JPH0233393Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0233393Y2 JPH0233393Y2 JP1982084081U JP8408182U JPH0233393Y2 JP H0233393 Y2 JPH0233393 Y2 JP H0233393Y2 JP 1982084081 U JP1982084081 U JP 1982084081U JP 8408182 U JP8408182 U JP 8408182U JP H0233393 Y2 JPH0233393 Y2 JP H0233393Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom member
- walls
- wall
- sides
- delay element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 7
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は超音波遅延素子、特にはガラスのよう
な薄板状の超音波遅延媒体を用いた超温波遅延素
子に関するものである。
な薄板状の超音波遅延媒体を用いた超温波遅延素
子に関するものである。
従来、超音破遅延素子は、第1図に示すような
構造をしたものがあつた。第1図Aは側面断面
図、Bは蓋状材をはずした状態の正面図、Cは蓋
状材の断面図である。
構造をしたものがあつた。第1図Aは側面断面
図、Bは蓋状材をはずした状態の正面図、Cは蓋
状材の断面図である。
第1図において、遅延媒体1は袴状の底部材2
上に配されているが、この例では袴を構成する壁
部3A,3Bが実質的に底部材の長辺(第1図A
の左右方向)にしか設けられていなく、短辺(第
1図Aの前後方向)は第1図Bに示す如く遅延媒
体1が露出していた。この底部材2にはその長辺
側の壁部に係止用の突起4A,4Bが形成されて
おり、これが蓋状の上部材5の壁部6A,6B,
6C,6Dの長辺側の壁部6A,6Bには突起を
係合するための孔部7A,7Bが形成されてお
り、上部材を底部材の上方向から押し込み一体化
する。なお、わかりやすくするため遅延媒体と入
出力端子8との結線は省略してある。
上に配されているが、この例では袴を構成する壁
部3A,3Bが実質的に底部材の長辺(第1図A
の左右方向)にしか設けられていなく、短辺(第
1図Aの前後方向)は第1図Bに示す如く遅延媒
体1が露出していた。この底部材2にはその長辺
側の壁部に係止用の突起4A,4Bが形成されて
おり、これが蓋状の上部材5の壁部6A,6B,
6C,6Dの長辺側の壁部6A,6Bには突起を
係合するための孔部7A,7Bが形成されてお
り、上部材を底部材の上方向から押し込み一体化
する。なお、わかりやすくするため遅延媒体と入
出力端子8との結線は省略してある。
このような構成の超音波遅延素子は、組み立て
は容易であるが基板上に実装する段階で基板上の
フラツクスが短辺側の脚部9A,9Bから這い上
り、内部の遅延媒体に悪影響を生ずることとなつ
た。
は容易であるが基板上に実装する段階で基板上の
フラツクスが短辺側の脚部9A,9Bから這い上
り、内部の遅延媒体に悪影響を生ずることとなつ
た。
これを防止するために考えられたものが第2図
に示す構造であり、A,B,Cは夫々第1図と同
じように示した。
に示す構造であり、A,B,Cは夫々第1図と同
じように示した。
第2図の例の特徴となる点は、第1図の素子で
フラツクスが侵入した短辺側の底部材22にも壁
部を形成し、底部材の四辺に壁部23A,23
B,23C,22Dを形成するとともに段部30
A,30B,30C,30Dを形成し、該段部上
に上部材の壁部26A,26B,26C,26D
の底面が接するようにされている。
フラツクスが侵入した短辺側の底部材22にも壁
部を形成し、底部材の四辺に壁部23A,23
B,23C,22Dを形成するとともに段部30
A,30B,30C,30Dを形成し、該段部上
に上部材の壁部26A,26B,26C,26D
の底面が接するようにされている。
このように構成することにより、たとえフラツ
クスが底部材の短辺の脚部29Aから這い上つて
きたとしても、壁部23Cと壁部26Cにより阻
止されるため内部に侵入することはない。しか
し、このように構成すると、第1図のものと比較
しても明白なように長辺方向の長さが増加し、大
型化するため、すでに回路基板が形成されている
場合、実装できないことも生じ寸法の増加なしに
フラツクス対策のすぐれた素子が望まれていた。
クスが底部材の短辺の脚部29Aから這い上つて
きたとしても、壁部23Cと壁部26Cにより阻
止されるため内部に侵入することはない。しか
し、このように構成すると、第1図のものと比較
しても明白なように長辺方向の長さが増加し、大
型化するため、すでに回路基板が形成されている
場合、実装できないことも生じ寸法の増加なしに
フラツクス対策のすぐれた素子が望まれていた。
本考案は、かかる欠点を防止すべくなされたも
のであり、遅延媒体41と、該遅延媒体を載置す
る袴状の底部材42と、該遅延媒体を被う蓋状の
上部材45とからなる超音波遅延素子において、
該底部材は、その四辺の上面側に壁部43A,4
3B,43C,43Dを形成し、該上部材は少な
くとも相対向する二辺では上部材の壁部46A,
46Bと底部材の壁部43A,43Bが重なる部
分を有し、他の辺では上部材の底面又はその壁部
の底面と底部材の壁部の上面が接するように配さ
れてなる超音波遅延素子である。
のであり、遅延媒体41と、該遅延媒体を載置す
る袴状の底部材42と、該遅延媒体を被う蓋状の
上部材45とからなる超音波遅延素子において、
該底部材は、その四辺の上面側に壁部43A,4
3B,43C,43Dを形成し、該上部材は少な
くとも相対向する二辺では上部材の壁部46A,
46Bと底部材の壁部43A,43Bが重なる部
分を有し、他の辺では上部材の底面又はその壁部
の底面と底部材の壁部の上面が接するように配さ
れてなる超音波遅延素子である。
このような構成をとることにより、底部材の四
周の壁部により回路基板からフラツクスの侵入を
防止でき、かつ素子自体の大きさを不必要に大き
くしないため回路への実装上の問題がない。
周の壁部により回路基板からフラツクスの侵入を
防止でき、かつ素子自体の大きさを不必要に大き
くしないため回路への実装上の問題がない。
特に第3図は本考案の最も好ましい例を示して
おり、第1図と同様Aは側面断面図、Bは上部材
をはずした状態の正面図、Cは上部材の断面図で
ある。この図においても遅延媒体と入出力端子の
結線は省略してある。
おり、第1図と同様Aは側面断面図、Bは上部材
をはずした状態の正面図、Cは上部材の断面図で
ある。この図においても遅延媒体と入出力端子の
結線は省略してある。
又、この遅延媒体としては、超音波を伝えるこ
とにより電気信号を遅延させる薄板状のものであ
れば良く、代表的なものとしてガラス板にトラン
スジユーサーを形成したものがあり、図面に示し
た形状に限定されるものではない。
とにより電気信号を遅延させる薄板状のものであ
れば良く、代表的なものとしてガラス板にトラン
スジユーサーを形成したものがあり、図面に示し
た形状に限定されるものではない。
又、入出力端子もこの例では底面の4本のピン
48として示したがこれに限定されるものではな
い。
48として示したがこれに限定されるものではな
い。
この例では、底部材42の壁部は四辺とも同一
高さで遅延媒体の高さの40%程度としたが、部分
的例えば辺毎に高さを変えたりしても良く、フラ
ツクスの侵入しない高さに適宜定めれば良く、一
般的には遅延媒体の高さの10〜80%程度とされれ
ば良い。
高さで遅延媒体の高さの40%程度としたが、部分
的例えば辺毎に高さを変えたりしても良く、フラ
ツクスの侵入しない高さに適宜定めれば良く、一
般的には遅延媒体の高さの10〜80%程度とされれ
ば良い。
上部材の相対向する2辺の壁部、この例では長
辺の壁部46A,46B(第3図Aの左右方向)
が底部材の壁部43A,43Bと重なるようにさ
れるとともに、上部材の他の二辺の壁、この例で
は短辺の壁部46C,46D(第3図Aの前後方
向)の底面が、底部材の壁部43C,43Dの上
面と接するように配される。通常この重なつた壁
部で上部材と底部材が接合乃至係止される。又、
この例とは逆に短辺側で壁部を重ねることもでき
るが、長辺側で重ねる方が上部材と底部材の接合
乃至係止が強固にできるため好ましい。さらに、
底部材の壁部の一部例えば短辺側の壁部を遅延媒
体の高さと同一とし、上部材の対応する部分に壁
部を形成しないことも可能であるが、パツケージ
としての強度が低下しやすいため上部材も四辺に
壁部が形成されている方が好ましい。
辺の壁部46A,46B(第3図Aの左右方向)
が底部材の壁部43A,43Bと重なるようにさ
れるとともに、上部材の他の二辺の壁、この例で
は短辺の壁部46C,46D(第3図Aの前後方
向)の底面が、底部材の壁部43C,43Dの上
面と接するように配される。通常この重なつた壁
部で上部材と底部材が接合乃至係止される。又、
この例とは逆に短辺側で壁部を重ねることもでき
るが、長辺側で重ねる方が上部材と底部材の接合
乃至係止が強固にできるため好ましい。さらに、
底部材の壁部の一部例えば短辺側の壁部を遅延媒
体の高さと同一とし、上部材の対応する部分に壁
部を形成しないことも可能であるが、パツケージ
としての強度が低下しやすいため上部材も四辺に
壁部が形成されている方が好ましい。
又、底部材の壁部を重ねる側の辺の上面には外
側に張り出した段部50A,50Bを形成してお
くことが好ましく、これにより上部材をかぶせた
際にきれいな直方体形状となり、特に長辺側に設
けることが好ましい。
側に張り出した段部50A,50Bを形成してお
くことが好ましく、これにより上部材をかぶせた
際にきれいな直方体形状となり、特に長辺側に設
けることが好ましい。
又、底部材の底面側の複数個所に脚部を形成し
ておくことが回路基板への実装上好ましく、回路
基板上に超音波遅延素子を少し浮かした状態で容
易に配することができる。特に短辺側に脚部49
A,49Bを辺状に形成しておくことが実装上か
らみて好ましい。
ておくことが回路基板への実装上好ましく、回路
基板上に超音波遅延素子を少し浮かした状態で容
易に配することができる。特に短辺側に脚部49
A,49Bを辺状に形成しておくことが実装上か
らみて好ましい。
重ねられた壁部で上部材と底部材を接合乃至係
止することはすでに述べたが、この例に示す如く
底部材の壁部に突起44A,44Bを形成し、
又、相対応する上部材の壁部に孔部47A,47
Bを形成しておき、該突起を該孔部に係合するよ
うにしておくことにより容易に係合でき、又、後
ではずすこともできる。この突起の形状、孔部の
形状は適宜設計すれば良く、この例の如くに下面
が90゜にされた三角形状の場合、はめるときには
単に上部材を押し込めば良く、一旦係合した後は
上部材を広げなければはずれない構造である。な
お、孔部は必ずしも貫通していなくとも良く一壁
に2ケ所以上設けても良い。
止することはすでに述べたが、この例に示す如く
底部材の壁部に突起44A,44Bを形成し、
又、相対応する上部材の壁部に孔部47A,47
Bを形成しておき、該突起を該孔部に係合するよ
うにしておくことにより容易に係合でき、又、後
ではずすこともできる。この突起の形状、孔部の
形状は適宜設計すれば良く、この例の如くに下面
が90゜にされた三角形状の場合、はめるときには
単に上部材を押し込めば良く、一旦係合した後は
上部材を広げなければはずれない構造である。な
お、孔部は必ずしも貫通していなくとも良く一壁
に2ケ所以上設けても良い。
なお、図面に示してはいないが、種々の適当な
方法で遅延媒体を底部材又は上部材に固定する、
上部材の一部を変形する、例えば第3図Aに示さ
れる上部材の左上部を遅延媒体の形状に合せて斜
めにしても良く、又、同図Cの上部材の底面側に
遅延媒体を固定するための複数の突起等を設ける
ようにしても良く、1つのケース中に2以上の遅
延媒体を設けるようにしても良い。
方法で遅延媒体を底部材又は上部材に固定する、
上部材の一部を変形する、例えば第3図Aに示さ
れる上部材の左上部を遅延媒体の形状に合せて斜
めにしても良く、又、同図Cの上部材の底面側に
遅延媒体を固定するための複数の突起等を設ける
ようにしても良く、1つのケース中に2以上の遅
延媒体を設けるようにしても良い。
このような構造をとることにより、本考案の超
音波遅延素子は、フラツクスの侵入を生じないた
め遅延媒体の劣化を生じなく、かつ素子自身の大
きさを小さくできるものであり、種々の応用が可
能なものである。
音波遅延素子は、フラツクスの侵入を生じないた
め遅延媒体の劣化を生じなく、かつ素子自身の大
きさを小さくできるものであり、種々の応用が可
能なものである。
第1図及び第2図は従来例を示し、第3図は実
施例を示し、夫々Aは側面断面図、Bは正面図、
Cは断面図を示す。 1,21,41……遅延媒体、2,22,42
……底部材、5,25,45……上部材。
施例を示し、夫々Aは側面断面図、Bは正面図、
Cは断面図を示す。 1,21,41……遅延媒体、2,22,42
……底部材、5,25,45……上部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 遅延媒体と、該遅延媒体を載置する袴状の底
部材と、該遅延媒体を被う蓋状の上部材とから
なる超音波遅延素子において、該底部材は、そ
の四辺の上面側に該遅延媒体の高さの10%以上
の高さの壁部を形成し、該上部材は相対向する
二辺では上部材の壁部と底部材の壁部が重なる
部分を有し、他の二辺では上部材の底面又はそ
の壁部の底面と底部材の壁部の上面が接するよ
うに配されてなる超音波遅延素子。 (2) 底部材が相対向する二辺の上面側に上部材の
壁部の底面が接する段部を有するとともに底面
側に複数の脚部を有することを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項記載の超音波遅延素
子。 (3) 底部材が2つの短辺に脚部を形成するととも
に2つの長辺に段部を形成したことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第2項記載の超音波
遅延素子。 (4) 底部材の長辺側の壁部に係止用の突起を形成
するとともに、上部材の壁部の相対応する壁部
に孔部を形成し、該突起を該孔部に係合するこ
とにより上部材と底部材を係止したことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第3項記載の超
音波遅延素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8408182U JPS58186627U (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 超音波遅延素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8408182U JPS58186627U (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 超音波遅延素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58186627U JPS58186627U (ja) | 1983-12-12 |
JPH0233393Y2 true JPH0233393Y2 (ja) | 1990-09-07 |
Family
ID=30093048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8408182U Granted JPS58186627U (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 超音波遅延素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58186627U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58178728A (ja) * | 1982-04-13 | 1983-10-19 | Yoichi Hara | ロツク機構付鉄蓋 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55150517U (ja) * | 1979-04-13 | 1980-10-30 |
-
1982
- 1982-06-08 JP JP8408182U patent/JPS58186627U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58178728A (ja) * | 1982-04-13 | 1983-10-19 | Yoichi Hara | ロツク機構付鉄蓋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58186627U (ja) | 1983-12-12 |
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