JPH0330015Y2 - - Google Patents

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JPH0330015Y2
JPH0330015Y2 JP15493385U JP15493385U JPH0330015Y2 JP H0330015 Y2 JPH0330015 Y2 JP H0330015Y2 JP 15493385 U JP15493385 U JP 15493385U JP 15493385 U JP15493385 U JP 15493385U JP H0330015 Y2 JPH0330015 Y2 JP H0330015Y2
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JP15493385U
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、携帯用金属製魔法瓶等の保温容器の
口部を覆う蓋などとして好適に用いられる蓋コツ
プの構造に関するものである。
「従来技術およびその問題点」 従来、携帯用魔法瓶等の蓋コツプには、一搬
に、単純な有底筒状のものが用いられていた。と
ころが、この種の蓋コツプは、携帯用魔法瓶のサ
イズに対応した大きさに形成されているので、容
量の大きな魔法瓶の蓋コツプは、コツプとして利
用する際、片手では取り扱い難いものとなる不満
があつた。
このため、蓋コツプに取つ手を設けて、取り扱
い易さを向上したものが提供されている。しかし
ながら、従来提供されていた取つ手付きの蓋コツ
プは、有底筒状の蓋コツプに単に取つ手を設けた
ものであつたので、魔法瓶のデザインと不釣合い
であつたり、強度が不充分なものであつた。
「考案の目的」 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、外
観が優れており、しかも強度の高い取つ手付き蓋
コツプを提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 そこで、本考案の蓋コツプにあつては、コツプ
本体の外周に金属カバーを嵌合すると共に、その
底部にキヤツプを固定し、該キヤツプの外周に、
コツプ本体の開口部側にコツプ本体の外周壁に沿
つて延びその端部で開口する筒状の取手本体を設
け、該取手本体の開口をコツプ本体の開口部端の
外周に突出して設けた庇部と嵌合して閉じ一体化
することにより上記問題点の解決を図つた。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案のコツプを詳しく
説明する。
第1図は、本考案の蓋コツプの一実施例を示す
もので、図中符号1は合成樹脂製のコツプ本体で
ある。このコツプ本体1の外周には略筒状の金属
製のコツプカバー2が装着されている。また、コ
ツプ本体1の底部外面には、キヤツプ3が装着さ
れている。
キヤツプ3は、コツプ本体1の底部外面に固定
されたもので、魔法瓶の商品名などのマークが入
れられ、化粧板としての機能をも兼ねるものであ
る。このキヤツプ3は、第2図に示すように、略
皿状の板部4と、その外周部に設けられた取手本
体5とから構成されている。この取手本体5は、
断面が方形の筒状のもので、キヤツプ3がコツプ
本体1に装着された状態のときコツプ本体1の外
周壁に沿つてコツプ本体1の開口部1a側に向か
つて延びるように設けられている。そして、その
先端部分は開口されて開口部5aとされている。
取手本体5の開口部5a側の端部の肉厚は、薄く
形成されており、その内面側には段部6が形成さ
れている。また、この取手本体5の開口部5aと
逆側の端部は、板部4に近ずくに従つて板部4の
半径方向に沿う幅が漸次狭くなるように形成され
ており、その最終端で連結部7を介して板部4に
連設されている。
キヤツプ3の板部3の下面(第2図中下方の
面)には、外周縁に沿つて下方に突出する環状突
起8が設けられている。この環状突起8の所定箇
所には、後述するコツプ本体1に設けられている
回り止め凸部9を避けるための逃げ凹部10が形
成されている。また、この環状突起8の内側に
は、環状突起8と同心状に環状リブ11が設けら
れている。
上記コツプ本体1は、第3図に示すように略有
底円筒状のものである。このコツプ本体1の開口
部1a側には、庇部12が連設されている。この
庇部12は、上記取手本体5の開口部5aを閉止
するもので、略長方形に形成されている。この庇
部12の上面(第3図中上側)には、取手本体5
の段部6に嵌合するリブ13が外周縁より若干内
側の位置に設けられている。このコツプ本体1の
上部を閉じる底板14の外面上には、環状の突起
15が設けられている。この環状突起15は、上
方に突出すると共に、その外周面16が底板14
の径よりも小さい環状に形成されている。
この突起15には、その外周面16に接して回
り止め凸部9が一箇所設けられている。また、突
起15の上面には第3図bに示すように、超音波
溶着用の凸部18が設けられている。このコツプ
本体1の下端縁は、第3図cに示すように外方に
折り返されて底板14に向かつて開くカバー係合
溝19が形成されている。また、このコツプ本体
1は、その外周面20が上方に向かつて漸次内方
に傾斜するように上方に向かつて徐々に縮径され
ている。
上記コツプカバー2は、第4図に示すように、
略筒状のもので、その上端部には屈曲部21が設
けられている。この屈曲部21は、コツプカバー
2の本体部分22から内方に屈曲された内方屈曲
部23とこの内方屈曲部23から上方に屈曲され
た上方立ち上り部24とから形成されている。ま
た、この屈曲部21の所定箇所には、上記コツプ
本体1の回り止め凸部9と嵌まり合う、回止め切
欠き25が形成されている。
これらコツプ本体1とコツプカバー2とキヤツ
プ3とは、第5図に示すように組み立てられ、蓋
コツプとされる。この蓋コツプにあつては、コツ
プ本体1の外周にコツプカバー2が嵌め合わさ
れ、コツプ本体1の底板14にキヤツプ3が装着
されている。そして、キヤツプ3に連設された取
手本体5の開口部5aは、コツプ本体1の庇部1
2によつて密閉されている。取手本体5の段部6
には庇部12のリブ13が嵌め合わされている。
この段部6とリブ13との間には、第6図に示す
ように、パツキン26を介在せしめて、取手本体
5の密閉性を向上させることもできる。
また、コツプカバー2の下端縁は、コツプ本体
1のカバー係合溝19に嵌め合わされている。ま
た、コツプカバー2の屈曲部21は、コツプ本体
1の環状突起15とキヤツプ3の環状突起8に挾
まれ固定されている。そして、この状態で、コツ
プカバー2の回り止め用切欠き25は、コツプ本
体1の回り止め凸部9に係合されている。また、
キヤツプ3はコツプ本体1に対して超音波溶着等
によつて接着固定されている。そして、コツプ本
体1の外周面20とコツプカバー2の間には、空
気断熱層27が形成されている。
このような蓋コツプは、例えば第7図に示すよ
うに、魔法瓶28に装着されて用いられる。この
魔法瓶28は、金属製の真空断熱二重容器29に
起倒自在な把手30が把手受け部材31を介して
取り付けられたものである。この魔法瓶28の把
手30は、把手受け部材31に一端が枢着された
リンク部材32と、このリンク部材32の他端に
その一端がヒンジ結合されたスライド把手33
と、このスライド把手33に摺動自在に嵌め込ま
れると共に一端が把手受け部材31に枢着された
案内部材34と、把手30の起立位置および収納
位置を決める板バネ35などから構成されてい
る。そして、この魔法瓶28の把手30は、魔法
瓶28から水等を注ぎ出す際に起立せしめられて
把持され、不要時には第7図に示すように容器2
9の外面に沿うように倒されてコンパクトな収納
状態とされる。
本考案の蓋コツプの取つ手の部分は、第7図に
示すように、収納状態とされた魔法瓶28の把手
30と外観上一連のものとなる。
「考案の効果」 以上詳しく説明したように、本考案の蓋コツプ
は、キヤツプの外周にコツプ本体の開口部側にコ
ツプ本体の外周壁に沿つて延びその端部で開口す
る筒状の取手本体が設けられると共に、該取手本
体の開口をコツプ本体の開口部端の外周に突出し
て設けた庇部と嵌合して閉じ一体化したものなの
で、本考案の蓋コツプの取つ手の部分は魔法瓶の
外方に突出した把手と外観上一体のものとなる。
従つて、本考案の蓋コツプは魔法瓶のデザインと
の調和を容易に図ることができて外観的に品質の
高いものとなる。
また、本考案の蓋コツプは、その取手本体の一
端が開口部を閉止する庇部を介してコツプ本体に
係止され、他端がキヤツプを介してコツプ本体に
係止されているので、取手本体は両端でコツプ本
体に固定されることとなり、コツプ本体に対する
取手本体の取り付け強度が高いものとなる。しか
も、取手本体は強度の高い筒状に形成されてい
る。従つて、本考案の蓋コツプは、取つ手の部分
の強度が高く扱い易く、長期の使用に耐え得るも
のとなる。
さらに、本考案の蓋コツプは、取手本体が筒状
に形成されておりその開口がコツプ本体の庇部で
閉止されているので、取手本体内に水分やホコリ
等が入ることがなく、衛生的なコツプとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の蓋コツプの一実施例を
示すもので、aは底板側から見た斜視図、bは開
口部側から見た斜視図、第2図は同実施例のキヤ
ツプを示すもので、aは斜視図、bはa図の−
線視断面図、第3図は同実施例のコツプ本体を
示すもので、aは斜視図、bはa図のB−B線視
断面図、cはa図のC−C線視断面図、第4図は
同実施例のコツプカバーを示すもので、aは一部
断面視した正面図、bは平面図、第5図は同実施
例の蓋コツプを示す断面図、第6図は本考案の蓋
コツプの第二実施例を示す断面図、第7図は第一
実施例の蓋コツプが装着された魔法瓶を示す一部
断面視した正面図である。 1……コツプ本体、1a……開口部、3……キ
ヤツプ、5……取手本体、5a……開口部、12
……庇部、14……底板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有底筒状の合成樹脂製コツプ本体の外周に金属
    製カバーを嵌合してこれを底部外面に装着するキ
    ヤツプで固定してなる蓋コツプにおいて、 上記キヤツプの外周に、上記コツプ本体の開口
    部側にコツプ本体の外周壁に沿つて延びその端部
    で開口する筒状の取手本体が設けられると共に、
    該取手本体の開口を上記コツプ本体の開口部端の
    外周に突出して設けた庇部と嵌合して閉じて一体
    化したことを特徴とする蓋コツプ。
JP15493385U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0330015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15493385U JPH0330015Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15493385U JPH0330015Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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Publication Number Publication Date
JPS6263023U JPS6263023U (ja) 1987-04-18
JPH0330015Y2 true JPH0330015Y2 (ja) 1991-06-26

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JP15493385U Expired JPH0330015Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2569668Y2 (ja) * 1992-01-20 1998-04-28 象印マホービン株式会社 液体容器の蓋兼用コップ

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Publication number Publication date
JPS6263023U (ja) 1987-04-18

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