JPH0235640Y2 - - Google Patents

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JPH0235640Y2
JPH0235640Y2 JP5029486U JP5029486U JPH0235640Y2 JP H0235640 Y2 JPH0235640 Y2 JP H0235640Y2 JP 5029486 U JP5029486 U JP 5029486U JP 5029486 U JP5029486 U JP 5029486U JP H0235640 Y2 JPH0235640 Y2 JP H0235640Y2
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hose
cap
male threaded
slit
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はホース口金具用保護キヤツプに関す
る。さらに詳しくは、ホース口金具の保管時や運
搬時において雄ネジ部を打痕などの損傷から保護
するために用いられる保護キヤツプに関する。
[従来の技術] 第4図には、ホース口金具20とそれを保護す
るために用いられる従来の保護キヤツプ40が示
されている。
ホース口金具20は、自動車のエアーブレーキ
ホースやその他の高圧ホースを油圧機器などに接
続するもので、一般に油圧機器側にネジ込まれる
雄ネジ部21と、ナツト部22と、高圧ホース2
4をかしめなどで固定する固定部23とから構成
されている。
かかるホース口金具20は、通常、口金具工場
(メーカ)で製造され、メツキが施された段階で
雄ネジ部21に保護キヤツプが被せられ、ホース
工場(メーカ)へ送られる。ホース工場(メー
カ)ではいつたん保護キヤツプを外して耐圧検査
などの種々の検査をしたのち、再びキヤツプを被
せ、固定部23に高圧ホース24を取りつけ、ホ
ースアツセンブリを作る。ホースアツセンブリは
口金具の種類やホースの種類によつて分けられ
て、自動車メーカなどの完成品工場へ送られる。
自動車メーカなどでは受け入れたホースアツセン
ブリを種々の組立ラインに分配し、組立現場にお
いて、組立直前に保護キヤツプを取り外し、自動
車などに組み付ける。
前記保護キヤツプは、口金具工場(メーカ)か
らホース工場(メーカ)へ運搬する間、またホー
ス工場(メーカ)から自動車メーカなどの完成品
工場へ運搬する間、あるいはホース工場(メー
カ)や自動車メーカの検査ラインや組立ラインで
の保管中さらには作業中において雄ネジ部21に
打痕などがつかないようにするため用いられてい
る。
かかる保護キヤツプの従来のものは、第4図に
示されているごとく、円筒状の本体41と、その
一端に底42がついた密閉型の構造となつてお
り、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの硬
い合成樹脂で作られている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが従来のキヤツプ40では、柔軟性がな
いので、その内径と口金具20の雄ネジ部21の
外径との間がゆるいばあいにはキヤツプ40の脱
落の危険があり、きついばあいは指でつまんだだ
けでは抜き取れずプライヤなどで引き抜かなけれ
ばならないなどの面倒がある。
また従来のキヤツプ40は密閉型であるので、
一々それを抜き取らないと、口金具自体の耐圧検
査なの種々の検査も行うことができないという問
題がある。
さらにホース口金具20には、全体の寸法や形
状などは変らないが、雄ネジ部21のピツチのみ
が異なつているような注視しないと相違が判断し
にくい類似品も幾種類か存在する。従来のキヤツ
プ40を雄ネジ部21に被せたばあいは、それを
取り外さないと類似品の区別ができないので、ホ
ース工場(メース)から自動車メーカなどへホー
スアツセンブリを送る際、あるいは自動車メーカ
などの内部で各組立ラインにホースアツセンブリ
を分配する際、往々にしてネジの種類を見誤り、
組み立て直前になつて、はじめて異なる種類のホ
ースアツセンブリが送られていたことが判明し
(いわゆる異品組立てと称される)、組立ラインを
停止せざるをえないような不都合を発生させる原
因となつている。
今日、自動車工場などの組立ラインの量産規模
は非常に大きいので、1本のネジの種類の間違い
でもストツプさせられる組立ラインから発生する
損失は非常に大なるものがあり、自動車メーカや
ホースメーカなどにとつて、そのような間違いの
発生防止は死活問題とさえなつている。
本考案はかかる事情に鑑み、口金具の雄ネジ部
への挿入・抜去が容易であり、種々の検査などが
保護キヤツプをつけたままで行いえ、しかもネジ
の種類などの確認も手早く行いうる保護キヤツプ
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の保護キヤツプは、弾性材料で作られ、
両端が開口された円筒状の本体と、一方の開口端
から本体の途中まで軸方向に形成された1本のス
リツトとから構成されている。
なお、本体のスリツトが形成されていない基端
部は比較的肉厚を厚く、スリツトが形成されてい
る先端部は比較的肉厚を薄くし、先端部はめくり
やすくしておくのが好ましい。
[作用] 本考案では、本体が弾性材料で作られているの
で、本体の内径を口金具の雄ネジの外径よりもわ
ずかに小さく作つておけば、雄ネジ部との寸法差
を本体が伸びることによつて吸収することができ
る。そのため簡単には脱落せず、しかも手でつま
んで容易に着脱しうる保護キヤツプをうることが
できる。
またスリツトが形成された先端部分は、簡単に
めくることができので、該保護キヤツプを雄ネジ
部に被せたままで、該口金具について耐圧検査な
どの種々の検査を行なうことができ、さらに雄ネ
ジ部のネジの種類などを目視またはネジゲージな
どで確認することも、いたつて簡単に行いうるよ
うになる。そため、ネジの種類の確認などが、口
金具を運搬・保管する各段階でよく行われるよう
になり、組立ラインをストツプさせるごとき事故
を未然によく防止することができる。
[実施例] つぎに本発明の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわる保護キヤ
ツプの斜視図、第2図は保護キヤツプの先端部を
折り返した状態の外観図、第3図は口金具に保護
キヤツプを被せた状態の断面図である。
第1図において、Aは保護キヤツプ、1は本
体、2はスリツトである。本体1はスリツト2が
設けられていない基端部3とスリツト2が設けら
れている先端部4とからなる。スリツト2は本体
1の軸方向に形成されており、1本のみ設けられ
る。かかる保護キヤツプAの材料としては、弾力
性を有する材料が用いられ、たとえばゴムや熱可
塑性の合成樹脂が好ましく用いられる。
第3図に示されるように、基端部3は比較的厚
肉に形成し、ある程度の剛直性を与えるようにす
ると、口金具20の雄ネジ部21への挿入・抜去
をやりやすくするので好ましい。また先端部4は
比較的薄肉に形成し、指でつまんで簡単にめくり
やすくするのが好ましい。
本体1の内径は保護すべき口金部20の雄ネジ
部21に合わせて決められるが、その内径は、雄
ネジ部21の外径よりもわずかに小さくしておく
のが好ましい。そのようにすると、基端部3が多
少ふくらみながら雄ネジ部21に挿入されるの
で、多少の製作誤差があつてもそれを吸収するこ
とができ、脱落もせず挿入・抜去もやりやすい保
護キヤツプAとすることができる。
本体1の長さは、保護すべき口金具20の雄ネ
ジ部21に合わせて決められるが、その長さは雄
ネジ部21の長さよりいくらか余分の長さlを有
しているのが好ましい。そのように先端部4の前
縁部分5が雄ネジ部21の先端より、いくらか突
出していると、該前縁部分5が、内側にたわんだ
ときに雄ネジ部21のシート面25を覆うことが
できるので、シート面25を損傷しないように保
護することができる。また前縁部分5を指でつま
むことができるのでそうすることにより口金具2
0から保護キヤツプAを抜きとる作業が容易とな
る。
先端部4の長さ、すなわちスリツト3の長さ
は、先端部4をめくつたときに雄ネジ部21の少
なくとも一部分が見える長さでもよいが、より好
ましくは雄ネジ部21の1/2〜1/3の長さの部分が
見える長さにしておくと、ネジの種類の確認など
が容易となるので好ましい。
本実施例では、スリツト2が1本だけ設けられ
ていることによつて、先端部をめくつてU字状に
折り返す作業が非常にやりやすくなつており、ま
たいつたん折り返すとその状態が自然に保持され
るようになつている。第2図にはそのようにし
て、先端部4がU字状により折り返され、雄ネジ
部21の先端部が露出された状態が示されてい
る。なおスリツト2がまつたくないばあいは、先
端部4の折り返しができなくはないが、非常にや
りにくくなり、またスリツト2が2本以上ある
と、先端部4をU字状に折り返しても自然に真直
ぐ延びた状態に戻るので、いずれも好ましくな
い。
本実施例では、第2図に示されるように、保護
キヤツプAを口金具20に装着したままで、口金
部20の雄ネジ部21を露出することができるの
で、耐圧検査などの種々の検査が保護キヤツプA
を取り外すことなく、そのまま行なうことができ
る。また先端部4を指でつまんで、少しめくつた
だけで指を放したばあいは、先端部4が元の真直
ぐ延びた状態に直ちに復帰するので、先端部4を
折り返してみるまでもなく、目視だけでネジの種
類の確認だけをするときなどには、そうすること
により、ごく簡単に確認作業をすることができ
る。なおこのように簡単にネジの種類の確認がで
きると、確認作業がしやすくなるので、ホース組
立て前に異品であることが判明し、組立ラインを
ストツプしなければならないようないわゆる異品
組立ての弊害もよく防止しうるようになる。
[考案の効果] 本考案によるときは、口金具への保護キヤツプ
の挿入・抜去がやりやすく、保護キヤツプをつけ
てままで口金具の種々の検査やネジの種類の確認
が行え、異品組立ての弊害もよく防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわる保護キヤ
ツプの斜視図、第2図は保護キヤツブの先端部を
折り返した状態の外観図、第3図は口金具に保護
キヤツプを被せた状態の断面図、第4図は従来の
保護キヤツプの説明図である。 図面の主要符号、1:本体、2:スリツト、
3:基端部、4:先端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ホース口金具の雄ネジ部に被せるための保護
    キヤツプであつて、弾性材料で作られ、両端が
    開口された円筒状の本体と、一方の開口端から
    本体の途中まで軸方向に形成された1本のスリ
    ツトとからなるホース金具用保護キヤツプ。 2 前記本体が、スリツトが形成されていない基
    端部の肉厚を厚く、スリツトが形成されている
    先端部の肉厚を薄くされてなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の保護キヤツプ。 3 前記本体の長さが、保護される口金具の雄ネ
    ジ部の長さよりいくらか長くされてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の保護キヤツプ。
JP5029486U 1986-04-03 1986-04-03 Expired JPH0235640Y2 (ja)

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JP5029486U JPH0235640Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5029486U JPH0235640Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

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JPS62161659U JPS62161659U (ja) 1987-10-14
JPH0235640Y2 true JPH0235640Y2 (ja) 1990-09-27

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JP5029486U Expired JPH0235640Y2 (ja) 1986-04-03 1986-04-03

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JP5248349B2 (ja) * 2009-01-27 2013-07-31 日本スタッドウェルディング株式会社 保護キャップ

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JPS62161659U (ja) 1987-10-14

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