JPH0222930Y2 - - Google Patents

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JPH0222930Y2
JPH0222930Y2 JP1982025232U JP2523282U JPH0222930Y2 JP H0222930 Y2 JPH0222930 Y2 JP H0222930Y2 JP 1982025232 U JP1982025232 U JP 1982025232U JP 2523282 U JP2523282 U JP 2523282U JP H0222930 Y2 JPH0222930 Y2 JP H0222930Y2
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electron beam
cathode
magnetic
magnetic field
traveling wave
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JP1982025232U
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JPS58128545U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子ビーム集束装置として、周期永久
磁石(P.P.M.)を使用した進行波管の電子ビー
ム集束装置に関する。
進行波管は電子ビームを射出する電子銃、電子
ビームを捕捉するコレクタ、電子ビームとの相互
作用により回路波を増幅させる遅波回路部、遅波
回路部に回路波を損失なく入射させる入力結合
部、遅波回路部から回路波を損失なく負荷に伝達
するための出力結合部、及び電子ビームを集束す
る為の磁界を与える電子ビーム集束装置等から成
る。
PPMによる電子ビーム集束は、遅波回路部の
構造が比較的簡単であり、その外径が比較的小さ
いという特徴を有するヘリツクス形進行波管で多
く用いられているが、小形・軽量化が可能である
事及び取扱いが容易であるという特徴を有する為
結合空胴形進行波管にも用いられている。
ここではヘリツクス形進行波管を例にとつて述
べる。
一般に用いられているヘリツクス形進行波管は
ヘリツクス(ら線)が熱的に弱い為電子ビーム集
束を行なうPPMの設計にあたつては電子ビーム
の透過特性を充分良好に保つよう考慮されなけれ
ばならない。通常PPMにより与えられる磁界強
度はブリリアン集束磁界強度の約2倍の強さに設
計される。又、電子ビームが遅波回路部を安定
に、しかもビームリツプルが出来るだけ小さい状
態で通過するようカソードと交叉する磁界強度が
決定される。このカソードと交叉する磁界強度を
得る為に、PPMのカソード側の端部の磁界強度
及び磁極の形状に工夫がなされている。カソード
を交叉する磁界強度が良好に得られない場合に
は、電子ビームの透過特性が良好に得られず、最
悪の場合にはヘリツクスを損焼し進行波管の信頼
性を著しく低下するものである。
本考案はカソードを交叉する磁界強度を良好に
得ると同時に、カソードから射出される電子の軌
道と磁力線とを一致させる為にPPMを構成し、
カソードに近接する磁極の内径を調整することに
より電子ビームの安定性を得ることを特徴とした
進行波管を提供するものである。
第1図は一般に用いられている進行波管の電子
ビーム集束装置を示すものである。第1図におい
て、電子ビームはカソード1から射出され、ウエ
ネルト2によつて電子ビームの形状が制御され
る。又アノード3によりカソード1から射出され
る電子の量が制御される。電子ビーム集束装置
(PPM)4は複数個の磁極5と複数個の磁石6と
から構成され、電子ビームの空間電荷力による横
方向の発散運動をおさえている。又電子ビームの
リツプルを小さく抑える為最適な磁界強度をカソ
ードに与える為磁極7の外径を一様磁界中の磁極
5より大きくして調整している。
又前記磁極7の外径が大きく出来ない場合には
磁気シールド8を設けることにより、カソードと
交叉する磁界を適正値に保つている。しかしなが
ら、磁極7の外径を大きくしても、点線で示す磁
力線の反転位置(Aで示す)はあまり変化させる
ことが出来ない為、カソード1から射出される電
子の軌道と、磁力線とを一致させることが困難と
なり、電子ビームの入射軌道が最適に保つことが
出来ないと同時に電子ビームの安定性の点で問題
となり、最悪の場合にはヘリツクス9を損焼し、
ヘリツクス形進行波管の寿命を著しく低下させる
と同時に信頼性をも低下させる。
一般に磁極7の開口部直径は、遅波回路部の真
空外囲器寸法により左右される。従つて周波数が
高くなるにつれて、遅波回路部寸法は小さくなる
故、磁極7の開口部直径も小さくなり、もれ磁界
は小さくなつて適正な磁界分布が得られないとい
う不具合が生じた。
次に本考案を第2図を用いて説明する。第2図
において、PPM4を構成し、カソード1に近接
する磁極7′は外径を一様磁界中の磁極5より大
きくし、さらに磁極7′の内径も磁極5の内径と
は変化させている。この磁極7′の寸法により、
電子ビームのリツプルを最小に保つ条件を満す磁
界強度をカソード1に与えると同時に、点線で示
す磁力線を、カソード1から射出される電子の軌
道と一致させることが出来る。
本考案を採用することにより電子ビームのリツ
プルを最小に保つ条件を満す磁界強度をカソード
に与えると同時に、磁力線を電子ビームの軌道と
一致させることができ、電子ビームの入射軌道を
最適に保つことが出来る為、良好な電子ビームの
透過特性が得られ、進行波管の安定性を高めるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来形のヘリツクス形進行波管の断面
図、第2図は本考案によるヘリツクス形進行波管
の断面図を示すものである。 1……カソード、2……ウエネルト、3……ア
ノード、4……PPM、5……磁極、6……磁石、
7,7′……磁極、8……磁気シールド、9……
ヘリツクス、10……非磁性部品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子ビーム集束装置として周期永久磁石を使用
    した進行波管において、電子を射出するカソード
    にかかる磁界を電子ビーム集束装置を構成しカソ
    ードに近接する磁極の磁気開口部の寸法により調
    整したことを特徴とする進行波管。
JP2523282U 1982-02-24 1982-02-24 進行波管 Granted JPS58128545U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2523282U JPS58128545U (ja) 1982-02-24 1982-02-24 進行波管

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JP2523282U JPS58128545U (ja) 1982-02-24 1982-02-24 進行波管

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Publication Number Publication Date
JPS58128545U JPS58128545U (ja) 1983-08-31
JPH0222930Y2 true JPH0222930Y2 (ja) 1990-06-21

Family

ID=30037210

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2523282U Granted JPS58128545U (ja) 1982-02-24 1982-02-24 進行波管

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JP (1) JPS58128545U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4426816Y1 (ja) * 1966-03-15 1969-11-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4426816Y1 (ja) * 1966-03-15 1969-11-10

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Publication number Publication date
JPS58128545U (ja) 1983-08-31

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