JPH0235082Y2 - - Google Patents

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JPH0235082Y2
JPH0235082Y2 JP908785U JP908785U JPH0235082Y2 JP H0235082 Y2 JPH0235082 Y2 JP H0235082Y2 JP 908785 U JP908785 U JP 908785U JP 908785 U JP908785 U JP 908785U JP H0235082 Y2 JPH0235082 Y2 JP H0235082Y2
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flywheel
magnet
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chuck
circumferential surface
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JP908785U
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関に取付けるフライホイール
磁石回転子に関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、フライホイールの底部側外面に送風
羽を一体に有するフライホイール磁石回転子にお
いて、 一部の送風羽の放射方向の外端部側に加工チヤ
ツキング用肉盛り部を設けることにより、 送風量を減少させたりフライホイールを大形に
したりすることなく、加工の安全性の向上と加工
精度の向上とを図ることができるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
内燃機関に取付けられるフライホイール磁石回
転子においては、フライホイールの外周面または
内周面に磁石が取付けられ、フライホイールの底
部側外面に多数の送風羽が設けられる。この様に
送風羽が設けられるフライホイールは鋳造により
製造せざるを得ないため、その寸法精度が低くな
るのを避けられない。ところが磁石を取付けるに
当たつては、該磁石が取付けられる面(フライホ
イールの外周面または内周面)の加工精度を十分
に高くする必要があり、また磁石を取付け後該磁
石の磁極面を加工してその寸法精度を出す必要が
ある。
従つて、この種のフライホイールでは、鋳造後
旋盤によりその外周面または内周面に切削加工を
施して寸法精度を出すことが必要である。この切
削加工の際にはフライホイールをチヤツクする必
要があるが、従来は、送風羽の放射方向の外端部
(フライホイールの外周側に位置する端部を言
う。)を加工チヤツキング部として該チヤツキン
グ部に旋盤のチヤツク爪を当接させていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら一般に送風羽の肉厚は薄いため、
上記のように送風羽の外端部を加工チヤツキング
部とした場合には、フライホイールを安定にチヤ
ツクすることが困難である。その為加工精度が低
くなつたり、切削加工の際にフライホイールがチ
ヤツクから外れて飛出したりすることがあり、加
工精度及び加工の安全性の上で問題があつた。
尚送風羽の外端部を加工チヤツキング部とする
場合、該チヤツキングの衝となる部分に切削加工
を施して、その寸法精度を出しておけば、上記の
問題はある程度解決できる。しかしながら一般に
鋳造フライホイールの送風羽の部分はその肉厚が
薄いため、鋳造の際の冷却が急になつて所謂チル
化現象が生じ、硬度が必常に高くなる。そのため
送風羽に加工を施すことは極めて困難であり、実
用的でない。
またフライホイールの外周面の送風羽寄りの一
部を加工チヤツキング部として、該フライホイー
ルの外周面の一部をチヤツクすることも考えられ
るが、この場合フライホイールの外周に加工され
た面を所定の広さだけ形成しようとするとチヤツ
キング部に割当てた分だけフライホイールの軸線
方向長さを長くする必要があり、フライホイール
の軸線方向寸法が大きくなつてフライホイールが
大形化するという問題があつた。
本考案の目的は、送風量を減少させたりフライ
ホイールを大形化したりすることなく、フライホ
イールの加工の安全性及び加工精度を向上させる
ことができるようにしたフライホイール磁石回転
子を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、その一実施例を示す第1図に見られ
るように、略カツプ状に形成されて底部1a側外
面に周方向に並ぶ多数の送風羽101が一体に設
けられた鋳鉄鋳物からなるフライホイール1と該
フライホイール1に取付けられた磁石2とを備え
た内燃機関用フライホイール磁石回転子4におい
て、一部の送風羽の放射方向の外端部側にフライ
ホイール1と一体に加工チヤツキング用肉盛り部
102を設けたことを特徴とする。
〔考案の作用〕
上記のように、送風羽の外端部側にフライホイ
ールと一体に肉盛り部を設けて該肉盛り部を加工
チヤツキング部とすれば、チヤツクに当接する部
分の面積を広くすることができるので、フライホ
イールを安定にチヤツクすることができる。また
肉盛り部はその肉厚を適当に設定することにより
鋳造の際にチル化現象を避けることができるの
で、該肉盛り部を切削加工することが可能にな
る。従つて必要な場合にはフライホイールをチヤ
ツクするに当つてチヤツキング部を加工してその
寸法精度を高めることができる。
〔実施例〕
以下添附図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示した
もので、これらの図において1は鋳鉄鋳物からな
るフライホイールである。フライホイール1は略
カツプ状に形成されていて、その底部1aの外面
には周方向に並ぶ多数の送風羽101,101、
…が該フライホイール1と一体に設けられてい
る。フライホイール1の底部中央にはボス1bが
一体に設けられ、該ボスには回転軸嵌合用のテー
パ孔1cが設けられている。フライホイール1の
周壁部1dの外周には凹部1eが設けられ、該凹
部内に磁石2が配設されている。磁石2はフライ
ホイールの径方向に着磁され、該磁石の外周側の
磁極面に磁極片3が配置されている。磁石2及び
磁極片3は両者を貫通させてフライホイールの周
壁に螺入された図示しないネジによりフライホイ
ール1に対して固定されている。この例では、磁
石2及び磁極片3が取付けられた後磁極片3の外
周面とフライホイール1の外周面とが同一円筒面
上に位置するように加工され、磁極片3の外周面
とその両側のフライホイール1の外周面とにより
3極の磁極が構成されている。フライホイール
1、磁石2及び磁極片3により磁石回転子4が構
成されている。
本考案においては、この様なフライホイール磁
石回転子において、加工の際に加工機のチヤツク
の各チヤツク爪が当る部分に位置する幾つかの
(この例では3個の)送風羽の放射方向の外端部
側にフライホイールと一体にチヤツキング用肉盛
り部102を設けたことを特徴とする。本実施例
の肉盛り部102はフライホイールの底部1a及
び対応する送風羽101に一体に設けられ、その
外周側端部の厚み(フライホイールの周方向に測
つた厚み)寸法wは、該肉盛り部にチヤツク爪を
当接させた際に該チヤツク爪との接触面積を十分
にとることができ、且つ鋳造時に該肉盛り部にチ
ル化現象が生じない程度の大きさに設定されてい
る。
上記フライホイールの外周面及び磁極片3の外
周面に切削加工を施す場合には、加工機のチヤツ
クの各チヤツク爪に対応するチヤツキング用肉盛
り部102に当ててフライホイール1をチヤツク
し、フライホイールを回転させながら、該フライ
ホイール1の外周面及び磁極片3の外周面に切削
バイトを当てる。また同じ肉盛り部をチヤツクし
てボス1bにテーパ孔1cを加工することもでき
る。
上記のように、加工チヤツキング用肉盛り部1
02を設けると、該肉盛り部にチヤツク爪を当て
ることにより、チヤツク爪とフライホイールとの
接触面積を十分にとることができ、また該肉盛り
部の強度は十分高くすることができるので、フラ
イホイールを安定にチヤツクすることができる。
従つて加工中にフライホイールが飛んだり加工精
度が低下したりするのを防ぐことができる。また
肉盛り部102はチヤツク爪が当る部分にのみ設
ければよく、一部の送風羽の外端部側にのみ設け
ればよいので、肉盛り部を設けたことにより送風
量が減少することは殆んどない。
上記フライホイール磁石回転子4は、例えば内
燃機関のクランク軸に取付けられ、機関のケース
等に固定された電機子5とともに磁石発電機を構
成する。図示の電機子5は、磁石回転子の磁極に
対向する磁極部を両端に有する鉄心501に内燃
機関用点火装置の点火コイル502を巻装したも
のからなり、点火エネルギーを発生させる為に用
いられる。
上記の例では、フライホイール1の外周を加工
するとしたが、フライホイール1の内周に磁石を
取付ける場合には、芯出しをするために該フライ
ホイールの内周面及び該フライホイールの内周面
に取付けられた磁石の磁極面に切削加工を施す必
要がある。この場合、送風羽の内端部がフライホ
イールの外周面より内側に位置するように設けら
れていれば、フライホイール1の外周をチヤツク
すればよいが、第4図に示したように、送風羽1
01がフライホイール1の周壁1dの外周より外
側に位置するように設けられている場合には、送
風羽101の部分でチヤツクすることが必要にな
る。この様な場合にも、送風羽101の外端部側
に肉盛り部102を設けることにより、フライホ
イール1を安定にチヤツクすることができる。
上記の実施例では、各肉盛り部102を1個の
送風羽101に対応させて設けたが、第5図Aに
示すように複数の送風羽101に跨つて幅広の加
工チヤツキング用肉盛り部102を設けることも
できる。この場合も肉盛り部102の高さを低く
しておけば送風量には殆んど影響がない。また加
工チヤツキング用肉盛り部102を1個の送風羽
101に対応させて設ける場合には、該肉盛り部
102の高さを上記実施例よりも高くすることが
できる。例えば第5図Bに示すように、加工チヤ
ツキング用肉盛り部102の高さを送風羽101
と同等の高さにすることもできる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、送風羽の外端
部側にフライホイールと一体に肉盛り部を設けて
該肉盛り部を加工チヤツキング部としたので、チ
ヤツクに当接する部分の面積を広くすることがで
き、フライホイールを安定にチヤツクすることが
できる。従つて加工中にフライホイールが飛んだ
り、加工精度が低下したりすることをぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した正面図、第
2図は同実施例のフライホイール磁石回転子の半
部縦断面図、第3図は実施例の肉盛り部を示す要
部側面図、第4図は本考案の他の実施例を示す要
部縦断面図、第5図A,Bは本考案で用いる肉盛
り部の変形を示す要部側面図である。 1……フライホイール、101……送風羽、1
02……加工チヤツキング用肉盛り部、2……磁
石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略カツプ状に形成されて底部側外面に周方向に
    並ぶ多数の送風羽が一体に設けられた鋳鉄鋳物か
    らなるフライホイールと該フライホイールに取付
    けられた磁石とを備えた内燃機関用フライホイー
    ル磁石回転子において、一部の送風羽の放射方向
    の外端部側に前記フライホイールと一体に加工チ
    ヤツキング用肉盛り部を設けたことを特徴とする
    内燃機関用フライホイール磁石回転子。
JP908785U 1985-01-28 1985-01-28 Expired JPH0235082Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP908785U JPH0235082Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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JP908785U JPH0235082Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61126131U JPS61126131U (ja) 1986-08-08
JPH0235082Y2 true JPH0235082Y2 (ja) 1990-09-21

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JP908785U Expired JPH0235082Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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JPS61126131U (ja) 1986-08-08

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