JPH0231967B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0231967B2
JPH0231967B2 JP60015441A JP1544185A JPH0231967B2 JP H0231967 B2 JPH0231967 B2 JP H0231967B2 JP 60015441 A JP60015441 A JP 60015441A JP 1544185 A JP1544185 A JP 1544185A JP H0231967 B2 JPH0231967 B2 JP H0231967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
catheter
balloon
hole
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60015441A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61176324A (ja
Inventor
Soichi Osada
Nobushichi Ichida
Yoshiko Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Fukuda Denshi Co Ltd
Daido Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Fukuda Denshi Co Ltd
Daido Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Fukuda Denshi Co Ltd, Daido Sangyo Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP60015441A priority Critical patent/JPS61176324A/ja
Publication of JPS61176324A publication Critical patent/JPS61176324A/ja
Publication of JPH0231967B2 publication Critical patent/JPH0231967B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカテーテル型の電極装置に関し、例え
ば食道内心電位誘導及び心臓ペーシング用等の生
体内で用いるに適した電極装置に関するものであ
る。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 従来の食道内心電位誘導電極装置(以下食道内
誘導子)は、十二指腸ゾンデの尖端に耐蝕性の金
属電極を取り付けた構造のものが一般的である。
この食道内誘導子の欠点は、食道内に電極付き
のカテーテルを挿入するが故に、食道内壁の径に
比して誘導子の径が細く食道内で誘導子が動き易
い為電極間のインピーダンスが変化し、この変化
分が心電位に重畳して基線の安定した心電図を得
ることができない。
また、最近よく行なわれる食道内からの心臓ペ
ーシングを実施する場合、定電流法が取られる
が、インピーダンス変化により電流の閾値が決定
し難い欠点があつた。また、そのために過大電流
が流れて生命に拘る結果とも成りかねない危険も
あつた。
また、従来の食道内誘導子は、耐蝕性の金属線
をカテーテルに巻き付けるか、耐蝕性の金属を円
柱状の電極に機械加工し、この電極をカテーテル
に挿入する何れかの構造が採られており、何れの
場合にも電極を絶縁加工された導線を用いて中継
し、カテーテル内を通している。
しかし、上記の構造では導線の絶縁の劣化ある
いは断線が生じ易く寿命が短い問題があつた。
更にまた、上記食道内誘導子と略同様の構成で
ある血管内に挿入して心臓の動作に電気的刺激を
与えるための電極装置として特開昭51−101387号
の如き電極装置や特開昭55−29373号の如き電極
装置が提案されている。
しかし、前記の電極装置は、電極部が傘型の構
成であり、電極部を所望位置に位置決めした後に
カテーテル内のワイヤを引つ張る等して折り畳ん
である電極部の係止部材等を取り外して電極部を
展開したり、ワイヤを引つ張つて直接に電極部を
展開する等して周囲血管壁に固定するものであ
る。
このため、どうしてもカテーテル内のワイヤ等
を引く等の動作が避けられず、ワイヤの断線等の
危険性が避けられなかつた。
また、これらの電極装置は一旦開放してしまう
と直ちに折り畳むことができず、折り畳むには熟
練を要する、かつ非常に面倒な操作が必要であつ
た。また、針状の電極を血管壁に接触、または突
き刺さなければならず、非常に危険性の高いもの
であつた。
一方、後者の電極装置は、電極部の伸縮にいち
いち1本1本のワイヤを押し込んだり、引つ張つ
たりしなければ血管壁に接触させたり離したりす
ることができず、非常に操作性の悪いものであつ
た。また、多数のワイヤが露出状態であり、血管
を傷付けたり、断線、腐食等する危険性が特に高
いものであつた。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上述べた従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は生体の状態に伴う食
道内等での位置変化によるインピーダンスの変化
を無くし、安定した食道内心電位の測定及び心臓
ペーシングを含む生体内への接触/非接触を極め
て容易にに行うことができる電極装置を提案する
ことにある。
また、本発明の他の目的は電極に接続される導
線の絶縁不良、断線等を極力減少させることによ
り、寿命を長くした電極装置を提案することにあ
る。
上述の目的を達成する一手段として例えば以下
の構成を備える。
即ち、長手方向に通孔を設けたカテーテルと、
該カテーテルの少なくとも一箇所に設けられた通
孔と接続され通孔からの流体の注入により膨張す
るとともに流体の排出により収縮するバルーン
と、該バルーンの外側に配設された該バルーンの
膨張および収縮に対応して内部空間を拡大および
縮小可能に可撓性を有する帯状電極と、カテーテ
ル内に配設され帯状電極と電気的に接続された導
線とを備える。
[作用] 以上の構成において、カテーテルに設けられた
通孔を介して流体を注入してバルーンを膨張させ
ることにより該バルーン外側に設けられた帯状電
極を所望生体部位に安定的に固定可能とする。
[実施例] 以下、本発明に係る一実施例を、図面を用いて
詳細に説明する。
第1図は本発明に係る一実施例の電極装置(食
道内誘導子)の全体図を示す。
図中、1は電極装置、2は合成樹脂からなるカ
テーテルである。3はカテーテル2の先端近傍か
ら長さ方向数箇所(例えば2箇所)に設けられた
通孔13からの気体または液体等の流体の注入に
より膨張するとともに、注入した流体の排出によ
り収縮する電極位置固定のためのゴム膜等の可撓
性材料で形成されている、いわゆるバルーンを構
成する伸縮体であり、図示の状態は流体を注入し
て球状に膨張させた場合である。4は伸縮体3と
一体にカテーテル2に固着された伸縮体3の周囲
に位置する導電性ゴム等により成る帯状電極であ
る。この帯状電極4はカテーテル2の先端近傍の
伸縮体3の部分には設けられていない。6は後述
する導線及び空気等の流体導入部の中継部、7は
空気等の流体を導入する導入部と連結する合成樹
脂等のチユーブ、8は三方活栓等との結合金具、
9,10は夫々帯状電極4に接続される導線の引
き出し線である。
第2図は第1図にで示す部分の拡大図であ
る。
帯状電極4は、第2図図示の如くカテーテル2
の外側周囲全体にわたつて所定間隔を介して複数
本配置されており、かつ個々の帯状電極4は各々
両端の固定部11で伸縮体3の両端部と一体に纒
められカテーテル2に固定されている。
第3図は第1図にで示す部分の伸縮体を収縮
させた状態を示している。
伸縮体3が収縮すると、それに伴つて帯状電極
4は図示の如くカテーテル2上に折畳まれた状態
となる。図から分かるように、帯状電極4は固定
部11の間隔よりも所定長さだけ長く形成され、
伸縮体3が膨張したときに帯状電極4自身が伸び
ることなく伸縮体3の外面に沿つて内部空間を拡
大するように広がる構成になつている。即ち、帯
状電極4は伸縮体3の最大伸長時(最大膨張時)
の長さに合わせて余裕をもつて形成されているも
のである。このように構成したのは、帯状電極4
がゴム等の可撓性を有する導電部材により形成さ
れていることから、伸縮体3の膨張によつて帯状
電極4が伸縮し電極部の抵抗値が変化するのを防
止するためである。
なお、帯状電極4は、伸縮体3の収縮時に第3
図の様に一方方向に折畳まれた状態となる例に限
定されるものではなく、心臓ペーシング用電極装
置のような電極部の抵抗値の変化の影響が少ない
場合、または無視できる場合には、伸縮体3と同
様に伸縮する帯状電極で構成しても、又伸縮体と
一体に形成した帯状電極であつても良い。
第4図A,Bは第3図の状態の縦横断面図であ
る。カテーテル2内には長手方向に延びる通孔1
2a,12b,13が設けられている。通孔12
a,12bには夫々引き出し線9,10に接続さ
れた表面が絶縁された導線9a,10aが通され
ている。そして、カテーテル2の通孔12aの帯
状電極4の固定部11位置には、孔14,15が
設けられており、この孔14,15内には帯状電
極4をカテーテル2に接着する導電性接着剤が充
填され、導線9aをも接続した状態となつてお
り、帯状電極4と導線9aとを電気的に接続する
ように構成されている。
導線10aと他の帯状電極4も、該他の帯状電
極4の固定部11位置に設けられた孔を介して同
様に電気的に接続されている。
また、導線9a,10aは夫々シリコン樹脂等
により通孔12a,12b内に固定されている。
これによつて、カテーテル2の屈曲による導線9
a,10aの断線及び絶縁不良等が良好に防止さ
れる。通孔13は伸縮体3への空気等の流体の導
入、排出を行うためのものであり、カテーテル2
の伸縮体3が位置する部分には通孔13と通ずる
空気穴13aが設けられている。また、伸縮体3
は第4図Aに示すようにカテーテル2の周囲を囲
むように帯状電極4と一体に成形されている。
次に、上記の如く構成される本実施例の電極装
置の動作について説明する。
まず、結合金具8に三方活栓と注射器を取付
け、注射器により吸引するとカテーテル2内及び
伸縮体3内の流体(例えば、空気)は通孔13及
び空気穴13aを通つて注射器に引き込まれ、伸
縮体3は第3図に示す如くカテーテル2と同等の
細さになる。そこで三方活栓を閉じ、生体の口
腔、または鼻腔から食道内にカテーテル2を導入
する。そして、先端の伸縮体3を胃の噴門部に位
置させる。その後三方活栓を開けて流体を注射器
より通孔13に注入する。この流体は空気孔13
aを通つて各伸縮体3を伸長(膨張)させると共
に、先端の伸縮体3によつて胃の噴門部にカテー
テル2が固定される。各伸縮体3を伸長(膨張)
させると、同時に帯状電極4も第2図に示す様に
内部空間が拡大するように広がり、食道壁に接触
し固定される。なお、本実施例においては、この
ときの伸縮体3の直径は約20〜30mmである。
そして、固定された帯状電極4から導線9a,
10a及びリード線9,10を通して心電位誘導
を行なう。または、固定された帯状電極4から導
線9a,10a及びリード線9,10を通して心
臓ペーシングを行う。尚、この場合8本の帯状電
極4があるのは、心臓の右房、左房間の洞結節
(ペーシング発生源)に対して最適条件を得るの
にカテーテル2の回転を小さな回転角で決めるこ
とが出来るためである。
以上のように本実施例の電極装置によれば、帯
状電極4を膨張させ食道壁に接触固定するように
したので、食道変動による電極間インピーダンス
の変動が起こり難くなり、安定した心電位の測定
及び心臓ペーシングを行うことができるようにな
る。また第4図A,Bに示す如く、各導線9a,
10aは通孔12a,12b内で、シリコン樹脂
等にて絶縁するため固定されるので、カテーテル
2の屈曲に対しても導線9a,10aが断線した
り、絶縁不良を起こす等の故障が少なくなり、電
極装置の寿命が長くなる。
さらに、生体の状態変化に伴う電極の位置変化
が防止され、電極間インピーダンスの変動が減少
する。従つて、安定な心電位測定及び心臓ペーシ
ングを行うことが可能となる。
帯状電極の生体への接触、収納に関しても単に
収縮体3に流体を注入して膨張させるとともに流
体の排出により収縮させるのみでよく、いちいち
電極を生体に接触するために電極操作用のワイヤ
等を引出したり押し込んだりする必要の無い、導
線や操作用のワイヤが断線したり、そのため生体
面の破壊等が発生する可能性の無い、安全性の高
い電極装置が提供できる。
しかも、生体電位の収集等が終了した場合に
も、単に伸縮体3に流入させた流体を抜き取ると
いう簡単かつ安全な操作のみで、容易に電極を収
容して取出すことができる。この場合において
も、電極部が針状のものの如くに生体を傷付ける
可能性の有るものと違い、可撓性を有する帯状電
極4で構成されており、そのような危険性が全く
無く、生体を傷付けることない。
以上の流体は、カテーテル挿入箇所に合わせ
て、最も危険性の少ない、生体に悪影響を与えな
い性質のものを任意に採用することができ、生体
への高い安全性が確保できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、電極が簡
単かつ安全性高く測定部位に位置決め固定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例に係る電極装置
の外観図、第2図及び第3図は第1図部分の拡
大図、第4図A,Bは第3図における縦および横
断面図である。 ここで、1……電極装置、2……カテーテル、
3……伸縮体、4……帯状電極、9a,10a…
…導線、12a,12b,13……通孔である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長手方向に通孔を設けたカテーテルと、該カ
    テーテルの少なくとも一箇所に設けられた前記通
    孔と接続され前記通孔からの流体の注入により膨
    張するとともに前記流体の排出により収縮するバ
    ルーンと、該バルーンの外側に配設された該バル
    ーンの膨張および収縮に対応して内部空間を拡大
    および縮小可能に可撓性を有する帯状電極と、前
    記カテーテル内に配設され前記帯状電極と電気的
    に接続された導線とから成り、前記カテーテルに
    設けられた通孔を介して流体を注入して前記バル
    ーンを膨張させることにより該バルーン外側に設
    けられた帯状電極を所望生体部位に安定的に固定
    可能としたことを特徴とする電極装置。
JP60015441A 1985-01-31 1985-01-31 電極装置 Granted JPS61176324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60015441A JPS61176324A (ja) 1985-01-31 1985-01-31 電極装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60015441A JPS61176324A (ja) 1985-01-31 1985-01-31 電極装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61176324A JPS61176324A (ja) 1986-08-08
JPH0231967B2 true JPH0231967B2 (ja) 1990-07-17

Family

ID=11888889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60015441A Granted JPS61176324A (ja) 1985-01-31 1985-01-31 電極装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61176324A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420454Y2 (ja) * 1988-06-21 1992-05-11
US5069215A (en) * 1989-02-06 1991-12-03 Arzco Medical Electronics, Inc. Multiple electrode affixable sheet
US7653438B2 (en) * 2002-04-08 2010-01-26 Ardian, Inc. Methods and apparatus for renal neuromodulation

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51101387A (ja) * 1975-02-28 1976-09-07 Medtronic Inc
JPS5529373A (en) * 1978-08-24 1980-03-01 Univ California Loop probe in vein

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51101387A (ja) * 1975-02-28 1976-09-07 Medtronic Inc
JPS5529373A (en) * 1978-08-24 1980-03-01 Univ California Loop probe in vein

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61176324A (ja) 1986-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5117828A (en) Expandable esophageal catheter
US3837347A (en) Inflatable balloon-type pacing probe
ES2725467T3 (es) Globo cargado a resorte
US4304239A (en) Esophageal probe with balloon electrode
US4890623A (en) Biopotential sensing device and method for making
CN215914629U (zh) 可扩展组装导管
AU2011262989B2 (en) Catheter for measuring electric potential
US5345936A (en) Apparatus with basket assembly for endocardial mapping
US6148222A (en) Esophageal catheters and method of use
US6144870A (en) Catheter with improved electrodes and method of fabrication
JPH11253453A (ja) カテーテル
JPH11285534A (ja) カテーテル
US5928276A (en) Combined cable and electrophysiology catheters
ATE39611T1 (de) Temperaturueberwachender katheder.
CN104159536A (zh) 用于神经调制的离壁和接触电极装置以及方法
GB1424262A (en) Disposable central venous catheter
JP2736896B2 (ja) バルーンカテーテル
US7289846B2 (en) Multi-lumen medical electrical lead body
US6925318B2 (en) Medical probe with variable tip length and shape
JPWO2019148094A5 (ja)
JPH0231967B2 (ja)
CA2098700A1 (en) Medico-surgical devices
JP5095261B2 (ja) カテーテルを有する医療器具
KR100721070B1 (ko) 외장튜브 및 그 내부에 삽입된 전극도자를 포함하는시술기구
JP6950337B2 (ja) 生体内電位計測器及び生体内電位計測システム