JPH0233047Y2 - - Google Patents

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JPH0233047Y2
JPH0233047Y2 JP15693983U JP15693983U JPH0233047Y2 JP H0233047 Y2 JPH0233047 Y2 JP H0233047Y2 JP 15693983 U JP15693983 U JP 15693983U JP 15693983 U JP15693983 U JP 15693983U JP H0233047 Y2 JPH0233047 Y2 JP H0233047Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は超音波振動を使つて室内等を加湿す
る超音波加湿器の改善に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
超音波加湿器にあつては、液体を貯留する霧化
槽の内底部に超音波振動子を設け、超音波振動子
の超音波振動にて、その超音波振動子の上方の液
体の水面を波立させて水柱を形成し、この水柱の
液体の細粒子にて液体を霧化させている。
ところで、水面を波立させて液体を霧化する超
音波加湿器は、超音波振動で水柱を形成すること
から水面が平静な状態で最も効率よく霧化するこ
とができるとされる。
ところが、超音波振動子にて霧化される液体の
うち細粒のものは気流等によつて加湿に供するこ
とができるものの、大粒の液体はそのまま水面に
落下する。このため、大粒の液体が水面を波立さ
せ、霧化作用に悪影響を与えてしまう欠点を有し
ていた。
そこで、この点に鑑み従来から、第1図に示す
ように、霧化槽a内にその貯留される液体bの水
面に近接して水面直上に波抑え板cを設け、この
波抑え板cの霧化槽aに設けた超音波振動子gと
対向する部位に水柱貫通孔dを穿設して、液体b
の水面を極力波立させないようにした措置がとら
れている。
しかしながら、このような波抑え板cを設ける
構造によると、水面上での不用意な波立ちを防止
することができるものの、今度は波抑え板cの上
面に貯つた水滴e…が、水柱fが通過する水柱貫
通孔dからその下方の水面へ集中して落下してし
まう問題がある。このため、超音波振動子cの上
方の水柱fを形成するうえで重要な水面が極度に
波立つてしまう不都合を生じ、霧化効率の低下が
余儀なくされてしまうものであつた。しかも、こ
のような波抑え板cは、波抑え板C上に貯つた水
滴e…が落下することから、水位が下がつて波抑
え板cと水面との距離が拡大すると、その落下す
る水滴音が著しく大きく、騒音の点でも問題があ
り、これらを改善することができるものが要望さ
れている。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、霧化効率の向上な
らびに水滴音を低減させることができる超音波加
湿器を提供することにある。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は水面直上に配される波抑
え板上に、貯留された液体の水面下に達する長さ
のスカート部を備える複数の水滴逃し孔を疎の状
態で穿設することで、波抑え板上に貯る水滴を水
滴逃し孔を通じスカート部を案内として水面へゆ
るやかに逃して、超音波振動子の上方における波
立ちを抑えるとともに、水面へ戻る水滴音の発生
を波立ちを抑えつつ防止しようとするものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を第2図ないし第3図に示す第
1の実施例にもとづいて説明する。第2図は超音
波加湿器の断面を示し、図中1は箱状に成形され
た霧化槽で、この霧化槽内1の底部側には液体貯
留部1aが形成されている。そして、この液体貯
留部1aに液体としての水2が貯留され、霧化槽
1内の上方空間に霧化室1bを構成している。ま
た霧化槽1の内底部には超音波振動子3が設けら
れている。そして、この超音波振動子3には駆動
回路4が接続され、超音波振動子3を駆動するこ
とができるようになつている。すなわち、超音波
振動子3による超音波振動にて、超音波振動子3
の上方の水面を波立させ、霧化するに必要な水柱
2aを形成することができるようになつている。
また、霧化室1bの左側部には吹出口1cが設け
られているとともに、この吹出口1cと反対の右
側部には送風機5の吹出口が接続されており、霧
化室1b内で得た水2の細粒を送風にて吹出口1
cから大気中へ放出させることができるようにな
つている。
一方、霧化槽1内には、貯留される水2の水面
に近接してその水面直上に波抑え板6が設けられ
ている。そして、この考案の要部となる波抑え板
6の構造が第3図に示されている。波抑え板6に
ついて説明すれば、これは霧化槽1内の横断面と
ほぼ同じ大きさに成形され、その超音波振動子3
と対応する部位には水柱2aが通過できる大きさ
を備えた水柱貫通孔7が設けられている。さらに
波抑え板6上には、水滴逃し孔8が上記水柱貫通
孔7の周りに複数、たとえば5個ばらばら、つま
り疎の状態をなして穿設されている。そして、こ
れら水滴逃し孔8…の開口縁には、貯留した水2
の水面から波抑え板6までの距離より長い長さを
備えた筒状のスカート部8aが下方に向つて一体
に突設されていて、霧化できる範囲で変化する水
面に対してスカー部8aが常に到達できるように
している。しかるに、スカート部8aは貯留され
た水2の水面下に達する長さをもつている。
そして、このように構成された波抑え板6を、
スカート部8aの先端部を水面下に配し、また水
柱貫通孔7を超音波振動子3に対向させた状態で
水面直上に取付けてなる。
そして、このように構成された超音波加湿器を
用いて加湿を行なうときは、駆動回路4を作動さ
せて超音波振動子3を駆動する。これにより、超
音波振動子3は振動し、水2を伝わる振動で超音
波振動子3の上方の水面を波立せる。
かくして、大きく盛り上る水柱2aが超音波振
動子3の上方の水面に形成される。そして、水柱
2aは、水柱貫通孔7を通過して霧化室1bに至
り、駆動回路4の作動と共に動作している送風機
5の送風にて、その水柱2aを形成している水2
の細粒を気流にのせ、吹出口1cから大気中に放
出する。これにより、室内等は加湿される。
一方、加湿に供されなかつた大粒の水滴2b…
は、波抑え板6の上面に落下し、こののち貯留部
1aに貯つている水2に戻ることになるが、ここ
で、従来では波抑え板6の上面に貯つた水滴2b
…が水柱貫通孔7へ集中して流入し、超音波振動
子3の上方の水面を極度に波立させてしまう問題
があつた。
しかし、この考案では波抑え板6上に貯つた水
滴2b…は、水滴逃し孔8…に分散されて貯留部
1aに戻るとともに、水滴逃し孔8…に流入した
水滴2b…はスカート部8aを案内として水面上
に流下する。故に、分散した流入ならびにゆるや
かな水滴2b…の戻りが得られ、霧化効率の低下
の要因となる波立ちを抑えることができるのであ
る。しかも、戻る水滴2b…はスカート部8aに
沿つて流下するので、水滴音が発生しないことは
もちろん、霧化槽1内に貯留される水2の水位が
下がつてもスカート部8aの長さが水面下に達す
る長さを備えているからポチヤンといつた水滴音
は生じることはない。
したがつて、霧化効率の向上ならびに水滴音の
発生を防止することができる。しかも、水滴逃し
孔8は疎の状態に設けられているので、水柱2a
の大粒の水滴2bが直接、水面に落下する頻度を
抑制することができ、水滴2bが水柱2aから水
面に直接落下することによる水滴音は少ない。
またこの考案は上述した第1の実施例に限ら
ず、第4図に示す第2の実施例、第5図に示す第
3の実施例、第6図に示す第4の実施例、第7図
に示す第5の実施例のようにしてもよい。
すなわち、第4図に示す第2の実施例は、水柱
貫通孔7の開口縁にリブ20を突設して波抑え板
6上に貯る水滴2b…が水柱貫通孔7へ流入しな
いようにしたものである。
また第5図に示す第3の実施例は、第2の実施
例に加えて、波抑え板6の周縁部に、水滴逃し孔
8のスカート部8aと同様なスカート部21を突
設したものである。
第6図および第7図に示す第4ならびに第5の
実施例は、霧化槽1の天井面を傾斜させて、霧化
槽1の天井面に付着した水滴2bを、落下させず
に傾斜面をつたわつて霧化槽1の側面に流下させ
ようとしたものであり、第6図は霧化槽1の天井
面を山形状に、第7図はテーパ状に傾斜させたも
のである。
これらはいずれも、なお一層、水滴2b…の落
下による波立ちを抑える水滴音をなくすことがで
きるもので、また第8図に霧化槽1の天井面を傾
斜させたことによる霧化量の増大を示す実験デー
タが示されている。これによれば、傾斜による波
立ちの抑制から霧化量が増大することが認識され
よう。すなわち、第8図には霧化槽1の天井面の
傾斜角θが大きくなるにしたがつて霧化量が増え
ていく様子を示している。
また上述したいずれの実施例共、水滴逃し孔の
スカート部にストレートな形状を用いたが、第9
図に示すように、スカート部8aを水滴逃し孔8
の中央に向つて傾斜させてもよく、このように傾
斜させれば、水滴の流下をさらにゆるやかにする
ことができるもので、波立ちの抑制、水滴音の発
生の防止の点でその効果は大きい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、波抑え
板上に貯る水滴を水滴逃し孔に分散させて戻すこ
とができるとともに、水滴逃し孔に流入する水滴
をスカート部を案内として液体の水面へゆるやか
に流下させることができるようになり、超音波振
動子の上方の水面を含めて水面全域の波立ちを抑
制することができる。しかも、水滴はスカート部
に沿つて流下するから、水滴音が発生しないこと
はもちろん霧化槽内に貯留される液体の水位が下
がつてもスカート部の長さが水面下に達する長さ
を備えているから、水滴音を生じることはなく、
霧化効率の向上ならびに水滴音の低減を図ること
ができる。
そのうえ、複数の水滴逃し孔は疎の状態に設け
られているので、水柱の大粒の水滴が直接、水面
に落下する頻度が少なく、霧化槽内で発生した大
粒の水滴が水面に直接、落下することによる水滴
音を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波加湿器を示す断面図、第
2図ないし第3図はこの考案の第1の実施例を示
し、第2図は超音波加湿器の断面図、第3図は波
抑え板の平面図、第4図はこの考案の第2の実施
例を示す断面図、第5図はこの考案の第3の実施
例を示す断面図、第6図はこの考案の第4の実施
例を示す断面図、第7図はこの考案の第5の実施
例を示す断面図、第8図は第4および第5の実施
例における霧化量と傾斜角との関係を示す線図、
第9図は異なるこの考案のスカート部を示す断面
図である。 1……霧化槽、2……水(液体)、3……超音
波振動子、6……波抑え板、7……水柱貫通孔、
8……水滴逃し孔、8a……スカート部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体を貯溜する霧化槽の内底部に超音波振動子
    を、霧化槽内にその貯溜される液体の水面に近接
    して水面直上に、波抑え板をそれぞれ配するとと
    もに、上記波抑え板の上記超音波振動子と対向す
    る部分に水柱貫通孔を穿設してなり、超音波振動
    子による振動で水面を波立させて水柱貫通孔を通
    過する水柱を形成して液体を霧化するようにした
    超音波加湿器において、上記波抑え板上に、貯溜
    された液体の水面下に達する長さのスカート部を
    備える複数の水滴逃し孔を疎の状態で穿設したこ
    とを特徴とする超音波加湿器。
JP15693983U 1983-10-11 1983-10-11 超音波加湿器 Granted JPS6063722U (ja)

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JP15693983U JPS6063722U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 超音波加湿器

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JP15693983U JPS6063722U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 超音波加湿器

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Publication Number Publication Date
JPS6063722U JPS6063722U (ja) 1985-05-04
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JP15693983U Granted JPS6063722U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 超音波加湿器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6231251B2 (ja) * 2015-09-07 2017-11-15 伸和コントロールズ株式会社 空気調和装置

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JPS6063722U (ja) 1985-05-04

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