JPH0233068A - 糸条巻取り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は１合成繊維を高速紡糸法又は直接紡糸延伸法等
で製造する際の糸条の高速巻取り方法に関するものであ
る。

（従来の技術） 合成繊維を製造する際の巻取速度は高速化の一途を辿り
、工業的に４．　ＯＯＯ〜６．０００ｍ／ｍｉｎに達し
ており、実験的には８．０００ｍ／ｍｉｎ以上まで試み
られている。このような高速度で糸条を巻取る場合１巻
取中の回転パッケージが瞬時に破裂するという現象が発
生することが知られている。そして、近年高速化ととも
に１一つの巻取機で多糸条を同時に巻上げる多コンブ化
及び巻取パッケージの大型化が図られており、この現象
が発生する機会が増大している。パッケージの破裂は１
巻取機を損傷するだけでなく９作業員の安全上問題であ
り、対策が急がれている。

パッケージの破裂を防止するためには、冷却風の温度や
量、油剤の水分や付着量等の紡糸条件を厳密に管理し９
巻取る糸条に斑が生じないようにすることが必要である
が、これだけでは不十分である。

そこで、紡糸条件の管理強化に加えて１巻取機の振動を
モニタし、併せて巻取中の回転パンケージの表面をスト
ロボスコープ等を用いてモニタしながら巻取りを実施し
、異常が発生したら巻取りを停止するといった対策が考
えられている。

このような対策により、上記のトラブルの殆どは防止で
きるが１人間の視角判断に頼るため、超高速度、かつ複
数のパッケージに対応することば困難であり、より確実
な防止策が要望されている。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、糸条を高速で巻取るに際し、自動的にパンケ
ージの異常を検知することができ、パッケージの破裂に
よるトラブルを解消することのできる糸条巻取り方法を
提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記の課題を解決するものであり、その要旨は
、糸条を高速でパッケージとして巻取るに際し、パッケ
ージ形成用駆動モータの動力負荷値を連続的に検出し、
検出値に異常が認められたら巻取りを停止するようにし
たことを特徴とする糸条巻取り方法にある。

以下１本発明について詳細に説明する。

糸条の高速巻取機としては、駆動モータでパンケージを
直接回転させるスピンドルタイプのものと、パッケージ
の外周面にフリクションローラを接触させてパッケージ
を摩擦により回転させるフリクションタイプのものとが
ある。何れのタイプの巻取機でもパッケージの巻量が増
加するに従って駆動モータにかかる負荷が増大する。こ
れは巻取機の特性を除けば、パッケージの重量及び直径
の増大に（１！う必要トルク及びパッケージの表面形状
の変化に伴う空気摩擦の増加により生ずるものである。

本発明者らは、この駆動モータの負荷の変動について詳
細に検討した結果、高速巻取りにおいては１巻取中のパ
ンケージの形状に異常が生じると駆動モータの負荷値に
も異常が生じ、駆動モータの負荷値を監視することによ
り、パンケージ形状の異常を検知し得ることを見出した
。すなわち駆動モータの負荷は、前述のように、パッケ
ージの巻量の増加とともに増大するが、パッケージの形
状に異常が生じ始めるとｐ（前値が急上昇し１その直後
１急上昇以前の負荷値より低い値に減少持続するか、あ
るいは９＋、前値が短い周ル１で上下変動を持続すると
いう現象が起こり、このような現象が起こり始めてから
数分後にパッケージの破裂するか、破裂には至らないが
パンケージの巻崩れが著しくなることを見出した。

第１図は本発明の方法を実施するための巻取装置の説明
図であり、１は糸条、２はトラバース装置、３は駆動モ
ータ、４はパッケージ、５は電源接続配線、６は駆動モ
、−タ負荷信ぢ増幅器を示す。

駆動モータ負荷信号増幅′２′＆６からの信号は演算装
置に送られ、正常な場合のｆｌ、前値と比較も、異常が
あれば、異常信号が発せられるようになっている。検出
する負荷値としては、電流値あるいは消費型ノコ値が適
当であるが、駆動モータの負荷の変動を検出できるもの
であればこれら以外のものでもよい。

異常信号が発せられたら巻取りを停止し、必要に応じて
紡糸条件や巻取装置を点検するとともに。

パッケージを交換し１巻取りを再開するのである。

駆動モータの負荷値の変動の一例を第２図に示す。負荷
値は巻取時間とともに増大するが、矢印の時点で急上昇
しており、このｔｌヲ点で巻取りを停止して点検したと
ころ、パッケージに巻崩れが認められた。

本発明に従って、駆動モータの負荷値に異常が生じたら
、直らに巻取りを停止し、異常の点検。

パッケージの交換を行った後９巻取りを再開する方法を
採用したところ、パッケージの破裂によるトラブルを皆
無にすることができた。

なお１本発明の方法は、紡出された糸条を、ゴデツトロ
ーラを介して又はゴデツトローラを介することなく直接
巻取る高速紡糸法及び紡出された糸条を延伸（熱処理）
して巻取る直接紡糸延伸法における糸条の高速巻取りに
適用して、顕著な効果が奏される。

（発明の効果） 本発明によれば、糸条を高速で巻取るに際し。

自動的にパッケージの異常を検知することができパッケ
ージの破裂によるＩ〜シラブル解消することが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施するための巻取装置の説明
図、第２図は駆動モータの負荷値の変動の一例を示す図
である。 ：駆動モータ。 ：パッケージ ：馬区動モ ータ負荷信号増幅器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）糸条を高速でパッケージとして巻取るに際し、パ
   ッケージ形成用駆動モータの動力負荷値を連続的に検出
   し、検出値に異常が認められたら巻取りを停止するよう
   にしたことを特徴とする糸条巻取り方法。