JPH0232202Y2 - - Google Patents

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JPH0232202Y2
JPH0232202Y2 JP1983146611U JP14661183U JPH0232202Y2 JP H0232202 Y2 JPH0232202 Y2 JP H0232202Y2 JP 1983146611 U JP1983146611 U JP 1983146611U JP 14661183 U JP14661183 U JP 14661183U JP H0232202 Y2 JPH0232202 Y2 JP H0232202Y2
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JP
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vacuum
container
space
tip
tip tube
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JP1983146611U
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JPS5967149U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内容器部と外容器部との間を真空にし
た金属製真空二重容器を本体とする金属製魔法瓶
に関する。
前記真空二重容器の底部に設けられるバキユー
ム用チツプ管は、外方に飛び出して引つ掛かりや
押圧の外力を受けて損傷しやすく、容器の真空断
熱性能上、充分保護されなければならない。
そこで従来、底部の外周縁をチツプ管よりも大
きく下方に筒状に延長させ、さらにそれにカバー
を施すことが行われている(実開昭56−19137号
公報参照)。
しかし上記従来例のカバーは、外容器底部に外
嵌めされ外力を受けやすい形状のものが一重だけ
であるため、屋外等での置き場所や取扱い状態に
よつては万全とは云えない。
そこで本考案はこのような問題を解消し、使用
に便利な状態で且つチツプ管も充分に保護できる
金属製魔法瓶を提供することを目的とする。
本考案は上記目的を達成するため、前記真空二
重容器のバキユーム用チツプ管付きの底部の外周
縁をチツプ管よりも大きく下方に筒状に延長し、
底部にそのチツプ管を覆うカバーを設けると共
に、筒状延長部内にコツプをその口部から着脱自
在に嵌め合せて取付け、コツプ内側の空間を物品
収納部とし、且つ前記空間を開閉する蓋部材を設
けたことを特徴とする。
以下本考案を図面に示す実施例に基き具体的に
説明する。
第1図に示す実施例は、携帯用金属製魔法瓶に
係るものである。内容器部1と外容器部2との間
を真空にした真空二重容器3は、ステンレスなど
の金属で形成されている。前記内容器部1と外容
器部2とは上端縁(図示せず)において溶接され
て一体化されている。又前記外容器部2は円筒状
の外筒部4と逆コツプ状の底板部5とを夫々の下
端縁6a,6bにおいて溶接一体化して構成され
る。前記底板部5の中央には、チツプ管7をロウ
付けし、このチツプ管7を通じて内外容器部1,
2間の空気を排出した後、チツプ管7を閉口する
ことによつて、内外容器部1,2間の空間8を真
空としている。
前記底板部5の側周壁9は下方に筒状に延長
し、その下端縁6bには内方に屈曲するカール縁
11を形成している。そして前記側周壁9の外周
方に前記外筒部4の下部10を位置させ、その下
端縁6aと前記側周壁9の下端縁6bとを、前述
の如く、溶接によつて接合している。
前記側周壁9には前記カール縁11を利用して
合成樹脂製の底部材12を無理嵌め結合してい
る。この底部材12は第1図に示す如く、側周壁
部13と頂板部14とからなり、側周壁部13の
下端に外向きフランジ15を設ける一方、頂板部
14の中央に前記チツプ管7を囲むように形成し
た凹陥部16を設けている。前記側周壁部13の
下端には、前記カール縁11に嵌係合する嵌合溝
17を周設すると共に、この嵌合溝17の上部に
ガイド突起18を周設している。かくして、底部
材12を前記外容器部2の底板部5に押し込む
と、前記カール縁11はガイド突起18に案内さ
れた後前記嵌合溝17に嵌係合し、底部材12は
前記底板部5延いては真空二重容器3に無理嵌め
結合される。
外容器部2の外筒部4の下端縁6aは他の部分
に較べ小径に形成され、上部との間に段部19が
形成されている。この段部19の下方、すなわち
前記下端縁6aの外周には合成樹脂製の紐掛けリ
ング20を套嵌している。この紐掛けリング20
は上下の動きを前記段部19及び前記外向きフラ
ンジ15によつて拘束され、且つ回動自在に配さ
れている。又この紐掛けリング20は、底部材1
2を真空二重容器3に無理嵌め結合する前に、前
記下端縁6aの外周に套嵌され、前記無理嵌め結
合終了と同時に、前記位置に拘束支持されること
になるが、他方では、真空二重容器3の下端縁6
a,6bが無理嵌め時に外方に拡がるのを規制す
る作用を営んでいる。21は紐掛けリング20に
設けた紐係止孔で、肩掛け紐(図示せず)の一端
を係止するものである。
前記底部材12の側周壁部13の内面には雌ネ
ジ22を設け、この雌ネジ22にコツプを兼用す
る蓋部材23の雄ネジ24を螺合させて、この蓋
部23を底部材12に着脱可能に取付けている。
前記底部材12の内部に形成される空間Aは物品
収納部とし、ここに内コツプ25を収納してい
る。前記空間Aは前記蓋部材23によつて開閉さ
れる。
第1図において、26は前記紐掛けリング21
と同様紐係止孔27を有すると共に、回動自在に
真空二重容器3の上端部に支持された紐掛けリン
グである。この紐掛けリング26は真空二重容器
3の上端近傍に形成された段部28と、真空二重
容器3の上端部に取付けた肩部材29とによつて
上下方向の動きを拘束されている。又第1図にお
いて、30は真空二重容器3の瓶口部(図示せ
ず)を閉栓する栓体である。
本実施例は上述の如く、内容器部1と外容器部
2との間を真空にした金属製真空二重容器3の底
部(前記底板部がこれに該当する。)5の外周縁
を下方に筒状の延長し、底部5にそのチツプ管7
を覆うカバー(底部材がこれに該当する。)12
を設けると共に、筒状延長部(底板部の側周壁及
び外筒部の下部がこれに該当する。)9,10内
にコツプ(蓋部材がこれに該当する。)23をそ
の口部から着脱自在に嵌め合せて取付け、コツプ
23内側の空間(前記底部材の内部に形成される
空間がこれに該当する)Aを物品収納部とし、構
成としているが、本考案は上記実施例に示す外、
種々の態様に構成することができる。
例えば、上記実施例では、前記空間Aを底部材
12内に形成しているが、かかる底部材12を省
略し、真空二重容器3の底部5及びその筒状延長
部9,10とによつて直接囲まれて形成されるよ
うにしてもよい。この場合には蓋部材23は真空
二重容器3の筒状延長部9,10に螺合などの手
段によつて直接取付けられる。
又上記実施例では、物品収納用の空間Aに内コ
ツプ25を収納しているが、この空間Aに他の小
物物品を収納することも可能であり、又この空間
Aの形状を適宜選定できることは云うまでもな
い。
更に上記実施例では前記筒状延長部9,10を
2重壁構造に構成しているが、これを単壁構造と
することもでき、その例を第2図及び第3図に示
す。
第2図に示す実施例は、前記外容器部2の外筒
部4の下部10のみを筒状延長して、これを前記
空間Aを形成する筒状延長部としている。他方第
3図に示す実施例は外容器部2の底板部5の側周
壁9のみを筒状に延長して、これを前記空間Aを
形成する筒状延長部としている。尚、これらの実
施例は共に、前記底板部5にスポツト溶接した支
支持金具31及びボルト32によつて、前記底部
材12を真空二重容器3に取付けている。又第2
図の33及び第3図の34は、底部材12に設け
たリブで、底部材12と前記筒状延長部9,10
との間にガタツキが生じないようにしたものであ
る。更に第3図においては、底部材12の外周壁
35によつて、前記底板部5の側周壁9を覆い、
外観を美しくしている。
本考案によれば、内容器部と外容器部との間を
真空にした金属製真空二重容器のバキユーム用チ
ツプ管付きの底部の外周縁をチツプ管よりも大き
く下方に筒状に延長し、底部にそのチツプ管を覆
うカバーを設けると共に、筒状延長部内にコツプ
をその口部から着脱自在に嵌め合せて取付け、コ
ツプ内側の空間を物品収納部とし、且つ前記空間
を開閉する蓋部材を設けたから、チツプ管が筒状
延長部内において外力を受けにくいカバーにより
覆われ、それだけでも2重の充分な保護になるう
え、筒状延長部に内嵌めしたコツプが外力を受け
にくい今1つのカバー部材ともなつて、チツプ管
の保護をさらに万全にすることができる。
また前記コツプは着脱自在で、この内側の空間
を物品収納部とし、今1つのコツプを収納する
等、チツプ管保護空間を有効に利用でき、使用に
便利なものにすることができる。
したがつて、チツプ管保護を万全にしながら、
その構造を使用に便利なものにできる金属製魔法
瓶を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図及び第3図は夫々本考案の他の実施例
の要部を示す縦断正面図である。 1……内容器部、2……外容器部、3……真空
二重容器、5……底部、9……筒状延長部、12
……底部材(カバー)、23……蓋部材(コツ
プ)、A……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内容器部と外容器部との間を真空にした金属製
    真空二重容器のバキユーム用チツプ管付きの底部
    の外周縁をチツプ管よりも大きく下方に筒状に延
    長し、底部にそのチツプ管を覆うカバーを設ける
    と共に、筒状延長部内にコツプをその口部から着
    脱自在に嵌め合せて取付け、コツプ内側の空間を
    物品収納部とし、且つ前記空間を開閉する蓋部材
    を設けたことを特徴とする金属製魔法瓶。
JP14661183U 1983-09-20 1983-09-20 金属製魔法瓶 Granted JPS5967149U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14661183U JPS5967149U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 金属製魔法瓶

Applications Claiming Priority (1)

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JP14661183U JPS5967149U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 金属製魔法瓶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5967149U JPS5967149U (ja) 1984-05-07
JPH0232202Y2 true JPH0232202Y2 (ja) 1990-08-31

Family

ID=30326291

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JP14661183U Granted JPS5967149U (ja) 1983-09-20 1983-09-20 金属製魔法瓶

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