JPH0516853Y2 - - Google Patents

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JPH0516853Y2
JPH0516853Y2 JP7120286U JP7120286U JPH0516853Y2 JP H0516853 Y2 JPH0516853 Y2 JP H0516853Y2 JP 7120286 U JP7120286 U JP 7120286U JP 7120286 U JP7120286 U JP 7120286U JP H0516853 Y2 JPH0516853 Y2 JP H0516853Y2
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JP
Japan
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shaft
core
iron core
support part
laminated
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JP7120286U
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JPS62185439U (ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は積層円筒形回転子に関し、製作が簡単
になるとともに剛性が向上するよう企図したもの
である。
B 考案の概要 本考案は積層円筒形回転子のシヤフトの断面形
状を工夫して、製作の簡単化ならびに剛性の向上
を図つたものである。
C 従来の技術 第3図は、4極同期発電機に用いられている従
来の積層円筒形回転子を示す。同図に示すよう
に、積層円筒形回転子1は、円筒状の鉄心2にシ
ヤフト3を焼嵌めし、鉄心2とシヤフト3との間
にキー4を備えて構成される。鉄心2は、スロツ
ト部5及び内径を打ち抜いた珪素鋼板を多数積層
して形成される。またシヤフト3は、その軸心か
ら鉄心2に向い放射状に突出する4つの支持部6
を有しており、この4つの支持部6が磁路とな
る。しかもこれら支持部6は、その先端からシヤ
フト軸心に向いlの間では、その幅Bが等しくな
つている。このように支持部6を有するシヤフト
3を鉄心2に焼嵌めしているため、シヤフト3と
鉄心2との間には軸方向に伸びる冷却風通路7が
形成される。
上述した支持部6の幅Bは、次の相反する要請
が適当なところで両立するように決められる。つ
まり、磁束を通り易くしたりシヤフト剛性を上げ
るためには幅Bが広い方がよく、冷却能力を向上
すべく冷却風通路7を大きくするためには幅Bが
狭い方がよいので、両条件の折り合う値に幅Bが
決まる。
D 考案が解決しようとする問題点 ところで上記従来技術には次のような問題があ
つた。
(i) 第3図に示す横断面形状をしたシヤフト3を
形成するには、第4図に示すように円柱体3′
をフライス盤8などで削り出して加工しなけれ
ばならず製作するのに時間がかかつた。
(ii) 支持部6の幅Bをある値以上に広くすること
ができないので、シヤフト剛性をより大きくす
ることができない。このため回転子の軸方向長
さが規制され、軸方向長さの長い回転子を製作
することができなかつた。
本考案は、上記従来技術に鑑み、製作時間の短
縮ができるとともに、シヤフト剛性の大きな積層
円筒形回転子を提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 上記目的を達成する本考案の構成は、円環状の
鋼板を積層してなる鉄心の中心に、シヤフトを緊
密に嵌入して構成した積層円筒形回転子におい
て、前記シヤフトは、シヤフト軸心から鉄心に向
い放射状に突出して先端が鉄心内周面に緊密に接
するとともに軸方向に長い複数の支持部を有して
おり、しかも各支持部は鉄心からシヤフト軸心に
向うに従い幅広となるとともに支持部の側面は平
面状で各支持部の側面の最内周部は隣接する支持
部の側面の最内周部とむすばれていることを特徴
とする。
F 実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。第1図に示すように本実施例に係る積層円
筒形回転子11は、円環状の鉄心12にシヤフト
13を焼嵌めし、鉄心12とシヤフト13との間
にキー14を備えて構成される。シヤフト13
は、シヤフト軸心から鉄心12に向い放射状に突
出し且つ軸方向に長い4つの支持部13aを有し
ており、各支持部13aの先端は鉄心12の内周
面に緊密に接している。そして各支持部13a
は、鉄心12からシヤフト軸心に向うに従い幅広
となつている。また各支持部13aの側面13b
は平面状となつており、しかも隣接する支持部1
3aの側面13b相互はその最内周部でむすばれ
ている。そして鉄心12とシヤフト13との間に
は冷却風通路17が形成される。
本実施例では、第1図に示すD,d,a,bの
寸法関係を次のようにしている。
d/D=0.5〜0.6 …… b/a=0.25〜0.4 …… なお上記シヤフト13は、第2図に示すよう
に、円柱体13′をカツタ18などで切り出すだ
けで作製できる。
かかる本実施例では、 (i) カツタによる切り出しによりシヤフト13を
作製できるため、フライスによる従来技術に比
べ、製作時間が大幅に短縮する。
(ii) 支持部13aが、シヤフト軸心に向うに従い
幅広となるためシヤフト剛性が高くなる。この
ため回転子の危険速度が上がり、従来技術に比
べて軸方向に長い回転子を作製でき高出力の回
転子の製造が実現できる。
(iii) 上記,式を満たすようにしておけば、更
に、次のような利点がある。即ち、シヤフト1
3の支持部13bの先端の幅bが、従来のシヤ
フト3の幅Bよりも若干狭くても、シヤフト1
3に磁束はよく通る。これはシヤフト先端が若
干狭くてもシヤフト軸心に近づくにつれ幅が広
がるため、支持部全体としての磁気抵抗が小さ
くなるからである。また、冷却風通路17の面
積も充分広くとれるので冷却能力も良好とな
る。
G 考案の効果 以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば、製作時間の短縮及び剛性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図
は本実施例に用いるシヤフトを作製する状態を示
す説明図、第3図は従来技術を示す構成図、第4
図は従来のシヤフトを作製する状態を示す説明図
である。 図面中、1,11は積層円筒形回転子、2,1
2は鉄心、3,13はシヤフト、6,13aは支
持部、13bは側面である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円環状の鋼板を積層してなる鉄心の中心に、シ
    ヤフトを緊密に嵌入して構成した積層円筒形回転
    子において、 前記シヤフトは、シヤフト軸心から鉄心に向い
    放射状に突出して先端が鉄心内周面に緊密に接す
    るとともに軸方向に長い複数の支持部を有してお
    り、しかも各支持部は鉄心からシヤフト軸心に向
    うに従い幅広となるとともに支持部の側面は平面
    状で各支持部の側面の最内周部は隣接する支持部
    の側面の最内周部とむすばれていることを特徴と
    する積層円筒形回転子。
JP7120286U 1986-05-14 1986-05-14 Expired - Lifetime JPH0516853Y2 (ja)

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JP7120286U JPH0516853Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JP7120286U JPH0516853Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JPS62185439U JPS62185439U (ja) 1987-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014064409A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Otics Corp 回転電機用ロータ

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