JPH0232734B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0232734B2 JPH0232734B2 JP58105923A JP10592383A JPH0232734B2 JP H0232734 B2 JPH0232734 B2 JP H0232734B2 JP 58105923 A JP58105923 A JP 58105923A JP 10592383 A JP10592383 A JP 10592383A JP H0232734 B2 JPH0232734 B2 JP H0232734B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron
- frequency
- cylindrical cavity
- tube device
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims description 11
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 5
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000005672 electromagnetic field Effects 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J25/00—Transit-time tubes, e.g. klystrons, travelling-wave tubes, magnetrons
- H01J25/02—Tubes with electron stream modulated in velocity or density in a modulator zone and thereafter giving up energy in an inducing zone, the zones being associated with one or more resonators
- H01J25/025—Tubes with electron stream modulated in velocity or density in a modulator zone and thereafter giving up energy in an inducing zone, the zones being associated with one or more resonators with an electron stream following a helical path
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、ジヤイロトロン、ペニオトロン、ジ
ヤイロペニオトロンなどのような、所定モードの
円筒空胴内に軸方向の静磁界が与えられ、この円
筒空胴内を螺旋状に走行する電子ビームと電磁界
との相互結合させることにより電磁界の発振・増
幅を行わしめる高周波電子管装置の改良に関す
る。
ヤイロペニオトロンなどのような、所定モードの
円筒空胴内に軸方向の静磁界が与えられ、この円
筒空胴内を螺旋状に走行する電子ビームと電磁界
との相互結合させることにより電磁界の発振・増
幅を行わしめる高周波電子管装置の改良に関す
る。
上述の電子管装置の動作においては、信号角周
波数（ω0）と、サイクロトロン角周波数（ωc）
との間に、 ω0ｎ×ωc ……(a) 式が成立している。ここで、ｎは整数。
波数（ω0）と、サイクロトロン角周波数（ωc）
との間に、 ω0ｎ×ωc ……(a) 式が成立している。ここで、ｎは整数。
ところが、ωcは相対論効果により電子質量が
変化するため円筒空胴の入口付近では上記(a)式を
満足する如く同期がとれていても、軸方向にビー
ムの下流に進むにつれて（ωc）が大きくなり、
同期ずれとなつてしまい、効率低下の一因とな
る。
変化するため円筒空胴の入口付近では上記(a)式を
満足する如く同期がとれていても、軸方向にビー
ムの下流に進むにつれて（ωc）が大きくなり、
同期ずれとなつてしまい、効率低下の一因とな
る。
本発明は螺旋状に走行する電子ビームのサイク
ロトロン角周波数（ωc）と信号角周波数（ω0）
との同期を円筒空胴の軸方向の全領域で確実に得
て、高効率動作を得る螺旋状に走行電子ビームを
用いる高周波電子管装置を提供するものである。
ロトロン角周波数（ωc）と信号角周波数（ω0）
との同期を円筒空胴の軸方向の全領域で確実に得
て、高効率動作を得る螺旋状に走行電子ビームを
用いる高周波電子管装置を提供するものである。
本発明は円筒空胴内における軸上の軸方向磁束
密度を、途中から下流にかけて階段状又はテーパ
状に減少する分布とし、これによつてサイクロト
ロン角周波数（ωc）と信号角周波数（ω0）とを
ほぼ全領域で確実に同期させ、効率の改善を得る
ものである。
密度を、途中から下流にかけて階段状又はテーパ
状に減少する分布とし、これによつてサイクロト
ロン角周波数（ωc）と信号角周波数（ω0）とを
ほぼ全領域で確実に同期させ、効率の改善を得る
ものである。
すなわち、サイクロトロン角周波数（ωc）は、
ωc＝εB ……(b)
ε＝ｅ／ｍ ……(c)
で与えられることに着目し、εの増加に対応して
磁束密度(B)を減少させて同期関係を保持すること
ができる。上式において、(e)は電子の電荷、(m)
は電子の運動質量である。
磁束密度(B)を減少させて同期関係を保持すること
ができる。上式において、(e)は電子の電荷、(m)
は電子の運動質量である。
以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明
する。なお同一部分は同一符号であらわす。
する。なお同一部分は同一符号であらわす。
第１図および第２図に示す実施例は、本発明を
ジヤイロトロンに適した例である。管本体１１
は、中空状電子ビームを放出する電子銃部１２、
ビームトンネル１３、円筒空胴１４、コレクタ部
１５、および高周波出力部１６を有してなる。そ
して管本体のまわりに電磁石１７，１８が配置さ
れ、管本体の電子ビーム走行路に軸方向の静磁界
を与えるようになつている。
ジヤイロトロンに適した例である。管本体１１
は、中空状電子ビームを放出する電子銃部１２、
ビームトンネル１３、円筒空胴１４、コレクタ部
１５、および高周波出力部１６を有してなる。そ
して管本体のまわりに電磁石１７，１８が配置さ
れ、管本体の電子ビーム走行路に軸方向の静磁界
を与えるようになつている。
そこで、円筒空胴１４内における軸上の磁束密
度を、第２図に曲線Boで示すように空胴の入口
１４ａから電子ビームの下流の出口１４ｂにかけ
て、途中から階段状に減少する分布にしてある。
これは電磁石１７を分割コイルで構成し各々のコ
イルに流す電流値の設定、あるいはコイルの巻き
方等により設定できる。
度を、第２図に曲線Boで示すように空胴の入口
１４ａから電子ビームの下流の出口１４ｂにかけ
て、途中から階段状に減少する分布にしてある。
これは電磁石１７を分割コイルで構成し各々のコ
イルに流す電流値の設定、あるいはコイルの巻き
方等により設定できる。
このような本発明の構成により、円筒空胴内に
おいてより一層軸方向の長い距離にわたり電子ビ
ームのサイクロトロン角周波数（ωc）と高周波
信号の角周波数（ω0）との同期を維持させるこ
とができ、また螺旋状回転半径も拡大するため、
高効率動作を得ることができる。
おいてより一層軸方向の長い距離にわたり電子ビ
ームのサイクロトロン角周波数（ωc）と高周波
信号の角周波数（ω0）との同期を維持させるこ
とができ、また螺旋状回転半径も拡大するため、
高効率動作を得ることができる。
円筒空胴内における軸上の磁束密度は、上記実
施例に限らず、第３図に示すようにテーパ状に
徐々に分布Boとしてもよい。
施例に限らず、第３図に示すようにテーパ状に
徐々に分布Boとしてもよい。
また第４図に示すように、磁束密度Boの減少
にともなつて空胴の内径をテーパ状（又は階段
状）に拡大することが有効である。同図において
符号１４ｃはテーパ状の拡大部をあらわしてい
る。
にともなつて空胴の内径をテーパ状（又は階段
状）に拡大することが有効である。同図において
符号１４ｃはテーパ状の拡大部をあらわしてい
る。
これによつて、磁束密度が低減することによつ
て螺旋状電子ビームの平均軌道が途中から大きく
なつた場合でも最適の高周波電磁界分布の位置に
電子ビームを流すことができるため、電磁界との
結合が弱まることがなく、高効率が維持される。
て螺旋状電子ビームの平均軌道が途中から大きく
なつた場合でも最適の高周波電磁界分布の位置に
電子ビームを流すことができるため、電磁界との
結合が弱まることがなく、高効率が維持される。
本発明は空胴内における軸上の軸方向磁束密度
を途中から低下する分布とすることにより、電子
のサイクロトロン角周波数（ωc）と信号角周波
数（ω0）とをより一層軸方向に長い距離にわた
つて同期させることができ、あるいはまた電子の
回転半径が途中から大きくなり結合が増加するた
め高い効率を得ることができる。
を途中から低下する分布とすることにより、電子
のサイクロトロン角周波数（ωc）と信号角周波
数（ω0）とをより一層軸方向に長い距離にわた
つて同期させることができ、あるいはまた電子の
回転半径が途中から大きくなり結合が増加するた
め高い効率を得ることができる。
第１図は本発明の一実施例を示す概略断面図、
第２図はその空胴部の磁束密度分布を示す図、第
３図、第４図は各々本発明の他の実施例を示す空
胴部およびその磁束密度分布を示す図である。 １１…管本体、１７，１８…電磁石、１４…円
筒空胴、Bo…磁束密度分布、１４ｃ…テーパ状
拡大部。
第２図はその空胴部の磁束密度分布を示す図、第
３図、第４図は各々本発明の他の実施例を示す空
胴部およびその磁束密度分布を示す図である。 １１…管本体、１７，１８…電磁石、１４…円
筒空胴、Bo…磁束密度分布、１４ｃ…テーパ状
拡大部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 中空電子ビームを放出する電子銃部、該電子
銃部のビーム下流に配置されたビームトンネル
部、円筒空胴、コレクタ部、及び高周波出力部を
備える管本体と、この管本体のまわりに配置され
少なくとも上記円筒空胴内に軸方向の静磁界を与
える磁石とを具備してなる螺旋状に走行する電子
ビームを用いる高周波電子管装置において、 上記円筒空胴内における軸方向磁束密度が、該
空胴の途中からビーム下流方向にわたつて減少す
る分布に設定されてなることを特徴とする上記高
周波電子管装置。 ２ 円筒空胴は、ビーム下流方向にわたつて内径
寸法が増加する形状を有する特許請求の範囲第１
項記載の高周波電子管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10592383A JPS6037A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 螺旋状に走行する電子ビ−ムを用いる高周波電子管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10592383A JPS6037A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 螺旋状に走行する電子ビ−ムを用いる高周波電子管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6037A JPS6037A (ja) | 1985-01-05 |
| JPH0232734B2 true JPH0232734B2 (ja) | 1990-07-23 |
Family
ID=14420379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10592383A Granted JPS6037A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 螺旋状に走行する電子ビ−ムを用いる高周波電子管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6037A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0817081B2 (ja) * | 1988-10-31 | 1996-02-21 | 株式会社東芝 | 超高周波発振管装置 |
| US6887525B2 (en) | 2000-06-30 | 2005-05-03 | 3M Innovative Properties Company | Insulation material for use in high-frequency electronic parts |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58186138A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-10-31 | Toshiba Corp | クライストロン装置 |
-
1983
- 1983-06-15 JP JP10592383A patent/JPS6037A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58186138A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-10-31 | Toshiba Corp | クライストロン装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6037A (ja) | 1985-01-05 |
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