JPH0232683Y2 - - Google Patents

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JPH0232683Y2
JPH0232683Y2 JP1982167150U JP16715082U JPH0232683Y2 JP H0232683 Y2 JPH0232683 Y2 JP H0232683Y2 JP 1982167150 U JP1982167150 U JP 1982167150U JP 16715082 U JP16715082 U JP 16715082U JP H0232683 Y2 JPH0232683 Y2 JP H0232683Y2
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JP
Japan
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water
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electron beam
gun
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JP1982167150U
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JPS5973362U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属等の蒸着に使用されるフラツシ
ユガン(電子銃)に関する。
従来より、蒸着においては金属等の蒸発物質を
蒸発させるためにるつぼを有する蒸発源が使用さ
れていた。しかし、るつぼを使用した蒸発源では
蒸着すべきサブストレート(基板)の位置は基板
の上方に限定される。一方、フラツシユガンは蒸
着方向を任意の方向に設定できる利点があり、最
近るつぼを有する蒸発源の代わりに利用されるよ
うになつている。
第1図にそのようなフラツシユガンの基本的構
成を示す。この図において、本体1の1面には水
冷式のノズル2が設けられ、このノズル2に蒸発
線材が供給されるようになつている。また本体1
には電子ビームBを放出するタングステンフイラ
メント3と、電子ビームBをノズル2に照射させ
るように270゜偏向させるための偏向マグネツト4
とが設けられ、さらに本体1に一体に電子ビーム
集束作用を果たす電極5が形成されている。そし
て、電子ビームBによりノズル2の先端に供給さ
れた蒸発線材が溶融しサブストレートに向かつて
照射される。
ところで、フラツシユガンは通常一括処理式の
蒸着装置(バツチチヤンバー)で使用されること
が一般的である。この一括処理式の蒸着装置では
フラツシユガンはほとんど短時間動作である。そ
のようなフラツシユガンをそのまま本出願人が先
に提案している如き連続蒸着装置〔インラインシ
ステム(In Line System)又はエアートウーエ
アーシステム(Air To Air System)〕で使用す
ると安全性に欠ける。すなわちフラツシユガンの
ノズル部分は冷却されているが、偏向マグネツト
4は直接的に冷却されておらず、このため長時間
運転すると偏向マグネツト4の温度による磁気特
性の変化により偏向角が劣化してくる。従つて、
この修正の為に偏向マグネツト4に印加する電圧
を上げてやらなければならない。このため、運転
時間とフラツシユガンへの供給電圧を比例的に操
作し対応させなければならない不都合を生じる。
また蒸着装置の天井側にフラツシユガン、下側に
るつぼを有する電子銃式蒸発源を配置して同時蒸
着を行なうような場合、両者の電圧調整を同様に
行なつたのでは下側のるつぼを有する電子銃式蒸
発源では過調整ともなり、この点でも問題を生じ
ていた。
本考案は、上記の点に鑑み、偏向マグネツトを
水冷構造とすることにより、長時間運転にもかか
わらず電子ビーム角度を一定に保持して安定性を
確保することが可能なフラツシユガンを提供しよ
うとするものである。
以下、本考案に係るフラツシユガンの実施例を
図面に従つて説明する。
第2図において、本体1には水冷式のノズル2
が設けられ、さらに本体1に装着されたフイラメ
ント保持台6にタングステンフイラメント3が配
置される。また本体1内に設けられる偏向マグネ
ツト4には冷却水を通すための水冷銅パイプ7が
巻かれており、これにより偏向マグネツト4の外
周を冷却するようになつている。なおその他の構
成は第1図の基本構成と同様である。
上記実施例の構成によれば、、偏向マグネツト
4には水冷銅パイプ7を巻き付けることにより偏
向マグネツト4を直接水冷銅パイプ7を通過する
水で冷却することができ偏向マグネツト4の温度
上昇を防止することができる。この結果、長時間
運転によつても電子ビームBの偏向角度を一定に
保持し、充分な安定性を確保することが可能とな
る。
なお、上記実施例では偏向マグネツト4に水冷
銅パイプ7を巻き付ける構造としたが、偏向マグ
ネツト4の外周に水冷筒状体(ウオータージヤケ
ツト)を設けて冷却するようにしても良い。
以上説明したように、本考案によれば、偏向マ
グネツトを水冷構造とすることにより長時間にわ
たり偏向ビーム角度を一定に保持することが可能
で充分な安定性を有するフラツシユガンを得るこ
とができる。従つて、本考案のフラツシユガンは
連続蒸着装置に使用すれば特に効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の基本的なフラツシユガンの構成
を示す正面図、第2図は本考案に係るフラツシユ
ガンの実施例を示す正面図である。 1……本体、2……ノズル、3……タングステ
ンフイラメント、4……偏向マグネツト、5……
電極、6……フイラメント保持台、7……水冷銅
パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に設けたフイラメントで発生させた電子ビ
    ームを、前記本体に設けた偏向マグネツトの磁界
    で偏向させ、前記本体側の電極で電子ビームを集
    束し、前記本体の一面に配置されていて蒸発線材
    の供給を受ける水冷式のノズルに前記電子ビーム
    を当て、該ノズルにて前記蒸発線材を溶融蒸発さ
    せるフラツシユガンにおいて、前記偏向マグネツ
    トの周囲を囲む水冷パイプまたは水冷筒状体を設
    けて構成したことを特徴とするフラツシユガン。
JP16715082U 1982-11-04 1982-11-04 フラツシユガン Granted JPS5973362U (ja)

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JP16715082U JPS5973362U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 フラツシユガン

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JP16715082U JPS5973362U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 フラツシユガン

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Publication Number Publication Date
JPS5973362U JPS5973362U (ja) 1984-05-18
JPH0232683Y2 true JPH0232683Y2 (ja) 1990-09-04

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ID=30365760

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JP16715082U Granted JPS5973362U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 フラツシユガン

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769857U (ja) * 1980-10-13 1982-04-27

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Publication number Publication date
JPS5973362U (ja) 1984-05-18

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