JPH0233573A - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置

Info

Publication number
JPH0233573A
JPH0233573A JP18269588A JP18269588A JPH0233573A JP H0233573 A JPH0233573 A JP H0233573A JP 18269588 A JP18269588 A JP 18269588A JP 18269588 A JP18269588 A JP 18269588A JP H0233573 A JPH0233573 A JP H0233573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
heat
heat storage
bypass path
heat exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18269588A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhide Yoshida
吉田 信英
Kazuo Yonemoto
和生 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP18269588A priority Critical patent/JPH0233573A/ja
Publication of JPH0233573A publication Critical patent/JPH0233573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蓄熱媒体を内蔵してなる蓄熱槽を備えた蓄熱
式空気調和装置に係り、特に定格電力容量の低減対策に
関する。
(従来の技術) 従来より、蓄熱槽を備えた蓄熱式空気調和装置として、
例えば特開昭55−23841号公報に開示される如く
、圧縮機、凝縮器、減圧機構、蒸発器を順次接続してな
る冷媒回路と、蓄熱槽内の熱交換コイルを介して冷媒回
路の液ラインとガスラインとを冷媒の流通可能に接続す
るバイパス路とを設けるとともに、冷媒回路のガスライ
ンに冷媒の循環方向とは逆向きの方向に冷媒の搬送可能
なポンプを介設して、予め蓄冷熱運転を行って蓄熱槽に
冷熱を蓄えておき、通常冷房運転時には圧縮機を作動さ
せて冷媒回路内で冷媒を循環させる一方、必要に応じて
圧縮機を停止し、ポンプを作動させてバイパス路の蓄熱
槽の熱交換コイルを経て蓄熱媒体との熱交換により冷熱
を付与された低温状態の冷媒を通常の冷媒の循環とは逆
向きに循環させることにより、蓄冷熱を回収して、所定
の電力節減を行おうとするものは知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものでは、圧縮機が作動して
いる間はポンプが作動できず、圧縮機の作動とポンプの
作動とは択一的に選択しなければならない。したがって
、総使用電力の低減効果はあるものの、装置の定格電力
容量はポンプを使用しない運転時における容量となって
、定格容量の低減を図ることはできないという問題があ
る。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、圧縮機の運転による通常冷房運転の効果に蓄冷熱
回収効果を相乗する手段を溝することにより、装置全体
の定格電力容量を低減することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決手段は、第1図に示
すように、蓄熱式空気調和装置として、圧縮機(1)、
凝縮器(2)、蒸発器(4)および該蒸発器(4)用の
減圧機構(3)を接続してなる主冷媒回路(6)と、蓄
熱可能な蓄熱媒体を内蔵する蓄熱槽(8)と、該蓄熱槽
(8)の蓄熱媒体と冷媒との熱交換を行う熱交換機構(
9)と、該熱交換機構(9)を介して上記凝縮器(2)
一減圧機構(3)間の液ライン(5a)とガスライン(
5b)とを冷媒のバイパス可能に接続するバイパス路(
11)と、該バイパス路(11)の−部に入力側を接続
され、上記蓄熱槽(8)に蓄えられた冷熱との熱交換に
より熱交換機構(9)で凝縮された冷媒を主冷媒回路(
6)の液ライン(5a)に搬送可能な搬送装置(13)
とを設ける構成としたものである。
第2の解決手段は、第1図に示すように、上記第1の解
決手段において、搬送装置(13)の入力側をバイパス
路(11)の液管(11a)に、出力側を凝縮器一減圧
機構(3)間の液ライン(5a)にそれぞれ接続17た
ものである。
第3の解決手段は、第2図に示すように、上記第1の解
決手段において、搬送装置(13)の入力側をバイパス
路(11)の液管(lla)に、出力側を減圧機構(3
)−蒸発器(4)間の液ライン(5a)にそれぞれ接続
したものである。
第4の解決手段は、第3図に示すように、上記第2の解
決手段において、減圧機構(3)および蒸発器(4)の
組を、一組の圧縮機(1)および凝縮器(2)に対して
複数組設け、かつ互いに並列に接続したものである。
第5の解決手段は、第3図に示すように、上記第2の解
決手段又は第4の解決手段において、凝縮器(2)と搬
送装置(13)による冷媒流入部との間の液ライン(5
a)に、冷媒を中間圧力値まで減圧する中間減圧機構(
15)を介設したものである。
第6の解決手段は、第4図に示すように、上記第1の解
決手段において、搬送装置(13)の入力端(R)およ
び出力端(T)をいずれもパイバス路(11)のガス管
(11b)に介設したものである。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、冷房運転
時、主冷媒回路(6)では、圧縮機(1)から吐出され
た冷媒が凝縮器(2)で凝縮され、減圧機構(3)で減
圧されて、蒸発器(4)で蒸発するように循環すること
により、凝縮器(2)で冷媒に付与された冷熱が蒸発器
(4)で室内空気に付与され、室内の冷房が行われる。
そのとき、搬送装置(13)により、バイパス路(11
)の熱交換機構(9)で蓄熱槽(8)の蓄熱媒体との熱
交換により凝縮された冷媒が主冷媒回路(6)に搬送さ
れ、主冷媒回路(6)の冷媒と合流して共に蒸発器(4
)で蒸発する。したがって、主冷媒回路(6)内の冷媒
循環による冷房能力だけでなく、蓄冷熱回収による冷房
能力が常時使用可能となり、その分装置自体の定格電力
容量が低減されることになる。そして、そのことにより
、契約電力量が節減され、ランニングコストが低減され
ることになる。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明にお
ける主冷媒回路(6)の冷媒の循環に対して、搬送装置
(13)によりバイパス路(11)からの冷媒が液ライ
ン(5a)の減圧機構(3)上流側に搬送されて主冷媒
回路(6)の冷媒と合流し、減圧機構(3)で共に減圧
され、蒸発器(4)で共に蒸発する。
その場合、バイパス路(11)からの冷媒が減圧機構(
3)上流側の高圧値まで昇圧されるので、蓄冷熱回収に
よる冷房能力を高く設定することができ、定格電力容量
の低減効果が顕著に発揮されることになる。
請求項(3)の発明では、上記請求項(1)の発明にお
ける冷媒の循環に対して、搬送装置(13)によりバイ
パス路(11)からの冷媒が液ライン(5a)の減圧機
構(3)と蒸発器(4)との間に搬送されて主冷媒回路
(6)の冷媒と合流し、蒸発器(4)で共に蒸発する。
その場合、主冷媒回路(6)の冷媒が減圧機構(3)で
減圧され、低圧状態となったときにバイバフ、路(11
)からの冷媒が合流するので、搬送装置(13)で冷媒
をほとんど昇圧する必要がなく、よって、ごく小さな能
力の搬送装置(13)でもって蓄冷熱の回収が可能とな
る。
請求項(4)の発明では、上記請求項(′2Jの発明の
作用が複数の蒸発器(4)、  (4)とその減圧機構
(3)、  (3)とに対して得られ、同様に定格電力
容量が低減することになる。
請求項(5)の発明では、上記請求項(′2Jまたは(
4)の発明の作用において、主冷媒回路(6)側で凝縮
器(2)で凝縮された冷媒が中間減圧機構(16)で中
間圧力値まで減圧された後に、バイパス路(11)から
の冷媒が合流した後、共に減圧機構(3)で減圧され、
蒸発器(4)で蒸発する。
したがって、搬送装置(13)でバイパス路(11)側
の冷媒を高圧値まで昇圧する必要がなく中間圧力値まで
の昇圧で済み、よって、所定の蓄冷熱回収効果を維持し
ながら搬送装置(13)の能力が可及的に低減されるこ
とになる。
請求項(6)の発明では、バイパス路(11)側で、バ
イパス路(11)のガス管(11b)に介設された搬送
装置(13)により冷媒が搬送され、主冷媒回路(6)
の冷媒と合流して、請求項(1)の発明と同様の冷媒循
環が行われる。
その場合、搬送装置(13)がガス状態の冷媒を搬送す
るタイプのものであるために、回転軸の焼付き等に対す
る信頼性が向上するとともに、搬送装置(13)を経た
後に冷媒が熱交換機構(9)で凝縮されるので、合流時
にガス冷媒が混入するいわゆるフラッシュ現象が有効に
防止されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、図面に基づき説明する
第1図は請求項(1)および(aの発明を適用した第1
実施例に係る空気調和装置の全体構成を示し、(1)は
インバータ(図示せず)により運転周波数可変に駆動さ
れる容量可変形圧縮機、(2)は凝縮器としての熱源側
熱交換器、(4)は室内の冷房を行うための蒸発器とし
ての負荷側熱交換器、(3)は該負荷側熱交換器(4)
への冷媒を減圧する減圧機構としての第1電動膨張弁で
あって、上記各機器(1)〜(4)は冷媒配管(5)に
より冷媒の流通可能に接続されており、熱源側熱交換器
(2)で室外空気との熱交換により得た冷熱を負荷側熱
交換器(4)で室内空気に付与する主冷媒回路(6)が
構成されている。
一方、装置には、蓄熱可能な蓄熱媒体を内蔵する蓄熱槽
(8)が配置されていて、該蓄熱槽(8)の内部に冷媒
と蓄熱槽(8)内の蓄熱媒体との熱交換を行うための熱
交換機構としての熱交換コイル(9)が配置されている
。そして、主冷媒回路(6)の液ライン(5a)上の点
(T)とガスライン(5b)上の点(Q)とは、上記蓄
熱槽(8)の熱交換コイル(9)を介して第1バイパス
路(11)により冷媒の流通可能に接続されていて、該
バイパス路(11)の液管(11a)側には、熱交換コ
イル(9)への冷媒を減圧するための第2電動膨張弁(
10)が介設されている。
ここで、上記バイパス路(11)の第2電動膨張弁(1
0)と熱交換コイル(9)との間の液管(11a)上の
点(R)から第2バイパス路(12)が延び、その先端
は主冷媒回路(6)とバイパス路(11)との接続点(
T)−第1電動膨張弁(3)間の液ライン(5a)上の
点(M)で主冷媒回路(6)に接続されていて、該第2
バイパス路(12)に、冷媒を搬送する搬送装置として
のポンプ(13)が介設されている。すなわち、第1バ
イパス路(11)側の冷媒を主冷媒回路(6)の液ライ
ン(5a)の高圧側にバイパス可能になされている。
次に、装置の運転モードについて、第5図〜第8図に基
づき説明するに、通常冷房運転時、第2電動膨張弁(1
0)が閉じた状態で、第1電動膨張弁(3)の開度を適
度に調節しながら運転が行われ、冷媒は主冷媒回路(6
)内だけを循環する。
すなわち、吐出ガスが熱源側熱交換器(2)で凝縮され
、負荷側熱交換器(4)で蒸発するように流れて、その
まま圧縮機(1)に戻るように循環する。
また、蓄熱槽(8)に冷熱を蓄える蓄冷熱運転時には、
第6図に示すように、第1電動膨張弁(3)が閉じた状
態で、第2電動膨張弁(10)の開度を適度に調節しな
がら運転が行われ、吐出ガスが熱源側熱交換器(2)で
凝縮された後第1バイパス路(11)に流れて、熱交換
コイル(9)で蒸発する(図中矢印参照)ことにより、
蓄熱槽(8)内の蓄熱媒体に冷熱を蓄える。
そして、上記圧縮機(1)の停止時には、第7図に示す
ように、ポンプ(13)により、バイパス路(11)の
蓄熱媒体との熱交換により凝縮された冷媒が主冷媒回路
(6)に流れるように搬送されて、負荷側熱交換器(4
)で蒸発する(図中矢印参照)ことにより、蓄冷熱を回
収して室内の冷房を行うようになされている。
さらに、本発明の特徴として、上記圧縮機(1)の停止
時における蓄冷熱回収運転の他、圧縮機(1)の運転に
よる通常の冷房運転と同時に蓄冷熱回収を行うことがで
きる。すなわち、第8図に示すように、第2電動膨張弁
(10)が閉じ圧縮機(1)およびポンプ(13)がい
ずれも作動した状態で、第1電動膨張弁(3)の開度を
適度に調節しながら運転が行われ、主冷媒回路(6)の
熱源側熱交換器(2)で凝縮された冷媒が負荷側熱交換
器(4)で蒸発する一方、バイパス路(11)の熱交換
コイル(9)で凝縮された冷媒が主冷媒回路(6)の冷
媒と合流して、共に負荷側熱交換器(4)で蒸発する(
図中矢印参照)ように循環する。そのとき、圧縮機(1
)の運転容量の調節とポンプ(13)の回転速度の調節
により、主冷媒回路(6)側の凝縮冷媒とバイパス路(
11)側の凝縮冷媒との流量比が室内負荷との兼ね合い
等で調節しうるようになされている。
したがって、請求項(1)の発明では、圧縮機(1)の
停止時にポンプ(13)の作動による蓄熱槽(8)の蓄
冷熱回収を行うだけでなく、圧縮機(1)の作動時にも
ポンプ(13)を作動させて蓄冷熱を回収できるように
なされているので、室内負荷の全部を圧縮機(1)の作
動による主冷媒回路(6)の冷房能力でまかなう必要は
なく、所定量は蓄冷熱回収による冷房能力でカバーでき
ることになる。
ここで、従来のように圧縮機(1)の停止時のみポンプ
(13)を作動させ得るものでは、第12図に示すよう
に、−時的に蓄冷熱回収による冷房能力を使用すること
になる(同上図参照)ので、全体的な使用電力の節減効
果はあっても、圧縮機(1)の運転に要する入力の最大
値自体はほとんど低減することができない(同下図参照
)。それに対して、請求項(1)の発明では、上記のよ
うに全仕事の所定量だけを蓄冷熱回収でまかなうように
しているので、第9図に示すように、通常冷房運転と平
行して蓄冷熱回収を行って、運転中、蓄冷熱を必要に応
じた量だけ冷房に寄与させることができ、よって、圧縮
機(1)の運転に要する入力が平準化され、その最大値
を低減することができるのである。そして、そのことに
より、契約電力量を低く設定できるので、装置のランニ
ングコストの低減を図ることができることになる。
また、特に請求項(′2Jの発明では、第10図のモリ
エル線図に示すように、主冷媒回路(6)で圧縮機(1
)により圧縮され図中実線(m)上の点(0)の状態(
例えばTc−35℃程度)から熱源側熱交換器(2)で
凝縮された冷媒(この時点で例えば30℃程度に冷却さ
れている)と、第1バイパス路(11)側の蓄熱槽(8
)の熱交換コイル(10)により図中破線(n)上の点
(R)の状!B(第3図の点(R)部の冷媒状態に相当
し、例えば5℃程度の温度に冷却されている)まで凝縮
された後、ポンプ(13)により点(V)の状態まで加
圧された冷媒とが点(M)(第3図の点(M)に対応す
る)で合流後、第1電動膨張弁(3)により減圧されて
点(N)の状態に達し、さらに負荷側熱交換器(4)で
蒸発(例えば10℃程度の温度で)したのち点(Q)(
第3図の点(Q)に対応する)で主冷媒回路(6)とバ
イパス路(11)とに分岐することにより点(Q′)ま
で減圧されて、以下、主冷媒回路(6)側では圧縮機(
1)により点(0)まで圧縮され、バイパス路(11)
側では蓄熱コイル(9)により点(R)まで凝縮されて
上記冷凍サイクルを繰り返すことになる。
ここで、上記のような温度変化を得た場合を例にとって
冷房能力10000  (Kcal/h)当りの所要動
力を算出するに、第10図のような絶対圧力Pおよびエ
ンタルピiの値を得るので、圧縮機(1)だけで運転を
行う場合(図中破線T−Uに相当する)の冷媒循環ii
G Rは下記のようになる。
GR−冷凍能力/単位冷媒量当り冷凍効果qe−100
00/41.54−240.7  (Kg/h)したが
って、圧縮機(1)の理論動力wthはWt −5,0
8X240.08  /860−1.42 (Kv)と
なり、効率η−0,6とすると、圧縮機(1)への必要
な入力Wは W−1,4210,8−2,37(Kv)である。
一方、蓄冷熱回収を利用する場合、冷媒循環量の半分を
圧縮機(1)によるものとすると、第10図に示すよう
に、混合後のエンタルピ10/ は、モリエル線図上の
破線T−Uと破線V−Rとの中線M−N上のエンタルピ
となるので、 L o ’ −(108,69+101.39) /2
−105.04となることから、冷房能力10000 
 (Kcal/h)当りの冷媒循環mGR’ は、 GR’ −10000/45.19−221.3  (
Kg/h)となる。したがって、圧縮機(1)とポンプ
(13)とが共に分担する冷媒循環量GR1,GR2は
いずれも GRI 、GR2−110,8(Kg/h)で表わされ
、圧縮機(1)の理論動力wthおよび入力Wはそれぞ
れ下記のようになる。
Wth−5,08XllO,6/860−0.85 (
Kw)W−,06510,6−1,09(Kv)また、
そのときのポンプ(13)の動力pwは以下のようにし
て、理論動力Pwthから算出される。
Pw th−Q−H・p3/6120 (Kv)ただし
、Qは冷媒の体積流量(m ” /−1n ) 、Hは
圧力ヘッド(11)、ρは冷媒の密度(Kg/m3)で
ある。ここで、第10図に示すように、圧力差ΔP−1
2,79−4,92−7,87(Kg/ca 2)とな
り、液ヘツドH−78,7(m )となる。また、圧力
4.92(Kg/c12・g)のとき密度p −128
4,3(Kg/e3)となるから、 Q=GR2/60xρ−110.8 /80X 12B
4.3−1.48XlO’  (w  3 /akin
)P w th −1,48X 1O−3X 78.7
X 12B4.3/ 8120−0.024  (Kv
) したがって、効率η−0,3とすると、Pv −0,0
2410,3−0,08(Kv)となり、その結果、圧
縮機(1)とポンプ(13)との合計入力は W+ Pw =1.09+0.08−1.17 (Kw
)となって、前述の圧縮機(1)だけの入力との比は1
.17/2J7−0.494つまり49.4%となる。
すなわち、蓄冷熱回収を利用することにより、使用電力
が半分以下に低減されることになる。
次に、請求項(3)の発明に係る第2実施例について、
説明する。
第2図は請求項(3)の発明に係る第2実施例の全体構
成を示し、主冷媒回路(6)、蓄熱槽(8)および第1
バイパス路(11)の構成は上記第1実施例と同様であ
る。この場合、第2バイパス路(12)は第1バイパス
路(11)の液管(11a)上の点(R)から主冷媒回
路(6)の第1電動膨張弁(3)と負荷側熱交換器(4
)との間の液ライン(5a)に接続されていて、該第2
バイパス路(12)に冷媒の搬送装置としてのポンプ(
13)が介設されている。
この場合、冷凍サイクルにおける冷媒の状態は第11図
のモリエル線図に示される。すなわち、主冷媒回路(6
)側では、圧縮機(1)により点(0)まで圧縮された
冷媒が熱源側熱交換器(2)で点(T)まで冷却された
のち第1電動膨張弁(3)により点(U)まで減圧され
る。そして、減圧された状態でバイパス路(11)、 
 (12)からの冷媒と点(M)で合流して、゛その後
、上記第1実施例における冷媒の状態変化(第10図参
照)と同じ過程で冷凍サイクル内を循環することになる
したがって、請求項(3)の発明では、第2バイパス路
(12)と主冷媒回路(6)との接続点(M)で既に主
冷媒回路(6)側の冷媒が第1電動膨張弁(3)により
減圧されているので、ポンプ(13)で第1バイパス路
(11)からの冷媒の圧力をほとんど上昇させる必要が
なく、ポンプ容量が小さくて済むという利点がある。
次に、請求項(4)および(5)の発明に係る第3実施
例について説明する。
第3図は第3実施例に係る空気調和装置の全体構成を示
し、主冷媒回路(6)には2台の負荷側熱交換器(4)
、  (4)と、該各負荷側熱交換器(4)、  (4
)用の減圧機構としての第1電動膨張弁(3)、  (
3)との組が並列に接続されている。さらに、主冷媒回
路(6)の第1バイパス路(11)との接続点(T)と
熱源側熱交換器(2)との間の液ライン(5a)には、
中間減圧機構とじての第3電動膨張弁(15)が介設さ
れている。
なお、その他の構成は、上記第1実施例と同じである。
この場合、冷凍サイクルにおける冷媒の状態は第12図
のモリエル線図に示される。すなわち、主冷媒回路(6
)側では、圧縮機(1)により点(O)まで圧縮された
冷媒が熱源側熱交換器(2)で点(X)まで冷却された
のち第3電動膨張弁(15)によりいったん点(T)ま
で減圧される。
そして、所定の中間圧に減圧された状態でバイパス路(
11)、(12)からの冷媒と点(M)で合流して、そ
の後、上記第1実施例における冷媒の状態変化(第10
図参照)と同じ過程で冷凍サイクル内を循環することに
なる。
したがって、請求項(4)の発明では、各室内に複数の
負荷側熱交換器(4)、(4)を配置したマルチ形空気
調和装置でも、同様に蓄冷熱回収を通常冷房運転と同時
に行って、装置全体の定格電力容量の低減を図ることが
できる。
また、特に本実施例では、バイパス路(11)。
(12)側の冷媒が主冷媒回路(6)の冷媒と合流する
点(M)において、主冷媒回路(6)の冷媒が既に第3
電動膨張弁(15)により中間圧に減圧されているので
、ポンプ(13)によるバイパス路(11)、(12)
側の昇圧が上記第1実施例よりも低くて済み、しかも第
2実施例よりも蓄冷熱回収による冷房能力の分担比を大
きく設定できる。
すなわち、請求項(5)の発明では、ポンプ(13)の
能力を例えば半分程度に低減しながら、所定の蓄冷熱回
収効果を維持できる利点がある。
次に請求項(6)の発明に係る第4実施例について説明
する。
第4図は第4実施例に係る空気調和装置の全体構成を示
し、第1バイパス路(11)のガス管(llb)には、
電磁開閉弁(16)が介設されていて、該電磁開閉弁(
16)の前後で冷媒を一時的にバイパスする第2バイパ
ス路(12)が設けられ、該第2バイパス路(12)に
冷媒の搬送装置としてのガスポンプ(13)が介設され
ている。すなわち、ポンプ(13)が作動しない蓄冷熱
運転時には電磁開閉弁(16)が開いて、第1バイパス
路(11)の液管(11a)からガス管(1l b)に
冷媒が流通するとともに、ポンプ(13)が作動する蓄
冷熱回収時には、電磁開閉弁(16)が閉じ、ガス状態
の冷媒をガス管(11b)側から液管(11a)側に搬
送して、第1バイパス路(11)と主冷媒回路(6)と
の接続点(T)で主冷媒回路(6)の冷媒と合流して、
その後上記第1実施例と同様の冷媒の循環を行うように
なされている。
したがって、本実施例でも上記第1実施例と同様の効果
を発揮することができ、特に、ガスポンプを使用してい
るので、ポンプの焼付き等の故障に対する信頼性が向上
するとともに、冷媒がポンプ(13)で昇圧された後で
熱交換コイル(9)により凝縮されるので、冷媒の一部
がガス状態となって主冷媒回路(6)の冷媒に合流する
いわゆるフラッシュ現象が有効に防止できるという利点
がある。
なお、上記各実施例において、冷媒と蓄熱媒体との熱交
換を行う熱交換機構としての熱交換コイル(9)を蓄熱
槽(8)内に配置したが、熱交換機構(9)は蓄熱槽(
8)外に配置してもよい。
例えば、第13図は上記第1実施例の変形例を示し、第
1バイパス路(11)に冷媒と蓄熱媒体との熱交換を行
う熱交換器(9a)を配置して、該熱交換器(9a)内
を蓄熱槽(8)と2本の水配管(9b)、  (9c)
で接続し、さらに一方の水配管(9C)に水循環用ポン
プ(9d)を設ける構成としている。すなわち、上記熱
交換器(9a)、水配管(9b)、  (9c)および
ポンプ(9d)により、熱交換機構(9)が構成されて
いる。なお、その他の構成は上記第1実施例(第1図)
と同じである。他の実施例についても、同様の構成を適
用しうろことはいうまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、主
冷媒回路の液ラインとガスラインとをバイパスするバイ
パス路に蓄熱槽の蓄熱媒体と冷媒との熱交換を行う熱交
換コイルを配置し、冷房運転時、バイパス路の冷媒を主
冷媒回路に搬送して、蓄熱槽に予め蓄えられた冷熱を回
収しながら冷房運転を行うようにしたので、冷媒の主冷
媒回路内の循環による冷房能力だけでなく、蓄冷熱回収
による冷房能力を常時利用することができ、よって、装
置の定格電力容量の低減によるランリングコストの低減
を図ることができる。
請求項(2の発明によれば、上記請求項(1)の発明に
おいて、バイパス路の冷媒を主冷媒回路の液ラインの高
圧部に搬送するようにしたので、高い圧力状態からの減
圧、蒸発による高い冷房能力を発揮することができ、蓄
冷熱回収による定格電力容量の低減効果の向上を図るこ
とができる。
請求項(3)の発明によれば、上記請求項(1)の発明
において、バイパス路の冷媒を主冷媒回路の液ラインの
低圧部に搬送するようにしたので、冷媒を高い圧力状態
まで昇圧する必要がなく、搬送のための装置の能力を極
めて小さく設定できる。
請求項(4)の発明によれば、上記請求項(2)の発明
において、複数の蒸発器および減圧機構を主冷媒回路内
に並列に接続した場合にも、上記請求項(′2Jの発明
と同様の効果を得ることができる。
請求項(5)の発明によれば、上記請求項(aまたは(
4)の発明において、バイパス路の冷媒と合流する前に
主冷媒回路の冷媒を中間圧力値まで減圧するようにした
ので、バイパス路の冷媒を高圧値まで昇圧する必要がな
く、搬送装置の能力を小さく設定できる。
請求項(6)の発明によれば、請求項(1)の発明にお
いて、バイパス路のガス管側に搬送装置を配置したので
、装置の信頼性の向上を図ることができるとともに、合
流時のフラッシュ状態の発生を有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の実施例を示し、第1図〜第
4図はそれぞれ第1〜第4実施例の全体構成を示す冷媒
系統図、第5図〜第8図は第1実施例における運転モー
ドを示し、それぞれ順に、圧縮機のみの運転による通常
冷房運転、蓄冷熱運転、ポンプの運転のみによる蓄冷熱
回収冷房運転、圧縮機およびポンプの運転による冷房運
転のモードを示す図、第9図は請求項(1)の発明の効
果を示す説明図、第10図は請求項(′2Jの発明にお
ける冷凍サイクルを示すモリエル線図、第11図は請求
項(3)の発明における冷凍サイクルを示すモリエル線
図、第12図は請求項(5)の°発明における冷凍サイ
クルを示すモリエル線図、第13図は第1実施例の変形
例を示す図である。第14図は従来の技術による蓄冷熱
回収効果を示す説明図である。 (1)・・・圧縮機、(2)・・・熱源側熱交換器(凝
縮器)、(3)・・・第1電動膨張弁(減圧機構)、(
4)・・・負荷側熱交換器(蒸発器)、(5a)・・・
液ライン、(5b)・・・ガスライン、(6)・・・主
冷媒回路、(8)・・・蓄熱槽、(9)・・・熱交換コ
イル(熱交換機構)、(11)・・・バイパス路、(1
1a)・・・液管、(llb)・・・ガス管、(13)
・・・ポンプ(搬送装置)、(15)・・・第3電動膨
張弁(中間減圧機構)。 (−2許、万良イリつ 第2図 第1図 第 図 第 図 す 第 図 第 図 日寺問 第 図 第 図 第 図 8寺 閉 第 図 第10図 第 図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧縮機(1)、凝縮器(2)、蒸発器(4)およ
    び該蒸発器(4)用の減圧機構(3)を接続してなる主
    冷媒回路(6)と、蓄熱可能な蓄熱媒体を内蔵する蓄熱
    槽(8)と、該蓄熱槽(8)の蓄熱媒体と冷媒との熱交
    換を行う熱交換機構(9)と、該熱交換機構(9)を介
    して上記凝縮器(2)一減圧機構(3)間の液ライン(
    5a)とガスライン(5b)とを冷媒のバイパス可能に
    接続するバイパス路(11)と、該バイパス路(11)
    の一部に入力側を接続され、上記蓄熱槽(8)に蓄えら
    れた冷熱との熱交換により熱交換機構(9)で凝縮され
    た冷媒を主冷媒回路(6)の液ライン(5a)に搬送可
    能な搬送装置(13)とを備えたことを特徴とする蓄熱
    式空気調和装置。
  2. (2)上記搬送装置(13)の入力側はバイパス路(1
    1)の液管(11a)に、出力側は凝縮器(2)一減圧
    機構(3)間の液ライン(5a)上にそれぞれ接続され
    ていることを特徴とする請求項(1)の蓄熱式空気調和
    装置。
  3. (3)上記搬送装置(13)の入力側はバイパス路(1
    1)の液管(11a)に、出力側は減圧機構(3)−蒸
    発器(4)間の液ライン(5a)にそれぞれ接続されて
    いることを特徴とする請求項(1)の蓄熱式空気調和装
    置。
  4. (4)上記減圧機構(3)および蒸発器(4)の組は、
    一組の圧縮機(1)および凝縮器(2)に対して複数組
    設けられ、かつ互いに並列に接続されていることを特徴
    とする請求項(2)の蓄熱式空気調和装置。
  5. (5)上記凝縮器(2)と搬送装置(13)による冷媒
    流入部との間の液ライン(5a)には、冷媒を中間圧力
    値まで減圧する中間減圧機構(15)が介設されている
    ことを特徴とする請求項(2)又は(4)の蓄熱式空気
    調和装置。
  6. (6)上記搬送装置の入力側および出力側はいずれもバ
    イパス路(11)のガス管(11b)に、接続されてい
    ることを特徴とする請求項(1)の蓄熱式空気調和装置
JP18269588A 1988-07-21 1988-07-21 蓄熱式空気調和装置 Pending JPH0233573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18269588A JPH0233573A (ja) 1988-07-21 1988-07-21 蓄熱式空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18269588A JPH0233573A (ja) 1988-07-21 1988-07-21 蓄熱式空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0233573A true JPH0233573A (ja) 1990-02-02

Family

ID=16122817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18269588A Pending JPH0233573A (ja) 1988-07-21 1988-07-21 蓄熱式空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0233573A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03255854A (ja) * 1990-03-05 1991-11-14 Mitsubishi Electric Corp 蓄熱式冷凍サイクル装置
US5323618A (en) * 1992-03-19 1994-06-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Heat storage type air conditioning apparatus
US5388420A (en) * 1993-02-22 1995-02-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Heat storage type air conditioner, and defrosting method
US5793133A (en) * 1994-09-16 1998-08-11 Shicoh Engineering Co., Ltd. Flat vibration generating apparatus
JP2003106575A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Hitachi Ltd 氷蓄熱式空気調和装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712263A (en) * 1980-06-26 1982-01-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Refrigerant circuit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712263A (en) * 1980-06-26 1982-01-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Refrigerant circuit

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03255854A (ja) * 1990-03-05 1991-11-14 Mitsubishi Electric Corp 蓄熱式冷凍サイクル装置
US5323618A (en) * 1992-03-19 1994-06-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Heat storage type air conditioning apparatus
US5388420A (en) * 1993-02-22 1995-02-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Heat storage type air conditioner, and defrosting method
US5793133A (en) * 1994-09-16 1998-08-11 Shicoh Engineering Co., Ltd. Flat vibration generating apparatus
JP2003106575A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Hitachi Ltd 氷蓄熱式空気調和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2001286333B2 (en) Method and arrangement for defrosting a vapor compression system
US7254955B2 (en) Heat exchange apparatus and refrigerating machine
JP4321095B2 (ja) 冷凍サイクル装置
US5996356A (en) Parallel type refrigerator
EP2615392B1 (en) Cascade heat pump
US20100287969A1 (en) Refrigerator
AU2001286333A1 (en) Method and arrangement for defrosting a vapor compression system
JP2001056159A (ja) 空気調和装置
EP1607696A2 (en) Refrigerating machine
JPH0233573A (ja) 蓄熱式空気調和装置
JP4273588B2 (ja) 空気調和装置の冷媒回路
JP3036310B2 (ja) 蒸気圧縮式冷凍サイクルによる多温度生成回路
JP3952284B2 (ja) 空調装置
JPH0420764A (ja) 空気調和機
JP3871207B2 (ja) 吸収式と圧縮式とを組合せた冷凍装置
JPH0794927B2 (ja) 空気調和装置
JP3918980B2 (ja) 冷凍装置
US20240011690A1 (en) Refrigeration system with heat pump compression
JP2005308375A (ja) 冷凍・空調装置
JP2002349996A (ja) 排熱回収式空気調和装置
JPH10267329A (ja) 氷蓄熱装置
JP2004028373A (ja) 吸収式と圧縮式とを組合せた冷凍装置
JPS6033459A (ja) ヒ−トポンプ式冷凍装置
JP2002286308A (ja) 冷凍装置
JPS61190249A (ja) ヒ−トポンプ装置