JPH0232387Y2 - - Google Patents

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JPH0232387Y2
JPH0232387Y2 JP16708684U JP16708684U JPH0232387Y2 JP H0232387 Y2 JPH0232387 Y2 JP H0232387Y2 JP 16708684 U JP16708684 U JP 16708684U JP 16708684 U JP16708684 U JP 16708684U JP H0232387 Y2 JPH0232387 Y2 JP H0232387Y2
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JP
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clutch
bit holder
bit
slave
screw
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JP16708684U
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前工程で相手材に仮締め固定された
被締結材に対して、その仮締めされたねじを所定
量だけ緩め、被締結材の位置決めが終了した後、
そのねじを前記緩め量だけ再締付けするねじ緩め
再締め装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ねじ緩め、あるいは締付けそれぞれの専
用装置は、数多く開発されていたが、この種のね
じ緩め締付け併用の装置は、未だ開発されていな
かつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
特に、組立て作業において被締結材を相手材に
締結する際、その被締結材の締結位置が最終決定
するまでは、そのねじを仮締め状態にしておく場
合が多く、例えば、別工程でねじを仮締めした
後、次工程でこれを緩め、その後、被締結材の位
置を修正し、再び、このねじを締付けており、そ
のねじ緩め及び締めの一連の作業には、多くの手
作業を要していた。そこで、業界では、この一連
の作業を一連の作動によつて行う装置が強く求め
られている等の課題がある。
本考案はこのような課題を解消することを目的
として案出されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、駆動源にビ
ツトホルダ2を連結し、このビツトホルダ2に先
端がねじ10の頭部に係合可能な係合部を有する
ビツト3を固定し、一方、前記ビツトホルダ2の
周囲に、機枠に固定された段付中空穴5を有する
円筒状のドライバケース1を外挿し、このドライ
バケース1内に一方向への回転に対しては滑り接
触し、他方向への回転に対しては噛合い係合可能
なクラツチ歯を形成した従クラツチ7をビツトホ
ルダ2に沿い前後動可能に配置し、このビツトホ
ルダ2に、一体回転可能で後部に締付け方向回転
時には滑り接触し、緩め方向回転時には係合可能
なクラツチ歯を形成した主クラツチ4を固定し、
しかも、前記従クラツチ7に前記ドライバケース
1の下部において対向して形成された縦長の長穴
6に摺動自在に係合するピン8を固定し、前記従
クラツチ7の後部と段付中空穴5の段付部との間
に従クラツチ7を前方へ弾力付勢するばね9を配
置したものである。
〔作用〕
あらかじめ相手材14に仮締めされているねじ
10に対してビツトホルダのねじ緩め方向への回
転により、ねじ10が所定量だけ回転すると、こ
れに応じてこのねじ10は所定量だけ、被締結材
12及び相手材14から抜け出る。そして、ビツ
トホルダ2に固定されている主クラツチ4がドラ
イバケース1に内蔵されている従クラツチ7のク
ラツチ歯に噛合い係合すると、ビツト3は回転が
停止する。この後、所定の作業により、被締結材
12を、それの長穴13に沿つた所定位置に位置
決めした後、前記緩め量だけビツトホルダ2がね
じ10の締付け方向に回転し、これと同時に従ク
ラツチ7はばね9に抗して後退するから、ビツト
3は被付け方向に回転する。この一連の作動によ
り仮締めされたねじを一旦所定量だけ緩め、か
つ、その緩め量だけ再び締め戻し、作業が行われ
る。このように、被締結材12を相手材14に対
して、この締結位置の微調整を行つてから再び締
付けるという作業が自動化できる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、1はドライバケースであり、
機枠(図示せず)に支持固定されている。前記ド
ライバケース1内部には、ビツトホルダ2が駆動
源(図示せず)の回転を受けて正逆両方向に回転
可能にしかも前後動可能に配置されている。前記
ビツトホルダ2の先端には、ビツト3が取付けら
れている。
また、前記ドライバケース1の下端から突出し
た部分のビツトホルダ2には、主クラツチ4が固
着されている。前記主クラツチ4は緩め方向の回
転を停止するように後記する従クラツチ7と噛合
うワンウエイクラツチを構成するワンウエイのク
ラツチ歯からなつている。
一方、前記ドライバケース1の内面には、段付
中空穴5が設けられており、また、前記ドライバ
ケース1の先端周面には、縦方向に長穴6,6が
穿設されている。前記ドライバケース1の内部に
は、その先端から従クラツチ7が挿入されてお
り、その従クラツチ7は、ピン8,8を介して長
穴6,6に沿い、軸方向に移動可能に且つ回転が
阻止されて取付けられている。前記段付中空穴5
の段付部には、ばね9の一端が取付けられてお
り、そのばね9の他端は、従クラツチ7の後端に
当接している。前記従クラツチ7は、長穴6,6
に沿つてドライバケース1の内部を前後摺動可能
に構成されている。
更に、前記主クラツチ4と従クラツチ7との間
隔は、緩め作動開始時において、常に、緩め所定
量Lを有するように設定されている。
なお、ねじ10の緩め所定量Lは、ねじ10の
頭部座面11が被締結材12の表面から浮上し、
その被締結材12をこれの長穴13に沿つて左右
摺動可能にするだけの量であればよい。
上記のように構成したねじ緩め再締め装置を用
いて、被締結材12の締結位置を微調整するため
に、前工程で仮締めされたねじを緩め再締めする
作業の場合、まず、第1図に示すように、ドライ
バケース1を前進させ、既に前工程で被締結材1
2を、その長穴13を経て相手材14に仮締めし
たねじ10上にビツト3の先端を載置する。
次に、ビツト3をねじ10の緩め方向に回転さ
せ、あらかじめ、設定された緩め所定量Lまで後
退させると、主クラツチ4のクラツチ歯が従クラ
ツチ7に噛合い、ビツト3の緩め方向の回転が停
止する。この時、ねじ10は、第2図に示すよう
に、被締結材12の表面に対して、ねじ10の緩
め所定量Lだけ浮上し、その被締結材12を、そ
の長穴13に沿つて左右摺動可能にする。そこ
で、改めて、被締結材12をその長穴13に沿つ
て左右に摺動させ、被締結材12の締結位置に位
置決めをする。
しかる後、ビツト3の先端をねじ10に載置し
たまま、そのビツト3をねじ10の締付け方向に
回転させて前進させると、従クラツチ7のクラツ
チ歯と噛合つていた主クラツチ4がばね9に抗し
て後退する従クラツチ7を乗越え、その主クラツ
チ4が回転を続け、ビツト3を緩め所定量Lまで
前進させる。そこで、ねじ10は、緩め所定量L
まで締め戻され、被締結材12の締結位置で、そ
の被締結材12と相手材14とは、締結される。
この時、主クラツチ4と従クラツチ7との間隔
は、緩め所定量Lを保有しており、ねじ10の緩
め作動開始状態に戻つている。この装置をロボツ
ト本体に付設して連動させると、一層、合理的な
作動が期待される。
〔考案の効果〕
以上説明した実施例から明らかなように、本考
案は、駆動源にビツトホルダ2を連結し、このビ
ツトホルダ2に先端がねじ10の頭部に係合可能
な係合部を有するビツト3を固定し、一方、前記
ビツトホルダ2の周囲に、機枠に固定された段付
中空穴5を有する円筒状のドライバケース1を外
挿し、このドライバケース1内に一方向への回転
に対しては滑り接触し、他方向への回転に対して
は噛合い係合可能なクラツチ歯を形成した従クラ
ツチ7をビツトホルダ2に沿い前後動可能に配置
し、このビツトホルダ2に、一体回転可能で締付
け方向回転時には滑り接触し、緩め方向回転時に
は係合可能なクラツチ歯を後部に形成した主クラ
ツチ4を固定し、しかも、前記従クラツチ7に前
記ドライバケース1の下部において対向して形成
された縦長の長穴6に摺動自在に係合するピン8
を固定し、前記従クラツチ7の後部と段付中空穴
5の段付部との間に前記従クラツチ7を前方へ弾
力付勢するばね9を配置したものである。
このため、ビツトを緩め方向に回転させると、
ビツトが後退し、緩め所定量に達すると、ビツト
の回転が主クラツチの従クラツチとの噛合いによ
り停止し、一方、その時点から、ビツトを締付け
方向に回転させると、従クラツチが主クラツチの
作用により、ばねに抗して後退し、ビツトが回転
を続け、緩め所定量まで前進して締付けられる。
その結果、ねじが緩め所定量まで緩められ、か
つ、そのねじが緩め所定量まで再び締め戻され、
この間に、被締結材の締結位置に微調整する際の
仮締めねじの修正作業を加えることにより相手材
に対する被締結材の締結位置の修正取付けが可能
となり、組立て作業の自動化に大きく貢献する等
の特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部断面側面図、第2図は本
考案によるねじの緩め状態を示す図である。 1はドライバケース、2はビツトホルダ、3は
ビツト、4は主クラツチ、5は段付中空穴、6は
長穴、7は従クラツチ、8はピン、9はばね、1
0はねじ、11は頭部座面、12は被締結材、1
3は長穴、14は相手材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動源にビツトホルダ2を連結し、このビツト
    ホルダ2に先端がねじ10の頭部に係合可能な係
    合部を有するビツト3を固定し、 一方、前記ビツトホルダ2の周囲に、機枠に固
    定された段付中空穴5を有する円筒状のドライバ
    ケース1を外挿し、 このドライバケース1内に一方向への回転に対
    しては滑り接触し、他方向への回転に対しては噛
    合い係合可能なクラツチ歯を形成した従クラツチ
    7を前記ビツトホルダ2に沿い前後動可能に配置
    し、 このビツトホルダ2に、一体回転可能で締付け
    方向回転時には滑り接触し、緩め方向回転時には
    係合可能なクラツチ歯を後部に形成した主クラツ
    チ4を固定し、 しかも、前記従クラツチ7に前記ドライバケー
    ス1の下部において対向して形成された縦長の長
    穴6に摺動自在に係合するピン8を固定し、 前記従クラツチ7の後部と中空穴5の段付部と
    の間に前記従クラツチ7を前方へ弾力付勢するば
    ね9を配置した、 ことを特徴とするねじ緩め再締め装置。
JP16708684U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0232387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16708684U JPH0232387Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16708684U JPH0232387Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6181880U JPS6181880U (ja) 1986-05-30
JPH0232387Y2 true JPH0232387Y2 (ja) 1990-09-03

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16708684U Expired JPH0232387Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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WO2016121460A1 (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 日立工機株式会社 ねじ締め機

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JPS6181880U (ja) 1986-05-30

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