JPH0235964A - 化粧用塗布具およびその製造方法 - Google Patents

化粧用塗布具およびその製造方法

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JPH0235964A
JPH0235964A JP10845689A JP10845689A JPH0235964A JP H0235964 A JPH0235964 A JP H0235964A JP 10845689 A JP10845689 A JP 10845689A JP 10845689 A JP10845689 A JP 10845689A JP H0235964 A JPH0235964 A JP H0235964A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化粧用塗布具、特にメイクアップ化粧料の塗布
具、およびその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
メイクアップ化粧料の塗布具素材として、従来からポリ
ウレタンやNBRのフオームからなる柔軟な発泡体が多
用されている。
最近では化粧料が進歩して、汗をかいても或は水泳等で
水に濡れても化粧部れしないように、肌にぴったりとフ
ィツトするものが多くなってきた。
このように化粧料の固着性が向上したことにより、化粧
用塗布具の汚れは著しくなり、しかも汚れが発泡体の骨
格表面に強く吸着して、塗布具を揉み洗いしても汚れを
落すことが困難となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように化粧料の進歩と共に塗布具が著しく汚れるよ
うになったので、汚れの付着を防止できる防汚性や、洗
濯の際に汚れを容易に落とせるように洗浄性または脱汚
性を有する化粧用塗布具が要望されている。
従来、汚れの付着を防止するために、発泡骨格の表面を
防汚処理した化粧用塗布具が開発されている。
しかし、上述のように、最近の化粧料は塗布具の発泡骨
格の表面に強力に吸着し、しかも化粧料の種類によって
は塗布具の発泡骨格内部にまで化粧料の一部が浸透する
ために、従来技術の発泡骨格内部の防汚処理では充分な
防汚性が得られない。
上述のこととに加えて、化粧用塗布具は、化粧料との関
係において吸水性、撥水性゛、撥油性等の機能が、化粧
料の塗布時の感触の関係により柔軟性、平滑性等の機能
が、また塗布具の寿命等の関係により防黴性、殺菌性、
老化防止性、紫外線吸収性等の機能が要望される。
これらの機能性を化粧用塗布具に付与するには次のよう
な2つの方法がある。
第一の方法は、発泡体を形成した後に、それぞれの機能
を有する機能性処理剤で発泡体を処理して、発泡骨格の
表面に機能性処理剤を付着させるものである。
第二の方法は、発泡体原料に機能性処理剤を混入して、
発泡体を形成するものである。
しかし、第一の方法により製造された化粧用塗布具は機
能性処理剤が骨格表面に付着しているだけであるので耐
久性がなく、塗布具を繰返し洗濯するうちに機能性処理
剤が取れてしまい、短期間でその機能がなくなってしま
う。
また、発泡体原料中に機能性処理剤を混入する第二の方
法は、機能性処理剤の存在がフオームの形成時に発泡の
安定性に悪影響を及ぼす傾向があるので、少量しか混入
することができない。従って、塗布具製品における所望
の機能が充分得られない。機能を高めるために、多量の
機能性処理剤を発泡原料中に混入すると、発泡の安定性
が悪くなり、所望の発泡体の製造が困難となる。
更に、化粧用塗布具の塗布表面に化粧料が付着したまま
継続使用した場合、化粧料により表面の機能性処理剤が
覆われて、機能性処理剤の性能が発揮され難いという問
題もある。
〔発明の目的〕
本発明は、前述のような問題を解決し、化粧用塗布具の
機能性を向上させること目的とする。例えば、防汚性、
自己洗浄性(塗布具自体が洗浄能力を有すること)、脱
汚性(洗剤のような洗浄能力はないが、塗布具に付着し
た汚れを簡単に落せる性質)、浸透性、柔軟性、平滑性
、吸水性、保水性、吸油性、撥水性、撥油性、殺菌性、
防黴性、劣化防止性、耐光性、脱臭性等の機能を1つ又
は複数有し、その機能が長期間に亘って持続するような
化粧用塗布具を提供することを目的とする。
また、このような機能を有する発泡体を容易に製造でき
るような方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、機能性処理剤を内包した粉粒体が、発
泡体の骨格表面に付着しているか又は発泡体の骨格内部
に入っている化粧用塗布具により、前述の目的を達成し
た。
前記粉粒体としては、多孔質の粉粒体、マイクロカプセ
ル、又は機能性処理剤を内包した多孔質粉粒体をマイク
ロカプセル化したものを用いればよい。
また、本発明によれば、サイクロデキストリンで機能性
処理剤を包接した包接化合物が、発泡体の骨格表面に付
着しているか又は発泡体の骨格内部に入っている化粧用
塗布具により、前述の目的を達成した。
本発明によれば、前記発泡体の製造方法については、多
孔質粉粒体に機能性処理剤を含浸させ、該機能性処理剤
を内包した多孔質粉粒体をバインダーと共に発泡体の骨
格表面にコーティングするか、又は前記機能性処理剤を
内包した多孔質粉粒体を発泡体原料に混入した後、この
混合体を発泡処理して発泡体を形成するものである。
或は、機能性処理剤をマイクロカプセル化し、該マイク
ロカプセルをバインダーと共に発泡体の骨格表面にコー
ティングするか、又は前記マイクロカプセルを発泡体原
料に混入した後、この混合体を発泡処理して発泡体を形
成するものである。
また、機能性処理剤を内包した粉粒体、の代りに、機能
性処理剤をサイクロデキストリンで包接し、この包接化
合物を用いてもよい。
本発明によれば、前述の各方法において、2以上の機能
性を発泡体に持たせる場合、異なった機能を有する処理
剤をそれぞれ別個の粉粒体に内包させ、これら異なった
機能性処理剤を内包する粉粒体を混合して用いてもよい
。或は、異なった機能を有する処理剤を予め混合した後
、これを粉粒体に内包させて用いてもよい。
〔作 用〕
本発明によれば、機能性処理剤を内包した粉粒体が1、
発泡体のn格表面に付着しいてるか又は発泡体の開路内
部に入っているので、粉粒体に内包されている機能性処
理剤が徐々に放出され(例えばオイレスベアリングに似
て徐々に内部より滲み出てくる)、その機能を長期間に
亘り発揮する。
例えば、防汚性および自己洗浄性を発泡体に何句するに
は、洗浄力の強い界面活性剤を機能性処理剤として使用
し、これを多孔質粉粒体又はマイクロカプセルに内包し
て発泡体fJ格に付着又は発泡体に混入すればよい。こ
のような発泡体は揉み洗いした際に発泡体の内部から界
面活性剤が滲み出て、発泡体の汚れを落す働きをし、発
泡体に付着した化粧料や汚れを容易に洗い落すことがで
きる。
また、機能性処理剤を粉粒体に内包させているので、化
粧用塗布具の揉み洗いを縁返しても、発泡体骨格表面に
付着している粉粒体においても、粉粒体の内部に入って
いる機能性処理剤は洗い落されない。従って、発泡体の
機能性は耐久力がある。
機能性処理剤を多孔質粉粒体又はマイクロカプセルに内
包させるので、発泡体の製造時又は発泡体の加工時には
機能性処理剤が直接影響を与えない。従って、従来の技
術では直接に発泡体の付活表面に付着させたり、発泡原
料中に混入させることが困難であった機能性処理剤も使
用することができる。
また、本発明によれば、従来ては互いに混合することが
困難であった各種の機能性処理剤も多孔質粉粒体又はマ
イクロカプセルに内包させることにより、互いに直接影
響を及ぼすことなく混合することができる。従って、2
つ以上の所望の機能性を発泡体に付与することができる
更に、機能性処理剤をサイクロデキストリンにより包接
した包接化合物も用いる場合も、前述と同様の作用を奏
する。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明における塗布具本体としては、従来から化粧用塗
布具に使用されている発泡体、例えば、ポリウレタン、
ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂発泡体、N
BR(アクリロニトリルブタジェンゴム) 、SBR(
スチレンブタジェンゴム) 、NR(天然ゴム)、シリ
コーンゴム等のゴム発泡体を使用できる。
本発明に使用する各種の機能性処理剤としては次のよう
なものがある。
洗浄剤や浸透剤としては、洗浄性と浸透性のよい非イオ
ン活性剤又はアニオン活性剤が用いられる。
脱汚剤としては、親水性を有し、水で簡単に落ちる性質
を有するもの、例えば、水溶性ポリウレタン、CMC(
カルボキシメチルセルロースのNa塩)、メチルセルロ
ース、キトサン、キトサン誘導体、キチン等が用いられ
る。
防汚剤としては、ポリエステル系防汚剤、フッソ系防汚
剤、アルキルフォスフェート系防汚剤が用いられる。
柔軟剤としては、カチオン系柔軟剤や非イオン系柔軟剤
を用いることができる。
平滑剤としては、アミノ変性シリコンが有効である。
吸水剤としては、ナイスポールPR−86(日華化学工
業株式会社製品)、ルローテックスA−25(BASF
社製品)、ラノゲンTNT (高松油脂株式会社製品)
、ウェットシリコーン(日華化学工業株式会社製品)、
パーマローズT(IC1社製品)等を用いればよい。
保水剤としては、CMC,アルギン酸ソーダ、澱粉−ア
クリル系高吸水剤、1.3・ブチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ソルビトール等が使用できる。
吸油剤としては、ポリエチレン多孔質粉粒体、ノーボル
ネン粉末、オルベンPの使用が有効である。
撥水剤としては、シリコーン系撥水剤、アルキルメチロ
ールアマイド、アルキルエチレン尿素系撥水剤、パラフ
ィン等を用いればよい。
撥油剤としては、フッソ系の高分子共重合体を用いるこ
とができる。
防黴剤としては、パラベン類、ジンクピリチオン、バラ
オキシ安息香酸エステル等が用いられる。
殺菌剤としては、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシ
ジングルコネート、カチオン系殺菌剤等が用いられる。
脱臭剤としては、スメラル(環境科学開発株式会社製品
)、FS(白井松新薬株式会社製品)等が用いられる。
劣化防止剤としてはラジカル連鎖禁止剤、酸化防止剤、
熱劣化防止剤、金属害防止剤等を使用すればよい。
耐光剤としては、紫外線吸収剤を使用すれればよい。
また、本発明における粉粒体としては多孔質粉粒体又は
マイクロカプセルを用いる。
多孔質粉粒体は粉粒体の全体に微細孔を有するものでも
よいし、或は中空の多孔質粉粒体でもよい。多孔質粉粒
体としては次のようなものヲ用いればよい。
無機微細多孔質粉粒体として、アルカリ土類金属炭酸塩
(例えば、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸コバル
ト、塩基性炭酸銅等)、アルカリ土類金属珪酸塩(例え
ば、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニ
ウム等)、金属酸化物(例えば、無水珪酸、酸化鉄、ア
ルミナ、酸化コバルト、酸化銅等)、珪藻土、セラミッ
クス等がある。
有機微細多孔質粉粒体として、キトサンボール、海綿粉
体、ポリエチレン多孔質粉粒体、ポリプロピレン多孔質
粉粒体、ポリスチレン多孔質粉粒体メチルメタアクリレ
ート多孔質粉粒体、その他ポリエステル、ポリアミド、
ポリ塩化ビニル等の多孔質粉粒体がある。
微細多孔質粉粒体は0.5μ〜2000μ程度の大きさ
ものが使用できるが、1μ〜100μ程度のものが好ま
しい。
粉粒体の形状は特に限定されず、微細多孔質のものであ
れば、球状、扁平、無定型など任意のものを使用できる
現在市販されている微細多孔質粉粒体として、例えば以
下の商品がある。
*商品名:セオラム(材質:珪酸アルミニウム、メーカ
ー:東洋曹達株式会社)、 *商品名:ゼオライト(材質:珪酸アルミニウム、メー
カー二日本ビルダー株式会社)、*商品名ニラジオライ
ト(材質:珪藻土) *商品名ニジリカ#6−B (材質:珪藻土、メーカー
:中央シリカ株式会社)、 *商品名:ゴットボール(材質:無水珪酸、メーカー:
鈴木油脂工業株式会社)、 *商品名:キトサンボール(材質:キトサン、メーカー
:富士紡績株式会社)、 *商品名:ポリエチレン多孔質(材質:ポリエチレン、
メーカー:スペイン−ケミカル株式会社)。
前述の多孔質粉粒体に機能性処理剤を内包させるには次
のようにして行えばよい。
多孔質粉粒体と機能性処理剤を所望の割合で混合して充
分に撹拌し、そのまま数時間放置して、機能性処理剤の
浸透を均一とし、多孔質粉粒体の微細孔の内部に機能性
処理剤を含浸又は吸着させる。必要に応じて、70〜8
0℃に加熱して、機能性処理剤の多孔質粉粒体内部への
浸透を速め手もよい。
或は、多孔質粉粒体と機能性処理剤と適宜の液体(例え
ば、水、溶剤等)を混合して、多孔質粉粒体の微細孔に
内部に機能性処理剤と液体を含浸又は吸着させる。この
場合、その後、スプレードライによって余分な液体を除
去してもよい。
また、比較的粘度のある機能性処理剤を内包させる場合
は、多孔質粉粒体と機能性処理剤を混合し、或はこれら
に更に適宜液体を加えて混合し、この混合物を容器に入
れて一旦減圧し、再び大気圧に戻すと、機能性処理剤が
多孔質粉粒体の内部までよく侵透する。すなわち、減圧
した際に多孔質粉粒体の内外の圧力差により多孔質粉粒
体の微細孔内部の空気が外に出る。その後、大気圧に戻
すと、空気のなくなった微細孔内部に機能性処理剤が大
気圧により押込まれる。
本発明における機能性処理剤を内包したマイクロカプセ
ルは機能性処理剤を芯物質とし、この芯物質の周囲を微
細カプセルで囲んだものである。
微細カプセルの材質としては、ゼラチン、アラビヤゴム
、ペクチン、アルギン酸ソーダ、CMC。
ポリスチレン、ポリウレタン、メチロール尿素、メチロ
ールメラミン、ポリアミド、珪酸カルシウム等を用いる
ことができる。
機能性処理剤を芯物質としてマイクロカプセルを製造す
るには、機能性処理剤に応じて公知の適宜方法を採用す
ればよい。
マイクロカプセルの製造方法としは、例えハ次のような
方法がある。
界面重合法によるもの(カプセル材として、例えば、ナ
イロン、ポリウレタン等を用いる)。
不溶化反応によるもの(カプセル材として、例えば、ア
ルギン酸、ペクチン酸、CMCのNaをCaにしたもの
を用いる)。
相分離法によるもの(カプセル材として、例えばゼラチ
ン、アラビヤゴムを用い、これらによるコアセルベーシ
ョンによりカプセルを形成する)。
界面沈澱法によるもの(溶媒を除いて析出させる。ウレ
タンDMFに水を入れる等)。 スプレー乾燥法による
もの。
前述の多孔質粉粒体の機能性処理剤を内包させたものと
、機能性処理剤をマイクロカプセルとしたものとを比較
すると、次のような特徴がある。
形態としては、多孔質粉粒体はオーブンカプセルであり
、マイクロカプセルはクローズカプセルである。
従って、多孔質粉粒体は機能性処理剤を密閉できないが
、マイクロカプセルは完全密閉が可能である。
両者における機能性処理剤のブリード効果は、多孔質粉
粒体は機能性処理剤のブリード効果が大きく、マイクロ
カプセルはカプセルを割ると機能性処理剤が出てくる(
なお、マイクロカプセルのカプセル壁を薄くすれば、機
能性処理剤によっては割らなくてもブリードする)。
また、多孔質粉粒体は機能性処理剤が液体であるものを
内包するのに適しており、マイクロカプセルは粉体の機
能性処理剤を内包するのに適している。なお、何れの場
合も、液体でも粉体ても内包することは可能であるが、
手間が掛かる。
上述のように、多孔質粉粒体はオープンカプセルである
ので、内包した機能性処理剤がマイクロカプセルに比較
して放出し易い。従って、本発明によれば、機能性処理
剤が特に揮散又はブリードし易い物質であり、前述のよ
うに多孔質粉粒体に機能性処理剤を内包させただけては
機能性処理剤が揮散又はブリードし易い場合は、機能性
処理剤を内包した多孔質粉粒体を芯物質とし用いて、こ
れをマイクロカプセル化する。このようにすると、微細
孔内部の機能性処理剤が放出され難くなり、所望の機能
の寿命が延びる。
本発明によれば、前述のように用意した機能性処理剤を
内包した多孔質粉粒体又はマイクロカプセルをバインダ
ーを用いて発泡体の骨格表面に付着させる。
前記バインダーとしては、例えば合成樹脂エマルジョン
、合成樹脂溶液等があり、ポリウレタン水分散液、NB
Rラテックス、アクリルエステル系エマルジョン、ポリ
ブテンエマルジョン等を用いればよい。
バインダーに多孔質粉粒体又はマイクロカプセルを混入
して、これを発泡体の骨格表面にコーティングする(浸
漬、塗布、スプレー等適宜方法による)。
或は、前述のように用意した機能性処理剤を内包した多
孔質粉粒体又はマイクロカプセルを発泡体原料中に混入
して、発泡体を形成する。このようにすると、発泡体の
骨格内部にも多孔質粉粒体又はマイクロカプセルが入っ
た発泡体が製造できる。
また、上述のような各方法において、2以上の機能性を
発泡体に持たせる場合、異・なった機能を有する処理剤
をそれぞれ別個の多孔質粉粒体又はマイクロカプセルに
内包させ、これら異なった機能性処理剤を内包する多孔
質粉粒体又はマイクロカプセルを混合して用いてもよい
。或は、異なった機能を有する処理剤を予め混合した後
、これを多孔質粉粒体又はマイクロカプセルに内包させ
て用いてもよい。
更に、本発明によれば多孔質粉粒体やマイクロカプセル
に機能性処理剤を内包させる代りに、分子カプセルとも
称されるサイクロデキストリンを用いて、機能性処理剤
を包接して、この機能性処理剤の包接化合物を前述した
粉粒体と同様に用いてもよい。
本発明で使用するサイクロデキストリンは、α−サイク
ロデキストリン、β−サイクロデキストリン、γ−サイ
クロデキストリン、サイクロデキストリンの誘導体また
はそれらの混合物の何れでもよく、そして粉末状のもの
を用いてもよいし、あるいはサイクロデキストリンを含
有する澱粉分解物(例えば、日本食品化工株式会社製:
セルデックスCH−20、セルデックスCl−30)を
用いてもよい。
また、サイクロデキストリンを含有する澱粉分解物をそ
のまま使用する代りに、マルトオリゴ糖類の水飴の還元
性末端基をほぼ完全に還元した還元水飴とサイクロデキ
ストリンとの混合物である還元サイクロデキストリン水
飴を用いてもよい。
還元水飴はグルコース、マルトース等を含有するマルト
オリゴ糖類の混合物をニッケル触媒存在下で高圧で水素
添加することにより糖類の還元性末端基が水素添加され
糖アルコールとなり、還元水飴が得られる。
この還元水飴ににサイクロデキストリンを混入して還元
サイクロデキストリン水飴としてもよい。
あるいは、サイクロデキストリンを含有する澱粉分解物
を水素添加することによって還元サイクロデキストリン
水飴としてもよい。
機能性処理剤をサイクロデキストリンで包接するには、
例えば飽和水溶液法または混練法によればよい。
すなわち、飽和水溶液法では、サイクロデキストリンの
飽和または過飽和水溶液中に一定量の機能性処理剤を添
加し、70℃以下の温度で、数十分〜数時間撹拌すると
包接化合物が得られる。
混練法では、サイクロデキス]・リンに水または温湯を
加えてスラリー状にした後、70”C以下の温度で必要
量の機能性処理剤を添加し、混練器等で数十分〜数時間
よく撹拌混合することにより、包接化合物を含むペース
ト状物が得られる。この混練法において、粉末状サイク
ロデキストリンを使用する場合は、サイクロデキストリ
ンに温湯(サイクロデキストリンに対して約0.1〜6
重量倍)を加えてペースト状もしくは懸濁液とする。
他方、サイクロデキストリンを含有する澱粉分解物また
は市販のサイクロデキストリンを含有する水飴を使用す
る場合は、それ自体が25〜40%から70〜80%の
水分を含むので、約倍量の水を加えるか、そのまま用い
ればよい。
なお、使用する機能性処理剤が粉末である場合は、包接
化に先立って、薬剤を溶解する適宜な溶剤、例えばメタ
ノール、エタノール、温湯等、に予め溶かしておくとよ
い。例えば、薬剤と溶剤とを1=1(重量比)の割合と
して、約50〜70℃の温度で撹拌混合する。
また、ゲストである機能性処理剤とホストであるサイク
ロデキストリンとの割合は、機能性処理剤をできるだけ
完全に包接できれるような割合とする。例えばゲスト物
質とサイクロデキストリンとの割合はモル比で1=1程
度とするか、あるいはモル比でサイクロデキストリンの
方が多い方が好ましい。
前述の飽和水溶液法又は混練法によって生成された包接
化合物を含むペースト状物を水洗し、スプレー乾燥、通
風乾燥等により乾燥すると、粉末状の包接化合物が得ら
れる。
このようにして得られるペースト状物又は粉末状の包接
化合物を、バインダーと共に発泡骨格表面に付着させる
か、或は包接化合物を発泡原料に混入して発泡体を形成
すればよい。
〔実施例1〕 微細多孔質粒体として珪酸アルミニウムよりなるゼオラ
ム(東洋沿曹達株式会社製品)を用い、非イオン系洗浄
剤としてノイゲンP(第一工業製薬株式会社製品)を用
い、これら両者を1:1の比率で撹拌混合して、當温て
1夜放置して、ノイゲンPをゼオラムの微細孔内に均一
に浸透させた。
このノイゲンPを内包したゼオラム20重量部と、ウレ
タンエラストマーであるスパーフレックス150(第一
工業製薬株式会社製品)20重量部と、水60重量部と
を混合して撹拌した液に、ポリウレタン発泡体シートで
あるHzフオーム(ブリデストン株式会社製品)を浸漬
し、そして絞り60%に絞液して、80℃で乾燥し、そ
の後130℃で5分間熱処理を行った。
次いて、円型パフに型抜きして、化粧料ファンデーショ
ンの塗布に用いた。
塗布具を使用後35℃で0.1%非イオン活性剤水溶液
を用いて揉み洗いをしたところ、従来では除去不能であ
った汚れを簡単に落すことができ、洗濯後は汚れが全く
なかった。
〔実施例2〕 微細多孔質粒体として珪藻土よりなるシリカ#6−B(
中央シリカ株式会社製品)を用い、非イオン系洗浄剤と
してサンモールBK−90(日華化学工業株式会社製品
)、吸水剤としてナイスボールPR−86(SR剤、日
華化学工業株式会社製品)を用い、これら3者を1:0
.5:0.5の比率で混合撹拌して、180℃で1時間
放置して、微細多孔質粒体に洗浄剤および吸水剤を内包
させ、これに更にn−ヘキサンを加えて分散液とし、こ
の分散液に1.5%ポリ乳酸ジクロロメタン溶液を滴下
し、系を減圧下でかき混ぜてジクロロメタンとn−ヘキ
サンを完全に除去して、ポリ乳酸が析出して微細多孔質
粒体を包み、マイクロカプセル化した。
これを30重量部と熱反応型水溶液性ウレタン樹脂であ
るエラストロンC−52(第一工業製薬株式会社製品)
25重量部とキャタリスト32(第一工業製薬株式会社
製品)3重量部、水42重量部を混合撹拌して、この液
にNBRフオームシートを浸漬した。そして、NBRフ
オームシートを60%に絞って80℃で乾燥した後、1
30℃で5分間熱処理を施した。
次いて円型パフに形成して、化粧料ファンテデーション
による塗布に用いた。
使用後35℃で0.1%非イオン活性剤液を用いて揉み
洗いを行ったところ、従来は除去できなかった化粧料の
汚れを完全に除くことができた。
〔実施例3〕 親水性シリコーンであるウェットシリコーンDM−67
(日華化学工業株式会社製品)にCMCを1%添加して
、微細多孔質粒体であるゴツトボール(鈴木油脂工業株
式会社製品)に内包量50%のものを、実施例1に説明
したのと同様に常温1夜放置法により製造した。
これを20重量部と、熱反応型水溶性ウレタン樹脂であ
るエラストロンF−29(第一工業製薬株式会社製品)
30重量部およびキャタリスト32(第一工業製薬株式
会社製品)3重量部、水47重量部を混合撹拌して、こ
の液にNBRフォムシートを浸漬してから、60%に絞
って80℃で乾燥した。その後130℃で5分間熱処理
をして、吸水性の優れた化粧用塗布具を得ることができ
た。
〔実施例4〕 微細多孔質粒体であるゼオライl−(珪酸アルミニウム
、日本ビルダー株式会社製品)に撥水撥油剤であるNK
ガードFG−503(フッソ系撥水撥油剤、日華化学工
業株式会社製品)を50℃で2時間混合撹拌して、撥水
撥油剤を50%内包した微細多孔質粒体を製造した。こ
れを20重量部と、スーパーフレックス150(ウレタ
ンエラストマー、第一工業製薬株式会社製品)30重量
部、水50重量部を混合撹拌して、この液にポリウレタ
ンフォームであるHzフオーム(ブリデストン株式会社
製品)を浸漬して60%に絞り、80℃で乾燥した後1
30℃で5分熱処理を行って、耐洗濯の優れた撥水撥油
性を得ることができた。
〔実施例5〕 ポリプロピレングリコール: 100. 0Offif
fi部、トリレンジイソシャネート:39.00重量部
、水:0.15重一部を混合して、最高温度120℃で
プレポリマーを作り、次いでプレポリマーに下記の如く
配合して高速撹拌機を用いて吐出発泡させて、防黴性の
優れた化粧用パフを得た。
プレポリマー:     100.00重量部、シリコ
ーン:         0.50重量部、Nメチルモ
ルホリン:    1.00重量部、トリエチルアミン
:     0.30重量部、水:         
   2.25重量部、防黴剤内包ゴツトボール、1.
00重量部。
防黴剤を内包したゴツトボールは、微多孔質無水珪酸粒
体であるゴツトボール(鈴木油脂工業株式会社製品)に
防黴剤であるパラオキシ安息香酸メチルを1:0.6の
比率に混合撹拌して、2時間放置し、そして真空度−1
0mmHgで20分減圧処理を行ったものを使用した。
〔実施例6〕 アンテージBHT (耐熱老化剤、川口化学工業株式会
社製品)およびアンチゲン(酸化老化剤、住友化学工業
株式会社製品)を1=1に混合して、トルエンに溶解し
て、ゼオラム(微多孔質珪酸アルミニウム粒体、東洋曹
達株式会社製品)と混合撹拌し、6時間放置して、ゼオ
ラムに耐熱老化剤および酸化老化剤を60%内包させた
この内包粒体10重量部をスーパーフレックス200(
ウレタンエラストマー、第一工業製薬株式会社製品)3
0重量部、水60重量部を混合し撹拌した液に、NBR
フオームシートを浸漬して60%に絞り80℃で乾燥し
ながら120℃で5分間熱処理を行って老防性の優れた
化粧用塗布具を得た。
〔実施例7〕 NBRラテックス[N I POLLX−531、日木
ゼオン株式会社製品): 100.00重量部、硫黄(
50%):       1.50重量部、ジエチルジ
チオカルバミン酸亜鉛: 0.50重量部、 PUA (20%)        0.60重量部、
ステアリン酸ソーダ(50%):0.10重量部、亜鉛
華(30%):     10.00重量部、トリエチ
ルアミン:       0.30重量部、珪フッ化ソ
ーダ:      10.00重量部、殺菌剤内包粒体
・      1.00重量部を連続起泡装置を用いて
、型に注入してゲル化後102℃で1時間スチーミング
を行なって加硫を施し、水冷却した後遠心脱水をして8
0℃で乾燥し裁断して、内部に殺菌剤を有する化粧用パ
フを得た。
殺菌剤内包粒体は、微多孔質粒体としてゼオラム(微多
孔質珪酸アルミニウム、東洋曹達株式会社製品)を用い
、殺菌剤として塩化ベンザルコニウムを用いて、ゼオラ
ムと塩化ベンザルコニウムを常温で1夜間混合放置して
製造した、塩化ペンサルコニウムを20%内包したゼオ
ラムを使用した。
〔実施例8〕 微細多孔質粒体として珪藻土よりなるシリカ#6−B(
中央シリカ株式会社製品)を用い、シリカ#6−B:3
0.0重量部、ポリビニルアルコールマレイン酸モノエ
ステル(脱活剤):3.0重量部、水・55.0重量部
からなる水溶液を40℃で10分間加熱し、130℃で
噴霧し、乾燥して、PVAマレイン酸モノエステルを吸
着内包した粉粒体とした。
次いて、 スーパーフレックス200(ウレタンエラストマ、第一
工業製薬株式会社製品) 100.0重量部、 前記PVAマレイン酸モノエステル内包粉粒体:10.
0重量部、 オレイン酸アンモン=     8.0重量部、ボンコ
ート■(アクリル系エマルジョン、大日本インキ化学工
業株式会社製品):1.0重量部、スミテックスM−3
(架橋剤、住友化学工業株式%式% スミテックスアクセレーター(架橋触媒、住友化学工業
株式会社製品):    屹 3重量部、からなる発泡
原液をオークスミキサ−で4倍に発泡しつつ吐出した発
泡液を1.2kg/m2の割合で凹凸のあるエンボス離
型紙に塗布し、乾燥した後、130℃で15分間加熱し
て1 mm厚さのポリウレタンシートとした。このポリ
ウレタンシートを6+nm厚さのポリウレタン発泡体シ
ートであるHzシート(ブリデストン株式会社製品)に
ラミネートして化粧塗布具用シートとし、これを打ち抜
き成型して化粧塗布具とした。
この化粧塗布具は洗濯時の化粧料の脱落性が極めて優れ
ていた。
〔実施例9〕 キトサン(脱活剤、新口木化学株式会社製品);7.0
重量部、 酢酸(90):        70.0重量部、シリ
カ#6−B (微細多孔質粒体、中央シリカ株式会社)
・         30.0重量部、水:     
       110.0重量部、からなる水溶液を4
0℃で10分間加熱して、130℃で噴霧し、乾燥し、
キトサン吸着内包粉粒体とした。
次いて、 スーパーフレックス200(ウレタンエラストマ、第一
工業製薬株式会社製品) 100.0重量部、 前記キトサン内包粉粒体:   10.0重量部、オレ
イン酸アンモン:     8.0重量部、ボンコート
V(アクリル系エマルジョン、大日本インキ化学工業株
式会社製品)=1.0重量部、スミテックスM−3(架
橋剤、住友化学工業株式%式% スミテックスアクセレーター(架橋触媒、住友化学工業
株式会社製品):     0.3重量部、からなる発
泡原液をオークスミキサ−で4倍に発泡しつつ、吐出し
た発泡液を100 g/m2の割合で、6+ll1m厚
さのポリウレタン発泡体シートであるHzレシートブリ
デストン株式会社製品)に塗布し、乾燥した後、130
℃で15分間加熱して化粧塗布具用シートとした。この
シートを打ち抜き成型して化粧塗布具とした。
この化粧塗布具は洗濯時の化粧料の脱落性が極めて優れ
ていた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、機能性処理剤を内包した粉粒体が、発
泡体のf1梠表面に付着しいてるか又は発泡体の四路内
部に入っているので、粉粒体に内包されている機能性処
理剤が徐々に放出され(例えばオイレスベアリングに似
て徐々に内部より滲み出てくる)、その機能を長期間に
亘り発揮することができる。
また、本発明によれば、機能性処理剤を粉粒体に内包さ
せているので、化粧用塗布具の揉み洗いを繰返しても、
発泡体1り格表面に付着している粉粒体においても、粉
粒体の内部に入っている機能性処理剤は洗い落されるこ
とがない。従って、発泡体の機能性は耐久力かある。
更に、本発明の方法によれば、機能性処理剤を多孔質粉
粒体又はマイクロカプセルに内包させるので、発泡体の
製造時又は発泡体の加工時には機能性処理剤が直接影響
を与えない。従って、従来の技術では直接に発泡体の骨
格表面に付着させたり、発泡原料中に混入させることが
困難であった機能性処理剤も使用することができる。
本発明によれば、従来ては互いに混合することが困難で
あった各種の機能性処理剤も多孔質粉粒体又はマイクロ
カプセルに内包させることにより、互いに直接影響を及
はすことなく混合することができる。従って、2つ以上
の所望の機能性を発泡体に付与することができる。
本発明の発泡体は化粧用塗布具のみに限られず、他の用
途にも適用可能である。
また、機能性処理剤をサイクロデキストリンにより包接
した包接化合物も用いる場合も、前述と同様の作用を奏
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塗布具母材が発泡体からなり、機能性処理剤を内包
    した粉粒体が前記発泡体の骨格表面に付着していること
    を特徴とする化粧用塗布具。 2、塗布具母材が発泡体からなり、機能性処理剤を内包
    した粉粒体が前記発泡体の骨格内部に入っていることを
    特徴とする化粧用塗布具。 3、粉粒体が多孔質の粉粒体であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の化粧用塗布具。 4、粉粒体がマイクロカプセルであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の化粧用塗布具。 5、粉粒体が機能性処理剤を内包した多孔質粉粒体をマ
    イクロカプセル化したものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の化粧用塗布具。 6、塗布具母材が発泡体からなり、サイクロデキストリ
    ンで機能性処理剤を包接した包接化合物が前記発泡体の
    骨格表面に付着していることを特徴とする化粧用塗布具
    。 7、塗布具母材が発泡体からなり、サイクロデキストリ
    ンで機能性処理剤を包接した包接化合物が前記発泡体の
    骨格内部に入っていることを特徴とする化粧用塗布具。 8、機能性処理剤が防汚性、洗浄性、脱汚性、浸透性、
    柔軟性、平滑性、吸水性、保水性、吸油性、撥水性、撥
    油性、殺菌性、防黴性、老化防止性、耐光性および脱臭
    性の機能のうち、少なくとも1つの機能を有する薬品で
    あることを特徴とする請求項1から7までの何れか1項
    記載の化粧用塗布具。 9、機能性処理剤を内包した粉粒体が発泡体の骨格表面
    に付着又は骨格内部に混入していることを特徴とする発
    泡体。 10、多孔質粉粒体に機能性処理剤を含浸させ、該機能
    性処理剤を内包した多孔質粉粒体をバインダーと共に発
    泡体の骨格表面にコーティングすることを特徴とする化
    粧用塗布具の製造方法。 11、多孔質粉粒体に機能性処理剤を含浸させ、該機能
    性処理剤を内包した粉粒体を発泡体原料に混入した後、
    前記混合体を発泡処理して発泡体を形成することを特徴
    とする化粧用塗布具の製造方法。 12、機能性処理剤をマイクロカプセル化し、該機能性
    処理剤を内包したマイクロカプセルをバインダーと共に
    発泡体の骨格表面にコーティングすることを特徴とする
    化粧用塗布具の製造方法。 13、機能性処理剤をマイクロカプセル化し、該機能性
    処理剤を内包したマイクロカプセルを発泡体原料に混入
    した後、前記混合体を発泡処理して発泡体を形成するこ
    とを特徴とする化粧用塗布具の製造方法。 14、異なった機能を有する処理剤をそれぞれ別個の粉
    粒体に内包させ、これら異なった機能性処理剤を内包す
    る粉粒体を混合することを特徴とする請求項10から1
    3までの何れか1項記載の化粧用塗布具の製造方法。 15、異なった機能を有する処理剤を予め混合した後、
    これを粉粒体に内包させることを特徴とする請求項10
    から13までの何れか1項記載の化粧用塗布具の製造方
    法。 16、機能性処理剤をサイクロデキストリンにより包接
    し、該機能性処理剤を包接した包接化合物をバインダー
    と共に発泡体の骨格表面にコーティングすることを特徴
    とする化粧用塗布具の製造方法。 17、機能性処理剤をサイクロデキストリンにより包接
    し、該機能性処理剤を包接した包接化合物を発泡体原料
    に混入した後、前記混合体を発泡処理して発泡体を形成
    することを特徴とする化粧用塗布具の製造方法。
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