JPH0235289A - 多層プラスチックチューブ - Google Patents

多層プラスチックチューブ

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JPH0235289A
JPH0235289A JP18645588A JP18645588A JPH0235289A JP H0235289 A JPH0235289 A JP H0235289A JP 18645588 A JP18645588 A JP 18645588A JP 18645588 A JP18645588 A JP 18645588A JP H0235289 A JPH0235289 A JP H0235289A
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JP
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tube
layer
multilayer plastic
plastic tube
present
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JP18645588A
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English (en)
Inventor
Tadao Tanitsu
忠男 谷津
Tetsuo Tojo
哲夫 東條
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1胛0孜皿±1 本発明は、新規な多層プラスチックチューブに関する。
さらに詳しくは、本発明はフレオンカス等のカス流体の
移送に好適な多層プラスチックチューブに関する。
の     tらびに の 従来、フレオンカスなとカス流体の移送に使用されるホ
ース、とくに、自動車用クーラーのフレオンカスの移送
に使用されるポースなどの多層プラスチックチューブに
は、ポリアミド系の樹脂ポースあるいは内周チューブを
アクリロニトリル−ブタジェンコポリマーにトリルゴム
)とし、外周チューブをポリクロロプレン(タロロプレ
ンニ!ム)とした加硫ゴムチューブか多用されている。
このような従来の多層プラスチックチューブの例を第2
図に示す。すなわち第2図は、従来の多層プラスチック
チューブの断面図てあり、このプラスデックチューブは
、内周チューブaと外周デユープ1〕とからなり、この
外周チューブは、補強糸層b−iとカバー層1〕−2と
がら構成されている。
フレオンカスなどの移送に上記のようなポリアミド系樹
脂からなる多層プラスデックデユープを使用するのは、
このような多層プラスデックデユープが、軽量、低廉で
あり、さらにフレオンカスに対するカスバリヤー性に優
れ、かつ耐油性にも優れているためであり、またニトリ
ルゴムクロロプレンゴム系樹脂からなるデユープが使用
されるのは、この多層プラスデックチューブが、ニトリ
ルゴムの有する(憂れたフレオンカスバリヤー性ど、ク
ロロブレンゴムの有する優れた耐油性とを併せ有するか
らである。
しかしなから、ポリアミド系樹脂からなる層を有する多
層プラスチックチューブは、柔軟=l;I−に乏しく、
また高温下で長時間保持すると、樹脂に添加した可塑剤
か飛散してしまうために、ますまづ硬化が進行し、また
低温では脱化現象が発生ずるなどの問題点かある。また
、二1〜リルゴムークロ1フプレンゴム系の樹脂からな
る層を有する多層プラスデックデユープは、可撓性には
優れているが、すべてのフレオンカスに対してカスバリ
ヤー性が充分に高いとはいえず、フレオンカスの種類に
よっては透過性が大きいという問題病かあった。
以上のような状況のなめに、フレオンカスバリヤー性に
優れ、厳しい条件で使用しても柔軟性を失わず、かつ、
良好なフレオンカスバリヤー性を長期間にわたって保持
しうるような多層プラスデックデユープの出現が望まれ
ている。
発明の目的 本発明は、」1記のような従来技術に伴う問題点を解消
しようとするものであって、従来使用されていたポリア
ミド系樹脂製のチューブあるいは二1〜リルゴムークロ
17プレンゴム系樹脂製のチューブなどの有している問
題点を解消して、フレオンカスバリヤー性に優れ、また
軽量であり、柔軟性および可撓性に優れた多層プラスチ
ックチューブを提供することを目的としている。
九班百旦遷 本発明に係る多層プラスチックチューブは、内周デユー
プと該内周チューブを被覆する外周デユープとからなる
多層プラスチックチューブにおいて、該内周デユープが
、ジオール成分としてのハイド0キノンから誘導される
成分単位を主成分とするポリヒドロキシポリエーテルと
、エヂレンテレフタレートを主構成成分単位とするポリ
アルキレンテレフタレートとからなる組成物の廷仲フィ
ルムから構成されていることを特徴としている。
本発明に係る多層プラスデックデユープは、特にフレオ
ンカスなどのカス流体に対するバリA・−件に優れ、か
つ柔軟性に優れている。したがってフレオンカスを使用
したクーラーなどの装置に本発明の多層プラスチックチ
ューブを使用することにより、その装置の使用可能期間
を大ri+に延長さぜることかできる。
発明の詳細な説明 以下、本発明の多層プラスデックチューブについて具体
的に説明する。
本発明は、特定のポリヒト1コキシボリエーテルと特定
のポリアルキレンデレフタレー1〜とからなる樹脂組成
物の延伸フィルムは、非常に優れたフレオンカスに対す
るカスバリヤー性を示すという知見を得たことに基づい
てなされた。
本発明で使用するポリヒドロキシポリエーテルは、たと
えはハイドロキノンを主成分とするジオールとエピハロ
ヒドリンとを反応させることにより製造することかでき
る。そして、たとえば上記のようにして製造されたポリ
ヒドロキシポリエーテルは、ジオール成分単位としての
ハイドロキノンから誘導される成分単位を主成分とする
ポリヒドロキシポリエーテルであり、具体的には、次式
[1]で表わされる構成単位を有している。
OH・・・ [I] たたし、上記式[I]において、Arはp−フェニレン
基を主成分とする二価の芳香族炭化水素基を示す。
ずなわちArはρ−フェニレン基であるが、またはp−
フェニレン基と、p−フェニレン基以外の二価の芳香族
炭化水素基との混合基であることがてきる。Arが1)
−フェニレン基と1)−フェニレン基以外の二価の芳香
族炭化水素基とからなる場合、p−フェニレン基以外の
二価の芳香族炭化水素基は、p−フェニレン基に対し、
50モル%以下、好ましくは40モル%以下の割合で存
在していることかできる。
p−フェニレン基以外の二価の芳香族炭化水素基として
は、たとえば]]n−フェニレン基2−フェニル−1,
4−フエニレン基、1,4−ナフチレン基、1,5−ナ
フチレン基、2,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレ
ン基、44゛−ジフェニレン基、pp−メチレンビフェ
ニレン基、pp−イソプロビリデ°ンビフェニレン基、
4,4゛−オキシジフェニレン基、44°−ゲトジフェ
ニレン基、44゛−スルホジフェニレン基などを挙げる
ことかできる。
さらに、本発明で使用されるポリヒト17キシボリエー
テルは、」1記式[I]で表わされる構成単位と、次式
[n]で表わされる構成単位とを有していても良い。
OH・・・ [II] たたし、式[H]中、Rは炭素原子数2〜6の価の脂肪
族炭化水素基を示し、nは1〜2Qの正の整数を示す。
ここて脂肪族炭化水素基は直鎖状であっても分岐鎖状で
あってもよい。このような基の具体的な例としては、1
.2−ジメチレン基、1.3−1〜リメチレン基、1,
4−テ1ヘラメチレン基、15−ペンタメチレン基、1
,6−へキザメヂレン基、12−プロピレン基、2,2
−ジメチル−1,3−プロピレン基などを挙げることか
できる。
本発明で使用されるポリしドロキシポリエーテルにおり
る上記構成単位[I]と構成単位[II]とのモル比は
、通常は100:O〜50:50の範囲にある。したか
って、本発明で使用されるポリヒドロキシポリエーテル
は、上記構造単位[I]と1−記構造m位[n]とのモ
ル比か1.00 : O〜50 : 50の範囲にある
ことから明らかなように、二価の芳香族炭化水素基(A
「)のみの重合体であるが、あるいは二価の芳香族炭化
水素基(Ar )と二価の脂肪族炭化水素基(R)とを
、二価の芳香族炭化水素基の方を多い割合で含有する重
合体であるかのどちらかである。さらに上記4111造
単位[1]と−Lgc!構造単位[I[]とのモル比の
好ましい範囲は、100:O〜60:40てあり、さら
に好ましい範囲は100:O〜70 : 30である。
さらに本発明で使用されるポリヒト1コキシボリ工−テ
ルの極限粘度[η]  (0−クロロフェノール中で2
5℃で測定した値)が、通常0,1〜2dj/fの範囲
にある。
また、本発明で使用されるポリヒドロキシポリニーデル
は、実質上線上のポリヒト0キシポリエーテルであるこ
とか好ましい。
ここで実質上線状構造とは、直鎖状または分岐鎖を有す
る鎖状’W4 遣から実質的になることを意味し、実質
的にゲル状架橋JfIIJ造(網目S造)でないことを
意味する。このことは、本発明で用いられる上記のよう
なポリヒドロキシポリエーテルを、極限粘度1]η]を
測定する際に用いる溶媒である0−り四〇フェノールに
投入(0−クロロフェノール100m1に0.5gのポ
リヒドロキシポリエーテルを投入)したときに、ポリし
トロキシポリエーテルが完全に溶解されることによって
確認することができる。
本発明で使用するポリアルキレンテレフタレートは、エ
チレンテレフタレートを主構成単位とするポリエステル
である。
該ポリアルキレンテレフタレートのうちのエチレンテレ
フタレート構成単位の含有率は、通常は50モル%以上
、好ましくは70モル%以上である。該ポリアルキレン
テレフタレートを構成するジカルボン酸成分単位として
は、テレフタル酸成分単位以外に他の芳香族系ジカルボ
ン酸成分単位の少量を含有していても差しつかえない。
テレフタル酸成分単位以外の他の芳香族系ジカルボン酸
成分単位としては、具体的には、イソフタル酸、フタル
酸、ナフタリンジカルボン酸なとを例示することかでき
る。該ポリアルキレンチレフタレー1〜を構成するジオ
ール成分単位としては、エチレンクリコール成分単位以
外に他のジオール成分単位の少量を含有していても差し
つかえない。
エチレンクリコール成分単位以外の他のジオール成分単
位としては、具体的には、1.3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルクリコール、シ
クロヘキザンジオール、シフ1コヘAザンジメタノール
、1,4−ビス(β−ヒト0六シエI〜キシ)ベンゼン
、1,3−ビス(β−ヒト0キシエ1−キシ)ベンゼン
、2,2−ビス(4−β−しドロキシエトキシフェニル
)スルポンなどの炭素原子数か3〜15のジオール成分
単位を例示することかできる。
該ポリアルキレンチレフタレ−1〜の構成成分の組成は
、テレフタル酸成分単位の含有率か通常50〜100モ
ル%、好ましくは70〜100モル%の範囲にあり、テ
レフタル醸成分単位以外の芳香族系ジカルボン酸成分単
位の含有率か通常0〜50モル%、好ましくは0〜30
モル%の範囲にあり、エチレンクリコール成分単位の含
有率か通常50〜100モル%、好ましくは70〜10
0モル%の範囲にあり、エチレンクリコール成分単位以
外のジオール成分単位の含有率か通常0〜50モル%、
好ましくは0〜30モル%の範囲にある。
また、該ポリアルキレンテレフタレートの極限粘度[η
] (フェノール−テトラクロルエタン混合溶媒(重量
比1/1)中で25°Cで測定した値)は通常O15〜
1..5dj/g、好ましくは0.6〜1..2dj/
gの範囲である。
つき゛に、本発明の多層プラスチックチューブの内周デ
ユープの少なくとも一層を構成する前記ハイドロキノン
を主成分とするポリヒト0キシポリエーテルと前記ポリ
アルキレンチレフタレ−1〜とからなる組成物の延伸フ
ィルムについて説明する。
該組成物において、前記ハイドロキノンを主成分とする
ポリヒドロキシポリエーテルと前記ポリアルキレンテレ
フタレートとの配合割合は、とくに制限はないが、通常
はポリアルキレンテレフタレート100重量部に対して
ポリヒドロキシポリニーデルか2〜100重量部、好ま
しくは5〜。
80重量部、とくに好ましくは10〜60重量部の範囲
である。また、該組成物には、nj前記ポリアルキレン
テレフタレートおよび前記ポリヒドロA−シボリエーテ
ルの他に必要に応じて従来公知の核剤、無機充填剤、滑
剤、スリップ剤、アンデブロッキング剤、安定剤、帯電
防止剤、1υノ曇削、顔料などの各種の添加剤の適宜量
が配合されていてもよい。さらに、該組成物の製造法に
ついても、とくに制限はなく、通常採用されている多く
の混合方法を採用することかできるが、これらの中ては
前記ポリヒドロキシポリエーテルおよび前記ポリアルキ
レンテレフタレートをそれぞれ乾燥後、溶融下に混合し
て押出成形する方法を採用することか好ましい。
ついで、得られな組成物を、圧縮成形、′r゛タイを用
いた押出成形など従来から公知の方法によってシー1〜
状に成形する。
このようにして得られたシー1〜を、そのままあるいは
−旦力ラス転移温度以下の温度に冷却固化した後、前記
ポリアルキレンテレフタレートのガラス転移温度ないし
融点の範囲内の温度、好ましくはカラス転移温度ないし
ガラス転移温度よりも80°C高い範囲内の温度で延伸
する。
このような延伸処理の方法としては、−軸方向に延伸す
る方法(−軸延伸法)、縦軸方向に延伸した後さらに横
軸方向に延伸する方法(二軸延伸法)、縦軸方向および
横軸方向に同時に延伸する方法(同時二軸延伸法)、二
軸延伸しな後にさらにいずれかの一方向に逐次延伸を繰
返す方法、−軸延伸した後にさらに両方向に延伸する方
法、該シートと金型との間の空間を減圧にすることによ
って延伸成形するいわゆる真空成形法などを例示するこ
とかできる。
ここで該延伸フィルムが一軸延伸フィルムである場合に
は、その延伸倍率は通常1.1〜10倍、好ましくは1
.2〜8倍、とくに好ましくは1.5〜7倍の範囲であ
る。また該延伸フィルムが二軸延伸フィルムである場合
には、その延伸倍率は縦軸方向に通常1.1〜8倍、好
ましくは1.2〜7倍、とくに好ましくは1.5〜6倍
の範囲であり、縦軸方向には通常1.1〜8倍、好まし
くは1.2〜7倍、とくに好ましくは1,5〜6倍の範
囲である。
このようにして得られたフィルムは、延伸した後、通常
は、前記温度範囲若しくはこの延伸温度より高い温度で
適宜の短時間加熱処理か施される。
このようにして、ヒートセラ1〜を行なうことにより、
寸法安定性か付与された延伸フィルムか作製される。
本発明に係る多層プラスチックチューブは、上述のよう
に内周チューブと該内周デユープをとりまく外周デユー
プとからなり、第1図に本発明の多層プラスチックチュ
ーブの一例の断面図を示す。
第1図に示すように、本発明の多ノープラスチックチュ
ーブは、内周チューブaと外周チューブbとからなる。
そして、本発明の多層プラスチックデユープは、内周チ
ューブaが、」1記のように、ジオール成分として、ハ
イドロキノンから誘導される成分単位を主成分とするポ
リしドロキシポリエーテルと、ポリアルキレンテレフタ
レートとからなる組成物の延伸フィルムから構成される
層を有することを特徴としている。
第1図には、内周チューブaが、内層a−1、中間層a
−2および外層a−3の三層構造であり、また、外周デ
ユープbが、補強糸層b−iとカバー層b−2の三層構
造である態様か示されている。
本発明の多層プラスチックチューブは、たとえば上記の
ようなM造を有する多層プラスチックデユープであり、
このようなデユープの内周デユープの少なくとも一層か
上記のようなハイド0キノンから誘導される成分単位を
有するポリヒドロキシポリエーテルと、ポリアルキレン
テレフタレートとからなる組成物の延伸フィルムから構
成されるでいる。特に本発明の多層プラスチックチュー
ブにおいては、第1図に示すように、内周チューブを内
層、中間層および外層の三層構造とし、該ハイドロキノ
ンから誘導される成分単位を有するポリヒドロキシポリ
エーテルと、ポリアルキレンテレフタレートとの組成物
の延伸フィルムを内周チューブにおける中間層とするこ
とか好ましい。このように該ハイドロキノンから誘導さ
れる成分単位を有するポリヒドロキシポリエーテルと、
ポリアルキレンチレフタレ−I・との組成物の延伸フィ
ルムを中間層としてザンドイッチ状に保護した構造にし
た場合には、本発明の多層プラスデックチューブを連結
金具に取り付しって多層プラスチックデユープの端部を
締付けて使用する場合に、チューブの破れに対する信頼
性か向上するので好ましい。
このような多層プラスデックチューブの内周チューブの
中間層を、上記のようなハイドロキノンから誘導される
成分単位を有するポリヒドロキシポリエーテルと、ポリ
アルキレンチレフタレ−1〜との組成物の延伸フィルム
で形成した場合、内周デユープの内層を形成する樹脂素
材は、フレオンカスなどのカス流体との接触による劣化
か少ないなど、カス流体に対する耐性等を考慮して適宜
選択できる。このような樹脂としては、たとえばポリア
ミド系樹脂、アクリロニトリルブタジェンコポリマー、
ポリビニルメチルシo−iサン、ポリエピクロルヒドリ
ン、エチレンオキシドーエピク1コルヒドリンコポリマ
ー、エチレンプロピレンターポリマー、塩素化・スルホ
ン化ポリエチレンなど従来から用いられている材料を挙
げることかできる。
また、該ハイド0キノンから誘導される成分単位を有す
るポリヒドロキシポリエーテル、ポリアルキレンテレフ
タレートとの組成物の延伸フィルムで内周デユープの中
間層を形成した場合、外層は、得られるプラスチックチ
ューブとして必要な物性を保持する材料を用いて形成す
ることかでき、このような材料は、通常使用されている
樹脂などから適宜選択することかできる。すなわち、こ
のような外層を形成する樹脂としては、たとえば塩素化
ポリエチレン、塩素化・スルホン化ポリエチレン、エチ
レンプロピレンターポリマー、ポリクロロプレン、フッ
素ゴム、ポリアミド系樹脂、ボリエステルエーテル系樹
脂など従来がら用いられている材料を挙げることができ
る。
本発明の多層グラスチックチューブにおいて、上記のよ
うな内周チューブの厚さは、得られる多層プラスデック
チューブの機械的強度、柔軟性、カスバリヤー性などの
各種要求特性等を考慮して適宜設定することかきるが、
中間層の厚さを0.01. mm以」二、好ましくは0
.02〜□ l mmの範囲にすることにより、フレオ
ンカスに対するカスバリヤー性が良好になる。また、本
発明の多層プラスデックデユープにおいて、内周デユー
プの内層の厚さは0.5〜7印、外層の厚さは、0.5
〜7 mmであることが好ましい。
上記のような内周チューブは、外周デユープで被覆され
ている。本発明において、外周デユープは、単独の樹脂
層とすることもできるし、第1図に示すように、補強糸
層などの補強層とこの層を被覆とカバー層とから構成さ
れていても良い。
このような外周チューブを形成する樹脂としては、得ら
れる多層プラスチックチューブの機械的1つ 強度、柔軟性、耐候性などの特性を考慮して適宜選択す
ることができる。
このような外周チューブ(あるいは補強糸屑を形成する
場合にはカバー層)を形成する樹脂としては、たとえば
、ポリアミド樹脂、ポリクロロプレン、塩素化・スルポ
ン化ポリエチレン、エヂレンプロピレンターボリマー、
ポリニスデル系エラス1〜マーなどを挙げることができ
る。
なお、補強糸屑を設ける場合には、各種のポリエステル
繊維などの樹脂繊維を使用して補強糸屑を形成すること
かできる。
このような外周チューブの厚さは、本発明の多層プラス
チックデユープの用途などを考慮して適宜設定すること
かできるが、通常は、0.5〜10mmである。
本発明の該組成物の延伸フィルムを少なくとも一層とし
て用いる多層プラスチックチューブの製造法にもとくに
制限はなく、たとえば内周チューブの内層となる樹脂を
押出成形することによって管状成形体を得、ついでその
管状成形体を上記該組成物の延伸フィルムで被覆し、つ
いでさらに外層となる樹脂を押出し成形によって被覆す
る方法が一般的である。また、このようにして得られた
内周チューブを構成する樹脂にさらに加硫反応のための
熱処理など後処理か必要な場合には、適切な後処理が施
される。
上記のようにして内周チューブを形成した後、必要によ
りこの内周チューブを覆うように補強糸屑を設け、さら
にカバー層を形成して外周チューブとすることかできる
。さらに外周チューブは、」1記のように補強糸屑とカ
バー層とから形成する外、各種繊維で補強したゴム層お
よび/または各種エラストマー性樹脂で形成することも
できる。
このようにして得られた本発明のプラスチックチューブ
は、通常可撓性を有しており、しかもフレオンガスに対
して良好なカスバリヤー性を有しているので、フレオン
カス等のカス流体の移送用のプラスチックホースとして
好ましく使用することかできる。
発明の効果 本発明の多層プラスチックチューブは、特にフレオンカ
スなどのガス流体のバリヤー性に優れ、かつ柔軟性に優
れている。したがってフレオンガスか充填されたクーラ
ーなどフレオンカス移送用のホースとして使用すること
により、クーラーなどの装置の使用可能期間を大i+に
延長させることかできる。
本発明の多層プラスチックチューブは室内クーラー用、
自動車クーラー用、およびその他のクーラー用ポースと
して有効に使用される。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
なお、実施例および比較例においてチューブおよびこの
チューブを構成する層の性能評価は次の方法に従って行
なった。
チューブの柔軟性の測定は30>長に切断したチューブ
の両端を最小曲げ半径まで折り曲けな時に要した荷重を
測定し、応力に換算し、可視性の尺度としな。
フレオンカスの透過試験はS A E (Societ
y ofAutoIIIotlve Engineer
s Inc、)規格J 5 l bに型じ、30■長に
切断したチューブ内に各種フレオンカスを1d当り0,
6±0,1gを:Iλ1人し、60°Cの空気恒温構内
に96時間放置し、24時間放)4後からの重量変化を
測定し、透過量(g / m /72時間)を算出した
実施例1 第1図に示すような本発明の多層プラスチックチューブ
を、以下のようにしてVA造した。
乾燥したポリエチレンテレフタレー1− (三片ペッI
・樹脂@製、三片PET JO25) 100部に対し
て、極限粘度[η]が0.656fJ/gである乾燥し
なハイドr?六−ノンポリヒド0キシポリエーテル40
部を混合した。その混合物をシー1〜成形用のゴータイ
を装備した押出機を用いて約250〜290°Cで溶融
し、厚みか約5 Q Oμsnのシー1〜として押出し
、急冷して回収した。ついでこのシー1〜を二軸延伸装
置を用いて約3×3倍に二軸延伸した後ヒートセラ1〜
して厚みか約50μmの二軸延伸フィルムを作製した。
次いで、下記のようなニトリルゴム配合!l!I(1)
を押出して作製したチューブ(内周デユープ内層)a−
1に」1記二軸延伸フィルムを平均して二巻きになるよ
うに巻イく1りで内周デユープ中間層a−2を形成した
。次いで、この二軸延伸フィルムからなる内周デユープ
中間層を、押出機によりニトリルゴム配合物で被覆して
内周デユープ外層a−3を形成し、二軸延伸フィルム層
かニトリルゴム層でサンドイッチされたサンドイッチ構
造の内周チューブaを作製した。
このサンドイッチ構造の内周チューブaの外周にポリエ
ステルコード(ユニチカ■製: 10000//2>を
巻1−f l−jて外周チューブ補強糸層l]−1を形
成して該チューブaを補強し、さらに下記のようなりロ
1ニアプレン紺成物(2)を押出被覆して外周チューブ
bのカバー層b−2を形成し、未加硫の多層チューブを
得た。
この未加硫の多層チューブを適当な長さに切断し、蒸気
釜で145°C−1時間加硫し、本発明の多層プラスチ
ックチューブを得な。得られた多層プラスチックチュー
ブは第1図に示すような断面形状を持つものであった。
すなわち、第1図において内周チューブの中間層a−2
を形成する二軸延伸フィルムをサンドイッチする二1ヘ
リルゴム層は内層a−1の厚みか2.5mmであり、ま
た外層a−3の厚みは1.、Ommてあった。さらに外
周チューブのカバー層b−2を構成づるクロロプレン層
の厚みは2.0mmであった。この多層グラスデックチ
ューブは全体として内径か12mmであり、外径か25
11III+であった。
この多層グラスチックチューブの性能を試験するなめに
フレオン12カス、フレオン22カス、フレオン134
aガスに対する透過性および柔軟性を調べた。
結果を表1に示す。
(1)ニトリルゴム配合物 二ポール1041  100.0部二H本七オン■製亜
鉛華       5,0部 ステアリン酸    1.0部 Sltr−カーホン   50.0部:旭カーボン■製
老化防止剤N1DBC2,00部二大内新興@I製促進
剤MBT8    1.50部:穴内新興■製促進剤Z
r+t4DC0,15部二大内新興■製硫黄     
    1.50部 (2)クロロプレン組成物 デンカりロロプレン旧0 100.0部:電気化学01製 ■■I船華       5.0部 マクネシア     4.0部 5RF−カーボン   40.0部:旭カーボン■製老
化防止削PAN    2.00部二大内新興■製促進
剤Elf      O,35部:三新化学■製実施例
2 実施例1において、ポリエチレンデレフタレー1〜10
0部に対し、ハイドロキノンポリヒドロキシポリエーテ
ルの添加量を80部にした以外は、実施例1と同様に行
なった。
結果を表1−に示ず。
実施例3 実施例1において、内周チューブ中間層a−2を形成す
る延伸フィルムの巻付は回数を平均して4巻になるよう
に巻きつけた以外は、実施例1と同様に行なった。
結果を表1に示す。
火上皿A 実施例1において、延伸フィルムをサンドイッチしてい
る内周チューブ内層a−1および同外層a−3を形成す
るニトリルゴム配合物のかわりに、下記のようなエピク
ロルヒドリンゴム配合物(1)を用いた以外は、実施例
1と同様に行なった。
結果を表1に示す。
(1)エビクロルしドリンゴム配合物 ゼクロン1100  100.0部二日本七オン@製ス
テアリン酸スズ  2,0部 鉛丹        7・0部 FEF−カーボン   40.0部:旭カーホン@製老
化防止剤TMDQ   1.00部二大内新興■製促進
剤El      1.20部:三新化学■製に立1 実施例1において、使用したハイドロキノンポリヒドロ
キシポリエーテルのかわりに極限粘度[η]かQ、63
dj/gのハイドロキノン−2,6−シヒドロキシナフ
タレン(85/15)コポリヒドロキシポリニーデルを
使用した以外は、実施例1と同様に行なった。
結果を表1に示す。
実施例6 実施例1において、使用したハイドロキノンポリヒドロ
六シボリエーテルのかわりに極限粘度[η]か0.71
d、Il/gのハイドロキノン−エチレングリコール(
90/10)コポリヒドロキシポリエーテルを使用した
以外は、実施例1と同様に行なった。
結果を表1に示す。
比較例1 内周チューブを1層のみとし、実施例1のニトリルゴム
配合物を用い、また外周チューブの補強糸層にポリエス
テルコード(ユニチカ■製: 1000D//2 )を
用い、カバー層に実施例1のクロロプレン組成物を用い
て、内周チューブの厚みか3.0市であり、外周チュー
ブの厚みか2.0nunである加硫ゴムチューブを作製
して、試験に供しな。
結果を表1に示す。
ル畝■ユ 内周デユープを1層のみとし、ナイロン6を用い、外周
チューブを1層のみとし、ポリエーテル7ミ1<系x 
ラスl−7−(P[:BAX 5533 AIOCII
IHIF社製)を用いて、内周チューブの厚みか1.、
Ommであり、外周チューブの厚みか4.0mmである
プラスチックチューブを作製して、試験に供した。
結果を表1に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で作製したような本発明の多層プラス
チックチューブの一例の断面1造を模式%式% 第2図は従来のニトリルゴム系樹脂の多層プラスチック
チューブの断面構造を模式的に示す図である。 ・・・内周チューブ ・・・内周チューブの内層 ・・内周チューブの中間層 ・・・内周チューブの外層 ・・・外周チューブ ・・補強糸屑 ・・・カバー層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  1)内周チューブと該内周チューブを被覆する外周チ
    ューブとからなる多層プラスチックチューブにおいて、
    該内周チューブの少なくとも一層が、ジオール成分とし
    てのハイドロキノンから誘導される成分単位を主成分と
    するポリヒドロキシポリエーテルと、エチレンテレフタ
    レートを主構成成分単位とするポリアルキレンテレフタ
    レートとからなる組成物の延伸フィルムから構成されて
    いることを特徴とする多層プラスチックチューブ。  2)内周チューブが内層、中間層および外層の三層か
    らなり、かつ該中間層が、前記ジオール成分として、ハ
    イドロキノンから誘導される成分単位を主成分とするポ
    リヒドロキシポリエーテルと、エチレンテレフタレート
    を主構成成分単位とするポリアルキレンテレフタレート
    とからなる組成物の延仲フィルムから構成されているこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の多層プラスチック
    チューブ。
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