JPH0232271Y2 - - Google Patents

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JPH0232271Y2
JPH0232271Y2 JP3458787U JP3458787U JPH0232271Y2 JP H0232271 Y2 JPH0232271 Y2 JP H0232271Y2 JP 3458787 U JP3458787 U JP 3458787U JP 3458787 U JP3458787 U JP 3458787U JP H0232271 Y2 JPH0232271 Y2 JP H0232271Y2
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は心電図用カルテに関し、より詳しくは
添付された心電図に基づいて医師が診断状況や所
見などを記録することができるようにした心電図
用カルテに関するものである。
〔従来の技術〕
従来一般に、心電図用カルテは、患者の心電図
を臨床衛生検査技師等が心電計を用いて心電図用
記録紙に記録し、その記録したもののうち、記録
状態の悪い不要な部分は切り除かれ、正しく鮮明
に記録された部分が一定の複数個所選択され、そ
の複数の選択された部分のみが、患者の氏名、生
年月日、フアイルナンバー、心電図記録日時など
の書誌事項が書かれた台紙に添付され、この添付
された心電図に基づいて医師による診断所見が台
紙に記録されるものである。
この心電図用カルテにおける、心電図用記録紙
を台紙に添付する方法には、イ.糊付けする方
法、ロ.挿入する方法、ハ.単にはさみこむ方法
などがあり、そのうち、イの、糊付けする方法
は、前記選択された各心電図の記録された心電図
用記録紙の裏面に、市販の糊などを付けてそれを
台紙に貼り付ける方法で、従来最も多く行われて
きた方法である。
次のロの、挿入する方法は、台紙上に紙の額縁
風の支持部材を一定の複数個所取り付け、その支
持部材の中にそれぞれ前記選択された心電図の記
録された心電図用記録紙を挿入支持する方法であ
る。
最後のハの単にはさみこむ方法は、折り畳み式
の台紙の折り畳んだ内側に心電図用記録紙を単に
はさみこむだけでよい方法である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記イ、ロ、ハの方法はいずれも心電
図がむきだしになつて無防備であり、心電図に用
いられる心電図用記録紙は、通常、表面に熱ペン
などで心電波形に応じた熱を加えて発色記録する
ようにつくられているため、扱い中にペン以外の
熱や圧力などの外部要因によつても発色しやす
く、そのため心電図に有害無用な雑音的な点や線
が混入し、記録画面が汚染されて不鮮明になり、
その結果、添付心電図に基づいて行われる医師の
診断に悪影響を及ぼすこととなる。
また、前記イの、糊付けによる方法において
は、糊を必要とするうえ、個々の糊付け作業が面
倒であり作業性が悪いという問題がある。
次のロの、挿入する方法においては、額縁風の
支持部材内に、前記選択された心電図用記録紙が
うすいため挿入しにくいという作業の問題があ
る。
最後のハの、単にはさみこむだけの方法におい
ては、作業は簡単ではあるが、心電図が記録され
た心電図用記録紙の台紙に対する保持性が悪く、
心電図が紛失するおそれがある。
本考案はこのような、従来の心電図用カルテが
有する問題点、すなわち、心電図を記録する記録
紙がむきだしになつて無防備のため、外部要因に
よつて発色汚染されやすく、心電図が不鮮明にな
つて医師の診断に悪影響を及ぼすこと、心電図用
記録紙を台紙へ糊付けや挿入する添付作業の場合
は、作業性が悪いということ、心電図用記録紙を
はさみこむ場合は、その保持性が悪いことなどの
問題点を総合的に解決することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は次のような心
電図用カルテを提供する。
すなわち本考案は、診断状況や所見などを記録
する台紙と、この台紙に重ね合わせ少なくともそ
の一端をこの台紙の一端にとりつけた薄く且つ透
明なフイルムを備え、これらの台紙とフイルムと
の間に記録面をフイルム側へ向けて心電図用記録
紙を挿入できる心電図用カルテである。
〔作用〕
上記構成において、心電図用記録紙は、台紙
と、その台紙に重ね合わせて少なくともその一端
を台紙の一端にとりつけたフイルムとの間に挿入
されるから、心電図用感熱記録紙は、少なくとも
その一端を支持され、かつ両面を前記台紙とフイ
ルムとに挾持される。
また、この場合、心電図用記録紙は、その記録
表面をフイルム側に向けて挿入されているので、
そのフイルムは加熱や加圧などの外部要因から心
電図の記録面を保持し、その鮮明な画面を維持す
る作用をする。
さらに、フイルムは薄く形成されているので心
電図用記録紙になじみやすく、併せて、フイルム
の静電気による吸引力は、心電図用記録紙ならび
に台紙に作用して心電図用記録紙を確実に保持す
るはたらきをする。
そのうえ、フイルムは薄く形成されていること
から、心電図用カルテ全体を折り畳むことを容易
にする。
加えて、フイルムは透明なため、心電図用感熱
記録紙の心電図表面をカバーしたままで、記録心
電図を透視してみることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例について、以下図面にしたがつ
て本考案の構成が実際上どのように具体化される
かをその作用とともに説明する。
第1図は本考案の一実施例の斜視図であり、図
中、1は台紙で、この台紙1は折り目1aにおい
て三つに折り曲げられ、適宜な大きさに構成され
ている。
この台紙1の裏面、すなわち折り曲げた内側に
は、下部の一端1bにおいてフイルム2が取り付
けられ、このフイルム2と前記台紙1との間に
は、破線で示す一枚の心電図用記録紙3が挿入さ
れ、挾持される。
台紙1の表紙に相当する部分には、標題、患者
の氏名、生年月日、フアイルナンバー、心電図記
録日時などの書誌事項をはじめとして、診断状
況、医師所見などが記録されるようになつてい
る。
第2図は本考案の裏面を示す展開斜視図で、台
紙1の裏面とフイルム2とはそれぞれの一端1b
ならびに2aを互に貼り合わせて一体化してあ
る。
この台紙1とフイルム2との間には心電図を記
録した表面をフイルム2側に向けて心電図用記録
紙3が挿入されると、前記貼り合わせて一体化さ
れた部分で前記記録紙3の下端が支持され、か
つ、その両面は台紙1とフイルム2とで挾持され
る。
この挿入された心電図用記録紙3は、心電図が
記録された表面がフイルム2によつて保護され、
加熱や加圧による無用な転写が心電図に重畳され
るのを防止する。
また、フイルム2は薄く形成されているので、
心電図用カルテを折り曲げることが可能である。
なお、フイルム2は透明であるので、内側に心
電図を挿入したまま透視してみることができる。
第3図は本考案の側面断面図で、台紙1と、フ
イルム2と、心電図用記録紙3との相互関係を明
示したものである。
図の台紙1の下部の一端1bと、フイルム2の
下部の一端2aの部分とは接着されて一体とな
り、その台紙1とフイルム2との間に心電図用記
録紙3が挿入される。
この心電図用記録紙3は一枚で出来ており、こ
れを台紙1とフイルム2との間に挿入するだけで
よいから、添付作業は極めて簡単で作業性がよ
い。
この心電図用記録紙3は、その心電図記録表面
3aを透明なフイルム2側に向けて挿入されるの
で、心電図記録表面3aは、むきだしになること
なく、常にフイルム2によつて保護され、加熱、
加圧などの外部要因によつて無用な転写などによ
る画面汚染を未然に防止し、心電図を鮮明な状態
に保ち、医師の正確迅速な診断をバツクアツプす
ることができる。
また、前記フイルム2は薄く形成されているの
で、心電図用カルテを使用に便利な適宜な大きさ
に折り畳むことができる。
同時に、前記フイルム2は薄く形成されている
ので、心電図用記録紙3によくなじみ、保持が容
易となる。
さらに、前記フイルム2は静電気による吸引力
を心電図用記録紙3および台紙1に及ぼし、挿入
した心電図用記録紙を一層強く保持することがで
きる。
第4図は本考案の一実施例の心電図用記録紙3
の説明図で、この実施例では、同時に稼動できる
3本の熱ペンで有機的に記録可能な3チヤンネル
方式を示している。
各チヤンネルは縦横細線1ミリ目盛りで5ミリ
毎に太線でアクセントを付けて読みやすくした記
録面に記録でき、長さは約80センチで構成してあ
る。
この記録面は、熱ペンによる加熱や加圧で発色
するように構成されている。
心電図の記録は少なくとも12誘導分を必要と定
められているから、従つて、3チヤンネルで一回
に3誘導分記録すると、4回でよいから測定時間
の節約が可能である。
心電図用記録紙の走行速度は、1秒間に25ミリ
メートルまたは倍の速度の50ミリメートルも走行
できるようになつている。
また、一般的には4心拍以上必要であり、通常
1分間約60心拍とすれば1心拍間隔は約1秒とな
り、この計算では1誘導(4心拍)に要する長さ
は、 25ミリ×4=100ミリ または倍の速度で 50ミリ×4=200ミリ となつて1誘導につき約20センチの長さがあれば
よいことがわかる。
したがつて4誘導電極全体の長さは 100ミリ×4=400ミリ または 200ミリ×4=800ミリ となつて、3チヤンネル方式では心電図用加熱記
録紙の長さは、約80センチあれば、倍の速度でも
12誘導分の記録がカバーできることがわかる。
そして、この場合心電図用記録紙はカツトしな
いから、前記臨床衛生検査技師は心電図記録の
際、記録装置をコントロールして状態の良好な場
合のみ心電図用記録紙を走行させて有効に記録さ
せ、1枚の心電図用記録紙に12誘導分記録が収め
られるようにする。
以上のべたように、本考案は心電図用記録紙
を、台紙とフイルムとの間に挿入して挾持し、心
電図用記録紙を位置させ、フイルムで常に心電図
記録表面を外部要因から保護して心電図の鮮明さ
を保ち、フイルムの静電気による吸引力で保持を
強化し、フイルムの透明性により心電図用記録紙
を挾持したまま、透視して心電図を読むことがで
きるものである。
〔考案の効果〕
以上本発明によれば、心電図用記録紙は、台紙
と、その台紙に重ね合わせ少なくともその一端を
台紙の一端にとりつけたフイルムとの間に挿入す
るだけで両者に挟まれ、容易に保持することが出
来るので心電図添付作業の作業性に優れている。
また、この場合、心電図用記録紙は、記録表面
をフイルム側に向けて挿入され、そのフイルムは
加熱や加圧などの外部要因から心電図の記録面を
保持し、鮮明な画面を維持するはたらきをするの
で、その鮮明な心電図に基づく医師の正確迅速な
診断が可能となる。
さらに、フイルムは薄く形成されているので心
電図用記録紙にフイルムがなじみやすく、併せ
て、フイルムは静電気による吸引力があるので、
その吸引力は心電図用記録紙を紛失しないように
正確に保持する効果がある。
同時に、フイルムは薄く形成されていることか
ら、心電図用カルテ全体を使用しやすい大きさに
折り畳むことを容易にする効果もある。
加えて、フイルムは透明なため、心電図用記録
紙の心電図表面をカバーしたままで、記録された
心電図を透視して容易に見ることができるなどの
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
同実施例の裏面展開説明図、第3図は同実施例の
側面断面図、第4図は同実施例の心電図用記録紙
の説明図である。 1……台紙、2……フイルム、3……心電図用
記録紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 診断状況や所見などを記録する台紙と、この台
    紙に重ね合わせ少なくともその一端をこの台紙の
    一端にとりつけた薄く且つ透明なフイルムを備
    え、これらの台紙とフイルムとの間に記録面をフ
    イルム側へ向けて心電図用記録紙を挿入できる心
    電図用カルテ。
JP3458787U 1987-03-09 1987-03-09 Expired JPH0232271Y2 (ja)

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JPS63140933U JPS63140933U (ja) 1988-09-16
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