JPH0234063Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は任意の厚みの書類を収納できる書類
入れに関する。

従来の技術 従来厚手の表紙の間に蛇腹状の収容部を固着し
たものはよく使用されているが、蛇腹の間に何も
仕切がないと、収容した書類の位置が安定せず、
又蛇腹の間に仕切を固定してしまうと、任意の厚
みの書類を収容することができない。

問題点を解決するための手段 この考案では従来の欠点を解消するために、蛇
腹の内方に突出した折線部に小孔をあけ、それに
左右に拘片を設けた仕切シートをひつかけるよう
にしたもので、仕切シートの位置を変更すること
によつて、任意の厚みの書類を安定よく収容でき
るものである。

実施例 第１図はこの考案の書類入れを開いたところを
示す斜視図、第２図は仕切シートを示す図、第３
図は蛇腹部分の拡大説明図であつて、１，２は例
えばポリプロピレンなどの合成樹脂の厚手のシー
トで形成した両端の表紙であつて、一方の表紙１
には、書類入れを閉じたときに係止のため用うる
挿込舌片８が設けられる。

両表紙の間に固着された収容部３はやや薄手の
合成樹脂シート等で作られ、上方は開口してい
て、両方の側面及び下端面は蛇腹状に形成されて
いて、表紙とともに伸縮しうる。４は蛇腹の外方
へ突出している折線部分、５は同じく内方へ突出
している折線部分であつて、内方に突出している
折線部分５の間に仕切シート２０が係止されてい
る。

仕切シート２０は蛇腹状の収容部と同じ材料で
作られ、上辺に見出用突起２１があり、左右両側
に拘片２２，２３が夫々形成されている。図示の
例の如く、上方の拘片は上向き、下方の拘片は下
向きにしておくと操作に便利である。そして第３
図に示す如く左右側面の蛇腹部の内方に突出する
折線部分５に小孔６，７をあけ、それに前記の仕
切シート２０の拘片２２，２３をひつかけて係止
する。このように蛇腹の折線部分に小孔をあけて
仕切シートをひつかけて係止しているので、収容
しようとする書類の厚さに応じて仕切の位置を変
更することができる。

第４図は書類入れを閉じたところを示し、両表
紙１，２の間をせばめて、内部の収容部３の蛇腹
を収縮させ、表紙１についている挿込舌片８を表
紙２の挿込孔９に挿し込み、両表紙１，２を係止
する。

効 果 この考案の書類入れはこのような構成であつ
て、簡単な構成で蛇腹状部分の仕切シートの位置
を変えることができ、任意の厚みの書類を安定的
に収容することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の書類入れを開いたところを
示す斜視図、第２図は仕切シートを示す図、第３
図は蛇腹部分の拡大説明図、第４図は書類入れを
閉じたところを示す図である。 符号の説明、１，２……表紙、３……収容部、
４……外方への折線部、５……内方への折線部、
６，７……小孔、８……挿込舌片、９……挿込
孔、１０……書類入れ、２０……仕切シート、２
１……見出用突起、２２，２３……拘片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 厚手の合成樹脂シートで形成した表紙の間に、
   上方は開口され、両方の側面と下端面は蛇腹状に
   形成された薄手の合成樹脂シートの収容部を固着
   し、両側面の蛇腹の、互に相対して内方に向つて
   突出している折線部分に小孔をあけ、仕切シート
   の左右両側に形成された拘片をひつかけて仕切シ
   ートを係止してあることを特徴とする書類入れ。