JPH0233781A - 磁気ディスク装置のサーボ情報記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 磁気ディスク装置のサーボ情報記録方法に関し、サーボ
情報記録後のカバー締め付は等により記録時位置からず
れるのを回避することを目的とし、ベース上に磁気ディ
スク積層体、積層された磁気ヘッドアーム群およびアク
チュエータ等を組み立て、カバーを被せて構成される磁
気ディスク装置において、カバー上のアクチコーエータ
シャフト位置付近にレーザ測長用ミラー搭載に必要な剛
性に影響のない程度の穴を設け、予め磁気ディスク装置
を完成体に近い状態まで組み立てておき、アクチュエー
クシャフト上にレーザ測長用ミラーを搭載して、レーザ
測長によりトう・ツク位置を決定してサーボ情報を書き
込み、サーボ情報書込みの後、カバーに前記穴を覆うサ
ブカッ＼−を取りつけて完成体とするよう構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁気ディスク装置に係り、特に磁気ディスク装
置における磁気ヘッド位置決めのため予めディスク上に
書き込むサーボ情報の記録方法に関する。

〔従来の技術〕

従来から磁気ディスク装置は、磁気ヘッドの位置決めを
行う場合、それ専用に予め位置情報（サーボ情報）を書
き込んだディスクを１固有している。

ところが、近年大容量化が進むにつれ、同−寸法内での
ディスク搭載数や記録密度が増大し、さらに装置の使用
温度範囲が広がり、オフトランクが大きな問題となって
いる。オフトラックの起こる原因は、異種材料の締結に
よる線膨張係数の違いから発生ずるものである。さらに
、ディスクを回転させるスピンドルモータのシャフトや
、積層された磁気ヘッド群を揺動するためのアクチュエ
クシャフトの倒れなども原因として挙げられる。

また、ベースやカバーの剛性によって、それらの組立後
に位置情報がずれることもある。

これらを解決するため、全てのディスク面において各セ
クタ（ディスク面を例えば３４分割した扇形領域）の一
部に位置情報を記録しておき全てのヘッドに対してザー
ホ制御をかける方法があり、一般にセクターサーボ方式
と呼ばれている。これに対して、通常の１面のサーボト
ランクへの位置決めで全てのヘッドを位置決めする方式
は一般にサーボ面す−ボ方式と呼ばれている。

通常これらのサーボ方式に必要な位置情報の書込みは、
カバーを外した状態でアクチュエータにミラー（鏡）を
載せ、レーザ測長によってトラック位置を測定して実施
している。

第５図は、従来のサーボ情報書込みのためのレーザ測長
例を示す図である。

本例の磁気ディスク装置は、揺動式のアクチュエータを
使用しており、アクチュエータは、図の（ａ＋に示すよ
うにスピンドル中心Ｐから離れた点Ｐを中心として回転
することにより磁気ヘットが図示の軌跡で移動する。レ
ーザ測長は、図の（ｂｌに示すように、アクチュエータ
軸に二つ目玉のレーザミラーを取りつけて、レーザ測長
システムに対して図の（Ｃ）に示すように配置して行う
。レーザミラーは、四方から来た光を一定の方向に返す
特殊の鏡である。発光器から出てミラーの一つの目玉か
ら反射されて来た光と、発光器から出てビームベンダを
経て他の目玉で反射されてビームベンダで曲げられた光
とが干渉計に入り、アクチュエータ軸が回転することに
より二つの目玉までの光路長差が変わることにより発生
ずる干渉パルスを受光器で受はパルスコンバータに入れ
ることにより、アクチュエータの回転角を精密に測定す
る。この回転角から、ｌ・ランク位置、トラックピッチ
を決定する。

なお、サーボ情報記録の前に、クロックヘッドを挿入し
てクロックの書込みを行う。

バーを外した状態で実施し、その後カバーをかけて締め
付けを行うことになる。このとき、セクターサーボ方式
を採用した場合、若しくはサーボ面す−ボ方式でもディ
スク積層の中の真中イ」近にサーボ面を有する場合には
、サーボ情報書込み後、カバー等を締め付けることによ
り（カバーとへ一スの剛性の違いにより）、スピンドル
モータのシャフトやアクチュエータシャフトの倒れなど
が生し、ディスク積層中の真中から上部で当初位置から
ずれることがある。

特に、セクターサーボ方式では、各ヘッドによってトラ
ック位置に差ができ、ヘッドスイッチして他のヘッドに
切り換えたときの補正の時間が長くなり、性能が落ちる
ことになる。

本発明が解決しようとする課題は、このような従来の問
題点を解消したサーボ情報書込み方式を提供することに
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のように、従来のサーボ情報書込みは、カ〔課題を
解決するための手段〕 第１図は、前述の課題を解決するための手段の原理を示
すブロック回である。

図において、１は磁気ディスク装置である。

１１はベースであり、１２はカバーであって、共に磁気
ディスク装置を精密に保持するに充分な剛性を備えたも
のとする。

１３は複数枚の磁気ディスクが積層された磁気ディスク
積層体であり、図に示す例では、スピンドルモータはこ
のハブ内にある。

１４は積層された磁気ヘッドアーム群であり、１５はご
れを駆動する揺動型のアクチュエータである。

１２１　はカバー１２の７クチユ工−タ１５シヤフト位
置（ｑ近に、レーザ測長用ミラー２２搭載に充分で剛性
に影響のない大きさで設けられた穴である。

１２２はカバー１２の穴１２］を覆うサブカバーである
。

２１は精密に長さを測定するレーザ測長システムである
。

２２はレーザ測長用のミラー　（鏡）である。

３１はクロック発生装置であり、３２は磁気ディスクに
クロックを記録するクロックヘッドである。

〔作　用〕

本発明では、カバー１２のアクチュエータ１５シヤフト
位置付近に、レーザ測長用のミラー搭載に充分でカバー
］２の剛性に影響のない大きさの穴１２１を設けておく
。

そして、サーボ情報書込みは、磁気デ、Ｃスフ装置をほ
ぼ完成体の状態まで組み立てておき、アクチュエータ１
５のシャフトにレーザ測長用のミラーを載せ、レーザ測
長によってトラック位置を決定して行う。セクタサーボ
方式の場合は、各ディスク面毎に、レーザ測長によって
トラック位置を決定し、クロックヘッド３２により読み
出したクロックからセクタを決定してサーボ情報を書き
込む。

サーボ情報書込−１ｌ′ｃ！：了後、サブカバー１２２
を取りつけて完成体とする。

本発明の記録方法を採ることにより、サーボ情報記録後
にカバーを締め付けることによる位置情報のずれを解消
することができる。例えば、同しサーボ情報書込みを、
カバー付きの状態で行った場合と、サーボ情報書込みの
あとからカッ＼−を付げた場合（スピンドルシャフトは
カバーで固定する）とで比較すると、後者でディスクと
ヘットの位置ずれが起こり悪いものでは数ミクロンから
数十ミクロンのずれが生したが、前者では全くずれがな
いことが確認されている。

また、ディスク回転用のスピンドルモータとして、シャ
フト固定型のインハブモータが使用することにより、偏
心、スピンドルモータシャフトの倒れもさらに改善され
る。

〔実施例〕

以下第２図〜第４図に示す実施例により、本発明をさら
に具体的に説明する。

第２図は、本発明を適用し、たディスクエンクロージャ
（密閉型磁気ディスク装置）の外観図である。

図において、１２はカバーであり、組み立てられた状態
で、穴１２１からヘットアーム群１４およびアクチュエ
ータブロック１５が見えるよう番こなっている。

磁気ディスク積層体１３を回転させるスピンドルモータ
は、第３回に示すようなインハブモータで、シャフト固
定型であり、固定のシャフトは締め付ｉＪ部１２３によ
ってカバー１２と共線めされており、傾き難い構造とな
っている。

サーボ情報書込みは、アクチュエータ１５のシャフト」
二にサーボ測長用ミラーを取りつけて行う。

サーボ情報書込め終了後、サブカバー１２２を取りつげ
、装置完成とする。

第４図は、本発明の一実施例によるサーボ情報書込め手
順を示す図である。

手順１はディスクエンクロージャの組立である。

手順２は熱衝撃（ピー１−ショック）であり、ディスク
エンクロージャを組み立てた状態で熱衝撃をかけ、温度
による歪を取り去る。

手順３はディスクエンクロージャのサブカバーを外すこ
とである。レーザミラー取りつけ用とクロックヘッド挿
入用のサブカバーを外す。

手ＩＩＩＩＪ４はサーボ情報書込み装置にディスクエン
クロージャを設置する工程である。設置は図に示ずよう
な、ディスクエンクロージャ・ロッキング機構を用いて
行う。

手順５はアクチュエータシャフトにレーザミラーを取り
つける工程である。

手順６はクロックを記録し、またクロックを読み取るた
めのクロックヘッドを挿入する工程である。

手順７は、ディスク面」二のサーボ情報を記録する領域
に傷その他のないことを確かめ、あるときは書込み位置
をずらず処理を行う工程である。

手順８はサーボ情報記録を実行する工程である。

この工程では、図に示すようなレーザ測長システムによ
りアクチュエータの回転角度を精密に測定し、制御ユニ
ットによってトランク位置を算出し、クロックヘッドか
ら読み取ったクロックによってセクタ位置を決定してサ
ーボ情報を書き込む。

手順９はディスクエンクロージャにサブカバーを取りつ
ける工程であり、これが終わればサーボ情報記録作業は
完了する。

〔発明の効果〕

以上説明のように本発明によれば、カバー締め付けによ
るディスク」二の位置情報のずれを解消することができ
、特にセクタサーボ方式ではヘノトスインチの際の補正
時間を短縮することができ、磁気ディスク装置の性能向
上に寄与する効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を示すプロ・７り図、第２図は本
発明を適用したディスクエンクロージャの外観図、 第３図はインハブモータを示す図、 第４図は本発明の一実施例によるサーボ情報書込み手順
を示す図、 第５図はサーボ情報書込みのためのレーザ測長例を示す
図である。 図面において、 １は磁気ディスク装置、　　１１はベース、１２はカバ
ー　　　　　　１３は磁気ディスク積層体、１４は磁気
ヘッドアーム群、 ２１はレーザ測長システム、 ２２はレーザ測長用ミラー ３１はクロック発生装置、 １２１は穴、 １２３は締め付は部、 をそれぞれ示す。 １５はアクチュエータ、 ３２はクロンクヘソＦ、 １２２はサブカバー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ベース（１１）上に磁気ディスク積層体（１３）、積層
   された磁気ヘッドアーム群（１４）およびアクチュエー
   タ（１５）等を組み立て、カバー（１２）を被せて構成
   される磁気ディスク装置（１）において、 カバー（１２）上のアクチュエータ（１４）シャフト位
   置付近に、レーザ測長用ミラー（２２）搭載に充分で剛
   性に影響のない大きさの穴（１２１）を設け、予め磁気
   ディスク装置（１）を完成体に近い状態まで組み立てて
   おき、 アクチュエータ（１５）シャフト上にレーザ測長用ミラ
   ー（２２）を搭載して、レーザ測長によりトラック位置
   を決定してサーボ情報を書き込み、 サーボ情報書込みの後、カバー（１２）に前記穴（１２
   １）を覆うサブカバー（１２２）を取りつけて完成体と
   するよう構成したことを特徴とする磁気ディスク装置の
   サーボ情報記録方法。