JPH0234901A - 電気部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、変圧器や線輪等の巻線部を有する電気部品
に関するものである。

〔従来の技術及び解決しようとする課題〕従来より、銅
線を巻装した巻線部を設けた電気部品として、変圧器や
線輪等が知られている。ところで、通常この変圧器や線
輪は、その巻線部を有する構造上それらの製造作業に手
間がかかり、しかもその巻線部の巻装半径や巻線部の厚
さ分だけ全体の寸法が大型化している。

ところで、近年、例えば電気製品等について小型化・薄
型化或いは軽量化の傾向が強まってきているが、これに
伴ってその電気製品に用いる電気部品についても軽量小
型化或いは薄型化の要求が高まっている。

そこで、この発明、上記した事情に鑑み、製造作業の省
力化を図ることができると共に小型化・薄型化或いは軽
量化に好適な電気部品を提供することを目的とするもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

即ち、この発明は、変圧器や線輪等の巻線部を有する電
気部品であって、前記巻線部をプリント基板に形成した
渦巻状の配線パターンで構成したものである。

〔作用〕

この発明の電気部品は、プリント基板上に渦巻状の銅箔
等からなる配線パターンを形成し、この薄（て厚さが殆
ど無視できる配線パターンを巻線部として使用するよう
になっており、これによって銅線等をわざわざ面倒なコ
イル状に巻装して製造しなくても済むようになる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例について添付図面を参照しな
がら説明する。

第１図乃至第３図は、この発明に係る電気部品を示すも
のであり、この電気部品は、変圧器として使用されてお
り、パターン配線１と、コア２と。

巻装コイル３とから構成されている。なお、図中符号４
はプリント基板を示している。

パターン配線１は、変圧器の一次側巻線部を構成するも
のであり、プリント基板４上に他の部分のパターン配線
と同時に所定のパターンで形成するようになっており、
導電性を有する薄い銅箔等用いて所定の細幅寸法で渦巻
状に形成されている。

そして、このパターン配線１は、外部側の他のパターン
配線６と電気的な接続を図るため、例えば最内周部のラ
ンド１３部分からプリント基板４側のスルーホール４ａ
等を貫通して引出し線１ｂが形成されており、この引出
し＊１ｂと先の外部側のパターン配線６とが電気的に接
続されるようになっている。

コア２は、プリント基板４に穿設した２つの貫通孔４ｂ
に挿通し、プリント基板４の面上に立設するようになっ
ており、フェライト等のような高磁性体のものが使用さ
れており、この実施例では略コ字型の形状のものを一対
接合させて形成させている。なお、この実施例では、−
次、二次の巻線部を有する変圧器として使用されている
ため、コアの形状が略コ字型のものを接合させているが
、例えば多巻線のものにあっては、略Ｅ字型のコアを一
対用い、これらのコア同士を接合させればよい。

巻装コイル３は、この実施例では二次の巻線部を構成し
ており、ボビン５にエナメル銅線等を多数回巻装したも
のが使用されている。そして、この巻装コイル３は、こ
の実施例では二次巻線部の方が巻き数が多いという構成
上、特にその巻き数を稼ぐためボビン、５を使用してい
るが、それほど巻き数が多くないときにはこの実施例の
一次巻線部のような渦巻状のパターン配線を使用しても
よい。また、この巻装コイル３は、プリント基板４上の
外部側の他のパターン配ＮＩＡ７側と引出し線３ａを介
して電気的に接続させるようになっている。

なお、このボビン５は、その貫通孔５ａにコア２を挿通
させた後プリント基板４上に固着させ、るようになって
いる。

したがって、この実施例の電気部品によれば、−次側の
巻線部が予めプリント基板上に形成されており、その分
この電気部品である変圧器の製造作業が容易である。

次に、この発明に係る他の実施例について第４図を参照
しながら説明する。

この実施例の電気部品は、三層のプリント基板８乃至１
０の各−面側に形成されたそれぞれ第１巻線乃至第３巻
線１１乃至１３と、コア１４と。

絶縁体１５．１６とから構成されている。

第１乃至第３巻線１１乃至１３は、それぞれ各プリント
基板８乃至１０上に設けた各パターン配線と同時に形成
された細幅渦巻状の銅箔等で構成されており、それぞれ
所定の巻き数に形成されている。この第１乃至第３巻線
１１乃至１３の各両端側は、それぞれそのプリント基板
８乃至１ｏの外部側のパターン配線部分と接続されるよ
うになっているが、特に最内周側のランド部分は、各プ
リント基板に穿設したスルーホールｌｌａ、１２ａ、１
３ａ及びプリント基板裏面側等を介し外部側のパターン
配線部分１１ｂ、１２ｂ、１３ｂと接続されるようにな
っている。なお、この実施例のコア１４は、先の実施例
のものと同様の略コ字型のもの一対を接合して形成され
ている。絶縁体１５．１６は、それぞれ各プリント基板
８乃至ｌＯの間に挟持した状態で取付けられており、こ
の実施例では薄手のポリエステルフィルム等が使用され
、互いに対向するプリント基板上の各パターン配線同士
が短絡するのを有効に防止するようになっている。

したがって、この実施例の電気部品によれば、三Ｈ＜積
層したプリント基板８乃至１０にそれぞれ巻線部１１乃
至１３を形成しているため、−層実装密度を高めること
ができ、高集積度用のものとして好適である。

次に、この発明に係る第３の実施例について第５図を参
照しながら説明する。

この実施例の電気部品は、先の第２実施例と同様に、三
層に積層したプリント基板１７乃至１９上に形成された
第１乃至第３巻線２０乃至２２と。

コア２３と、絶縁体２４．２５とから構成されている。

これら第１乃至第３巻線２０乃至２２は、それぞれ隣接
する側の巻線とプリント基板１７．１８のスルーホール
１７ａ、１８ａ及び絶縁体２４゜２５に形成した接続孔
（回路）を通過する引出し線２０ａ、２１ａを介して電
気的に接続されるようになっている。なお、この実施例
のコア２３及び絶縁体２４．２５は、先の第２実施例と
同様のものが使用されているが、その絶縁体２４．２５
については、先に説明したように引出し線２０ａ。

２１８貫通用の接続孔が形成されている。プリント基板
の１７．１９の渦巻状のパターンは同一回転方向である
が、プリント基板１８の回転方向は逆になっている。

なお、これら第１乃至第３実施例にあっては、巻線部を
プリント基板の一面側のみに形成したが、例えば第６図
に示すように、その巻線部２６をプリント基板２７の両
面側に形成して巻き数を稼ぐようにすると共に、その上
に絶縁材２８を介してコア２９を密着状態に取付けるこ
とも可能であり、このような構成にした場合にはより高
密度化、薄型化を図ることができ一層効果的である。

〔効果〕

以上説明してきたように、この発明に係る電気部品によ
れば、プリント基板上に渦巻状に形成したパターン配線
を巻線部としているため、その巻線部を有する電気部品
の製造が極めて容易になると共に、軽量薄型化が可能と
なり、各種多方面での使用が大きく期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る電気部品を示す斜視図、第２図
は第１図に示す電気部品の断面図、第３図は第１図に示
す電気部品の分解斜視図、第４図〜第６図はそれぞれこ
の発明に係る第２〜第４実施例の電気部品を示す断面図
である。 １．３．１１，１２．１３，２０，２１，２２．２６・
・・巻線部。 ４．８，９．１０．１７．１８．１９．２７・・・プリ
ント基板。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．変圧器や線輪等の巻線部を有する電気部品であって
   、 前記巻線部をプリント基板に形成した渦巻状の配線パタ
   ーンで構成したことを特徴とする電気部品。