JPS584604Y2 - チヨウオンパキリハツセイソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超音波霧発生装置に関する。

加湿器、医療用吸入器などの超音波霧発生器の一般的な
構造は圧電型、磁ＱＱ超音波振動子、これを底部に設置
できる構造の液槽、超音波振動子を駆動する駆動回路、
発生した霧を移動させるブロワ−１液補充タンクなどか
ら構成される。

この構造のものは超音波振動子の振動面が液面に対して
平行に設置されていた。

その超音波振動子で駆動される液体は噴水状の液柱とな
って、その上部で一部が霧にかわる。

ところが液柱は垂直に立上るので、落下する液体が上昇
しようとする液体とぶつかり合って噴霧が効率よく行な
われなかった。

また上昇する液体と落下する液体がぶつかる際にできる
粒子の大きい液滴が舞上った霧に混って一諸に外部に出
ていた。

本考案の目的はこれらの欠点を補ない、さらに霧発生能
力の向上を計ることのできる超音波霧発生装置を提供す
ることにある。

本考案は超音波振動子を利用して液体を霧状に変換させ
る霧発生装置において、超音波振動子の振動面を液面に
対し平行に設置し、かつ液柱発生場所上方に液柱の当た
る遮へい部を液柱に対し傾斜させて設けてなる超音波霧
発生装置である。

本考案は、飛上った液柱が到達する上方位置に橋板（遮
へい部（を液柱に対し傾斜させて設け、飛上った液体を
この遮へい部に沿って流下させ、液柱と落下する液体と
がぶつからないように軌道を変えて落下する液体を液面
をあまり波立たせないように静かに液槽に戻している。

なお遮へい部は液槽の側壁であってもよい。

以下本考案を加湿器の例をとって図面と共に説明する。

第１図は本考案の一実施例になる加湿器であり、１は圧
電型の超音波振動子であり、水（液）槽３の底部にバッ
キング１５を介して振動子保持具５により取り付けられ
て−る。

６は超音波振動子１を駆動させる駆動回路Ｎ７は霧を外
部に吐出させるプロワ−であり、これらはケース４に収
納されている。

８はフィルター、９は振動により形成された水（液）柱
、１０はケース４内から水槽３側に空気を送り込むダｊ
ト、１１ば霧の吐出口、１２は空気流である。

１３は飛上った水柱が到達する上方の位置に傾斜して設
けた橋板（遮へい部）であり、ここで遮へいされた水柱
の一部は霧となって外部に出て、残りの水は橋板１３に
沿って流下する。

次に超音波霧発生器の駆動について説明する。

駆動回路６で駆動される超音波振動子１は発生する超音
波振動を水槽３内の水に伝達し、振動する水は水柱９を
形威し、その上部で霧を発生する。

この霧はプロワ−７で送り込１れる空気と共に吐出口１
１から外部に吐出される。

また同時に水柱は橋板１３に当たり、霧とならない水は
橋板１３に沿って連続的に静かに流下する。

第２図は他の一実施例に々る一加湿器であり、水槽３の
水柱発生場所の上方に水槽３の側壁１４が位置するよう
に設け、飛上った水柱９がこの部位に当たるようにした
ものである。

本考案は超音波振動子を利用して液体を霧状に変換させ
る霧発生装置にかいて、超音波振動子の振動面を液面に
対し平行に設置し、かつ液柱発生場所の上方に液柱の当
たる遮へい部を液柱に対し傾斜させて設けたことにより
、飛上った液柱と落下する液体の軌道を変えることがで
き、しかも液体な液槽内に静かに回収できるので、霧の
発生量が多くなり、しかも液面が静かになるので、波の
影響により、水柱の変動がなく、均一に安定した霧発生
ができる。

また飛上った液柱と落下する液体の衝突がないのでその
衝突に際し、発生する大きな液滴が極めて少□く、外部
に出る液滴も少なくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図むよび第２図は本考案の実施例になる加湿器を示
すそれぞれ断面図である。 符号の説明、１・・・・・・超音波振動子、２・・・・
・・水、３・・・・・・水（液）槽、４・・・・・・ケ
ース、５・・・・・・振動子保持具、６・・・・・・駆
動回路、１・・・・・・プロワ−８・・・・・・フィル
ター、９・・・・・・水（液）柱、１０・・・・・・ダ
クト、１１・・・・・・吐出口、１２・・・・・・空気
流、１３・・・・・・橋板（遮へい部）、１４・・・・
・・側壁（遮へい部）、１５・・・・・・バッキング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 超音波振動子を利用して液体を霧状に変換させる霧発生
   装置に釦いて、超音波振動子の振動面を液面に対し平行
   に設置し、かつ液柱発生場所上方に液柱の当たる遮へい
   部を液柱に対し傾斜させて設けてなる超音波霧発生装置
   。