JPH0235717B2 - - Google Patents

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JPH0235717B2
JPH0235717B2 JP55080985A JP8098580A JPH0235717B2 JP H0235717 B2 JPH0235717 B2 JP H0235717B2 JP 55080985 A JP55080985 A JP 55080985A JP 8098580 A JP8098580 A JP 8098580A JP H0235717 B2 JPH0235717 B2 JP H0235717B2
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JP
Japan
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tio
glass
mol
composition
ktiopo
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JP55080985A
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JPS565400A (en
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Yuujin Gaiaa Saaman
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPS565400A publication Critical patent/JPS565400A/ja
Publication of JPH0235717B2 publication Critical patent/JPH0235717B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B7/00Single-crystal growth from solutions using solvents which are liquid at normal temperature, e.g. aqueous solutions
    • C30B7/10Single-crystal growth from solutions using solvents which are liquid at normal temperature, e.g. aqueous solutions by application of pressure, e.g. hydrothermal processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions
    • C30B29/14Phosphates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B7/00Single-crystal growth from solutions using solvents which are liquid at normal temperature, e.g. aqueous solutions

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  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリン酸チタンカリウム系ガラスおよび
或る種のその類似物ならびにKTiOPO4および或
る種のその結晶類似物の光学的に有用な大結晶の
水熱法による製造における上記ガラスの使用に関
する。 MTiOXO4(式中、MはK、Rb、TlおよびNH4
の少なくとも1種であり、MがK、RbまたはTl
であるときはXはPおよびAsの少なくとも1種
であり、MがNH4であるときはXはPである)
の単結晶の非線形光学機器における使用は、米国
特許3949323に開示されている。この特許には水
熱法によるこのような結晶の製造も開示されてい
る。大部分の光学用途に対して、1mm以上の程度
の寸法を有する光学用品質の結晶が一般に要求さ
れる。 R.MasseとJ.C.Grenier、Bull.Soc.Fr.Mineral
Cristallogr.94、437−439(1971)は、KPO3
TiO2を900〜1200℃に加熱し、次いで得られた溶
融体を約80℃/hrの速度で冷却することによる
KTiOPO4(および類似のRbTiOPO4
TlTiOPO4)の粉末の製造を開示している。得ら
れた結晶質粉末は水により単離する。水はおそら
く望ましくない物質を溶解する作用をするのであ
ろう。反応混合物のKPO3/TiO2の比率は4〜
1.0の範囲にわたり、生成物はKTiOPO4とKTi2
(PO43という2種類の結晶相を包含していた。 Gmelins Handbuch、SystemNo.41、Ti405、
第8版(1951)は、L.Ouvrard〔Comptesrendus
111、177−179(1890)〕が、水和TiO2をK4P2O7
またはK3PO4と共に融解させてKTiOPO4を生成
したことを開示している。 水熱結晶成長法では種晶を使用して核形成サイ
トを与えることがしばしば行なわれる。このよう
な方法では通常は高圧容器を使用し、その内部に
は目的物質の単結晶種晶を低温帯域に吊し、同じ
物質の多量の多結晶性ニユートリエント
(nutrient、以下単に成長原料ともいう)を高温
帯域に配置し、いずれにも成長原料がかなりの程
度で可溶である鉱化剤水溶液を共存させる。加圧
下に加熱すると、成長原料が高温帯域で溶解し、
対流または濃度勾配により低温帯域の方に移動
し、種結晶上に析出する。こうして大結晶が生成
する。このような方法によく見られる問題点は、
成長原料が種結晶の方に移行できるようになるま
でに種結晶が水溶液中に溶解してしまう傾向があ
ることである。 本発明は、K2O/P2O5/(TiO22、Rb2O/
P2O5/(TiO22、K2O/As2O5/(TiO22およ
びRb2O/As2O5/(TiO22よりなる群から選ば
れた系に対する添付の第1図および第2図の三成
分組成図の四辺形により囲まれた範囲内
の組成を有する安定なガラスにある。本発明はま
た、KTiOPO4と或る種のその結晶類似物質、す
なわちRbTiOPO4、KTiOAsO4および
RbTiOAsO4の結晶の水熱法による製造における
上記ガラスの使用にも関する。水熱法におけるこ
のような利用の1例として、適当な比率の
KTiOPO4とリン酸カリウム類もしくはその前駆
物質から形成されたガラスは少なくとも部分的に
水に溶解し、最大60重量%までの溶解固形分を含
有しうる水溶液を生ずる。KTiOPO4またはその
前駆物質が過飽和状態にあるこのような水溶液
は、KTiOPO4の水熱法による結晶成長の鉱化液
(mineralizing fluid)として使用でき、それによ
り慣用の水熱結晶成長法に起ることのある種晶の
溶解による損失がなくなるか、または減少する。 より詳細には、第1図の三成分系組成図に示し
たK2O/P2O5/(TiO22およびRb2O/P2O5
(TiO22の系に関しては、本発明のガラスの組成
は、モル%で下記のように規定されるの
4点を結ぶ四辺形で囲まれた範囲内である。 K2OまたはRb2O P2O5 (TiO22 35 64.9 0.1 71.9 28 0.1 50 20 30 35 35 30 これらの系の好ましいガラスの組成は、第1図
に示すように、モル%で下記のように規定される
ABCDEFGを結ぶ多角形で囲まれた範囲内であ
る。 K2O P2O5 (TiO22 A 44 55 1 B 70 29 1 C 64 26 10 D 56 27 17 E 51 31 18 F 45 38 17 G 42 48 10 K2O/P2O5/(TiO22の系に関しては、特に
好ましいガラスは、K/Pモル比が約0.8〜2.5で
あるもの、および組成が55〜60モル%のK2O、38
〜42モル%のP2O5および1〜5モル%の
(TiO22であるガラスである。このような好まし
いガラスは、後述する水熱結晶成長法においても
好ましい。 第2図の三成分組成図に示す上記のK2O/
As2O5/(TiO22およびRb2O/As2O5
(TiO22の系に関しては、本発明のガラスの組成
は、モル%で下記のように規定されるを
結ぶ四辺形で囲まれた範囲内である。 K2OまたはRb2O As2O5 (TiO22 35 64.9 0.1 74.9 25 0.1 45 25 30 25 45 30 第2図に示すこれらの系の好ましいガラスの組
成は、モル%で下記のように規定されるABCD
を結ぶ四辺形で囲まれた範囲内である。 K2OまたはRb2O As2O5 (TiO22 A 39 60 1 B 67 32 1 C 51 32 17 D 35 48 17 上述した系の好ましいガラスはいずれも透明で
ある。さらに、既に示唆したように、本発明のガ
ラスの特異な特色は、これが少なくとも部分的に
水に溶解可能であり、得られた水溶液またはゾル
は、KTiOPO4および上記のその結晶類似物の結
晶の水熱法による製造における鉱化液の一部また
は全部として使用できることである。本発明の好
ましいガラスを使用する場合、60重量%までのガ
ラスを含有する透明な水溶液が調製できる。 本発明のガラスを形成するには、カリウムもし
くはルビジウムとリンもしくはヒ素とチタンの適
当な上記酸化物またはその適当な前駆物質を、第
1図および第2図に適合する量で、リン酸チタン
カリウムもしくはルビジウムガラスについては混
合物中の(KもしくはRb)/Pのモル比が約0.5
〜2.5、好ましくは約0.8〜2.5、またヒ酸チタンカ
リウムもしくはルビジウムガラスについては混合
物中の(KもしくはRb)/Asのモル比が約0.5〜
3.0、好ましくは約0.7〜2.0となるように混合して
得た混合物を、約700〜1150℃に実質的に透明な
溶融体を生ずるのに十分な時間加熱する。本発明
のK2O/P2O5/(TiO22ガラスの製造に使用で
きる好適な前駆物質の例としては、KTiOPO4
TiO2、KH2PO4、K2HPO4、K3PO4、KHCO3
よびNH4H2PO4ならびにこれらの水和物(ただ
し、ガラス形成条件下でその水和水を失なうも
の)が挙げられる。第1図の好ましい領域内の組
成に対しては、KTiOPO4を溶融リン酸カリウム
類に50重量%(TiO2として21重量%)までの量
で溶解することができる。H3PO4のようなその
他の好適な前駆物質、ならびに本発明のヒ素およ
び/またはルビジウム含有ガラスの製造に適した
上に挙げた前駆物質の類似物(例、KH2AsO4
RbH2AsO4およびRb2CO3)は当業者には明らか
であろう。 上記の溶融体が形成したら、次にこれを固体状
態に冷却するには、たとえば溶融体をアルミニウ
ムプレート上に投じればよい。これは最初の700
〜1150℃(例、約1000℃)の温度から10秒以内で
500℃以下への急冷を生ずる。固体状態のガラス
は常法により回収および取扱いできる。 上述したように、本発明の好ましいガラスを60
重量%まで含有する透明な水溶液が形成されう
る。好ましいガラスを50重量%まで含有する透明
な水溶液は数日間安定である。ガラスの濃度が低
くなるほど、長期間の安定性が得られる。たとえ
ば、10重量%の好ましいガラスを含有する透明水
溶液は、数週間から数カ月間安定である。ただ
し、上記のゾル(不完全に溶解したガラスを含
有)および溶液(完全に溶解したガラスを含有)
は、これに溶解しているTiO2(KTiOPO4として
表わされる)の量がTiO2の平衡溶解度値(約
0.001重量%)を著しくこえているので、準安定
状態にあることは理解されよう。その結果、たと
えば50〜100℃に1〜24時間加熱するか、または
酸もしくは塩基の添加により、ゾルまたは溶液の
ゲル化を生ずる。水熱処理、すなわち、たとえば
3000気圧(0.3GPa)の圧力下での600〜700℃へ
の加熱は、ゲル化、自発的核形成および結晶成長
を続けて生ずる。 上述したように、本発明のガラスは、
KTiOPO4およびその上記結晶類似物の結晶、特
に光学装置に有用性をもつこのような結晶の水熱
法による製造に有用である。一般に、水熱法で大
きな単結晶を成長させるには種結晶を使用する。
場合によつては、鉱化液中の結晶成長原理が種結
晶に到達して成長を開始することができるように
なるまでに、種結晶が鉱化液に溶解してしまうこ
とがある。この問題は本発明によつて軽減または
完全に避けることができる。実際に、上記のゾル
または溶液は目的とする結晶の必要成分の過飽和
環境を与える。上述したように、このゾルまたは
溶液は、水熱法に使用される鉱化液の全部または
一部を構成することができる。 KTiOPO4結晶の水熱法による製造における本
発明のガラスの使用について以下に具体的に説明
する。説明はKTiOPO4結晶の製造に限られてい
るが、類似の方法を使用してKTiOPO4の上記の
結晶類似物、すなわち、RbTiOPO4
KTiOAsO4およびRbTiOAsO4を製造する操作法
はこれから当業者には明らかであろう。 上端から1または2以上のKTiOPO4種結晶が
吊下がつている金製のツリーを、一端が密封され
た金製のチユーブ(管)に入れる。この管に次に
本発明のK2O/P2O5/(TiO22ガラスおよびガ
ラスの組成に応じて追加のリン酸カリウム類から
なる鉱化剤と水とを装入する。KTiOPO4の成長
用原料結晶を管の底に入れ、金製ガーゼによりそ
の場所に保持する。次いで管をシールし、3000気
圧(0.3GPa)の圧力下で垂直状態に保ち、下部
の成長原料帯域の温度(500〜700℃、好ましくは
約600℃)を、上部の晶出帯域の温度より10〜100
℃だけ高温に保持する。加熱時間は所望の新しい
結晶の成長度(量)により決めるが、一般には2
〜20日間またはそれ以上である。その後、管を室
温に急冷し、開いて、結晶を回収する。 金管に導入すべき出発材料の総量は管の容積に
より決める。たとえばKTiOPO4結晶を成長させ
たい場合、出発材料の相対的な使用量は下記のガ
イドラインに沿うように選択される。 (1) ガラス−リン酸カリウムの合計装入量(既存
のKTiOPO4および既存のTiO2と化合して
KTiOPO4を形成するのに必要な量のリン酸カ
リウムは除外する)におけるK/Pの比は1.1
〜1.7、好ましくは1.5である; (2) ガラス中の溶液状のKTiOPO4の量は、水性
鉱化剤成分の合計モル量の2〜10モル%であ
る;および (3) 水性鉱化液中のリン酸塩の重量モル濃度は4
〜20モル、好ましくは10〜15モルである。 本発明のガラスが水熱結晶成長以外の用途に対
しても、KTiOPO4およびその類似物は(または
これらの前駆物質)の過飽和溶液を得る手段を与
えることは当業者には理解されようし、また自明
でもあろう。 本発明の産業上の利用性については下記の実験
により実証される。 外径5/8インチ(1.59cm)×長さ6インチ
(15.24cm)の金管の一端を密封し、次の順に装入
を行なつた:上端から2個のKTiOPO4種結晶を
吊り下げた金製ツリー;水7c.c.;4.566gのリン
酸カリウム融解物に1.434gのKTiOPO4を溶解さ
せてなる水溶性ガラス(K/P比=1.5)6.0g;
11.40gのK2HPO4・3H2Oと6.80gのKH2PO4
らなる鉱化剤混合物;ならびに金ガーゼにより底
部に保持したKTiOPO4成長用原料結晶7.0g。こ
の管を密封し、3000気圧(0.3GPa)の圧力下で
垂直に立てて水熱反応を行なつた。下部の成長原
料帯域の温度を630℃に、上部の晶出帯域の温度
を550℃に3日間保持し、その後、管を約10分で
室温に急冷し、開いた。2個のKTiOPO4種結晶
の平均増加量は長さが4.7mm、幅が1.1mm、厚さが
3.0mm、重量が2.0gであつた。これらの結晶の
011面は極めて平滑で、もとの種結晶にもあつた
数個のクラツクしか認められなかつた。 実施例 1 48.0gのKTiOPO4粉末、141.88gのKH2PO4
よび181.20gのK2HPO4を原料として、K2O56.73
モル%、P2O539.19モル%および(TiO224.08モ
ル%に相当する組成の本発明のガラスを次のよう
に製造した。上記原料を一緒にボールミル粉砕
し、得られた混合物を予備溶融して水分を追い出
した後、回収し、再粉砕し、1000℃で透明なシロ
ツプ状になるまで再融解した。このシロツプをア
ルミニウム板上に投じて急冷すると、無色透明の
ガラスが得られた。これを破砕し、貯蔵した。こ
のガラスは少なくともガラス分56重量%までの濃
度で水に可溶であつた。得られた水溶液は透明
で、懸濁物はほんの痕跡量であつた。この水溶液
は70℃に3日間加熱するとゲル状に固化した。 実施例 2 K2O58.0モル%、P2O539.5モル%および
(TiO222.5モル%に相当する本発明のガラスを製
造するために、TiO2、8.0g、KH2PO4115.6gお
よびK2HPO130.5gを白金皿の中で混合し、約
400〜500℃で予備溶融して水分を追い出し、950
〜1000℃で融解して、透明な溶融体を得た。これ
をアルミニウム板上に投じて急冷すると透明なガ
ラスが得られた。これを小片状に破砕し、貯蔵し
た。このガラスは室温で少なくとも60重量%まで
の濃度で完全に水に可溶であつた。希水溶液(10
重量%)は長期間(少なくとも30日間)安定であ
つたが、加温または少量のKOHもしくはH3PO4
の添加により自然にゲル化した。 実施例3〜6と実験1〜2 本発明のガラスを実施例1の方法にしたがつて
製造した。原料とその使用量(単位g)は次の表
に示す。実施例3〜5の透明ガラスは完全に水溶
性であつたが、実施例6のガラスは不完全に水溶
性であつて、かなりの量のTiO2を含有する水溶
液を生じた。実験1および2も同様(実施例3〜
6と)の方法により実施したが、ただし原料の使
用量は最終的な組成が本発明のガラスの組成の範
囲外となるような量であつた。実験1〜2のどち
らの組成物も1100℃で実質的に固体であり、冷却
によりガラスにならなかつた。実験1の生成物は
水に不溶性であり;実験2の生成物は大部分が溶
解したが、チタン分はすべて不溶部分の方に残つ
た。どちらの組成物も、KTiOPO4結晶の成長に
使用するには不適当である。 【表】 実施例 7 K2O46.55モル%、As2O546.55モル%および
(TiO226.9モル%に相当する本発明のガラスの製
造を、TiO216.gとKH2AsO424.3gのボールミル
粉砕により行なつた。この混合物は約1000℃で容
易に融解して透明なシロツプ状になつた。このシ
ロツプをアルミニウム板上に投じて急冷すると、
無色透明のガラスが得られた。このガラスは水中
で20重量%の濃度において急速に加水分解して、
白色の無定形(非晶質)粉末になつた。無定形粉
末は水性結晶成長媒質中で種晶より安定であるか
ら、慣用の水熱結晶成長法においてKTiOAsO4
種晶の溶解を防止するのに有用であろう。 実施例 8 Rb2O54モル%、P2O536モル%および
(TiO2210モル%に相当する本発明のガラスの製
造を、TiO21.6g、H3PO413.14gおよび
Rb2CO34.16gのボールミル粉砕により行なつた。
この混合物は約1000℃で容易に融解して、透明な
シロツプ状になつた。このシロツプをアルミニウ
ム板上に投じて急冷すると、無色透明のガラスが
得られた。このガラスは安定な40重量%水溶液を
容易に形成した。このガラスは、慣用の水熱結晶
成長法においてRbTiOPO4の種晶の溶解を防止
するのに有用であろう。 実施例 9 Rb2O46.55モル%、As2O546.55モル%および
(TiO226.9モル%に相当する本発明のガラスの製
造を、TiO21.6gとRbH2AsO430.59gのボールミ
ル粉砕により行なつた。この混合物は約1000℃で
容易に融解して透明なシロツプを形成した。この
シロツプをアルミニウム板上に投じて急冷する
と、無色透明のガラスが得られた。このガラスは
水中で20重量%の濃度において急速に加水分解し
て、白色の無定形粉末になつた。この無定形粉末
は水性結晶成長媒質中で種晶より安定であるか
ら、このガラスは慣用の水熱結晶成長法において
RbTiOAsO4種晶の溶解を防止するのに有用であ
ろう。 本発明の最適実施態様は実施例1と2に示され
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明のガラスおよび好まし
いガラスの組成範囲を示す三成分系組成図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1個の同種の成長用種結晶、鉱化
    剤水溶液ならびにKTiOPO4、RbTiOPO4
    KTiOAsO4もしくはRbTiOAsO4の成長原料を使
    用して、水熱法によりKTiOPO4、RbTiOPO4
    KTiOAsO4またはRbTiOAsO4の結晶を成長させ
    る方法であつて: 使用する鉱化剤の少なくとも一部が、上記結晶
    に対応するK2O/P2O5/(TiO22もしくは
    Rb2O/P2O5/(TiO22系の3成分系組成図第1
    図の四辺形 (ここで、上記の、、およびは、以下の
    組成(モル%)に対応する: :P2O5=64.9%;K2O/Rb2O=35%;
    (TiO22=0.1% :P2O5=28%;K2O/Rb2O=71.9%;
    (TiO22=0.1% :P2O5=20%;K2O/Rb2O=50%;(TiO22
    =30% :P2O5=35%;K2O/Rb2O=35%;(TiO22
    =30%) または、K2O/As2O5/(TiO22もしくは
    Rb2O/As2O5/(TiO22系の3成分系組成図第
    2図の四辺形 (ここで、上記の、、およびは、以下の
    組成(モル%)に対応する: :As2O5=64.9%;K2O/Rb2O=35%;
    (TiO22=0.1% :As2O5=25%;K2O/Rb2O=74.9%;
    (TiO22=0.1% :As2O5=25%;K2O/Rb2O=45%;(TiO22
    =30% :As2O5=45%;K2O/Rb2O=25%;(TiO22
    =30%) で囲まれる範囲内の組成を有する安定なガラスか
    らなることを特徴とする方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載の方法であつ
    て、成長させる結晶がKTiOPO4であり、成長原
    料がKTiOPO4であり、ガラスが3成分系組成図
    第1図の四辺形 (ここで、上記の、、およびは、以下の
    組成(モル%)に対応する: :P2O5=64.9%;K2O=35%;(TiO22=0.1% :P2O5=28%;K2O=71.9%;(TiO22=0.1% :P2O5=20%;K2O=50%;(TiO22=30% :P2O5=35%;K2O=35%;(TiO22=30%) で囲まれる範囲内の組成を有するK2O/P2O5
    (TiO22系ガラスである方法。 3 特許請求の範囲第2項に記載の方法であつ
    て、ガラスが第1図の多角形ABCDEFG (ここで、上記のA、B、C、D、E、Fおよび
    Gは、以下の組成(モル%)に対応する: A:P2O5=55%;K2O=44%;(TiO22=1% B:P2O5=29%;K2O=70%;(TiO22=1% C:P2O5=26%;K2O=64%;(TiO22=10% D:P2O5=27%;K2O=56%;(TiO22=17% E:P2O5=31%;K2O=51%;(TiO22=18% F:P2O5=38%;K2O=45%;(TiO22=17% G:P2O5=48%;K2O=42%;(TiO22=10%) で囲まれる範囲内の組成を有するK2O/P2O5
    (TiO22系ガラスである方法。 4 特許請求の範囲第3項記載の方法であつて、
    ガラスがK2O=55〜60モル%、P2O5=38〜42モ
    ル%および(TiO22=1〜5モル%で、合計100
    モル%となる組成のガラスである方法。 5 特許請求の範囲第3項記載の方法であつて、
    ガラス中のK/Pモル比が0.8〜2.5である方法。 6 特許請求の範囲第1項に記載の方法であつ
    て、成長させる結晶がRbTiOPO4であり、成長
    原料がRbTiOPO4であり、ガラスが3成分系組
    成図第1図の四辺形 (ここで、上記の、、およびは、以下の
    組成(モル%)に対応する: :P2O5=64.9%;Rb2O=35%;(TiO22=0.1
    % :P2O5=28%;Rb2O=71.9%;(TiO22=0.1
    % :P2O5=20%;Rb2O=50%;(TiO22=30% :P2O5=35%;Rb2O=35%;(TiO22=30% で囲まれる範囲内の組成を有するRb2O/P2O5
    (TiO22系ガラスである方法。 7 特許請求の範囲第1項に記載の方法であつ
    て、成長させる結晶がKTiOAsO4であり、成長
    原料がKTiOAsO4であり、ガラスが3成分系組
    成図第2図の四辺形 (ここで、上記の、、およびは、以下の
    組成(モル%)に対応する: :As2O5=64.9%;K2O=35%;(TiO22=0.1
    % :As2O5=25%;K2O=74.9%;(TiO22=0.1
    % :As2O5=25%;K2O=45%;(TiO22=30% :As2O5=45%;K2O=25%;(TiO22=30%) で囲まれる範囲内の組成を有するK2O/As2O5
    (TiO22系ガラスである方法。 8 特許請求の範囲第1項に記載の方法であつ
    て、成長させる結晶がRbTiOAsO4であり、成長
    原料がRbTiOAsO4であり、ガラスが3成分系組
    成図第2図の四辺形 (ここで、上記の、、およびは、以下の
    組成(モル%)に対応する: :As2O5=64.9%;Rb2O=35%;(TiO22=0.1
    % :As2O5=25%;Rb2O=74.9%;(TiO22=0.1
    % :As2O5=25%;Rb2O=45%;(TiO22=30% :As2O5=45%;Rb2O=25%;(TiO22=30
    %) で囲まれる範囲内の組成を有するRb2O/
    As2O5/(TiO22系ガラスである方法。
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