JPH0232501B2 - - Google Patents

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JPH0232501B2
JPH0232501B2 JP59026240A JP2624084A JPH0232501B2 JP H0232501 B2 JPH0232501 B2 JP H0232501B2 JP 59026240 A JP59026240 A JP 59026240A JP 2624084 A JP2624084 A JP 2624084A JP H0232501 B2 JPH0232501 B2 JP H0232501B2
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JP
Japan
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speed
gear
index
ratio
speed ratio
Prior art date
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Application number
JP59026240A
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English (en)
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JPS60172767A (ja
Inventor
Takashi Aoki
Junichi Myake
Masao Nishikawa
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Priority to CA000467190A priority patent/CA1230989A/en
Priority to AU35309/84A priority patent/AU569590B2/en
Priority to US06/669,817 priority patent/US4651593A/en
Priority to GB08428200A priority patent/GB2149464B/en
Priority to DE19843440847 priority patent/DE3440847A1/de
Priority to FR848417020A priority patent/FR2554537B1/fr
Publication of JPS60172767A publication Critical patent/JPS60172767A/ja
Publication of JPH0232501B2 publication Critical patent/JPH0232501B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輌用自動変速機における流体伝動装
置の直結制御装置に関し、特に所定のシフトレバ
ー位置且つ所定車速範囲内で直結機構の係合力を
制御するようにした制御装置に関する。
流体伝動装置としての流体式トルクコンバータ
のトルク増幅機能を殆ど期待することができなく
なつたときに、トルクコンバータの入、出力部材
を機械的に直結して動力の伝動効率向上を図るよ
うにした、いわゆる直結クラツチ機構が従来から
よく知られており、これは動力性能向上、燃費低
減および静粛性確保の観点から好ましい効果を得
ることができるので、可能な限り低速から作動さ
せるようにすることが望ましい。ところが、エン
ジンの回転速度も低くなる低速運転域でトルクコ
ンバータを直結すれば、エンジンのトルク変動が
大きいために、車体の振動および騒音を生じ易い
という欠点がある。
上記振動及び騒音の発生を抑制する手段とし
て、振動を伴い易い運転領域では直結機構の係合
力(伝達容量)を小さくして幾分滑らせることが
提案されている。かかる手段によれば、係合力の
小さな直結機構の下では振動のピーク値が滑りに
よつて減衰され車体を励起するレベルに達しない
ために非常に有効且つ適切である。
一方、本出願人は先に直結機構の係合力を巡航
時の略面抵抗には耐えることができるが、エンジ
ンの最大出力には負けるように設定し、その大き
さを車速の関数として定義される制御システム
(特願昭57−64954)を提案している。
この考え方によれば、定速走行時にのみ上述の
滑り制御を行えばよく、専ら加速に用いられる第
1速(ローギア)及び第2速(セカンドギア)時
には初めから滑りが生じているために上記制御が
不要である。また、第1速や第2速のときにはも
ともとギア比の分だけエンジン回転数が高いの
で、車体振動も発生し難いということもある。
従つて、かかる直結制御システムが滑り率の制
御を必要とするのは、せいぜい第4速(トツプギ
ア)か或は安全を見込んで第3速(サードギア)
のとき位のものであり、第1速や第2速の時には
何も制御しない方が却て燃費の向上が図れること
になる。また、発進時等の加速を必要とするとき
には、流体継手を滑らせた方が有利である。
しかしながら、自動変速機の場合には、現在第
4速(トツプ)走行しているか否かを判別するに
は変速を電子制御により行つているもの以外は極
めて困難であり、例えば第4速クラツチ圧で作動
する圧力スイツチのような附属装置が必要とな
り、制御システムを複雑にする等の問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、運
転状態に応じて流体伝動装置の直結機構の係合力
を最適の値に制御し、以てエンジン回転に起因す
る車体の振動の発生を抑制すると共に燃費の向上
を図ることができ、しかも簡単な構成の直結機構
容量制御装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明においては、
トルクコンバータ等の流体継手と、該流体継手の
入、出力部材間を機械的に架橋し得る直結機構
と、該直結機構の伝達容量を可変に制御し得る可
変容量制御手段とを備える車輌用変速機の直結機
構容量制御装置において、車速を代表する第一の
指標を検知する手段と、エンジン回転速度を代表
する第二の指標を検知する手段と、変速段を示す
第三の指標を検知する手段と、前記3つの指標か
ら前記流体継手の入、出力部材の回転速度比を算
出し、該回転速度比が所定の基準量の範囲内にあ
るときには前記伝達容量を更に微調整する切換手
段とを備えた車輌用変速機の直結機構容量制御装
置を提供するものである。
以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
第1図は本発明を適用する車輌用自動変速機の
概要を示し、エンジンEの出力は、そのクランク
軸1から流体伝動装置としてのトルクコンバータ
T、補助変速機M、差動装置Dfを順次経て、左
右の駆動車輪W,W′に伝達され、これらを駆動
する。
トルクコンバータTは、クランク軸1に連結し
たポンプ翼車2と、補機変速機Mの入力軸5に連
結したタービン翼車3と、入力軸5上に相対回転
自在に支承されたステータ軸4aに一方向クラツ
チ7を介して連結したステータ翼車4とにより構
成される。クランク軸1からポンプ翼車2に伝達
されるトルクは流体力学的にタービン翼車3に伝
達され、この間にトルクの増幅作用が行われる
と、公知のように、ステータ翼車4がその反力を
負担する。
ポンプ翼車2の右端には、第3図の油圧ポンプ
Pを駆動するポンプ駆動歯車8が設けられ、また
ステータ軸4aの右端には第3図のレギユレータ
弁Vrを制御するステータアーム4bが固設され
ている。
ポンプ翼車2とタービン翼車3との間には、こ
れらを機械的に結合し得る直結機構としてローラ
形式の直結クラツチCdが設けられる。これを第
2図及び第3図により詳細に説明すると、ポンプ
翼車2の内周壁2aは、内周に駆動円錐面9をも
つた環状の駆動部材10がスプライン嵌合され
る。また、タービン翼車3の内周壁3aには、外
周に前記駆動円錐面9と平行に対面する被動円錐
面11をもつた被動部材12が軸方向摺動自在に
スプライン嵌合される。この被動部材12の一端
にはピストン13が一体に形成されており、この
ピストン13はタービン翼車3の内周壁3aに設
けた油圧シリンダ14に摺合され、該シリンダ1
4の内圧とトルクコンバータTの内圧を左右両端
面に同時に受けるようになつている。
駆動及び被動円錐面9,11間には円柱状のク
ラツチローラ15が介装され、このクラツチロー
ラ15は、第2図に示すように、その中心軸線o
が両円錐面9,11間の中央を通る仮想円錐面Ic
(第3図)の母線gに対し一定角度θ傾斜するよ
うに、環状のリテーナ16により保持される。
したがつて、トルクコンバータTのトルク増幅
機能が不必要となつた段階で、トルクコンバータ
Tの内圧より高い油圧を油圧シリンダ14内に導
入すると、ピストン13即ち被動部材12が駆動
部材10に向つて押動される。これによりクラツ
チローラ15は両円錐面9,11に圧接される。
このときエンジンEの出力トルクにより駆動部材
10が被動部材12に対して第2図でX方向に回
転されると、これに伴いクラツチローラ15が自
転するが、このクラツチローラ15は、その中心
軸線oが前述のように傾斜しているので、その自
転により両部材10,12にこれらを互いに接近
させるような相対的軸方向変位を与える。その結
果、クラツチローラ15は両円錐面9,11間に
喰込み、両部材10,12間、即ちポンプ翼車2
及びタービン翼車3間に機械的に結合する。直結
クラツチCdのこのような作動時でも、その結合
力を超えてエンジンEの出力トルクが両翼車2,
3間に加わつた場合には、クラツチローラ15は
各円錐面9,11に対して滑りを生じ、上記トル
クは二分割されて、一部のトルクは直結クラツチ
Cdを介して機械的に、残りのトルクは両翼車2,
3を介して流体力学的に伝達することになり、前
者のトルクと後者のトルクとの比がクラツチロー
ラ15の滑り度合により変化する可変動力分割系
が形成される。
直結クラツチCdの作動状態において、トルク
コンバータTに逆負荷が加われば、被動部材12
の回転速度が駆動部材10の回転速度よりも大き
くなるので、相対的には駆動部材10が被動部材
12に対してY方向に回転し、これに伴いクラツ
チローラ15は先刻とは反対方向に自転して、両
部材10,12にこれらを互いに離間させるよう
な相対的な軸方向変位を与える。その結果、クラ
ツチローラ15は両円錐面9,11間への喰込み
から解除され、空転状態となる。したがつて、タ
ービン翼車3からポンプ翼車2への逆負荷の伝達
は流体力学的にのみ行われる。
油圧シリンダ14の油圧を解除すれば、ピスト
ン13はトルクコンバータTの内圧を受けて当初
の位置に後退するので、直結クラツチCdは不作
動状態となる。
再び第1図において、変速機Mの相互に平行な
入、出力軸5,6間には、第1速歯車列G1、第
2速歯車列G2、第3速歯車列G3、第4速歯車列
G4、および後進歯車列Grが並列に設けられる。
第1速歯車列G1は、第1速クラツチC1を介して
入力軸5に連結される駆動歯車17と、該歯車1
7に噛合し出力軸6に一方向クラツチCoを介し
て連結可能な被動歯車18とから成る。第2速歯
車列G2は、入力軸5に第2速クラツチC2を介し
て連結可能な駆動歯車19と、出力軸6に固設さ
れ上記歯車19と噛合する被動歯車20とから成
る。第3速歯車列G3は、入力軸5に固設した駆
動歯車21と、出力軸6に第3速クラツチC3
介して連結され上記歯車21と噛合可能な被動歯
車22とから成る。また第4速歯車列G4は、第
4速クラツチC4を介して入力軸5に連結された
駆動歯車23と、切換クラツチCsを介して出力
軸6に連結され上記歯車23に噛合する被動歯車
24とから成る。さらに後進歯車列Grは、第4
速歯車列G4の駆動歯車23と一体的に設けられ
た駆動歯車25と、出力軸6に前記切換クラツチ
Csを介して連結される被動歯車27と両歯車2
5,27に噛合するアイドル歯車26とから成
る。前記切換クラツチCsは、被動歯車24,2
7の中間に設けられ、該クラツチCsのセレクタ
スリーブSを図で左方の前進位置または右方の後
進位置にシフトすることにより、被動歯車24,
27を出力軸6に選択的に連結することができ
る。一方向クラツチCoは、エンジンEからの駆
動トルクのみを伝達し、反対方向のトルクは伝達
しない。
而して、セレクタスリーブSが図示のように前
進位置に保持されているとき、第1速クラツチ
C1のみを接続すれば、駆動歯車17が入力軸5
に連結されて第1速歯車列G1が確立し、この歯
車列G1を介して入力軸5から出力軸6にトルク
が伝達される。次に第1速クラツチC1を接続し
たままで、第2速クラツチC2を接続すれば、駆
動歯車19が入力軸5に連結されて第2速歯車列
G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸5か
ら出力軸6にトルクが伝達される。この際、第1
速クラツチC1も係合されているが、一方向クラ
ツチCoの働きによつて第1速とはならず第2速
になり、これは第3速、第4速のときも同様であ
る。第2速クラツチC2を解除して第3速クラツ
チC3を接続すれば、被動歯車22が出力軸6に
連結されて第3速歯車列G3が確立され、また第
3速クラツチC3を解除して第4速クラツチC4
接続すれば、駆動歯車23が入力軸5に連結され
て第4速歯車列G4が確立する。さらに切換クラ
ツチCsのセレクタスリーブSを右動して、第4
速クラツチC4のみを接続すれば、駆動歯車25
が入力軸5に連結され、被動歯車27が出力軸6
に連結されて後進歯車列Grが確立し、この歯車
列Grを介して入力軸5から出力軸6に後進トル
クが伝達される。
出力軸6に伝達されたトルクは、該軸6の端部
に設けた出力歯車28から差動装置Dfの大径歯
車DGに伝達される。
歯車DGに固着された歯車Dsに噛合する歯車1
00にはスピードメータケーブル101の一端が
固着され、該スピードメータケーブル101の他
端にはスピードメータ102が固着され、更に、
スピードメータケーブル101には車速センサ1
03のマグネツト104が介挿接続される。スピ
ードメータ102は歯車Ds、101及びケーブ
ル101を介して駆動され、車速を指示する。ま
た、回転センサ103は前記マグネツト104と
当該マグネツト104により駆動される例えばリ
ードスイツチ105とから成り、前記スピードメ
ータケーブル101と共に回転するマグネツト1
04によりリードスイツチ105が開閉され、こ
の開閉に伴なうオン、オフ信号が後述する電子制
御回路121に供給される。
第3図において油圧ポンプPは、油タンクRか
ら油を吸い上げて作動油路29,94に圧送す
る。この圧油はレギユレータ弁Vrにより所定圧
力に調圧された後、手動切換弁としてマニユアル
弁Vm及びタイミング弁50に送られる。この油
圧をライン圧Plという。
レギユレータ弁Vrにより調圧された圧油の一
部は絞り33を有する入口油路34を経てトルク
コンバータT内に導かれて、キヤビテーシヨンを
防止するようにその内部を加圧する。トルクコン
バータTの出口油路35には保圧弁36が設けら
れ、この保圧弁36を通過した油はオイルクーラ
37を経て油タンクRに戻る。
作動油路29はスロツトル弁Vtおよびガバナ
弁Vgに接続される。スロツトル弁Vtはスロツト
ルペダル(図示せず)の踏込み量に応じて制御さ
れ、エンジンEのスロツトル開度に応じた指標、
すなわちエンジンEの出力を代表する指標として
スロツトル圧Ptをパイロツト油路48に出力す
る。またガバナ弁Vgは、補助変速機Mの出力軸
6または差動装置Dfの大径歯車DG等で駆動され、
車速に比例した油圧、すなわちガバナ圧Pgをパ
イロツト油路49に出力する。
マニユアル弁Vmは作動油路29から分岐した
油路39と油路40との間に介装され、中立位
置、2NDホールド位置、ドライブ位置D3,D4
よび後進位置などのシフト位置を備え、2NDホ
ールド位置及びドライブ位置D3,D4にあるとき
に油路39,40を連通させる。2NDホールド
位置は変速を全く行なわず、2NDギア比で走行
し、D3位置は変速を行うがLOW→←2ND→←3RDの
ギア比まででTOPにはならない位置であり、D4
位置はLOWからTOPまで全てのギア比間で自動
変速を行なう位置であり、これらの各位置はシフ
トレバーにより選択される。
油路40から分岐した油路41は第1速クラツ
チC1の油圧作動部に接続されており、したがつ
てマニユアル弁Vmがドライブ位置にあるときに
第1速クラツチC1は常に係合している。油路4
0の油圧は、第1速クラツチC1に供給されると
共に、1−2シフト弁V1、2−3シフト弁V2
3−4シフト弁V3の切換動作に応じて第2速ク
ラツチC2、第3速クラツチC3および第4速クラ
ツチC4の各油圧作動部に切換えて供給される。
これらのシフト弁V1〜V3は、その両端にスロ
ツトル圧Ptおよびガバナ圧Pgが作用されており、
車速の増大すなわちガバナ圧Pgの増大に応じて、
左側の第1切換位置から右側の第2切換位置へと
切換動作する。シフト弁V1,V2の各一方のパイ
ロツトポートはパイロツト油路49に直接接続さ
れ、シフト弁V3の一方のパイロツトポートはマ
ニアル弁Vmを経てパイロツト油路49に接続さ
れる。そして、シフト弁V3の前記パイロツトポ
ートはD4位置のときには図示のようにパイロツ
ト油路49に接続され、D3位置のときにはタンク
に接続される。尚、第3図はマニアル弁VmがD4
位置にあるときの回路図を示す。1−2シフト弁
V1は、油路40と、絞り43を有する油路42
との間に介装されており、車速が低い状態では両
油路40,42間を遮断する第1切換位置にあ
る。したがつてこの状態では第1速クラツチC1
のみが係合し、第1速の速度比が確立する。
マニアル弁Vmが第3図に示すD4位置に選択さ
れている状態において、車速が上昇すると、1−
2シフト弁V1は右側の第2切換位置に切換わり、
油路40,42が連通される。このとき、2−3
シフト弁V2は図示の第1切換位置にあり、油路
42は第2速クラツチC2の油圧作動部に通じる
油路44に連通される。そのため、第1速クラツ
チC1および第2速クラツチC2が係合するが、一
方向クラツチCo(第1図参照)の働きにより、第
2速の歯車列G2のみが確立し、第2速の速度比
となる。
2−3シフト弁V2において、車速がさらに上
昇すると、右側の第2切換位置に切換わり、油路
42が油路45に連通される。この際、3−4シ
フト弁V3は図示のように左側の第1切換位置に
あり、油路45は、第3速クラツチC3の油圧作
動部に通じる油路46に連通される。したがつて
第3速クラツチC3が係合し、第3速の速度比が
確立する。
車速がさらに上昇すると、3−4シフト弁V3
は右側の第2切換位置に切換わり、油路45は、
第4速クラツチC4の油圧作動部に通じる油路4
7に連通される。したがつて第4速クラツチC4
が係合して第4速の速度比が確立する。
マニアル弁VmがD3位置に選択されているとき
には3−4シフト弁V3は図示のように第1切換
位置に保持されたままであり、従つて、第3速の
速度比まで確立される。
さて、直結クラツチCdの作動圧を制御する作
動圧制御手段Dcの構成を第3図により続けて説
明すると、この作動圧制御手段Dcは、タイミン
グ弁50と、モジユレート弁60と、アイドルリ
リース弁70と、作動圧を強弱2段階に切換える
ための切換手段80とを有し、切換手段80の作
動は制御手段120によつて制御される。
タイミング弁50は、変速時に直結クラツチ
Cdの直結すなわちトルクコンバータTのロツク
アツプを解除するための弁であり、右方の第1切
換位置と左方の第2切換位置との間を移動するス
プール弁体51と、この弁体51の左端面が臨む
第1パイロツト油圧室52と、弁体51の右端面
が臨む第2パイロツト油圧室53aと、弁体51
の右側に臨んだ段部51aが臨む第3パイロツト
油圧室53bと、弁体51を右側に押圧するばね
54とを有する。第1パイロツト油圧室52は油
タンクRに連通され、第2パイロツト油圧室53
aには第4速クラツチC4への作動油路47から
分岐したパイロツト油路90が連通され、第3パ
イロツト油圧室53bには第2速クラツチC2
の作動油路44から分岐したパイロツト油路91
が連通される。弁体51の第2パイロツト油圧室
53aに臨む受圧面積と、第3パイロツト油圧室
53bに臨む受圧面積とはほぼ等しくされる。弁
体51の外周にはランド56を挟んで2つの環状
溝57,58が設けられており、弁体51が図示
のように第1切換位置にあるときには、レギユレ
ータ弁Vrにより調圧された圧油を導く油路92
がモジユレート弁60への出力油路61に連通し
ている。この状態は弁体51が左右の第2切換位
置にあるときにも変わらない。ただし、第1切換
位置および第2切換位置間を弁体51が移動する
途中の位置では、出力油路61が油路92と一時
遮断され、油路92は絞り93を有する油路94
に連通される。また直結クラツチCdの油圧シリ
ンダ14に通じる油路71から分岐した油路95
が、弁体51に穿設された油路59を介して第1
パイロツト油圧室52すなわち油タンクRに連通
される。
モジユレート弁60は、前記出力油路61と、
油路63との間に設けられており、左方の閉じ位
置と右方の開き位置との間を移動するスプール弁
体64と、この弁体64の左端面が臨む第1パイ
ロツト油圧室65と、弁体64の右端部に設けら
れた右肩部64aが臨む第2パイロツト油圧室6
6と、第1パイロツト油圧室65に突入して弁体
64に当接するプランジヤ68と、プランジヤ6
8の左端面が臨む第3パイロツト油圧室69と、
第1パイロツト油圧室65に収容されるばね67
とを有する。第1パイロツト油圧室65には、ガ
バナ弁Vgからのガバナ圧Pgを導くパイロツト油
路49から分岐したパイロツト油路49′が連通
され、したがつて第1パイロツト油圧室65には
ガバナ圧Pgが導入される。また第3パイロツト
油圧室69には、スロツトル弁Vtからのスロツ
トル圧Ptを導くパイロツト油路48が連通され、
したがつて第3パイロツト油圧室69にはスロツ
トル圧Ptが作用する。さらに第2パイロツト油
圧室66は、油路63に、絞り96を備える油路
97を介して連通される。
このモジユレート弁60においては、スプール
弁体64が、スロツトル圧Ptおよびガバナ圧Pg
によつて開弁方向に付勢され、モジユレート弁6
0自身の出力圧で閉弁方向に付勢される。したが
つて、モジユレート弁60は油路63に出力され
る油圧、すなわち直結クラツチCdの作動圧を車
速およびスロツトル開度に比例して強める働きを
する。
アイドルリリース弁70は、前記油路63と、
直結クラツチCdの油圧シリンダ14に連通する
油路71との間に設けられ、右方の閉じ位置と左
方の開き位置との間を移動するスプール弁体72
と、弁体72の左端面が臨む第1パイロツト油圧
室73と、弁体72の右端面が臨む第2パイロツ
ト油圧室74と、弁体72を閉じ側に付勢するば
ね75とを含む。第1パイロツト油圧室73は油
タンクRに連通し、第2パイロツト油圧室74に
は、パイロツト油路48が連通される。
このアイドルリリース弁70においては、第2
パイロツト油圧室74の圧力がばね75のばね力
よりも小さいとき図示のように閉じ、直結クラツ
チCdにおける油圧シリンダ14の油圧は油路7
1および解放ポート76を介して油タンクRに解
放される。また第2パイロツト油圧室74に導入
されるスロツトル圧Ptがばね75のばね力に打
ち勝つと弁体72が左動して油路63,71が連
通され、直結クラツチCdが作動する。このよう
にして、アイドルリリース弁70は、スロツトル
開度がアイドル位置にあるときに、直結クラツチ
Cdの係合状態を解除、すなわちトルクコンバー
タTのロツクアツプを解除する働きをする。
切換手段80は、ソレノイド弁81を備えるド
レン油路82と、一対の絞り83,84とから成
り、ドレン油路82はモジユレート弁60の第1
パイロツト油圧室65に接続され、一方の絞り8
3はガバナ圧Pgを第1パイロツト油圧室65に
導くためのパイロツト油路49′に設けられ、他
方の絞り84はドレン油路82におけるソレノイ
ド弁81の上流側に設けられる。ソレノイド弁8
1は、その弁体87がばね85で閉じ側に付勢さ
れており、ソレノイド86が励磁されたときばね
85のばね力に抗して弁体87が開弁作動され
る。
このような切換手段80において、ソレノイド
弁81が閉じている状態では、モジユレート弁6
0の第1パイロツト油圧室65にはガバナ圧Pg
そのものが作用するので、モジユレート弁60の
出力すなわちアイドルリリース弁70および油路
71を介して油圧シリンダ14に作用する作動圧
は、第4図の実線で示すように、車速に比例し
て増大する。なお、第4図では説明の簡略化のた
めスロツトル圧Ptの影響は省いてあり、前記実
線で示す作動圧曲線はスロツトル開度がアイド
ル時であつてしかもばね67を省いたときのもの
である。
これに反してソレノイド弁81が開いている
と、モジユレート弁60の第1パイロツト油圧室
65には両2つの絞り83,84で変調された油
圧が作用することになる。たとえば両2つの絞り
83,84の開度が同一である場合には、この変
調油圧はガバナ圧Pgの半分の値となり、したが
つてそのときのモジユレート弁60の出力圧すな
わち作動圧は、ばね67を省いた場合、第4図の
実線で示した作動圧1/2のものとなろう。ここ
で一方の絞り83の開孔面積A1とし、他方の絞
り84の開孔面積をA2とすると、第1パイロツ
ト油圧室65に作用する変調油圧Pcは次式で表
わされる。
Pc=1/1+(A2/A12・Pg=1/α・Pg すなわち、変調油圧PcはガバナPgの1/αと
なり、第4図の破線で示される特性を示す。つ
まり、ソレノイド弁81を開閉作動させることに
より、直結クラツチCdの作動圧を第4図の実線
および破線間で任意に制御することができ
る。なお、第4図には前述のようにスロツトル開
度の影響が省略されているが、実際には第4図の
圧力及び車速を表わす各軸と直交するスロツトル
座標があり、スロツトル開度に比例してモジユレ
ート弁60の出力すなわち作動圧が強められる。
第4図において鎖線で示す直線はトルクコンバ
ータTの内圧Ptを示すものであり、実線〜
あるいは破線で示す作動圧と前記内圧PTとの
差圧が直結クラツチCdの係合強さを規定する。
ソレノイド弁81の開閉動作、すなわち切換手
段80の切換動作を制御するための制御装置12
0は、第5図に示すようにマイクロコンピユータ
などの電子制御回路121と、車速検出器103
と、エンジン回転数検出器106と、シフト位置
検出器109と、補機作動検出器例えば空調装置
作動検出器110等から構成され、後述するよう
に各検出器103,106,109,110の検
出信号に応じて電子制御回路121からソレノイ
ド弁81(第3図)のソレノイド86を付勢ある
いは消勢する制御信号が出力される。
車速検出器103(第1図)はスピードメータ
ケーブル101の途中に固着され当該ケーブル1
01と一体に回転する複数例えば4極の磁極を有
する円盤状のマグネツト104と、このマグネツ
ト104と離隔対向して配設され各磁極と対向す
る毎に閉成されるリードスイツチ105から成
り、スピードメータケーブル101の1回転毎に
4回閉成される。エンジン回転数検出器106
(第5図)はイグナイタ107とイグニツシヨン
コイル108との接続点106aからエンジン回
転数に伴い変化する信号を得るように構成されて
いる。
変速段検出器109は図示しないマニアルシフ
トレバー部に設けられ、例えば2つのリミツトス
イツチ109aと109bとを有し、リミツトス
イツチ109aはD3位置が選択されたときに閉
成され、リミツトスイツチ109bはD4位置が
選択されたときに閉成する。
尚、本実施例では変速段検出器としてリミツト
スイツチを使用した場合について記述したが、こ
れに限るものではなく、他の例えばリードスイツ
チ等を使用してもよいことは勿論である。
補機を代表する負荷例えば空気調和装置(以下
空調装置という)作動検出器110(第5図)は
空調装置作動スイツチ111と、当該スイツチ1
11の投入により付勢されて圧縮機をエンジンの
クランク軸に接続する電磁クラツチのソレノイド
112との接続点110aからスイツチ111の
投入信号即ち、空調装置の作動信号を得るように
構成される。
電子制御回路121は(第5図)電源回路12
2、リセツト回路125、入力回路126〜13
0、微分回路131,132、発振回路133、
中央演算処理回路(以下CPUという)160及
び出力回路161とを備える。
電源回路122のダイオードD1のアノード側
はイグニツシヨンスイツチ115に、カソード側
は線170に夫々接続され、線170とアース線
171との間にはコンデンサC1〜C2が並列接続
され、線171と線170aとの間にはコンデン
サC3,C4が並列接続されている。電源安定用の
回路素子123は線170と170aとの間に接
続され、更に線171にも接続されている。
リセツト回路125のツエナーダイオードDz1
のカソード側は線170に、アノード側は抵抗
R1を介してトランジスタTr1のベースに接続さ
れ、抵抗R1とダイオードDz1との接続点は抵抗R2
を介して接地され、トランジスタTr1のベースは
コンデンサC5を介して接地される。トランジス
タTr1のコレクタは抵抗R3,R4を介して夫々線1
70a、トランジスタTr2のベースに接続され、
エミツタは接地される。トランジスタTr2のコレ
クタは線170aと171との間に接続された抵
抗R5とコンデンサC6との直列回路の当該抵抗R5
とコンデンサC6との接続点125aに接続され、
該接続点125aはCPU160のリセツト入力
端子RESに接続される。抵抗R5にはダイオード
D2が並列に接続される。
入力回路126の抵抗R7の一端は変速段検出
器109のリミツトスイツチ109bを介して接
地されると共に、抵抗R8を介して電源に接続さ
れ、他端はインバータ140の入力端子に接続さ
れると共にコンデンサC7を介して接地され、該
インバータ140の出力端子はCPU160の入
力端子P10に接続される。この入力回路126
の出力端子はリミツトスイツチ109bが開成さ
れている時即ち、D4位置が選択されていないと
きにはローレベル、D4位置が選択されて閉成さ
れている時にはハイレベルとなる。入力回路12
7も入力回路126と同様に構成され、抵抗R9
の一端が変速段検出器109のリミツトスイツチ
109aに接続され、インバータ141の出力端
子はCPU160の入力端子P11に接続される。こ
の入力回路127の出力信号はD3位置が選択さ
れていないときにはローレベル、選択されている
ときにはハイレベルとなる。
入力回路128の抵抗R11の一端は空調装置作
動検出器111の接続点111aに、他端は抵抗
R12を介してインバータ142の入力端子に接続
され、抵抗R11と抵抗R12の接続点は抵抗R13を介
して接地され、インバータ141の入力端子はコ
ンデンサC9を介して接地され、出力端子はCPU
160の入力端子P12に接続される。この入力
回路128の出力信号は空調装置のスイツチ11
1が開成されているときにはハイレベル、閉成さ
れているときにはローレベルとなる。
入力回路129は前記入力回路126と同様に
構成され、抵抗R14の一端は車速検出器103の
リードスイツチ105の一端に接続され、インバ
ータ143の出力端子はCPU160の入力端子
TOに接続される。このインンバータ143の出
力信号はリードスイツチ105が開成されている
ときにはローレベル、閉成されるとハイレベルと
なる。
入力回路130の抵抗R16の一端はエンジン回
転数検出器106の接続点106aに、他端に抵
抗R17を介してトランジスタTr3のベースに接続
され、これらの抵抗R16とR17との接続点とアー
スとの間には抵抗R18、コンデンサC11、ツエナー
ダイオードDz2が並列に接続される。トランジス
タTr3のコレクタは抵抗R19を介して電源に、及
びCPU160の入力端子T1に接続されると共
に、コンデンサC12を介して接地される。この入
力回路130の出力信号はイグナイタ107が開
成されたときにローレベル、閉成されたときにハ
イレベルとなる。
微分回路131のノア回路145の一方の入力
端子は入力回路129の出力端子に、他方の入力
端子は抵抗R20、インバータ144を介して入力
回路129の出力端子に接続されると共にコンデ
ンサC13を介して接地され、出力端子はノア回路
149の一方の入力端子に接続される。微分回路
132のノア回路148の一方の入力端子はイン
バータ146を介して入力回路130のトランジ
スタTr3のコレクタに、他方の入力端子は抵抗
R21及びインバータ147を介してインバータ1
46の出力端子に接続されると共にコンデンサ
C14を介して接地され、出力端子はノア回路14
9の他方の入力端子に接続される。このノア回路
149の出力端子はCPU160の割込入力端子
INTに接続される。
これらの微分回路131,132は夫々入力回
路129,130から出力される車速信号、エン
ジン回転数信号の立上りで所定幅のパルス信号を
出力する。ノア回路149の出力は微分回路13
1及び132の出力のどちらか一方がハイレベル
のときにローレベルとなりCPU160に割込み
をかける。
発振回路133の水晶発振子150の両接続端
子は夫々コンデンサC15,C16の各一方の接続端子
に接続されると共にCPU160の各入力端子X1
X2に接続され、コンデンサC15,C16の各他方の
接続端子は接地される。この発振回路133は所
定周期のクロツクパルス信号をCPU160に加
える。
出力回路161は第1図に示すソレノイド弁8
1を駆動するためのもので、抵抗R22の一端は
CPU160の出力端子DBOに、他端はトランジ
スタTr4のベースに接続され、該トランジスタ
Tr4のコレクタはソレノイド弁86のソレノイド
86の一方端に接続されると共にツエナーダイオ
ードDz3を介して接地され、エミツタは接地され
る。ソレノイド86の他方端はイグニツシヨンス
イツチ115の電源回路122側接続端子に接続
される。この出力回路161はイグニツシヨンス
イツチ115が閉成され、且つトランジスタTr4
が導通したときにソレノイド86を付勢する。
第6図はCPU160の制御を示すフローチヤ
ートで、以下このフローチヤートに沿つて作動を
説明する。
先ず、イグニツシヨンスイツチ115が投入さ
れるとエンジンが始動されると共に電子制御回路
121のリセツト回路125の出力がローレベル
となりCPU160がリセツトされてイニシヤラ
イズされ(ステツプ1)、続いてTOタイマがス
タートする(ステツプ2)。このTOタイマは制
御全体の処理時間を規制するタイマで、CPU1
60への各信号の入出力はこのタイマに同期して
行なわれる。このTOタイマのスタートに同期し
て各入力回路126〜130から出力される信号
がCPU160に読み込まれる。
CPU160はノア回路149の出力がローレ
ベルになつたことをINT端子より読み込み、こ
のとき入力回路129,130の出力をTO、TI
端子から読み取り車速信号、Ne信号の判定を行
ない、各々入力される車速パルス信号、エンジン
回転数パルス信号の時間間隔を夫々計測して車速
U、エンジン回転数Neを算出し(ステツプ4)、
これらの車速U及びエンジン回転数Neに基いて
後述するトルクコンバータT(第1図、第2図)
の入力軸1と出力軸5との間の速度比eを演算す
るための値εを算出する。この値εは以下のよう
にして算出する。
エンジン回転数をNe、変速機Mの入力軸(メ
インシヤフト)5の回転数をN2、スピードメー
タケーブル101の回転数をN3とすると、トル
クコンバータTの速度比eは次式で表わされる。
e=N2/Ne ……(1) 一方、入力軸5とスピードメータケーブル10
1とは歯車列を介して連結されているためにこれ
ら両者間に滑りは存在せず、これら両者間の減速
比をAとすると、入力軸5の回転数N2は、 N2=A・N3 ……(2) となる。この(2)式により(1)式を整理すると、速度
比eは次式で表わされる。
e=AN3/Ne ……(3) ここで、変速機Mの変速段が4速である場合に
は、上記減速比Aの値は第1速〜第4速の各減速
比に対応するA1〜A4の値をとり得る。
上記(3)式の両辺を値Aで除算すると、 e/A=N3/Ne=ε ……(4) となる。
この値ε(=N3/Ne)は前述したようにエン
ジン回転数Ne及びスピードメータケーブル10
1の回転数N3に基づいて算出される。
ステツプ5で値εを算出した後、ステツプ6に
進みマニアルシフトレバーがD4シフト位置にあ
るか否かを判別し、その答が肯定(Yes)のとき
にはステツプ10に進み、否定(No)の場合には
ステツプ7に進み、マニアルシフトレバーD3シ
フト位置に切換られているか否かを判別する。ス
テツプ7の答が肯定(Yes)の場合即ち、D3位
置のときにはステツプ9に、否定(No)の場合
にはステツプ8に進む。
ところで、本発明においては、トルクコンバー
タTの係合力をシフトレバー位置がD3又はD4
位置で、且つ車速Uが所定の速度範囲内(U1
U<U2)にあるときに行なうものであり、下限
速度U1を例えば6Km/hに設定する。また、上
限速度U2はシフト位置により異なり、例えばD4
シフト位置のときにはU2=58Km/h、D3シフト
位置のときにはU2=50Km/h、2NDホールド位
置のときにはU2=45Km/hに設定する。そして、
車速UがU1以下即ち、6Km/h以下のときには
トルクコンバータTの係合力(ロツクアツプ)を
弱め、上限車速U2を超えたときには係合力を強
め、車速U1,U2の範囲内では車速及びシフト位
置により係合力を微調整する。
斯くして、上限車速U2は、D4シフト位置のと
きにはステツプ10においてU2=58Km/hに、D3
シフト位置のときにはステツプ9においてU2
50Km/hに、2NDホールド位置のときにはステ
ツプ8においてU2=45Km/hに設定される。上
限車速U2を上記いずれかの車速に設定した後ス
テツプ11に進み後述するTCタイマのフラグTCF
が1であるか否かを判別する。このステツプ11の
答が肯定(Yes)の場合にはステツプ34に、否定
(No)の場合にはステツプ12に進む。
このステツプ12において今回の速度比eと前回
の周期の速度比e′との差の絶体値|Δe|が第4
速の減速比A4を基にして予め算出して設定した
基準値例えば3%よりも大きい(|Δe|>3%)
か否かを判別する。尚、このステツプ12における
実際の演算はステツプ5において算出した値εを
使用して行なうのであるが、制御の概念が速度比
eであることにより、前述のように速度比eを用
いて表現している。従つて、以下のステツプにお
いても同様に速度比eを用いて説明する。
このステツプ12の答が肯定(Yes)の場合即
ち、値|Δe|が3%を超えたときにはステツプ
29に進みTCタイマをスタートさせると共に当該
TCタイマが作動していることを表わすフラグ
TCFを1にしてステツプ33に進む。尚、前記値
Δeの基準値は各シフト段毎に備えることも可能
であり、また、スロツトル開度等のエンジンの運
転状態を変化させるものと関連させて変化させる
ことも可能である。
このステツプ33において、CPU160は前記
TCタイマが作動している所定時間の間トルクコ
ンバータTの係合力を弱に設定する。この係合力
の弱の制御は、CPU160の出力端子DBOの出
力をハイレベルとし、出力回路161のトランジ
スタTr4を導通させ、ソレノイド弁81のソレノ
イド86を付勢して当該ソレノイド弁81を開弁
させて行う。このときの係合力は第4図の破線
で示すようになる。
ステツプ12の答が否定(No)の場合にはステ
ツプ13に進み車速Uが前記ステツプ8〜10のいず
れかのステツプにおいて設定された上限車速U2
以上であるか(U>U2)否かを判別し、その答
が肯定(Yes)の場合にはステツプ30に進む。こ
のステツプ30においてCPU160はトルクコン
バータTの係合力を強に設定する。この係合力の
強の制御は、CPU160の出力端子DBOの出力
をローレベルとし、出力回路161のトランジス
タTr4を不導通にし、ソレノイド86を消勢させ
てソレノイド弁81を閉弁させて行う。このとき
の係合力は第4図の実線で示すようになる。
ステツプ13の答が否定(No)の場合には空調
装置が作動しているか否かを判別し(ステツプ
14)、その答が肯定(Yes)の場合にはステツプ
33に進んでトルクコンバータTの係合力を弱に設
定し、否定(No)の場合には車速Uが前記下限
車速U1(=6Km/h)よりも低いか(U<U1)否
かを判別する(ステツプ15)。このステツプ15の
答が肯定(Yes)即ち、車速が6Km/hよりも低
いときにはステツプ33に進みトルクコンバータT
の係合力を弱に設定し、否定(No)の場合には
エンジン回転数Neが所定回転数例えば1000rpm
よりも低いか(Ne<1000rpm)否かを判別する。
ステツプ16の答が肯定(Yes)の場合にはステツ
プ33に進みトルクコンバータTの係合力を弱に設
定し、否定(No)の場合には車速Uが所定の車
速例えば30Km/hよりも低いか(U<30Km/h)
否かを判別する(ステツプ17)。
ステツプ17の答が否定(No)の場合にはステ
ツプ19に進みエンジン回転数Neが所定回転数例
えば2000rpmよりも高いか(Ne>2000rpm)否
かを判別し、肯定(Yes)の場合にはステツプ18
に進み、トルクコンバータTの速度比eが第1速
の減速比A1の換算で所定値例えば80%よりも小
さいか否か(e<80%)を判別する。このステツ
プ18の答が肯定(Yes)の場合即ち、車速Uが30
Km/h以下で、且つトルクコンバータTの速度比
eが前記第1速換算で80%よりも小さいときには
ステツプ33に進みトルクコンバータTの係合力を
弱に設定する。また、ステツプ18の答が否定
(No)の場合にはステツプ19に進む。
ステツプ19の答が肯定(Yes)の場合即ち、エ
ンジン回転数Neが2000rpmを超えているときに
はステツプ30に進みトルクコンバータTの係合力
を強に設定し、否定(No)の場合にはシフトレ
バー位置がD4シフト位置にあるか否かを判別す
る(ステツプ20)。このステツプ20の答が肯定
(Yes)の場合には車速Uが所定車速列えば35
Km/hよりも低いか(U<35Km/h)否かを判別
し(ステツプ21)、否定(No)の場合にはシフト
レバー位置がD3シフト位置にあるか否かを判別
する(ステツプ22)。ステツプ21の答が否定
(No)の場合即ち、車速Uが35Km/hよりも高い
ときにはステツプ23に、肯定(Yes)のとき即
ち、車速Uが35Km/hよりも低いときにはステツ
プ24に進む。また、ステツプ22の答が肯定
(Yes)の場合にはステツプ24に、否定(No)の
場合にはステツプ25に進む。
ところで、本発明の要蹄は予め係合力を油圧に
より粗くはあるがそのときの運転状態に適した大
きさに制御してあるために、一番こもりの問題と
なるギア比を用いて速度比を演算し、この速度比
を目標の速度比範囲に収まるように微調整すれ
ば、他のギア比走行では実用上の問題を回避し得
るという点にある。
従つて、かかる観点からみると第7図に示すよ
うに、領域の部分もともとエンジン回転数Ne
が低いために係合力を弱にした方が良いこと、及
びこの領域の使用頻度は領域の部分に比べて
余り多くないこと等の理由により、D4シフト位
置で走行しており仮令TOPのギア比が確立され
ていた場合であつても車速Uが35Km/h以下のと
きには第3速(3RD)のギア比で速度比eを演
算する方が合理的であり、且つ本発明の要蹄に適
するものである。勿論、D3シフト位置で走行し
ている場合にも同様であり、仮令第3速(3RD)
のギア比が確立されていても車速Uが列えば25
Km/h以下のときには第2速(2ND)のギア比
で速度比eを演算すれば更に合理的である。
そこで、本発明においては、CPU160はス
テツプ23において第4速の減速比A4を基に例え
ば所定の速度比e1(=93%)、e2(=98%)、e3(=
96%)を設定し、ステツプ24において第3の減速
比A3を基に所定の速度比e1(=93%)、e2(=98
%)、e3(=96%)を設定し、ステツプ25において
第2速の減速比A2を基に所定の速度比e1(=93
%)、e2(=98%)、e3(=96%)を設定する。尚、
これらの各ステツプ23〜25における各e1〜e3の値
は同じでなくともよい。
ステツプ26において、D4シフト位置で車速U
が35Km/hを超えているときにステツプ5で算出
したε値に基づく速度比eがステツプ23で設定し
た値e1よりも小さいか(e<e1)否かを判別し、
その答が肯定(Yes)のときにはステツプ30に、
否定(No)のときにはステツプ27に進む。ステ
ツプ27において前記速度比eがステツプ23で設定
した値e2よりも大きい(e>e2)か否かを判別
し、その答が肯定(Yes)のときにはステツプ33
に、否定(No))のときにはステツプ28に進む。
ステツプ28において前記速度比eが前記ステツプ
23で設定した値e3よりも小さい(e<e3)か否か
を判別し、その答が肯定(Yes)のときにはステ
ツプ31に、否定(No)のときにはステツプ32に
進む。
同様に、ステツプ20、21においてD4シフト位
置で車速Uが35Km/h以下と判別され、又はステ
ツプ22でD3シフト位置と判別された場合には、
この条件で前記ステツプ5において算出した値ε
に基づく速度比eとステツプ24において設定した
各値e1〜e3とを前述と同様にステツプ26〜28で比
較判別する。
同様にステツプ22においてD2シフト位置と判
別されたときにはこの条件で前記ステツプ5にお
いて算出した値εに基づく速度比eとステツプ25
で設定した各値e1〜e3とをステツプ26〜28で比較
判別する。
ステツプ31において、トルクコンバータTの係
合力は第4図の実線で示すように中−強(<
強)に設定される。この中−強の制御はソレノイ
ド弁81をデユーテイ比制御し、CPU160の
出力端子DBOの出力を所定時間例えば60msec中
20msecの間ハイレベルにして出力回路161の
トランジスタTr4を導通させ、ソレノイド86を
付勢してソレノイド弁81を開弁させる。このソ
レノイド弁81の開弁時間に応じてトルクコンバ
ータTの係合力を第4図の実線で示すように中
−強の状態に制御する。
同様にステツプ32において、トルクコンバータ
Tの係合力は第4図の実線で示す中−弱に設定
される。この中−弱の制御はCPU160の出力
端子DBOの出力を前述の中−強のときよりも長
い所定時間例えば60msec中40msecの間ハイレベ
ルにして出力回路161のトランジスタTr4を導
通させ、ソレノイド86を付勢してソレノイド弁
81を開弁させる。このソレノイド弁81の開弁
時間に応じてトルクコンバータTの係合力を第4
図の実線で示す中−弱の状態に制御する。
次いで、TOタイマのタイマ時間が経過したか
否かを判別し(ステツプ36)、その答が否定
(No)のときには当該タイマ時間が経過するまで
待期し、肯定(Yes)のとき即ち、タイマ時間が
経過したときに前記ステツプ30〜33のいずれかの
ステツプの設定に基づいて出力回路161を制御
し(ステツプ37)、本制御ループを終了してステ
ツプ2に戻り、再び前述の制御が繰返される。
上記制御ループにおいて、ステツプ30に進んだ
ときにはトルクコンバータTの係合力は第4図の
実線で示すように強に、ステツプ33に進んだと
きには破線で示すように弱に制御される。ま
た、ステツプ31又は32に進んだときにはソレノイ
ド弁81がデユーテイ比制御され、トルクコンバ
ータTの係合力は第4図の実線で示す中−強又
は実線で示す中−弱に制御される。
そして、次回の制御時においてステツプ11にお
いてTCタイマのフラグTCFが1と判別されたと
きには当該TCタイマのタイマ時間が経過したか
否かを判別し(ステツプ34)、その答が否定
(No)のときにはステツプ36に進み、トルクコン
バータTの係合力をステツプ33で設定した弱に保
持し、その答が肯定(Yes)のときにはTCタイ
マのフラグTCFを0にし(ステツプ35)、ステツ
プ30に進む。また、ステツプ11の答が否定(No)
のときにはステツプ12に進み前述した制御が行な
われる。
斯くして、トルクコンバータTの滑り制御は第
2速、第3速、第4速共夫々の減速比A2、A3
A4を基に算出した各速度比eが93%よりも低い
ときには強に制御され、98%を超えたときには弱
に制御され、96〜98%の範囲内にあるときには中
−弱に制御され、93〜96%の範囲内にあるときに
は中−強に制御される。
更にエンジン回転数Neが1000rpm以下のとき
には係合力は弱のままであり、2000rpm以上のと
きには強のままとなる。また、空調装置に代表さ
れる外部負荷が加わつたときには係合力が弱とな
る。
また、第3速の減速比A3を基に速度比eを計
算しているときに第2速で走行していた場合に
は、同一車速に対してエンジン回転数N1は第2
速と第3速との減速比分だけ高い回転数となるた
めに速度比eは低く計算され、この結果トルクコ
ンバータTの係合力は強に制御されるが、エンジ
ン回転数N1も高く振動も発生し難いために問題
とはならない。
尚、本実施例においてはトルクコンバータTの
係合力を4段階に制御する場合について記述した
が、これに限るものではなく、ソレノイド弁81
を制御するデユーテイ比を変えることにより略無
段階に制御することも可能である。また、PI制
御と組合せることにより滑り率eの偏差に応じた
P項、及び時間及びエンジン回転数N1に応じた
I項により制御することも可能である。
更に本実施例においてはエンジンの補機の代表
負荷として空調装置を選択した場合について記述
したがこれに限るものではない。
更に本実施例では変速段検出としてシフトレバ
ー位置を検出したがこれに限るものではなくシフ
ト弁の切換位置を検出してもよい。
以上説明したように本発明によれば、トルクコ
ンバータ等の流体継手と、該流体継手の入、出力
部材間を機械的に架橋し得る直結機構と、該直結
機構の伝達容量を可変に制御し得る可変容量制御
手段とを備える車輌用変速機の直結機構容量制御
装置において、車速を代表する第一の指標を検知
する手段と、エンジン回転速度を代表する第二の
指標を検知する手段と、変速段を示す第三の指標
を検知する手段と、前記3つの指標から前記流体
継手の入、出力部材の回転速度比を算出し、該回
転速度比が所定の基準量の範囲内にあるときには
前記伝達容量を前記算出した回転速度比に応じて
更に微調整する切換手段を備え、前記切換手段は
前記第一の指標が第一の車速に相当する指標以上
の量のとき、そのときのシフトレバー位置に対応
して取り得る最速ギア比を用いて前記回転速度比
を演算するように構成され、且つ前記切換手段は
電磁弁を含み当該電磁弁を所定のデユーテイ比で
制御することにより前記伝達容量の微調整を行う
ように構成されるようにしたので、運転状態に応
じた最適な値に前記直結機構の係合力を制御する
ことができ、エンジン回転に起因する車体の振動
及び騒音の発生を極めて効果的に抑制することが
でき、搭乗者に不快感を与えることがない。更
に、運転状態に応じて係合力を制御するために燃
費の向上を図ることができる。
より具体的には、いわゆるこもりの問題(エン
ジン回転数が一定範囲(例えば1200rpm〜
1400rpm)にあるとき車体が共振することによつ
て発生する振動及び騒音)は、定速走行中におい
て発生し易いが、定速走行中であつて車速が所定
車速以上のときには、シフトレバー位置がD4
置のときには4速が、またD3位置のときには3
速が選択される、即ち最速ギア比が選択されるよ
うに油圧制御系(スロツトル圧Pt及びガバナ圧
Pgによる制御系)が設定されているので、車速
が所定車速以上のときには最速ギア比を用いて算
出した回転速度比を用いて直結機構の伝達容量の
微調整を行うことにより、伝達容量の適切な制御
が可能となり、こもりの問題を回避することがで
きる。また、車速が所定車速以上で且つシフトレ
バー位置がD4又はD3位置にある場合において、
ギア比が最速ギア比でないときは、加速中である
ため、算出された回転速度比が若干実際とずれた
としても問題とはならない。しかも、回転速度比
の算出は、実際に選択されている変速段(ギア
比)を検出するためにセンサ、あるいはトルクコ
ンバータの出力軸の回転速度を検出するセンを必
要とせずに行うことができるので、制御装置(及
び制御プログラム)の構成を簡単にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用する車輌用自動変速機の
概要図、第2図は第1図の変速機のトルクコンバ
ータの直結クラツチの要部展開図、第3図は第1
図の変速機の油圧制御回路の一実施例を示す図、
第4図はトルクコンバータの作動圧の車速に対す
る特性図、第5図は本発明に係る流体変速機の制
御装置の一実施例を示す回路図、第6図は第5図
のCPUの処理手順を示すフローチヤート、第7
図は変速比と車速との関係を示す特性図である。 E……エンジン、T……トルクコンバータ、M
……補機変速機、103……車速検出器、106
……エンジン回転数検出器、109……変速段検
出器、110……空調装置作動検出器、120…
…制御装置、121……電子制御回路、126〜
130……入力回路、161……出力回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トルクコンバータ等の流体継手と、該流体継
    手の入、出力部材間を機械的に架橋し得る直結機
    構と、該直結機構の伝達容量を可変に制御し得る
    可変容量制御手段とを備える車輌用変速機の直結
    機構容量制御装置において、車速を代表する第一
    の指標を検知する手段と、エンジン回転速度を代
    表する第二の指標を検知する手段と、シフトレバ
    ー位置を示す第三の指標を検知する手段と、前記
    3つの指標から前記流体継手の入、出力部材の回
    転速度比を算出し、該回転速度比が所定の基準量
    の範囲内にあるときには前記伝達容量を前記算出
    した回転速度比に応じて微調整する切換手段とを
    備え、前記切換手段は前記第一の指標が第一の車
    速に相当する指標以上の量のとき、前記第三の指
    標に対応して取り得る最速ギア比を用いて前記回
    転速度比を演算するように構成され、且つ前記切
    換手段は電磁弁を含み当該電磁弁を所定のデユー
    テイ比で制御することにより前記伝達容量の微調
    整を行うように構成されていることを特徴とする
    車輌用変速機の直結機構容量制御装置。 2 トルクコンバータ等の流体継手と、該流体継
    手の入、出力部材間を機械的に架橋し得る直結機
    構と、該直結機構の伝達容量を可変に制御し得る
    可変容量制御手段とを備える車輌用変速機の直結
    機構容量制御装置において、車速を代表する第一
    の指標を検知する手段と、エンジン回転速度を代
    表する第二の指標を検知する手段、シフトレバー
    位置を示す第三の指標を検知する手段と、前記3
    つの指標から前記流体継手の入、出力部材の回転
    速度比を算出し、該回転速度比が所定の基準量の
    範囲内にあるときには前記伝達容量を前記算出し
    た回転速度比に応じて微調整する切換手段とを備
    え、前記切換手段は前記第一の指標が第一の車速
    に相当する指標以下の量のとき、前記第三の指標
    に対応して取り得るギア比のうち最速ギア比に最
    も近いギア比を用いて前記回転速度比を演算する
    ように構成され、且つ前記切換手段は電磁弁を含
    み当該電磁弁を所定のデユーテイ比で制御するこ
    とにより前記伝達容量の微調整を行うように構成
    されていることを特徴とする車輌用変速機の直結
    機構容量制御装置。
JP2624084A 1983-11-08 1984-02-14 車輌用変速機の直結機構容量制御装置 Granted JPS60172767A (ja)

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JP2624084A JPS60172767A (ja) 1984-02-14 1984-02-14 車輌用変速機の直結機構容量制御装置
CA000467190A CA1230989A (en) 1983-11-08 1984-11-07 Control system for a direct-coupling mechanism in hydraulic power transmission means of a transmission for automotive vehicles
AU35309/84A AU569590B2 (en) 1983-11-08 1984-11-08 Control system for a direct-coupling mechanism in hydraulic power transmission means
US06/669,817 US4651593A (en) 1983-11-08 1984-11-08 Control system for a direct-coupling mechanism in hydraulic power transmission means of a transmission for automotive vehicles
GB08428200A GB2149464B (en) 1983-11-08 1984-11-08 Controlling lock-up clutch hydrodynamic transmitter
DE19843440847 DE3440847A1 (de) 1983-11-08 1984-11-08 Steuerungssystem fuer einen mechanismus zum direkt-einkuppeln in einer hydraulischen kraftuebertragungseinrichtung einer kraftuebertragung fuer kraftfahrzeuge
FR848417020A FR2554537B1 (fr) 1983-11-08 1984-11-08 Circuit de commande pour transmission d'automobile

Applications Claiming Priority (1)

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JPS60172767A JPS60172767A (ja) 1985-09-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4729461A (en) * 1985-06-13 1988-03-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control method for a direct-coupling mechanism in hydraulic power transmission means of an automatic transmission for automotive vehicles

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635858A (en) * 1979-09-01 1981-04-08 Aisin Warner Ltd Lock up control method of torque converter on vehicle
JPS5712128A (en) * 1980-06-24 1982-01-22 Mitsubishi Motors Corp Torque transmission apparatus
JPS5917061A (ja) * 1982-07-16 1984-01-28 Nissan Motor Co Ltd トルク伝達装置

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