JPH0234324Y2 - - Google Patents
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- JPH0234324Y2 JPH0234324Y2 JP1984045867U JP4586784U JPH0234324Y2 JP H0234324 Y2 JPH0234324 Y2 JP H0234324Y2 JP 1984045867 U JP1984045867 U JP 1984045867U JP 4586784 U JP4586784 U JP 4586784U JP H0234324 Y2 JPH0234324 Y2 JP H0234324Y2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は建造物の壁、床等に使用される建築用
耐火パネルに関するものである。さらに詳細に
は、この耐火パネルが火災の際に熱により膨張し
て(特に内部に配設された溝形部材が金属製であ
るため、この溝形部材が他の耐火パネルの構成部
材と比較すると著しく膨張し、他の構成部材がこ
の溝形部材の膨張に順応して変形し)耐火パネル
全体の湾曲等の変形をきたすのを防止する建築用
耐火パネルに関するものである。
耐火パネルに関するものである。さらに詳細に
は、この耐火パネルが火災の際に熱により膨張し
て(特に内部に配設された溝形部材が金属製であ
るため、この溝形部材が他の耐火パネルの構成部
材と比較すると著しく膨張し、他の構成部材がこ
の溝形部材の膨張に順応して変形し)耐火パネル
全体の湾曲等の変形をきたすのを防止する建築用
耐火パネルに関するものである。
従来、この種の耐火パネルは、例えば第8図に
図示の如く、建築物の支持体(スラブ、梁、柱
等、図示せず)に固着されたブラケツトAにボル
トB等の固定手段でパネル体Cが取付けられてい
る。
図示の如く、建築物の支持体(スラブ、梁、柱
等、図示せず)に固着されたブラケツトAにボル
トB等の固定手段でパネル体Cが取付けられてい
る。
この耐火パネルは一対の金属製の表面板D,
D′と、この表面板D,D′の間隔を一定に保持す
る金属製の溝形部材Eと、これら表面板D,
D′と溝形部材Eとで形成される空間内に充填さ
れる耐火性心材F等から構成される。なお、図中
符号Gは目地部に充填された継目材、符号Hはコ
ーキングを夫々示している。このように、従来の
建築用耐火パネルはパネル体Cやパネル体Cとパ
ネル体C間の目地部から火災時の火炎が建築物の
支持対に到達しないように構成されている。
D′と、この表面板D,D′の間隔を一定に保持す
る金属製の溝形部材Eと、これら表面板D,
D′と溝形部材Eとで形成される空間内に充填さ
れる耐火性心材F等から構成される。なお、図中
符号Gは目地部に充填された継目材、符号Hはコ
ーキングを夫々示している。このように、従来の
建築用耐火パネルはパネル体Cやパネル体Cとパ
ネル体C間の目地部から火災時の火炎が建築物の
支持対に到達しないように構成されている。
しかしながら、これら従来の耐火パネルにおい
ては、火災の際に耐火パネルが熱を受けた場合に
おいて、溝形部材Eが金属製(特に鉄製)である
ため並びにブラケツトAで取付位置が固定されて
いるため、表面板D,D′や耐火性心材Fのそれ
よりも著しく熱膨張を受ける。これは表面板D,
D′においては溝形部材Eの近傍でその折曲縁が
リベツト止めされているため、この折曲縁の部分
で熱膨張に対する緩衝作用が働き、また、耐火性
心材Fは金属ではないため熱膨張は小さいからで
ある。
ては、火災の際に耐火パネルが熱を受けた場合に
おいて、溝形部材Eが金属製(特に鉄製)である
ため並びにブラケツトAで取付位置が固定されて
いるため、表面板D,D′や耐火性心材Fのそれ
よりも著しく熱膨張を受ける。これは表面板D,
D′においては溝形部材Eの近傍でその折曲縁が
リベツト止めされているため、この折曲縁の部分
で熱膨張に対する緩衝作用が働き、また、耐火性
心材Fは金属ではないため熱膨張は小さいからで
ある。
しかしながら、溝形部材Eが伸びて変形する
と、表面板D,D′は薄板であり、耐火性心材F
も順応性があるため、両者は溝形部材Eと共に変
形する。
と、表面板D,D′は薄板であり、耐火性心材F
も順応性があるため、両者は溝形部材Eと共に変
形する。
即ち、火災の際に耐火パネルが熱を受けると、
溝形部材Eが著しく熱膨張を受け、その結果、パ
ネル体Cが溝形部材Eの湾曲にしたがつて湾曲す
る結果となる。この湾曲が生じたことにより、隣
接したパネル体C間の目地部が広がり、割れが生
じ、この割れの部分から火災時の火炎が建築物の
支持体に到達してしまうという問題点があつた。
溝形部材Eが著しく熱膨張を受け、その結果、パ
ネル体Cが溝形部材Eの湾曲にしたがつて湾曲す
る結果となる。この湾曲が生じたことにより、隣
接したパネル体C間の目地部が広がり、割れが生
じ、この割れの部分から火災時の火炎が建築物の
支持体に到達してしまうという問題点があつた。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであつて、以下、図面を参照してその一実施
例を具体的に説明すると、第1図において、1,
1は一対の表面板であり、鋼板、ステンレス板等
によつて成形されている。この表面板1,1の間
には耐火性心材2が充填されて火災時の火炎が建
物内のスラブや柱や梁に到達しないような耐火構
造のパネル本体が成形されている。この耐火性心
材2には、例えば黒曜石等の無機材の発泡材に無
機質バインダを混合したものを使用することがで
きるが、他の耐火性素材であつてもよい。この場
合、黒曜石の発泡粒の結合のため無機質バインダ
としては硅酸ソーダ溶液とフエロシリコンの混合
剤を使用するのが好適である。この耐火性心材2
が充填された前記表面板1の端部は内方に折り曲
げられて折曲縁1a,1aが形成されており、こ
の折曲縁1a,1aの内側寄り部に、折返し片3
a,3aがリベツト4等によつて固着される略コ
字形の溝形部材3が取り付けられている。この溝
形部材3は相対するパネル本体に対して開口部が
向き合うように外向開口となつており、パネル本
体周辺部の強度を強化するものであり、内部には
ロツクウール等の充填材5が充満されてパネル本
体の継目部分の耐火性の向上が図られている。そ
して、この充填材5,5と前記表面板1の折曲縁
1a,1aとの間には断面ほぼ十字状の硅酸カル
シウム等の継目材6が充填され、さらにこの継目
材6の外周部がコーキング7されている。
ものであつて、以下、図面を参照してその一実施
例を具体的に説明すると、第1図において、1,
1は一対の表面板であり、鋼板、ステンレス板等
によつて成形されている。この表面板1,1の間
には耐火性心材2が充填されて火災時の火炎が建
物内のスラブや柱や梁に到達しないような耐火構
造のパネル本体が成形されている。この耐火性心
材2には、例えば黒曜石等の無機材の発泡材に無
機質バインダを混合したものを使用することがで
きるが、他の耐火性素材であつてもよい。この場
合、黒曜石の発泡粒の結合のため無機質バインダ
としては硅酸ソーダ溶液とフエロシリコンの混合
剤を使用するのが好適である。この耐火性心材2
が充填された前記表面板1の端部は内方に折り曲
げられて折曲縁1a,1aが形成されており、こ
の折曲縁1a,1aの内側寄り部に、折返し片3
a,3aがリベツト4等によつて固着される略コ
字形の溝形部材3が取り付けられている。この溝
形部材3は相対するパネル本体に対して開口部が
向き合うように外向開口となつており、パネル本
体周辺部の強度を強化するものであり、内部には
ロツクウール等の充填材5が充満されてパネル本
体の継目部分の耐火性の向上が図られている。そ
して、この充填材5,5と前記表面板1の折曲縁
1a,1aとの間には断面ほぼ十字状の硅酸カル
シウム等の継目材6が充填され、さらにこの継目
材6の外周部がコーキング7されている。
このように構成された耐火パネルはスラブや梁
や柱等の支持体の外側に取り付けられて建造物の
耐火性を向上させるものである。
や柱等の支持体の外側に取り付けられて建造物の
耐火性を向上させるものである。
すなわち、同図において、9はスラブや梁や柱
等の支持体(図示せず)に固着されたブラケツト
であり、このブラケツト9にボルト等の固定部材
11が取り付けられ、そのねじ部が前記溝形部材
3の開口内にまで突出して該開口内に予め溶接等
によつて固着されたナツト等の抜止め具10に螺
合しており、固定部材11と抜止め具10との係
合で耐火パネルが支持体の前面に組み付けられる
ようになつている。12は前記表面板と溝形部材
3との間に取り付けられて耐火パネルの端部と溝
形部材の熱変形を防止するパーライト板である。
等の支持体(図示せず)に固着されたブラケツト
であり、このブラケツト9にボルト等の固定部材
11が取り付けられ、そのねじ部が前記溝形部材
3の開口内にまで突出して該開口内に予め溶接等
によつて固着されたナツト等の抜止め具10に螺
合しており、固定部材11と抜止め具10との係
合で耐火パネルが支持体の前面に組み付けられる
ようになつている。12は前記表面板と溝形部材
3との間に取り付けられて耐火パネルの端部と溝
形部材の熱変形を防止するパーライト板である。
このような耐火パネルはパネル本体の継目部分
が溝形部材によつて強化されており、該継目部分
の耐火性、断熱性が向上するため延焼や類焼を効
果的に防止できるが、火災の際に溝形部材が膨張
してパネル全体が弯曲等の変形をきたすことがあ
る。即ち、溝形部材3と表面板1は金属製で、そ
の他の部材は断熱性材である。したがつて、耐火
パネルが火災にあつたときは、支持体側とは反対
側の表面板1と溝形部材3の熱膨張が他の部材よ
りも大なる上に、他の部材に比して比較的早期に
熱を受ける。その後、これら溝形部材3と表面板
1はさらに昇温し、熱膨張の解消部分がないと変
形が始まる。この際、表面板1は溝形部材3近傍
でその折曲縁1aがリベツト4止めされているた
め、この折曲縁1aの部分で熱膨張に対する緩衝
作用が働くが、一方、溝形部材3は支持体に設け
たブラケツト9に強固に取付けられているため緩
衝作用は望めない。なお、溝形部材3と表面板1
以外の耐火性心材2やパーライト板12等の部材
は、金属製ではないため熱膨張は小さく、また伸
びに対しては順応性があるものである。このた
め、本考案においては第2図に示すように、溝形
部材3を2以上に分割すると共に、分割された溝
形部材3,3′間に連結部材13を掛け渡して構
成している。すなわち、同図において、コ字形の
連結部材13の左右端には横長の一対のガイド孔
13a,13aが開設されると共に、この連結部
材13が挿入される溝形部材3,3′の開口内に
は夫々、ガイド孔13a,13a内に挿入される
ピン14,14が植設されている。このピン14
は抜止め用頭部14′が付設されているボルトで
よい。そして、連結部材13の取り付けにあつて
は接着剤で溝形部材3,3′の開口内に固着され
て第3図イのように平常時には構造強度材として
連結部材13が作用するが、火災により接着剤が
焼失し、溝形部材3,3′が熱膨張した場合には
同図ロのように、ガイド孔13a,13a内をピ
ン14,14がスライドして溝形部材3,3′が
連結部材13上をスライドして、その膨張を吸収
するようになつている。従つて、溝形部材3,
3′自体に緩衝作用を持たせたために、この溝形
部材3,3′が熱を受けて膨張したとしても、主
なる溝形部材3,3′(例えば、上下あるいは左
右に設けた)が、副なる溝形部材(即ち、連結部
材13)をガイドとして、両距離間を短縮する方
向に作動することを可能とするため、各パネル本
体に設けた溝形部材3,3′は湾曲等の変形をす
ることがなく、従つて、支持体の取付けにおいて
も狂うことはない。
が溝形部材によつて強化されており、該継目部分
の耐火性、断熱性が向上するため延焼や類焼を効
果的に防止できるが、火災の際に溝形部材が膨張
してパネル全体が弯曲等の変形をきたすことがあ
る。即ち、溝形部材3と表面板1は金属製で、そ
の他の部材は断熱性材である。したがつて、耐火
パネルが火災にあつたときは、支持体側とは反対
側の表面板1と溝形部材3の熱膨張が他の部材よ
りも大なる上に、他の部材に比して比較的早期に
熱を受ける。その後、これら溝形部材3と表面板
1はさらに昇温し、熱膨張の解消部分がないと変
形が始まる。この際、表面板1は溝形部材3近傍
でその折曲縁1aがリベツト4止めされているた
め、この折曲縁1aの部分で熱膨張に対する緩衝
作用が働くが、一方、溝形部材3は支持体に設け
たブラケツト9に強固に取付けられているため緩
衝作用は望めない。なお、溝形部材3と表面板1
以外の耐火性心材2やパーライト板12等の部材
は、金属製ではないため熱膨張は小さく、また伸
びに対しては順応性があるものである。このた
め、本考案においては第2図に示すように、溝形
部材3を2以上に分割すると共に、分割された溝
形部材3,3′間に連結部材13を掛け渡して構
成している。すなわち、同図において、コ字形の
連結部材13の左右端には横長の一対のガイド孔
13a,13aが開設されると共に、この連結部
材13が挿入される溝形部材3,3′の開口内に
は夫々、ガイド孔13a,13a内に挿入される
ピン14,14が植設されている。このピン14
は抜止め用頭部14′が付設されているボルトで
よい。そして、連結部材13の取り付けにあつて
は接着剤で溝形部材3,3′の開口内に固着され
て第3図イのように平常時には構造強度材として
連結部材13が作用するが、火災により接着剤が
焼失し、溝形部材3,3′が熱膨張した場合には
同図ロのように、ガイド孔13a,13a内をピ
ン14,14がスライドして溝形部材3,3′が
連結部材13上をスライドして、その膨張を吸収
するようになつている。従つて、溝形部材3,
3′自体に緩衝作用を持たせたために、この溝形
部材3,3′が熱を受けて膨張したとしても、主
なる溝形部材3,3′(例えば、上下あるいは左
右に設けた)が、副なる溝形部材(即ち、連結部
材13)をガイドとして、両距離間を短縮する方
向に作動することを可能とするため、各パネル本
体に設けた溝形部材3,3′は湾曲等の変形をす
ることがなく、従つて、支持体の取付けにおいて
も狂うことはない。
第4図及び第5図は本考案の別の実施例であ
り、前記実施例と同一の部分は同一の符号を付し
て、その説明を省略するが、この実施例において
は前記溝形部材3がハツト形鋼材によつて形成さ
れ、その外側への折曲片3b,3bが表面板1の
折曲縁1a,1aに固着されている。この場合、
2以上に分割された溝形部材3の開口内への連結
部材13の取り付けは、第5図に示すように、溝
形部材3にピン14のボルト基部を溶接すると共
に、その軸部にガイド板15を溶接し、このガイ
ド板15と溝形部材3との間に連結部材13を取
り付けることによつて連結部材13が脱落しない
ようになつている。なお、この場合、連結部材1
3と溝形部材3とは接着剤16で固着される。
り、前記実施例と同一の部分は同一の符号を付し
て、その説明を省略するが、この実施例において
は前記溝形部材3がハツト形鋼材によつて形成さ
れ、その外側への折曲片3b,3bが表面板1の
折曲縁1a,1aに固着されている。この場合、
2以上に分割された溝形部材3の開口内への連結
部材13の取り付けは、第5図に示すように、溝
形部材3にピン14のボルト基部を溶接すると共
に、その軸部にガイド板15を溶接し、このガイ
ド板15と溝形部材3との間に連結部材13を取
り付けることによつて連結部材13が脱落しない
ようになつている。なお、この場合、連結部材1
3と溝形部材3とは接着剤16で固着される。
第6図は本考案のさらに別の実施例であり、前
記連結部材13のガイド孔13aが単一の長尺状
に開設されている。又、このようなガイド孔を開
設することなく連結部材13を溝形部材内に挿
入、固定してもよく、さらには左右のガイド孔の
一と、このガイド孔に係合するピンとを溶接し
て、他方のピンのみがガイド孔内をスライドする
ようにしてもよい。第7図は、連結部材13を一
方の溝形部材3に溶接Wづけし、他方1/2のみス
ライド可能にした別の実施例である。
記連結部材13のガイド孔13aが単一の長尺状
に開設されている。又、このようなガイド孔を開
設することなく連結部材13を溝形部材内に挿
入、固定してもよく、さらには左右のガイド孔の
一と、このガイド孔に係合するピンとを溶接し
て、他方のピンのみがガイド孔内をスライドする
ようにしてもよい。第7図は、連結部材13を一
方の溝形部材3に溶接Wづけし、他方1/2のみス
ライド可能にした別の実施例である。
以上のような本考案によると、溝形部材の装着
によつてパネル強度が向上すると共に、取り付け
も容易となり、又、パネルの継目部分の耐火性、
耐熱性も向上する。さらに、溝形部材を分割して
連結部材で掛け渡し、火災時の熱膨張でも溝形部
材が連結部材に沿つてスライドするようにしたか
ら、熱膨張による変形もなく、耐火性も低下しな
い、という効果がある。
によつてパネル強度が向上すると共に、取り付け
も容易となり、又、パネルの継目部分の耐火性、
耐熱性も向上する。さらに、溝形部材を分割して
連結部材で掛け渡し、火災時の熱膨張でも溝形部
材が連結部材に沿つてスライドするようにしたか
ら、熱膨張による変形もなく、耐火性も低下しな
い、という効果がある。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
その要部の斜視図、第3図イ,ロは膨張状態の側
面図、第4図及び第5図は本考案の別の実施例の
断面図及び要部の断面図、第6図及び第7図は、
さらに別の実施例の斜視図、第8図は従来技術の
断面図である。 1……表面板、2……耐火性心材、3……溝形
部材、10……抜止め具、11……固定部材、1
3……連結部材。
その要部の斜視図、第3図イ,ロは膨張状態の側
面図、第4図及び第5図は本考案の別の実施例の
断面図及び要部の断面図、第6図及び第7図は、
さらに別の実施例の斜視図、第8図は従来技術の
断面図である。 1……表面板、2……耐火性心材、3……溝形
部材、10……抜止め具、11……固定部材、1
3……連結部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の表面板間に耐火性心材を充填したパネ
ル本体と、この本体周辺の表面板の折曲縁に固
着される溝形部材からなり、該溝形部材は長手
方向に少なくとも2以上に分割され、これらの
分割された溝形部材の各溝内に連結部材が掛け
渡され、該連結部材は少なくとも一方の溝形部
材と摺動可能且つ脱落不能に、溝形部材の溝内
に突設されたボルト等のピンと該ピンが貫通す
る連結部材に設けたガイド孔からなるガイド手
段にて連結すると共に上記一方の溝形部材と接
着されていることを特徴とする建築用耐火パネ
ル。 (2) 前記ガイド孔が2つの孔である実用新案登録
請求の範囲第(1)項記載の建築用耐火パネル。 (3) 前記ガイド手段がハツト形の各溝形部材の溝
内に突設し、且つガイド板を有するボルト等の
ピンと、該ピンがC形の連結部材の2つのガイ
ド孔からなる実用新案登録請求の範囲第(1)項記
載の建築用耐火パネル。 (4) 前記溝形部材の一方に連結部材を溶着すると
共に、他方の溝形部材にボルト等のピンを突設
し、該ピンを前記ガイド孔に係合したことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
建築用耐火パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4586784U JPS60157813U (ja) | 1984-03-29 | 1984-03-29 | 建築用耐火パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4586784U JPS60157813U (ja) | 1984-03-29 | 1984-03-29 | 建築用耐火パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60157813U JPS60157813U (ja) | 1985-10-21 |
JPH0234324Y2 true JPH0234324Y2 (ja) | 1990-09-14 |
Family
ID=30559734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4586784U Granted JPS60157813U (ja) | 1984-03-29 | 1984-03-29 | 建築用耐火パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60157813U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS58115614U (ja) * | 1982-02-02 | 1983-08-06 | 長沢 幾 | 間仕切パネル |
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1984
- 1984-03-29 JP JP4586784U patent/JPS60157813U/ja active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS60157813U (ja) | 1985-10-21 |
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