JPH0236116A - 入浴剤 - Google Patents

入浴剤

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JPH0236116A
JPH0236116A JP18464988A JP18464988A JPH0236116A JP H0236116 A JPH0236116 A JP H0236116A JP 18464988 A JP18464988 A JP 18464988A JP 18464988 A JP18464988 A JP 18464988A JP H0236116 A JPH0236116 A JP H0236116A
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synthetic stevensite
synthetic
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小川 政英
Teiji Sato
悌治 佐藤
Masanori Tanaka
正範 田中
Noriyuki Takahashi
範行 高橋
Rikio Sugasawa
菅沢 力男
Haruo Ogawa
小川 春男
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野 ) 本発明は、金属成分が実質上マグネシウム、ナトリウム
及びケイ素のみから構成される合成スチブンサイト(5
tevensite l を有効成分として含有してい
る入浴剤に関するものであり、特に水分散時に、透明性
および吸着性に優れた合成スチブンサイトを含有して成
る入浴剤に関する。
(従来技術 ) 健康と美容に対する関心は、近年、年齢に関係な(高ま
り、この結果として入浴剤が注目され、多くの提案がな
されている。
入浴剤は、一般に、芒硝、硼砂、イオウ、食塩、炭酸塩
などの無機塩類の混合物に、香料、1色料、植物エキス
、有機酸、有機酸等を配合したもので、その作用と効果
は配合成分により異なるが、血液の循環を良好にして新
陳代謝を高めたり、発汗作用を促進して身体の老廃物を
排泄したり、前記塩類が皮膚上を覆って、長時間身体を
保温する等の効果を有している。
またこの他に、皮膚の清浄化作用、皮膚疾患を始めとす
る各種の病気に対する治癒作用、皮膚にしっとりとした
滑らかさを与久るモイスチャー作用、色と香りによる心
理作用も有しているとされている。
古典的入浴剤の入ったJ11I’8の代表として、牛乳
風呂が挙げられる。
また、温艮は天然の入浴剤を含有した湯として一般に親
しまれている。
このような入浴剤として、水不瀉性の無機顔料や無機化
合物を有効成分として配合しているものも知られている
(特開昭63−57516号公報参照)。
(解決すべき問題点 ) この入浴剤に、水不溜性の無機顔料や無機化合物が配合
されている時は、これを浴湯中に投入しても、分散もし
くは溶解性が無いために、浴湯を白濁させ、数分の内に
沈降を生じて浴槽の底に溜ってしまい、却って入浴者に
不快感を与えてしまうという問題点がある。
また、何回か使用した浴湯は1.使用により特有の臭気
を発生するようになり、これまた入浴者に不快感を与え
ている。
この臭気を取り除(ためには、入浴剤に特殊の香料を添
加して臭気を中和する方法が取られており2発生した臭
気を8I極的に取り除く工夫がされていないのが実情で
ある。
これら臭気を吸着し、その放出を防止する吸着剤として
は、一般にケイ酸塩化合物に良い吸着性を持ったものが
多いが、浴湯等の水溶液に透明に溶解するケイ酸塩化合
物は少ない。
例えば、ベントナイトは天然に産出する鉱物であり、水
膨潤性にも富んでいるが、不純物の含有を免れず、この
不純物の影響から色調が劣り、しかも水性媒体に膨潤分
散させたとき、乳濁して透明性の点でも劣るという問題
がある。
また水に添加したときに、その分散状態が透明となるケ
イ酸塩化合物として、フィロケイ酸塩類の合成スメクタ
イトが知られているが、この化合物は、成分として、ケ
イ素の外にリチウム、アルミニウム、フッ素等を含有し
ており、これらの成分による人体あるいは生物体への影
響から、その用途が自ずと制限されている。
また一般に、スチブンサイトは下記式(11、(k4g
t、 asMno、 axFea、 ox) 5iaO
+ o fOHl x’ fca、 Mgl O,at
・・・・・ (1) で表わされる化学組成を肴する粘土鉱物であり、この鉱
物はフィロケイ酸マグネシウム、即ち、MgxSi40
+。(081zのマグネシウム成分の一部が他の金属で
置換されるとともに、他の一部が空位となった化合物で
ある。
このスチブンサイトを合成しようとする試みも既に知ら
れており、例えばクレビス・アンド・クレイ・ミネラル
ズ誌、第27巻、第4号、第253乃至260頁f19
791には、セビオライト−水系を熱処理して、スチブ
ンサイトを合成することが記載されている。
然しなから、天然に産出されるスチブンサイトは前記f
i1式で示されるように、鉄、マンガン等の着色成分を
含有しており、また上記公知の合成法で得られるスチブ
ンサイトにあっては、未反応物のセビオライトがかなり
の量で含まれており、いずれも入浴剤としては適当でな
い。
(問題点を解決するための手段 ) 本発明者等は、Mg、Si、Naの3種の金属成分のみ
から成る合成スチブンサイトの製造に成功し、かかる合
成スチブンサイトを有効成分とする入浴剤は、皮膚にし
っとりとした滑らかさを与えるモイスチャー作用を有し
ており、上述した従来の入浴剤における問題点が解消さ
れることを見出した。
即ち本発明によれば、金属成分が実質上マグネシウム、
ナトリウム及びケイ素のみから成るスチブンサイト型フ
ィロケイ酸マグネシウムナトリウムであって、エチレン
グリコール処理した状態で面間隔16乃至26人にX線
回折ピークを有する合成スチブンサイトを有効成分とす
る入浴剤が提供される。
(作  用  ) 本発明において、上記合成スチブンサイトを入浴剤の有
効成分とするときには、これを浴湯中に投入しても、該
合成スチブンサイトが浴湯にコロイド状に分散して透明
性が維持され、またこの合成スチブンサイトの有する優
れた吸着性能が発揮され、臭気が吸着される。
また本発明において用いる合成スチブンサイトは、金属
成分が実質上Mg、Si、Naの3成分のみから成るス
チブンサイト型フィロケイ酸マグネシウムナトリウムで
あって、フルオライドイオン(F−)を含まないことか
ら、人体や生物体に対する安全性が高い。
(発明の好適態様 ) 八 スチブンサイト 本発明に用いる合成スチブンサイトは、スメクタイト粘
土鉱物に特有のx!j1回折像を示す、添付図面第1図
は、上記合成スチブンサイトのX線回折像である。
また、スメクタイトおよび含スメクタイトの混合層鉱物
にエチレングリコール処理したものは、X線の底面反射
が、16乃至26人に現われる6本発明に用いる合成ス
チブンサイトは、添付図面第2図に示すように、この特
徴を有する。
本発明の目的に好適に使用される合成スチブンサイトは
実質上下記式、 Mgx Nay 514(Lo  fOHlz・Naz
  ”  ・f21式中、XとYは、)[+Y<3とい
う条件下で、Xは2以上の数であり、Yは0乃至0.1
の数であり、 Zは0より大で1.0までの数である、で表わされる化
学組成を有する。
上記式(2)の化学組成の決定は、次のように行なわれ
る。
即ち1合成化合物の組成分析から、 Si4原子当りの
Mgの原子数fX)および(Nalの全原子数(X+Z
lが求められる。
次いで、合成化合物の陽イオンをアンモニウムイオンで
イオン交換したものの組成分析から、層内に存在するN
aの原子数(Ylが求められる。
か(して式(2)の各原子数tx、y、z)を求めるこ
とができる。ここで、Zは層間に存在する交換性Naの
原子数と単に付着しているNaの原子数(α)との和で
ある。
本発明で使用する合成スチブンサイトは、上記式(2)
において、x+Yは3よりも小さく、特に2以上の範囲
にある。
Xはこの条件を満足する範囲において2以上の値であり
、2.6乃至2.8の範囲が好適である。
Yも前記条件を満足する範囲において0乃至0.1の値
であり、0乃至0.05の範囲が好適である。
Zの値は一般に0乃至lの範囲である。
上述した合成スチブンサイトは、スメクタイト系に属す
るケイ酸マグネシウムの水和物であるという点では、ヘ
クトライトと軌を−にしている。
しかしながら、本発明に用いるこの合成スチブンサイト
は、層内のアルカリ金属成分がNaであるのに対して、
ヘクトライトでは層内のアルカリ金属成分がLiである
こと、およびヘクトライトでは層内のMgとLiとの合
計原子数fX+Y)が3であるのに対して、前記合成ス
チブンサイトでは層内のMgとNaとの合計原子数(X
+Ylが3よりも小さいことにおいて相違するものであ
る。
本発明において用いられる合成スチブンサイトにおいて
1層内のMgとNaとの合計原子数tx+y+が3より
も小さいという事実は、Mg0s八面体層におけるMg
原子の一部がNaで置換されるとともに、残りの一部が
空位となっていることを物語っている。
更には、14g原子の他の一部が水素原子で置換されて
いることもあり得る。
Mg原子の一部がNaで置換されていること及び財原子
の残りの一部が空位となっていることによる電荷の不足
を補う形で、5104四面体層−Mg(NalOs八面
体層−5i04四面体層から成る基本層構造の積層層間
には、Naイオンが存在している。
この合成スチブンサイトは、層間にNaを含有し、且つ
層中にMg及びNaを含有していることから、1重量%
の濃度の分散液としたときのPHが、9乃至11の範囲
にあるとともに、浴湯中におけるPH変化に対してPH
緩衝作用(緩衝能)を示す。
このPH緩衝作用は、特公昭55−18479号公報に
記載されているとうりで、1%濃度の水分散液として、
0.4規定塩酸で20〜50Ill/hrの速度で滴定
したとき、この分散液のPHを9.0から6.75に低
下させるに必要な塩酸量として表わされる。
本発明に用いる合成スチブンサイトは、一般に30m1
7100g固形分以上、特に50乃至200 ml/1
00g固形分の範囲の緩衝能を示す。
更にこの合成スチブンサイトは、ナトリウムの存在によ
り、カルシウム、鉄等の金属に対して、封鎖能(陽イオ
ン交換容量)を示す、この陽イオン交換容量は、一般に
0.20乃至1.58ミリイクイバレント(s+eql
/g 、特に0.20乃至1.0!leq/gの範囲内
である。
なお、前記組成式(2)の分子量あたりの陽イオン交換
容量(2−α)の値は、理論上、下記式1式% 式中、αは単に付着しているNaの原子数を表わす、 で示される。
このイオン交換容量により、本発明に用いる合成スチブ
ンサイトは、種々のカチオン類に対するイオン交換作用
或はカチオン性物質に対するイオン的吸着作用を示す。
また、この合成スチブンサイトは、微細な層状化合物の
特性として、比表面積が比較的大であり、BET比表面
積は一般に200乃至500 m”7g、特に350乃
至450が7gの範囲にある。
この特性により、本発明に用いる合成スチブンサイトは
、色素類、有臭成分等に対して、吸着作用を発揮する。
この合成スチブンサイトに水を混合すると、基本層(板
状体)同士の層間に水が入り、膨潤するが、やがては基
本層がバラバラなコロイド状に分散し、流動状態(状態
工)となる。
これ(状態I)を静置すると、基本層同士の吸引反発に
より、カード・ハウス構造が形成され、高度に増粘され
るか、あるいはゲル化された状態(状態If )となる
、この状態11から状態工に復帰させるのに必要な剪断
応力がゲル応力である。
本発明で用いる合成スチブンサイトは、このゲル応力大
きく、安定したゲル状態の形成が可能となる。
これは、本発明で用いる合成スチブンサイトでは、単位
容積あたりに形成されるカード・ハウス構造の数が多く
、構成が緻密であることを物語っている。
以上のような緻密性を有する本発明の合成スチブンサイ
トは、タルク等の天然のフィロケイ酸マグネシウムには
、全く認められない大きな吸着力を有しており、入浴剤
としての他の成分を高性能で吸着することができる。
しかもこの合成スチブンサイトは、水分を吸着している
条件下でも、これら成分を吸着する性能が、長期にわた
って高いレベルに維持され、持続性のある優れた作用効
果が発揮される。
また、この水存在下での吸着力はJ既に使用した浴湯中
に混入してきている臭気成分をも吸着してしまう性能を
有しており、使用濁でも、本発明の合成スチブンサイト
を有効成分とする入浴剤を用いるときは、その臭気を吸
着除去することが可能となる。
これらの吸着性能は、本発明で用いる合成層状フィロケ
イ酸マグネシウムが、上述したように、そのX線回折ピ
ークがブロードな形状であることから、低結晶乃至は微
結晶であること、およびBET比表面積が200が78
以上と大きいことに起因するものと思われる。
本発明で用いる合成スチブンサイトは、不純金属成分を
含まない形で得られ、一般にハンター白色度が80%以
上、特に90%以上の白色粉末である。
以上のように、本発明で用いる合成スチブンサイトは、
水に分散されたときに、緻密構造をしたコロイド状ケイ
酸となることに鑑み、このコロイド状ケイ酸が、人体の
皮膚の上に沈着する時は、このケイ酸ゲルの水吸着作用
と、乾−湿に対する緩衝作用から、一般トイレクリーに
おけるリンス剤の効果と同様なモイスチャー効果を発揮
し、肌に対して、しっとりとした滑らかさを持った風合
いを与^る。
Aヌスチブンサイトの1゛吉 本発明で用いる合成スチブンサイトは塩基性炭酸マグネ
シウムと、ケイ酸ナトリウム又は非晶質シリカ及び水酸
化ナトリウムの組合せとを含有する水性混合物を水熱処
理に賦することにより得られる。
マグネシウム原料としては塩基性炭酸マグネシウムを選
択することにより、スチブンサイトの合成が可能となり
、更に高収率及び高純度での製造が可能となる。
塩基性炭酸マグネシウムとしては、任意のものを使用し
得るが、炭酸マグネシウムや、水酸化マグネシウム或い
はこれらの混合物を使用したのではスチブンサイトの高
収率及び高純度での製造は期待できない。
塩基性炭酸マグネシウムとしては、ハイドロマグネサイ
トを使用するのが特に望ましく、このものは下記式 %式%(4) で示される化学組成と、ASn452−513に帰属さ
れるX−綿回折像とを有する。
Si及びNa成分原料としては、ケイ酸ナトリウム水溶
液が有利に使用されるが、非晶質シリカと水酸化ナトリ
ウム及び非晶質シリカとケイ酸ナトリウムとの組合せを
使用することもできる。ケイ酸ナトリウムとしては式 %式%(5) 式中、nは1乃至5の数、特に2.0乃至3.5の数で
ある。
のケイ酸ナトリウムが使用される。また、非晶質シリカ
としては、シリカのヒドロシル、ヒドロゲル、キセロゲ
ルや、湿式性非晶質シリカ或いは気相法非晶質シリカ等
が使用される。
塩基性炭酸マグネシウムとケイ酸ナトリウム或いは非晶
質シリカ及び水酸化ナトリウムとの使用割合は、マグネ
シウム分とケイ酸分とがMg:Siの原子比で3ニア乃
至5:5の範囲で用いるのがよ(、またナトリウム分は
化学量論酌量以上に用いるのがよい、ケイ酸ナトリウム
を使用するときには、格別の水酸化ナリウムを添加しな
(ともナトノウム分が系中に過剰に存在することにだろ
水熱反応に先立って、用いる原料を可及的に均一に混合
させて、均質化した水性スラリーを形成させることが、
収率及び純度向上の見地から望ましい、この均質混合は
強剪断撹拌下に行なうのがよ(、この目的に、高速剪段
ミキサー、ボールミル、サンドミル、コロイドミル、超
音波照射等を用いることができる。
また、少量のケイ酸ナトリウムは、水溶液中で塩基性炭
酸マグネシウムを均一に分散させる効果があるので、原
料としてケイ酸ナトリウムを用いる場合は、あらかじめ
塩基性炭酸マグネシウムをケイ酸ナトリウムで分散させ
た分散スラリーを調合してから残りの原料を加えても、
均一混合の目的を達成できる。この場合に用いるケイ酸
ナトリウムは水性スラリーに対して0、Ol乃至10重
量%の範囲で用いるのが望ましい。
また水性混合物中の固形分濃度は、一般に1乃至30重
量%、特に5乃至15重量%の範囲にあることが望まし
い。
この混合物をオートクレーブに仕込み、水熱処理を行な
う、水熱処理条件は、従来法に比して比較的温和な条件
であってよく、例えば一般に100乃至300℃、特に
150乃至200℃の温度で、0乃至100 kg/c
m” (ゲージ)、特に6乃至40 kg/Cm″Gの
圧力下に行なうのがよい0反応時間は一般に0.5乃至
20時間のオーグーで十分である1反応により得られる
合成スチブンサイトは母液から個−液分離し、水洗し、
乾燥して製品とする。
天上l 上記合成スチブンサイトは、それ単独で入浴剤とじつる
が、入浴剤としてそれ自体公知の各種配合剤を、一種ま
たは2 f1以上の組み合わせで配合することができる
。このような配合剤としては、これに限定されるもので
はないが、その−例を次に列挙する。
無機塩類として: 塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、FI4酸カリウム、
硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硫酸アルミニウム、
ポリリン酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸鉄りん
酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硼酸、メタケ
イ酸、無水ケイ酸等。
有機酸類として; 安息香酸、クエン酸、フマール酸、酒石酸、ピロリドン
カルボン酸、コハク酸、リンゴ酸、等。
生薬類として: ソウジュラ、ビヤクジュツ、カノコソウ、ケイガイ、コ
ウボク、センキュウ、種皮、トウキ、ショウキョウ末、
ニンイン、ケイヒ、シャクヤク、ハツカ、オウゴン、サ
フラン、ブクリヨウ、ドクカツ、ショウブ、ガイヨウ、
マツブサ、ビヤクシ、ジュウヤク、リュウノウ、サフラ
ン、オウバクエキス、インビ、ウィキョウ、カンビ末、
カミツレ、メリッサ、ローズマリー、マロニエ、西洋ノ
コギリ草、アルニカ等。
油脂類として: イソブロビルバルミテイト、イソプロピルミリステイト
、スクワリン、トリ(カブリルーカプリン酸)、グリセ
リン、マカデミアナツツ油、糠油、米糠エキス、オリー
ブ油、ホホバ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリ
ン等。
色素類として: 赤色2号、黄色4号等の厚生省令タール色素別表Iおよ
びIIの色素、クロロフィル、リボフイラビン、アンナ
ツト、カンタキサンチン、クロシン、コチニール、紅花
、アントラキノン等の食品添加剤として認められている
天然色素。
アルコール類として: エタノール、ステアリルアルコール、イソプロピルアル
コール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、
プロピレングリコール、ソルビトール等。
界面活性剤として: アルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンルキルエ
ーテル硫酸塩、ラウリン酸ジェタノールアミド、ポリエ
チレングリコールモノステアレート等。
水溶性高分子として: デキストリン、キサンテンアム、デンプン、グアーガウ
、カラギーナン、寒天、マンナン、ゼラチン、カゼイン
、アルブミン、コラーゲン、メチルセルローズ、カルボ
キシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、
メチルデンプン、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール
、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、
ポリメチルエーテル、ポリエチレンオキサイド等。
その他として: イ才つ、湯の花、カゼイン、中性白土、サルチル酸ナト
リウム、卵黄粉末、イリ糠、雲母粉末。
脱脂粉乳、ポリビニルピロリドン等。
また上記配合剤以外にも、必要に応じて、殺菌防腐剤、
金属封鎖剤、香料等を配合することも可能である。
上記配合剤は、前述した方法で製造された合成スチブン
サイトの粉末と混合することによって使用され、一般に
合成スチブンサイトの含有量が、2重量%以上となる量
割合とするのが良い。
これらの混合は、混合するための装置または道具ならば
、どのようなものでも使用することができる。
具体的には、粉体の場合、パートミキサー、ナラクーミ
キサー、万能撹拌混合機、リボンミキサー、V型混合機
等を挙げることができ、液体の場合、攪拌機付き混合期
、気泡撹拌式混合機、噴流撹拌式混合機等を挙げること
ができる。
混合時間は、成分が均一に混合する時間であればよく、
上記の例に挙げた混合機を使用する時は、通常5乃至6
0分でよい。
本発明の入浴剤は、その商品形状として、粉末状でも、
顆粒状でも、錠剤状でも、液状体でも、いずれの形状も
選ぶことができ、それぞれの包装容器に入れ保存し、入
浴時に浴湯に添加混合分散することによって使用するこ
とができる。
本発明の入浴剤を浴湯に添加配合する量割合は1合成ス
チブンサイトの固形分濃度で、0.1乃至1000 p
p+wの濃度範囲で添加されることが好適であり、O,
1ppl+以下の濃度では合成スチブンサイトの持つ入
浴剤としての作用効果が達成されず、1000 pf1
m1以上の濃度では合成スチブンサイトの持つレオロジ
ー的性質が表われ浴湯を増粘させる傾向にある。
(発明の効果 ) 本発明によれば、金属成分が実質上Mg、SL、Naの
3成分のみから成り、不純成分を含有しておらず、且つ
皮膚にしっとりとした滑らかさを与えるモイスチャー効
果を有している合成スチブンサイトを、入浴剤の有効成
分として用いることによって、これを浴湯に投入しても
白濁したり、湯槽の底部に溜ったりする不都合が回避さ
れ、しかも発生してくる臭気を積極的に吸着除去するこ
とが可能となった。
(実施例 ) 本発明を次の具体例で説明する。
合成スチブンサイトに対する試験方法は、下記の方法に
従った。
flj X線回折 理学電気(株)製型X線回折装置(X!1発生装置40
36A1.ゴニオメータ−212501,計数装置50
71)を用いた0回折条件は下記の通りである。
ターゲット      Cu フィルター      Ni 検出器        SC 電圧         35にvp 電流         15mA カウント・フルスケール 8000C/S時定数   
      1 sec 走査速度        2°/winチャート速度 
     2 c++/nin故射角        
 l。
スリット中      0.3+n+s照角     
      6゜ (2)エチレングリコール処理試料のX線回折110℃
で2時間乾燥した試料を1.0g採取する。
これに10%エチレングリコール水溶液をホールとベッ
トで5ml加える。撹拌棒でよく掻混ぜてから、60℃
で12時間乾燥する。乾燥物はメノウ乳鉢で磨り潰す。
ここに回収した粉末を下記の条件でX゛線回折測定を行
なった。
ターゲット    Cu フィルター    Ni 検出器      SC 電圧       40 KVP 電流       20mA カウント・フルスケール       200DC/S
時定数      2 sec 走査速度     1°/rnin チヤ一ト速度   1 cm/min 故射角      1/6゜ スリット中    0.3mm 照角        6゜ 測定回折角範囲  1°〜12”  (2θ)面間隔(
d)は、半価幅の中点から求めた回折角度(2θ)から
下記式によって算出した。
d=(ん/ 2 ) 5in−’ (θ)但し、λはX
線波長1.542人である。
+31 BET比表面積 各粉末の比表面積は、窒素ガスの吸着によるBET法に
よって測定した。尚、詳細は、下記の文献に拠った。
S、 Brunauer、 P、H,Emmett、E
、Te1ler。
J、Am、Chem、Soc、、[60] 309  
f19381゜(4)白色度 JIS P−8123に記載の方法に準拠して、ハンタ
ー法により、東京重色■製オートマチック反射計fTR
−600型)を用いて測定した。
(5)モイスチャー効果 女性パネラ−10名に、試験入浴剤を、濃度が25pp
mになるように試験浴湯に溶解せしめ、−か月間常法に
従って使用してもらい、−か月経逸機の肌の感じを、下
記に示す基準にしたがって評価してもらった。
O・・・・・・肌にしっとり感があり、且つすべすべし
た。
△・・・・・・肌にややしっとり感はあるが、すべすべ
感はない。
×・・・・・・効果が認められなかった。
(6)消臭効果 試験入浴剤を、その濃度で1%になるように、添加分散
せしめた水溶液50gに、0.005規定濃度になるよ
うに調整された塩化アンモニウム水溶液20+wlを加
^、10分間撹拌後、その溶液のアンモニウムイオンの
濃度を、JIS K 0101に記載のインドールフェ
ノール青吸光光度計で測定し、初期アンモニウムイオン
濃度に対する吸着除去率を%で求めた。
(7)透明性 試験入浴剤を、その濃度で1%になるように水道水に添
加し、撹拌分散せしめた水溶液を、光路長10m+sの
光学セルに入れ、620ngaにおける透過率を、純水
を比較として測定し、透過率%をもって示す。
夫亘■ユ 市販塩基性炭酸マグネシウム(徳山曹達製TT)14.
5g (マグネシア分6g)を約150eelの水に入
れ、3号珪酸ナトリウム54g(シリカ分12g)を加
えて攪拌し、分散スラリーを調合する。
この分散スラリーを、内容積・II2のオートクレーブ
に入れる。撹拌しながら170℃で5時間水熱処理をす
る。途中発生する気体を時々排気する0反応終了後、放
冷してから内容物を取り出し、濾過、乾燥し、46gの
合成スチブンサイトの生成物を得た。
この合成スチブンサイトをサンプルミルで粉砕して得ら
れた粉末試料の白色度は95%であり。
BET比表面積は468が7gであった。
なお、上記合成スチブンサイト粉末のX線回折スペクト
ルおよびエチレングリコール処理したもののX線回折ス
ペクトルを、それぞれ第1図および第2図に示す。
またこの合成スチブンサイトの粉末を入浴剤とし、試料
(L−11とした。
この粉末試料(1−11を水道水による浴湯に、約25
ppo+になる量割合で投入し、浴湯を手で簡単に掻混
ぜることによって、該試料粉末は容易に分散溶解した。
尚、比較例として、上記合成スチブンサイトに代えて、
天然産のベントナイト粉末(クニミネエ業■製 クニピ
アF)を選び、上記と全く同様にして、比較試料(H−
11とし、浴湯に約25ppm投入した。
投入後、上記と同様に、手で浴場を掻き混ぜたが、浴湯
は透明にならず、薄く白濁した状態にしかならなかった
また、以上の入浴剤試料について、消臭効果、透明性、
およびモイスチャー効果な゛、前述した方法で評価した
更に、入浴剤が全く投入されていない水道水の浴場を比
較浴湯fH−21とし、上記と同様に評価を行なった。
この結果から、本発明による合成スチブンサイトは、浴
場に投入されても白濁することなく透明に分散溶解し、
全(違和感や不快感を与えることがない。
また優れたモイスチャー効果および消臭効果が発揮され
る健康的入浴剤であることがよ(理解される。
第1表 実施例1で用いた合成スチブンサイトの粉末0.4gに
、他の入浴薬剤として、重曹(重炭酸ソーダ)0.5g
とクエン酸0−1gを加えて混合し、加圧成型打錠機で
錠剤に成型して、入浴剤試料+1−2)とした。
この錠剤試料の合成スチブンサイト成分が、浴渇に約2
5ppmになる量で、浴湯中に投入したところ、気泡を
発生しながら、素早く分散溶解した。
この入浴剤試料の投入された試験浴湯について実施例1
と同様に、10名のパネラ−によるモイスチャー効果の
評価を行なった。
その結果、○の評価が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例で調製された合成スチブンサ
イトのCu−にα線によるX線回折スペクトルであり、 第2図は、前記合成スチブンサイトをエチレングリコー
ル処理したもののCu−にα線によるx#!底面反射の
回折スペクトルである。 特許出願人 水澤化学工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属成分が実質上マグネシウム、ナトリウム及び
    ケイ素のみから成るスチブンサイト型フィロケイ酸マグ
    ネシウムナトリウムであって、エチレングリコール処理
    した状態で面間隔16乃至26ÅにX線回折ピークを有
    する合成スチブンサイトを有効成分とすることを特徴と
    する入浴剤。
  2. (2)合成スチブンサイトが実質上、下記式Mg_XN
    a_YSi_4O_1_0(OH)_2・Na_Z式中
    、XとYは、X+Y<3という条件下で、Xは2以上の
    数であり、Yは0乃至0.1の 数であり、 Zは0より大で1.0までの数である、 で表わされる化学組成を有するものである請求項1記載
    の入浴剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6132069A (en) * 1996-07-19 2000-10-17 Moriyama Sangyo Kabushiki Kaisha Light body, light body mounting base and embedded lighting equipment
JP2011040300A (ja) * 2009-08-12 2011-02-24 Ushio Spex Inc 照明器具の取付治具
WO2023127491A1 (ja) * 2021-12-27 2023-07-06 株式会社 資生堂 洗浄料

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