JPH023193Y2 - - Google Patents

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JPH023193Y2
JPH023193Y2 JP1985196154U JP19615485U JPH023193Y2 JP H023193 Y2 JPH023193 Y2 JP H023193Y2 JP 1985196154 U JP1985196154 U JP 1985196154U JP 19615485 U JP19615485 U JP 19615485U JP H023193 Y2 JPH023193 Y2 JP H023193Y2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、燃料集合体を下方へ押圧するため
の弾性部材を備えた原子炉燃料集合体の上部ノズ
ルに関するものである。
「従来の技術」 一般に、第5図に示されるように、原子炉に装
荷される燃料集合体10は、上下両端に配設され
た上部ノズル11および下部ノズル12とこの両
ノズル間に設けられた制御棒案内管13とこの制
御棒案内管13に固定された支持格子14とから
なる構造体に多数の燃料棒15を束ねて支持して
なるものである。
ところで、原子炉容器内には、核分裂によつて
放出されるエネルギーを移送させるための冷却水
が満たされている。
この冷却水は前記燃料集合体10の下方から上
方に向かつて相当な流速で流動しているため、前
記燃料集合体10は、下方から持ち上げられるよ
うな力を受けることになる。
それ故、前記燃料集合体を安定に保持するため
には、前記燃料集合体を下方に押圧する必要があ
る。
そこで、前記燃料集合体10の上部ノズル11
は、その本体の上面にノズルスプリングを有して
おり、前記図示しない原子炉の上部炉心板を押圧
することによつて、燃料集合体10を下部炉心板
に押圧して支持するようにしている。
第6図ないし第8図はこの上部ノズル11の構
成を示す図であり、第6図はその一部破断斜視
図、第7図及び第8図はそれぞれ第6図における
A−A線及びB−B線断面図である。
図において、平面視略正方形状をなす正四角柱
状の上部ノズル本体20はその上面周辺部21を
残してその中央部に凹部22が設けられており、
この周辺部21の辺部21aには、主ノズルスプ
リング23及び副ノズルスプリング23aが設け
られている。
即ち、これらノズルスプリング23及び23a
は上下に重ねられて前記辺部21aの角部にクラ
ンプ部材24を介してネジ25によつてその基部
が固定されているものである。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、上記のような従来の上部ノズル11
にあつては、ノズルスプリング23及び23aを
上部ノズル本体20に固定するのに該上部ノズル
本体と別個の部材であるクランプ部材24を介し
てネジ25によつて固定しているためノズルスプ
リング23及び23aの反力による引張力がネジ
25に作用して応力腐食割れが発生したり、ある
いは、他の何等かの原因により切損したりした場
合、前記ノズルスプリング23及び23aの固定
が直ちに解除されたり、または、前記クランプ部
材24等が外れたりするという恐れも否定できな
いものであつた。
この考案の目的は、このような欠点を除去した
上部ノズルを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上部ノズル本体上面周辺部に燃料
集合体を下方へ向かつて押圧する弾性部材を設け
た原子炉燃料集合体の上部ノズルにおいて、前記
上部ノズル本体上面周辺部の一部を上方に突出さ
せて突出部を形成し、この突出部に前記弾性部材
を係合する係合溝を設けるとともに、この係合溝
の寸法を、前記弾性部材の一端部の温度を前記突
出部の温度より低くした場合に前記弾性部材が前
記係合溝に挿脱自在となり、該係合溝に前記弾性
部材の一端部を係合した状態で該弾性部材の一端
部の温度を前記突出部の温度と同じくした場合に
前記係合溝に前記弾性部材の一端部が固く締め付
け固定されるような値に選定した構成を有し、こ
の構成により、前記上部ノズル本体に一体に形成
された係合溝により直接弾性部材を支持可能と
し、応力腐食割れ等の原因となるネジ部材等を使
用する必要性を除去したものである。
「実施例」 第1図は、本考案の実施例に係る原子炉燃料集
合体の上部ノズルを示す一部破断斜視図である。
図において、平面視略正方形状をなす正四角柱
状の上部ノズル本体30の正方形状をなす上面に
はその周辺部31を残してその中央部に凹部32
が設けられ、この周辺部31の辺部31aに以下
詳述するように主ノズルスプリング33及び副ノ
ズルスプリング33aが固定されている。
即ち、この周辺部31の辺部31aの相対向す
る2つの角部は上方に突出されて突出部34が形
成されている。
第2図はこの突出部34の近傍を示す一部拡大
斜視図、第3図はその平面図、第4図はその一部
破断側面図である。
図において前記突出部34は前記2つの辺部3
1aに沿つて一定距離だけ延長された2つの延長
部34aを有し、この延長部34aに前記辺部3
1aの表面とその底面が一致する2つの係合溝3
4bが設けられている。
また、前記それぞれの係合溝34bの両側面に
は壁部34c及び34dが残されているととも
に、前記延長部34aにはその表面から前記係合
溝34b内に貫通するピン孔34eが穿設され、
さらに、該ピン孔34eに対応する前記係合溝3
4bの底部にはピン固定孔34fが設けられてい
る。
そして、前記係合溝34bに、上下に重ねられ
た前記主ノズルスプリング33及び副ノズルスプ
リング33aの基部が挿入される。
この場合、前記係合溝34bの寸法は前記主・
副ノズルスプリング33,33aの基部の温度を
前記突出部34の温度より低くした場合に前記
主・副ノズルスプリング33,33aの基部が前
記係合溝34bに挿脱自在となり、該係合溝34
bに前記主・副ノズルスプリング33,33aの
基部を係合した状態で該主・副ノズルスプリング
33,33aの基部の温度を前記突出部の温度と
同じくした場合に前記係合溝34bに前記主・副
ノズルスプリング33,33aの基部が固く締め
付け固定されるような値に選定されている。
さらに、これら主・副ノズルスプリング33,
33aの基部にはそれぞれ貫通孔33b及び33
cが設けられている。
従つて、前記主・副ノズルスプリング33,3
3aを上部ノズルに固定するには、まず、前記
主・副ノズルスプリング33,33aの基部を冷
却して該基部の温度を前記突出部34の温度より
低くし、この状態で前記主・副ノズルスプリング
33,33aの基部を前記係合溝34bに挿入す
るとともに、前記ピン孔34eから固定ピン36
を装着し、然る後、前記基部の冷却を解けばよ
い。
これにより、前記主・副ノズルスプリング3
3,33aの基部は熱膨張作用により前記係合溝
34bに固く固定される。
その後、前記固定ピン36の頭部に回り止めピ
ン36aを溶接等の手段によつて取り付けて固定
を完了する。
上述の実施例にあつては以下の利点がある。
即ち、前記上部ノズル本体30における上面周
辺部31の角部を上方に突出させて突出部34を
形成し、この突出部34に前記主ノズルスプリン
グ33及び副ノズルスプリング33aを係合する
係合溝34bを設け、この係合溝34bに前記各
ノズルスプリングの一部を係合させて前記上部ノ
ズル本体に支持するようにしたことより、極めて
確実な支持を可能としており、前記従来のように
上部ノズル本体と別部材となすクランプ部材等に
よつて支持した場合のように応力腐食割れ等を起
こしたりする等の不都合がない。
また、前記各ノズルスプリング33及び33a
の基部が所謂冷やしばめによつて前記係合溝34
bに強力に締め付け固定されるから固定が強固で
あるとともに、固定のためのネジ等を用いていな
いから使用中に該ネジ等が緩んだりするような事
故を起こすおそれもない。
さらに、前記各ノズルスプリングの取り付けは
単に前記主・副ノズルスプリング33,33aの
基部を冷却し、これらノズルスプリングの基部を
係合溝34bに挿入後前記ピン36を装着し、然
る後、冷却を解くだけであるから、取り付け作業
が極めて容易である。
尚、前記実施例にあつては、固定ピン36を用
いて固定をより確実にしているが、本考案は必ず
しもこの固定ピン36を用いる必要はなく、例え
ば前記係合溝の寸法を適宜小さく選定し、これに
応じて主・副ノズルスプリング33,33aの基
部をさらに低温まべ冷却して取り付ける場合も含
む。
また、弾性部材として2枚の板バネである主・
副ノズルスプリング33,33aを用いる例を述
べたが、本考案はこれに限られることなく1枚も
しくは3枚以上の板バネを用いた場合も含むこと
は勿論である。
「考案の効果」 以上詳述したように、この考案は、上部ノズル本
体上面周辺部に燃料集合体を下方へ向かつて押圧
する弾性部材を設けた原子炉燃料集合体の上部ノ
ズルにおいて、前記上部ノズル本体上面周辺部の
一部を上方に突出させて突出部を形成し、この突
出部に前記弾性部材を係合する係合溝を設けると
ともに、この係合溝の寸法を、前記弾性部材の一
端部の温度を前記突出部の温度より低くした場合
に前記弾性部材が前記係合溝に挿脱自在となり、
該係合溝に前記弾性部材の一端部を係合した状態
で該弾性部材の一端部の温度を前記突出部の温度
と同じくした場合に前記係合溝に前記弾性部材の
一端部が固く締め付け固定されるような値に選定
した構成を有し、この構成により、前記上部ノズ
ル本体に一体に形成された係合溝により直接弾性
部材を支持可能とし、応力腐食割れ等の原因とな
るネジ部材等を使用する必要性を除去し、これに
より前記弾性部材の前記上部ノズル本体への固定
を容易かつ確実にするという効果を得たものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
す図であつて、第1図はその一部破断斜視図、第
2図は第1図における一部拡大図、第3図は第2
図で示される部分の平面図、第4図は第2図で示
される部分の一部破断側面図、第5図は燃料集合
体を示す一部切欠正面図、第6図ないし第8図は
従来の上部ノズルを示す図であつて、第6図はそ
の一部破断斜視図、第7図は第6図におけるA−
A線断面図、第8図は第6図におけるB−B線断
面図である。 30……上部ノズル本体、31……上部ノズル
上面周辺部、33,33a……弾性部材を構成す
る主ノズルスプリング及び副ノズルスプリング、
33b,33c……貫通孔、34……突出部、3
4b……係合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部ノズル本体上面周辺部に燃料集合体を下方
    へ向かつて押圧する弾性部材を設けた原子炉燃料
    集合体の上部ノズルにおいて、前記上部ノズル本
    体上面周辺部の一部を上方に突出させて突出部を
    形成し、この突出部に前記弾性部材を係合する係
    合溝を設けるとともに、この係合溝の寸法を、前
    記弾性部材の一端部の温度を前記突出部の温度よ
    り低くした場合に前記弾性部材が前記係合溝に挿
    脱自在となり、該係合溝に前記弾性部材の一端部
    を係合した状態で該弾性部材の一端部の温度を前
    記突出部の温度と同じくした場合に前記係合溝に
    前記弾性部材の一端部が固く締め付け固定される
    ような値に選定したことを特徴とする原子炉燃料
    集合体の上部ノズル。
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