JPH0232253B2 - - Google Patents

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JPH0232253B2
JPH0232253B2 JP59141121A JP14112184A JPH0232253B2 JP H0232253 B2 JPH0232253 B2 JP H0232253B2 JP 59141121 A JP59141121 A JP 59141121A JP 14112184 A JP14112184 A JP 14112184A JP H0232253 B2 JPH0232253 B2 JP H0232253B2
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JP
Japan
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hair
dyeing
dye
fastness
group
Prior art date
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JP59141121A
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English (en)
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JPS6122007A (ja
Inventor
Hiroshi Kanayama
Hiromi Minamino
Masayoshi Inui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は、染色堅牢性に優れ、短時間にかつ均
一に染毛し得る染毛剤に関する。 (従来技術) 従来、汎用されている酸化染毛剤は、施術時、
アルカリ性下に過酸化水素を作用させるために、
扱い方によつては毛髪損傷や一次皮膚刺激を示す
危険性がある。このため酸性染料を用いた頭皮、
頭髪に対して影響の少ない染毛剤が開発されてき
た。しかしながら現在、市販されている酸性染料
を使用した染毛剤は、染着性や洗髪時の染色堅牢
性などが低い欠点があつた。 従来、毛髪を酸性染料で染色する場合は、染毛
が完了するまで約30〜50分の長時間を必要として
いた。この間、被施術者は、染液が周囲へ飛び散
らないようにできるだけ不動静座の状態を保持し
なければならず、その精神的、肉体的負担は、は
かり知れないものがある。従つて、頭髪染色の所
要時間を少しでも短縮できれば、被施術者にとつ
て安楽これ以上のものはなく、その改良が需要者
等をして広く要望されている。 尚、染毛所要時間を短縮する方法として、染毛
処理温度を高くする方法(染毛する間、頭髪部を
キヤツプ等により覆い、所要の染毛温度を永く保
持すること。)や染毛促進剤(例えば、スチレン
グリコール)の添加併用が知られているが、前者
の方法では非常に手間がかかり、しかも効果が少
ない等で実用性に乏しく、又後者の方法では、未
だ充分な効果が得られていない。 (発明の目的) 本発明の目的は、染色堅牢性に優れ、短時間
に、かつ均一に染毛し得る染毛剤を提供すること
である。 (発明の構成) すなわち、本発明は下記一般式 (式中で、R1は水素原子、メチル基またはメ
トキシ基、R2は−CH2OH基、−CH2CH2OH基、
【式】−CH2CH2CH2OH基、
【式】
【式】
【式】−CH=CHCH2OH基 または−OCH2CH2OH基を表わす。) で表わされる芳香族アルコールを1.5〜79.2重量
%、キサンタンガムを0.5〜3.5重量%、酸性染料
を0.01〜20重量%、水を10.0〜90重量%と酸を含
有しており、そして前記芳香族アルコールと水と
の重量比が5/95〜60/40であり、かつ最終PHが
1.2〜4.0であることを特徴とする染毛剤である。 (構成の具体的な説明) 本発明で使用される前記一般式で示される芳香
族アルコールとしては、例えばベンジルアルコー
ル、フエネチルアルコール、γ−フエニルプロピ
ルアルコール、桂皮アルコール、アニスアルコー
ル、P−メチルベンジンアルコール、α−α−ジ
メチルフエネチルアルコール、α−フエニルエタ
ノール、フエノキシエタノールなどが挙げられ
る。前記芳香族アルコールの含有量(配合量)
は、組成物全量に対して1.5〜79.2重量%である。
水との重量比は5/95〜60/40の範囲内である。 前記一般式で示される芳香族アルコールと水と
の重量比を前記の特定量以外で用いると、前記染
毛完了時間は著るしく遅くなり、染色所要時間を
短縮する事ができず、染色堅牢度も著るしく低下
するため、好ましくない。 本発明で使用するキサンタンガムは、D−グル
コース、D−マンノース、D−グルクロン酸から
成る多糖類で、その構成比は一般に2.8:2:2
でり、一部アセチル化(約4.7%)されており、
約3%のピルビン酸を含み、分子量は106以上と
いわれている。例えば、米国KELCO社からケル
トロール(KELTROL)という商品名で市販さ
れている。 キサンタンガムの含有量(配合量)は組成物全
量に対して0.5〜3.5重量%であり、好ましくは1.0
〜2.0重量%である。 本発明で使用する酸性染料は、タール色素であ
り、化学構造から大別すると、ニトロ染料、アゾ
染料、ニトロソ染料、トリフエニルメタン染料、
キサンテン染料、キノリン染料、アントラキノン
染料、インジゴイド染料などが挙げられる。 酸性染料の含有量(配合量)は、組成物全量に
対して通常0.01〜20重量%である。 本発明のPH調整に使用する酸としては、例えば
酒石酸、酢酸、クエン酸、修酸等の有機酸及びリ
ン酸、塩酸等の無機酸などが挙げられるが、特に
これらに限るものではない。酸の染色量(配合
量)は、組成物のPHが1.2〜4.0に調整するにたる
必要量である。 本発明に使用する水の含有量は、組成物全量に
対して10.0〜97重量%である。 また、本発明の染毛剤は、系の安定性、PH値を
損わない範囲であれば、上記の必須成分の他に防
腐剤、キレート剤、香料などを配合する事も可能
である。 (発明の効果) 上記の如く、本発明の染毛剤は毛髪を短時間で
かつ均一に染着して、染色所要時間を短縮し、し
かも、染色堅牢度を向上し得るものであり、その
作用効果は著るしく、商品価値は極めて高い。 (実施例) 以下実施例によつて、本発明を更に詳細に説明
する。尚、実施例に示した部とは重量部を%とは
重量%を意味する。 実施例に示した染毛完了時間(染着速度)、染
毛状態、染色堅牢度の試験法は下記の通りであ
る。 (1) 染色完了時間(染着速度) 毛束(白色毛髪の束)2gを、試料染液(30℃)
の中に浸漬して、該染液を毛髪に含浸した後、30
℃の恆温室内に放置し、所定時間毎に取出して、
水洗し、風乾する。この染毛束について高速色差
計(村上色材(株)製)を用いて測色を行ない、染毛
束のX,Y,Z値をハンター(Hunter)のLab
表色系へ変換し、染色前の白毛束との色差を測定
し、色差がほぼ一定となつた時点(色差の変曲
点)を染毛完了時間とした。表示した数値の小さ
い程(染色完了時間(分)の短かい程)、毛髪の
染色速度が早いことを意味する。 (2) 染色状態 専門検査員3人によつて、染色した毛髪の色相
を肉眼観察すると共に均染状態(むら染めの有
無)および発色状態(正常に発色しているかどう
か)を調べた。 (3) 染色堅牢性(洗髪堅牢性) 前記(1)の染色完了時間試験のところで得られた
染色した毛髪をラウリル硫酸ナトリウムの5%水
溶液(30℃)の中に浸漬して、10回の手もみ洗い
を行なつた後、水洗し、風乾した。これを1回と
して、20回繰り返した後、次式にて洗髪試験後の
褪色率を求めた。 褪色率(%)=(1−洗髪試験後の毛髪と白髪との
色差/洗髪試験前の毛髪と白髪との色差)×100 褪色率20%までを「良好」、21〜50%未満を
「不良」、50%以上を「著るしく不良」として表わ
した。 実施例 1 キサンタンガム1.0部及び水71部を均一に溶解
し、この溶液の中にベンジルアルコール22部、
酸性染料の紫色401号(C.INo.60730)1.0部、クエ
ン酸5.0部を添加して、均一に撹拌混合して青色
系の染毛剤を調整した。得られた染毛剤のPHは
3.3であつた。 この染毛剤を使用して染着性、染色堅牢性など
の諸試験について評価した。その結果、染毛完了
時間は10分で、染着速度は極めて早く、毛髪は青
色(正常の色調)に均一に染色されていた。堅牢
性試験後も濃色を呈し、かつ正常の色調を保ち、
染色堅牢性は良好であつた。 比較例 1 キサンタンガムを使用しない他は、実施例1と
同様に行なつて、比較の染毛剤を調整した。 この染毛剤を使用して前記の諸試験を行なつた
結果、染毛完了時間は50分で染着速度は遅かつ
た。毛髪は略々均一に、かつ青色に染色されてい
たが、堅牢性試験後の褪色は著るしく、堅牢性は
著るしく不良であつた。 実施例 2 ベンジルアルコールと水の総量は一定としたま
ま、比率を第1表の如く、種々変化させる他は実
施例1と同様に行ない、その結果を第1表に示し
た。
【表】 実施例 3 キサンタンガム0.5部及び水80部を均一に溶解
し、この溶液の中にフエネチルアルコール10.3
部、酸性染料の橙色205号(C.INo.15510)0.9部、
酸性染料の紫色401号(C.INo.60730)0.3部、コハ
ク酸8部を添加して、均一に撹拌混合して赤褐色
系の染毛剤を調製した。得られた染毛剤のPHは
3.1であつた。 この染毛剤を使用して染着性、染色堅牢性など
の諸試験について評価した。その結果、染毛完了
時間は10分で、染着速度は極めて早く、毛髪は赤
褐色(正常の色調)に均一に染色されていた。堅
牢性試験後も濃色を呈し、かつ正常の色調を保
ち、染色堅牢性は良好であつた。 実施例 4 キサンタンガム1.0部及び水75.75部を均一に溶
解し、この溶液の中にアニスアルコール20部、酸
性染料の褐色201号(C.INo.20170)0.4部、酸性染
料の黄色4号(C.INo.19140)0.3部、酸性染料の
黒色401号(C.INo.20470)を0.05部、リン酸2.5部
を添加して均一に撹拌混合して本発明の黒色系の
染毛剤を調整した。得られた染毛剤のPHは約2.1
であつた。 この染毛剤を使用して染着性、染色堅牢性など
の諸試験について評価した。その結果、染毛完了
時間は10分で、染着速度は極めて早く、毛髪は黒
色(正常の色調)に均一に染色されていた。堅牢
性試験後も濃色を呈し、かつ正常の色調を保ち、
染色堅牢性は良好であつた。 比較例 2 キサンタンガムの代りにヒドロキシエチルセル
ロースを使用する他は、実施例1と同様に行なつ
て比較の染毛剤を調整した。 この染毛剤を使用して前記の諸試験を行なつた
結果、染毛完了時間は30分で染着速度は遅かつ
た。毛髪は略々均一に、かつ青色に染色されてい
たが、堅牢性試験後に褐色を認め、堅牢性は不良
であつた。 又、この染毛剤の長期保存品(35℃、6ケ月)
は、さらに著るしく染色性、堅牢性が低下した。 比較例 3 キサンタンガムの代りにカルボキシメチルセル
ロースを使用する他は、実施例1と同様に行なつ
て比較の染毛剤を調整した。 この染毛剤を使用して前記の諸試験を行なつた
結果、染毛完了時間は40分で染着速度は遅かつ
た。毛髪は略々均一に、かつ青色に染色されてい
たが、堅牢性試験後の褐色は著るしく、堅牢性は
不良であつた。 比較例 4 ベンジルアルコールの代りにエタノールを使用
する他は、実施例1と同様に行なつて比較の染毛
剤を調整した。 この染毛剤を使用して前記の諸試験を行なつた
結果、染毛完了時間は50分で染着速度は遅かつ
た。毛髪は略々均一に、かつ青色に染色されてい
たが、堅牢性試験後の褐色は著るしく、堅牢性は
著るしく不良であつた。 比較例 5 ベンジルアルコールの代りにスチレングリコー
ルを使用する他は、実施例1と同様に行なつて、
比較の染毛剤を調整した。 この染毛剤を使用して前記の諸試験を行なつた
結果、染毛完了時間は30分で染着速度は遅かつ
た。毛髪は略々均一に、かつ青色に染色されてい
たが、堅牢性試験後に褐色を認め、堅牢性は不良
であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式 (式中でR1は水素原子、メチル基またはメト
    キシ基、R2は−CH2OH基、−CH2CH2OH基、
    【式】−CH2CH2CH2OH基、 【式】【式】 【式】−CH=CH・CH2OH基 または −OCH2CH2OH基を表わす。) で表わされる芳香族アルコールを1.5〜79.2重量
    %、キサンタンガムを0.5〜3.5重量%、酸性染料
    を0.01〜20重量%、水を10.0〜97重量%と酸を含
    有しており、そして、前記芳香族アルコールと水
    との重量比が5/95〜60/40であり、かつ最終PH
    が1.2〜4.0であることを特徴とする染毛剤。
JP14112184A 1984-07-06 1984-07-06 染毛剤 Granted JPS6122007A (ja)

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JPS6122007A JPS6122007A (ja) 1986-01-30
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