Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
contact
elastic
switch
elastic lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12993383U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6037130U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12993383U priority Critical patent/JPS6037130U/ja
Publication of JPS6037130U publication Critical patent/JPS6037130U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236180Y2 publication Critical patent/JPH0236180Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 この考案は、可動接点の形成された弾性可動片
を押しボタン等で上下動作させることにより接点
間を開閉する小型スイツチに関する。
(b) 従来技術 弾性可動片を押しボタン等で押圧することによ
つて接点間を閉成するようにした従来の小型スイ
ツチの典型的なものとして、押しボタンの先端部
で直接可動片を上下動させ、一定のストローク押
圧したときに可動片の接点と固定接点とが対向接
触する機構を備えるもの、また接点間を閉じた後
の押しボタンの同じ方向への動きを許容するため
に、接点間閉成後は押しボタンの動きに応じて固
定接点上を可動接点が摺動する機構にしたものが
実用化されている。しかし、前者の機構を備える
小型スイツチでは外部から加える力が略そのまま
接点圧となるために軽荷重のスイツチとして適用
できない不都合があり、また可動片を動作点まで
に作動すべきストロークが略接点間隔に等しくな
るために、すなわち接点間が閉成した動作点以後
の押しボタン動き量OTが極めてて短いために、
振動や衝撃に対して非常に弱い欠点があつた。さ
らに動作後の動き量OTが短いことにより可動片
を作動させる押しボタン等のストロークが常に一
定になるような用途にしか使用できなかつたり、
或いは検出に対する余裕度が小さくなるためにス
イツチの取付け位置を正確にしなければならない
不都合があつた。また後者の機構を備える小型ス
イツチは動作後の押しボタン等の動き量OTが長
いためにスイツチの用途が広がり、また検出に対
する余裕度が大きくなる利点があるが、上記の
OTの期間内において固定接点と可動接点とが摺
動していくためにチヤタリングが発生する欠点が
あつた。
(c) 考案の目的 この考案の目的は押しボタンと弾性可動片との
間に弾性レバーを介在させ、この弾性レバーの曲
げ変形を利用して軽荷重でチヤタリングの発生の
ない十分な接点圧が得られ、さらに検出に対する
余裕度が大きく、しかも振動や衝撃に対して非常
に強い信頼性の極めて高い小型スイツチを提供す
ることにある。
(d) 考案の構成 この考案は要約すれば、押しボタンが摺動でき
る範囲を接点間隔より長くし、また押しボタンを
押圧することによつて自由端が回動する弾性レバ
ーをスイツチカバーに回動自在に支持し、さらに
その弾性レバーの適所に弾性可動片の自由端部を
当接させて、この原理によつて押しボタンに加わ
る外力が軽荷重であつても固定接点、可動接点間
の接点圧が大きくなり、さらに接点間が閉成した
後は弾性レバーの曲げ変形によつて動作後の動き
量OTが大きくなるようにしたものである。
(e) 実施例 第1図はこの考案の実施例である小型スイツチ
の分解斜視図、第2図Aはスイツチカバーに対す
る弾性レバーの取付け状態を示す図、また同図B
はその要部拡大図である。また第3図A,Bはそ
れぞれ上記小型スイツチの要部切欠き正面図、要
部側断面図である。
スイツチカバー1は樹脂成形されるベース1a
と上カバー1bとで構成され、ベース1aの隅部
に形成される4つの係止片10〜13がカバー1
bの側壁に設けられている4つの窓部14〜17
にそれぞれ係合することによつてベース上にカバ
ーを固定する。
上記ベース1aには係止片13の底部付近にボ
ス18が、また係止片12の底部付近にボス19
が突設し、このボス18,19にそれぞれ端子2
0,21の小孔20a,21aが嵌合する。また
係止片10,11を結ぶ線の略中央部のベース上
にはボス22が突設し、このボス22に、端子部
を折曲したT字形の端子23に設けられた小孔2
3aが嵌合する。端子片20,21および23の
ベースに対する固定は、上記各端子片の小孔20
a,21a,23aにそれぞれボス18,19,
22を嵌合した後、それらのボスをかしめること
にによつて行う。
上記端子23は、先端部を折曲した端子片23
bと、この端子片23bの後端部に垂直に交わる
固定片23cとからなり、固定片23cの両端に
は、斜め上方に折曲され、導電体で、且つそれ自
身弾性力を有するリン青銅からなる弾性可動片2
4,25がスポツト溶接によつて固着されてい
る。この可動片24,25の自由端部は逆U字形
に折曲形成されるとともに、その少し後方の上記
端子20,21の固定接点20b,21bのそれ
ぞれに対向する部分には、可動接点24a,25
aが形成されている。
上記上カバー1bの端子片導出側側壁30には
弾性レバー取付け片31〜34が一体的に設けら
れ(第2図参照)、これらの取付け片31〜34
のそれぞれの下端部には段部31a〜34aが形
成されている。
上記弾性レバー取付け片31,32の段部31
a,32aには、リン青銅で構成されるT字形の
弾性レバー35の支持片35aが合わせられ、レ
バー35は上記可動片24の自由端部によつて斜
め上方に向くように付勢される。同様に上記弾性
レバー取付け片33,34のそれぞれの段部33
a,34aにはT字形弾性レバー36の支持片3
6aが合わせられ、弾性レバー36は上記可動片
25の自由端部によつて斜め上方に向くように付
勢される。
さらに上カバー1bには上記弾性レバー35,
36の自由端部35b,36bに対向して押しボ
タン案内孔39,40が穿設され、弾性レバーの
自由端部35b,36bをそれぞれ下端部で保持
するレバー保持部37a,38aを取着した押し
ボタン37,38が上記案内孔39,40にそれ
ぞれ挿入される。
第3図Bに示すように以上の構成からなるスイ
ツチの完成した状態では、弾性レバー35,36
はその自由端部が押しボタンの保持部37a,3
8aにそれぞれ当接し、またその中腹部よりやや
端子側の部分には可動片の自由端部は当接するよ
うになる。このため弾性レバー35,36は上カ
バー1bに回動自在に支持された状態となり、押
しボタン37,38を押下げれば弾性レバーの弾
性力によつて可動片24,25も押しさげられ
る。また押しボタンに対する押下げ力を解除すれ
ば可動片24,25および弾性レバー35,36
の弾性力によつて元の状態に復帰する。
次に上記の構成からなる小型スイツチの詳細な
作用について第3図Bを参照して説明する。
今、押しボタン38が右方向に力F1によつて
押圧されていくと、弾性レバー36は支点C1を
中心に時計方向に回動していく。また同時に弾性
レバー36の回動によつて可動片25も支点C2
を中心に反時計方向に回動していく。力F1で押
しボタン38を長さ1だけ押圧すると、可動接
点25bが固定接点21bに接触し、接点間0
がゼロとなつて閉成する。弾性レバー36の自由
端部から弾性レバー36に可動片25の自由端部
が当接する位置(作用点)P1までの長さを
2、上記作用点P1から支点C1までの長さを
3、また支点C2から可動接点25bまでの長さ
を4、可動接点25bから上記作用点P1まで
の長さを5とすると、接点間が閉成するに必要
な押しボタン38の移動長さ1は、(1+
5/4)・(1+2/3)となり、さらにそ
のときの接点間に作用する力F2は、(1+
5/4)・(1+2/3)・F1となる。す
なわち、弾性レバー36および可動片25のそれ
ぞれのてこの作用によつて、押しボタンを押圧す
る力F1が軽荷重であつても大きな接点圧を得る
ことができる。例えば2:3=3:2、
4:5=2:1とすれば接点圧は3.75F1とな
る。
押しボタン38を1の長さだけ押圧し、さら
に押しボタン38を押圧すると、弾性レバー36
がP1点を支点に反時計方向に曲げられていく。
このとき接点間は閉じたままであるから押しボタ
ン38の移動長さは弾性レバー36の自由端部の
移動長さに等しくなる。すなわち、接点間が閉成
した後も押しボタン38の押圧は可能であり、そ
の最大押圧容長さ6は弾性レバー36の自由端
部の最大移動長さに等しくなる。
このように弾性レバー36および可動片25の
てこの作用により、押しボタン38に加える外力
F1が軽荷重であつても接点圧を十分大きくする
ことができ、また押しボタン38を十分な長さ押
圧するようにしておくと、振動や衝撃があつても
接触状態は安定に且つ接点圧が十分に保たれる。
また押しボタン38が復帰状態にあるときに振動
や衝撃があつても、接点間を閉成するに必要なス
トローク1は復帰状態にあるときの接点間の長
さ0よりも数倍以上長いために、両接点間が接
触するようなことがない。さらに6−1の長
さが動作後の動き量OTとなるために、その長さ
OTが非常に大きくなり、検出に対し十分な余裕
度を得ることできる。すなわち、検出動作点を
6−1の範囲の任意の位置に設定することがで
きることになるために、スイツチの取付け位置の
精度が悪かつたりしてもその誤差がOTの範囲内
であれば誤動作を防止することができる。第4図
は上記スイツチのストローク−荷重特性を示す図
であり、OFは動作に要する力、TTFは押しボタ
ンを最大長さに移動するのに必要な力、PTは動
作点(接点間が閉成するとき)までのストロー
ク、TTは押しボタンを最大長さ移動したときの
ストロークをそれぞれ示している。図において上
記OTはTT−PTの長さとなる。
(f) 考案の効果 以上のようにこの考案によれば、スイツチカバ
ーに回動自在に支持され、自由端部に押しボタン
が当接する弾性レバーを設け、この弾性レバーの
適所に弾性可動片の自由端部を当接させるように
したので、てこの作用により軽荷重でも十分な接
点圧を得ることができるとともに、接点圧が十分
大きいことからチヤタリングの発生を防止し、さ
らに振動や動き量に対しての誤動作を起こすこと
のない、信頼性の極めて高い小型スイツチにする
ことができる。また動作後の押しボタンの動き量
OTが長くなるために検出に対する余裕度が大き
くなり、スイツチの取付け等に対して煩雑な調節
等をしなくてもよい利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である小型スイツチ
の分解斜視図、第2図Aは弾性レバーの取付け状
態を示す図、同図Bはその要部拡大図、また第3
図A,Bは上記小型スイツチの一部切欠き正面
図、要部側断面図、第4図は上記小型スイツチの
ストローク−荷重特性を示す図である。 1……スイツチカバー、24,25……弾性可
動片、24a,25a……可動接点、35,36
……弾性レバー、35b,36b……弾性レバー
の自由端部、37,38……押しボタン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定接点に対向する可動接点を備える弾性可動
    片を押圧することによつて接点間を閉成するよう
    にした小型スイツチにおいて、 案内部に沿つて接点間隔より長い距離を摺動可
    能にした押しボタンと、スイツチカバーに回動自
    在に支持され、且つ自由端部に前記押しボタンが
    当接する弾性レバーとを有するとともに、前記弾
    性レバーの適所に前記弾性可動片の自由端部を当
    接させたことを特徴とする小型スイツチ。
JP12993383U 1983-08-22 1983-08-22 小型スイッチ Granted JPS6037130U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12993383U JPS6037130U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 小型スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12993383U JPS6037130U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 小型スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6037130U JPS6037130U (ja) 1985-03-14
JPH0236180Y2 true JPH0236180Y2 (ja) 1990-10-02

Family

ID=30294248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12993383U Granted JPS6037130U (ja) 1983-08-22 1983-08-22 小型スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6037130U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6037130U (ja) 1985-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4153829A (en) Pushbutton switch assembly
US2486033A (en) Snap acting device
JPS6010034Y2 (ja) スイツチ
JPH10188726A (ja) 押釦スイッチ
JPH0236180Y2 (ja)
JP3174908B2 (ja) 多方向揺動型電子部品
US4698465A (en) Switch
US3857003A (en) Microswitch
US4603242A (en) Electrical snap switch
US3144529A (en) Snap switch
JPS5914847B2 (ja) 押釦装置
JPH066432Y2 (ja) マイクロスイツチ
JPH0129948Y2 (ja)
GB2175451A (en) Pushbutton switch
JPH04502Y2 (ja)
JPS6324603Y2 (ja)
JPS6110275Y2 (ja)
JP2754607B2 (ja) サイドスタンドスイッチ
JPH0528658Y2 (ja)
US3958091A (en) Snap-action electric switch, and contact blade structure therefor
JPH0629856Y2 (ja) 照光表示形の押しボタンスイツチ
JPH02982Y2 (ja)
JPH054678Y2 (ja)
JPH0542582Y2 (ja)
JPH0338917Y2 (ja)