JPH023158Y2 - - Google Patents

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JPH023158Y2
JPH023158Y2 JP6780281U JP6780281U JPH023158Y2 JP H023158 Y2 JPH023158 Y2 JP H023158Y2 JP 6780281 U JP6780281 U JP 6780281U JP 6780281 U JP6780281 U JP 6780281U JP H023158 Y2 JPH023158 Y2 JP H023158Y2
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、ゴム又はゴム状弾性シート又は粘着
テープやインク等のペイント状物質の粘着力を測
定する装置に関するものである。 この種の粘着力の測定は、一般に、試料を軽荷
重下で互いに接触させ、これを剥離する力を測定
することにより行なわれている。このような圧着
剥離型の粘着力測定装置として、試料片を巻き付
けた金属円板をシート状の試料に所定の荷重下で
接触させ、前記金属円板を移動させて両試料を剥
離する力を測定することにより、粘着力を測定す
るピツクアツプ型の装置がある(英国特許第
742214号明細書)。しかし、この装置は、接着条
件(初期荷重、圧着荷重、圧着時間等)、剥離速
度等により測定値が異なるにもかかわらず、接触
操作を手作業で行なうため、測定結果のバラツキ
が非常に大きい欠点がある。 前記接着条件、剥離速度等を機械的、電気的に
制御して、測定結果のバラツキを減少させる装置
が提案された(特開昭51−75580号公報、特開昭
51−75581号公報、実開昭51−84490号公報)。こ
の装置は、モータに連結されたロープに上試料用
の支持体をつり下げ、前記モータによつて前記ロ
ープを巻き戻すことにより前記支持体を下降させ
て上試料を下試料に接触させ、所定時間経過後に
前記モータを逆転させて前記支持体を上昇させる
ことにより上試料を下試料から剥離し、このとき
に要した力を測定するものである。しかし、この
装置も剥離したときのロープの下端の位置を目読
することにより剥離に要した力を測定するため、
測定精度が低い欠点があつた。 これらの欠点を解消すべく、本考案者らは既
に、引張り荷重および圧縮荷重に応じた電気信号
を発生する所謂引張圧縮型のロードセルを、上試
料支持体に、ロード軸を介して結合させた装置を
提案した(特願昭55−18012号、特公昭62−45492
号)。 この装置は、粘着力を高精度で測定でき、さら
に圧着に要したエネルギー、剥離に要したエネル
ギー、圧縮時、剥離時の荷重変化の測定などが出
来るもので、この種の装置としては画期的なもの
があるが、このロードセルを上下させる駆動モー
タの振動の影響を受けて、測定値にノイズ(雑
音)が生ずる、という問題があつた。このような
測定時のモータ振動によるノイズを減少させるに
は、ロードセルを下試料の下部に設置すればモー
タの振動の影響を少なくできるためノイズ減少に
有効である。そのためにはロードセルにより下試
料の荷重、ならびに測定中は上試料ならびに測定
用の荷重(オモリ)をも含めた荷重をも支えなけ
ればならず、又下試料の交換も行なわなければな
らないため、適切な下試料保持体が必要となる。 本考案は上述の点に着目してなされたもので、
下部にロードセルを備え、その上部の支持部に任
意の厚みの下試料を確実に装着でき、かつ下試料
の交換も簡単にできる下試料支持装置を備えた粘
着力測定装置を提供することを目的とする。 以下、図面に示す実施例について説明する。第
1図において、1は後述する測定装置本体が内蔵
されている外枠で、その正面側は操作面になつて
おり、この操作面には、電源が投入されている間
点灯する表示灯付きの押釦スイツチ6、圧着時に
点灯される表示灯7、剥離時に点灯される表示灯
8、試験開始用の押釦スイツチ9、試験を中止す
るための押釦スイツチ10、後述するサーボモー
タ29の回転速度を設定する速度調整つまみ1
1、粘着力用の表示器12、圧着エネルギー用の
表示器13、剥離エネルギー用の表示器14、圧
着時間を設定する設定器15、実際の圧着時間を
表示する表示器16、表示器12の表示内容を予
じめ零に調整するための零調整つまみ17、後述
する表示器12用のドライブ回路に設けられてい
るピーク検出保持回路をON・OFFする切換スイ
ツチ18、前記ピーク検出保持回路で保持してい
る内容をクリヤする押釦スイツチ19及び圧着荷
重設定器20が設けられている。 表示器12,13,14,16は、目盛板を用
いたメータのようなアナログ表示器であつてもよ
いが、数字表示器のようなデイジタル表示器を用
いると、信号処理回路が簡単になり、好適であ
る。 前記測定装置本体は、第2図に示すように、上
部固定板21と下部固定板22が回転軸23と固
定軸24,25により上下方向に所定距離だけ離
された状態に固定されており、下部固定板22に
取付けられた4本の脚26により全体が支えられ
ている。回転軸23はほぼ全長にわたつて角ねじ
が形成されたねじ棒であり、その下端は下部固定
板22の上面に固着されたサーボモータ29の回
転軸に直結され、上端は上部固定板21に回転自
在に取付けられている。固定軸24,25は、固
定板21,22に固着されている。 固定板21と22の間には、回転軸23と固定
軸24,25が貫通する可動体30が設けられて
いる。回転軸23が貫通する可動体30の孔は、
回転軸23と螺合する雌ねじ孔であり、可動体3
0はサーボモータ29により回転軸23が回転さ
れると上下方向に移動する。 前記下部固定板22のガイド孔27に可動軸3
2が上下動自在に挿通されている。該ガイド孔2
7は、可動軸32の上下動に際し、接触しない程
度の大きさであることが必要である。前記可動体
30の上端部に孔28が形成され、この孔28に
可動軸32が遊挿され、該可動軸32に固着され
た突起33が前記可動体30に係止している。な
お、前記ガイド孔27は下部固定板22に設け
ず、装置本体とは独立したガイド部材を設置する
方がモータ29の振動が可動軸32に伝達されな
いため好ましい。可動軸32は突起33によつて
可動体30に係止されているが、可動体30の下
降により、上試料3が下試料2に圧着すると、可
動体30から離れるので、可動軸32、並びにこ
れに取付けられた重り55、上試料支持体53及
び円板54の総合計重量以上の荷重が下試料2に
かかることがない。 可動軸32の下部には上試料3を装着する金属
円板54を含む既知の試料支持体53が固着され
ている。必要に応じて上試料支持体53上に重り
55が取付けられる。 前記上試料支持体53の下方に位置して下試料
支持装置Aが設置されている。該下試料支持装置
Aは、支持ロツド56が一体に固着されている支
持板57と、試料押え部材58と、台5上に載置
され、前記支持ロツド56が直結された引張り圧
縮型のロードセル31とからなる。該ロードセル
31は前記外枠1からも脚部26からも独立して
いる。 前記下試料支持装置Aの第1実施例を第3図〜
第5図に示している。前記支持ロツド56はねじ
40により前記ロードセル31に固着されてい
る。前記支持板57の両端には係止溝41が形成
され、かつ上面には4個所に位置決めピン42が
突設されている。前記押え部材58は中央部に前
記上試料3がはまる孔43を有し、両側部にピン
44を介してボルト45が枢支されている。前記
試料押え部材58を前記位置決めピン42に係合
させ、ボルト45を支持板57の溝41にはめこ
み、ナツト46をしめつけることにより支持板5
7と押え部材58との間で下試料2をサンドツチ
状に固定する下試料2を交換する場合はナツト4
6をゆるめてボルト45を第3図矢印の様に回転
させることにより試料押え部材58をはずせばよ
い。 第6図ないし第8図は下試料支持装置Aの第2
実施例であつて、支持軸上端に固着されている支
持板57に4個のボルト47が摺動自在に取り付
けられている。このボルト47の上端にコロ48
がピン49を介して回転自在にとりつけられてい
る。このボルト47の下端には調整ねじ50がね
じこまれている。このボルト47はばね51によ
つて上方に附勢されている。前記支持板57の両
側に4本の柱52が固着されている。この柱52
の上端にガイド部材59がピン62により枢支さ
れかつ他端がねじ60により締付けられている。
下試料受板61は前記コロ48に載せられ、柱5
2,52の間を内されて前後方向に移動するよう
になつている。下試料2はこの下試料受板61の
上に載せられ、前記ガイド部材59,59で案内
される試料押え部材58との間でサンドイツチさ
れ、下試料受板61と下試料2及び試料押え部材
58の三者は一体となつて前後に移動するように
なつている。試料押え部材58には多数の圧着用
窓43が形成されており、引出孔63をもつてこ
の窓43を前記上試料3の位置に順次対抗させて
いくことにより、同一の下試料で複数回の測定が
可能となる。下試料2を交換するにはねじ60を
ゆるめてガイド部材59をピン62を支点として
鎖線のように回転させれば、試料押え部材58を
上方にとりはずすことができる。調整ねじ50に
よつて任意の厚みの下試料に対応でき、かつその
挾持力も任意に設定できる。 次に動作を説明する。モータ29が正転すると
可動体30が下降する。可動体30の下降により
支持軸32がガイド孔27内を移動しながら上試
料支持体53は下降し、上試料3が下試料2上に
圧着される。この圧着荷重は円板54、上試料支
持体53、支持軸32及び重り55の総合計重量
である。この圧着工程によつてロードセル31に
圧縮荷重が加わり、その荷重が荷重設定器20で
設定された荷重になるとモータ29が停止され
る。設定荷重は前記総合計重量に等しいか、又は
それ以下でなければならない。 一定時間経過後にモータ29が逆転し上試料3
が下試料2から剥離され、このときのロードセル
31の引張荷重を電気回路で測定することにより
粘着力が測定できる。 第9図は第1実施例(第3図〜第5図)の下試
料支持装置Aを使用して天然ム系の未加硫ゴムの
粘着力測定試験を行つた結果であり、このときの
測定条件と測定結果を表1に示している。
【表】 又第10図は第2実施例(第6図〜第8図)の
下試料支持装置Aにより天然ム系の未加硫ムシー
トの粘着力の測定試験を行つた時に記録計に得ら
れた荷重の変化を時間とともに記録した結果であ
り、この時の測定条件と測定結果を表2に示す。
【表】
【表】 第1実施例の下試料支持装置は支持体や押え部
材が軽量であるため、ロードセルに加わる振動が
小さく、そのため第9図のようにノイズの少ない
測定値が得られる。又第2実施例の下試料支持装
置は一枚の下試料で複数回の測定ができ、測定の
能率を高めることができる。 以上のように本考案によればロードセルが下試
料の下部に設置されているため、モータの振動の
影響が少なくなり測定値のノイズを減少させるこ
とができ、精度の高い測定が可能となると共に、
任意の厚みの下試料を装置でき、かつその交換も
容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は粘着力測定装置の一例を示す正面図、
第2図は粘着力測定装置本体の一例を示す斜視
図、第3図は下試料支持装置の第1実施例の正面
図、第4図は同上の側面図、第5図は第3図の平
面図、第6図は下試料支持装置の第2実施例の正
面図、第7図は同上の側面図、第8図は第6図の
平面図、第9図及び第10図は各々第1実施例及
び第2実施例の下試料支持装置を使用した測定結
果の一例を示す波形図である。 2……下試料、3……上試料、29……モー
タ、30……可動体、31……ロードセル、32
……可動軸、53……上試料支持体、A……下試
料支持装置、56……支持軸、57……支持板、
58……押え部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータの回転により上下動される可動体と、該
    可動体に連結された可動軸の下端に取付けられた
    上試料支持体と、該上試料支持体の下方に配置さ
    れた下試料支持装置を備えた粘着力測定装置にお
    いて、前記下試料支持装置は、支持軸の頂部に連
    結されて横方向に張り出した支持板と、該支持板
    上に支持された下試料を押える押え部材と、前記
    支持軸の下端に直結されたロードセルからなるこ
    とを特徴とする粘着力測定装置。
JP6780281U 1981-05-11 1981-05-11 Expired JPH023158Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6780281U JPH023158Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6780281U JPH023158Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57179149U JPS57179149U (ja) 1982-11-13
JPH023158Y2 true JPH023158Y2 (ja) 1990-01-25

Family

ID=29863778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6780281U Expired JPH023158Y2 (ja) 1981-05-11 1981-05-11

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JPS57179149U (ja) 1982-11-13

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