JPH0231577A

JPH0231577A - デイスプレイ装置

Info

Publication number: JPH0231577A
Application number: JP18133288A
Authority: JP
Inventors: Izuru Yumoto; 出湯本; Hiroshi Abe; 弘阿部; Masaharu Suzuki; 政晴鈴木
Original assignee: Alpine Electronics Inc
Current assignee: Alpine Electronics Inc
Priority date: 1988-07-20
Filing date: 1988-07-20
Publication date: 1990-02-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、乗用車等の車両のダツシュボードに組み込ま
れる車載用テレビに関するものである。

「従来の技術およびその課題］車両にテープデツキやコンパクトディスクプレーヤ等の
オーディオ機器つまりカーステレオを設置することは広
く普及しているが、近年においては車両、特に乗用車に
テレビも設置したいという要求があり、車載用の小形テ
レビいわゆるカーテレビも徐々に普及しつつある。

ところで、従来におけるカーテレビはブラウン管式のも
のであり、したがって小形といえどもその奥行き寸法は
大きなものであり、これを設置するためにはかなりの設
置スペースを要するものであった。そして、−膜内な乗
用車においては、そのようなカーテレビを邪魔にならな
いように、かつ運転時に視界を遮ることのないように設
置し得るスペースはほとんどなく、あえて設置する場合
には、天井から吊り下げるか、もしくは運転席と助手席
との間（コンソールボックスの後部側）に置かざるを得
ないものであった。

そして、そのような位置に設置した場合においては、後
部座席からは見ることができるものの、運転席や助手席
に座っている状態で見ることはできず、したがって、運
転者が駐車中にテレビを見るには、わざわざ後部座席に
移動しなければならないという不便があり、このことが
カーテレビの普及を阻む一因ともなっている。

なお、従来のカーテレビをダツシュボードに組み込んで
しまうことも考えられようが、そのようなことは奥行き
寸法の点で無理があるし、仮に組み込むことができたと
しても、その場合にはダツシュボードがそのカーテレビ
にほとんど占有されてしまってオーディオ機器等の他の
機器の設置スペースを確保できなくなり、現実的ではな
い。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、他の機器の
設置スペースを残して車両のダツシュボードに組み込む
ことができ、運転席や助手席からも見ることが可能な車
載用テレビを提供することを目的とするものである。

「課題を解決するための手段」本発明は、車両のダツシュボードに組み込まれる車載用
テレビであって、液晶ディスプレイからなる薄型のテレ
ビ本体と、そのテレビ本体を略水平にした状態で内部に
格納するケーシングと、前記テレビ本体を前記ケーシン
グ内に引き込み、かつケーシング内から送り出すＩ；め
の送り機構と、前記テレビ本体を上下方向に回動可能に
支持するとともにこのテレビ本体を前記送り機構に対し
て連結するための支持機構とを具備してなることを特徴
とするものである。

前記テレビ本体を、上下方向にのみならず左右方向にも
回動可能な状態で送り機構に連結するように構成するこ
とが望ましい。

また、前記テレビ本体を、画面を下向きとし、かつその
下端部を奥部に位置させて略水平にした状態でケーシン
グの内部に格納するようにし、そのテレビ本体の下端部
を前記送り機構に連結するように構成することが望まし
い。

「作用」本発明の車載用テレビは車両のダツシュボードに組み込
まれるものであって、非使用時にはテレビ本体を略水平
とした状態でケーシングの内部に格納しておき、使用時
においては送り機構によってテレビ本体をケーシングか
ら送り出した後、テレビ本体を回動させることで起立さ
せ、画面を前向きとするものである。

「実施例」以下、本発明の一実施例を第１図ないし第６図を参照し
て説明する。

第１図はこの実施例の車載用テレビの使用状態を示す図
、第２図はこの車載用テレビの全体概略構成を示す図で
あって、これらの図に示されるように、この車載用テレ
ビは、テレビ本体ｌと、そのテレビ本体１を内部に格納
する箱をのケーシング２を有し、そのケーシング２内に
、テレビ本体ｌをケーシング２内に引き込みかつそこか
ら送り出すための送り機構３（第３図参照）、およびテ
レビ本体１を支持するとともに送り機構３に対して連結
するための支持機構４（第４図参照）、を備えた構成の
ものである。

上記のテレビ本体１は液晶ディスプレイからなる薄型の
ものであり、また、上記のケーシング２は、テレビ本体
１の画面が下向きとなり、かつその下端部が奥部に位置
するような略水平な状態で内部に格納するようにされた
ものである。

そして、この車載用テレビは、第１図に示すように乗用
車のダツシュボードＤに組み込まれて、使用時には第１
図、第２因（ロ）に示すようにケーシング２内からテレ
ビ本体ｌを送り出してダツシュボードＤの前面側におい
て起立させ、非使用時には第２ｒＩ！Ｊ（イ）中に二点
鎖線で示すようにケーシング２内に格納するように構成
されたものである。

テレビ本体ｌをケーシング２内から送り出し、かつ引き
込むための上記送り機構３について、第３図を参照して
詳細に説明する。この送り機構３は、テレビ本体１（第
３図には図示せず）が支持機構４（詳細は後述する）を
介して連結されるスライド部材５をスライドさせるよう
にｔｌｔ戊されたものである。

すなわち、ケーシング２の後部内面にはその軸に歯車６
が取り付けられたモータ７が下向きに固定されており、
ケーシング２の底面には上記の歯車６に順次噛合し、か
つベルト８により回転力が伝達される一連の歯車９１〜
９ｒが取り付けられ、それら一連の歯車９ａ〜９ｆの末
端に位置する歯車９ｆにはラック１０が噛合するように
なっている。

そのラック１０には長手方向に沿う長穴１０ａが形成さ
れていて、その長穴１０ａ内にはケーシング２の底面に
固定された２本のビン１１．１１が通されており、これ
によってこのラック１ｏはビン１１．１１に案内されつ
つ長穴１０ａの範囲内でその長手方向に移動可能とされ
ている。

そのラック１０の側部には、アーム１２の基端部がビン
１３によって回動可能な状態でケーシング２の底面に連
結されている。そのアーム１２には基端側および先端側
にそれぞれ長大１２ａ、１２ｂが形成されており、基端
側の長大１２１内には上記ラック１０の上面に固定され
ているビン１４が通されており、先端側の長穴１２ｂ内
には上記スライド部材５の下面に固定されているビン１
５が通されている。

また、ケーシング２の両側壁内面には、それぞれレール
１６．１６が取り付けられている。これらのレール１６
．１６にはそれぞれ上下２本の長穴１６ａ、ＩＱｂが形
成されており、上側の長穴１６ｊにはケーシング２側壁
に固定されているビン１７．１７が通されていて、レー
ル１６はこれらビン１７，１７に案内されつつ長手方向
に移動可能となっている。また、レール１６の下側の長
穴１６ｂには上記スライド部材５の端部に固定されてい
るビン１８．１８が通されており、これらのビン１８．
１８によってレール１６とスライド部材５は連結されて
いるとともに、これらのビン１８．１８は長穴１６ｂ内
を移動できるようになっている。

なお、スライド部材５に形成されている切欠１９はスラ
イド部材５がモータ７の軸にぶつがることを防止するた
めのものであり、また、スライド部材５の中心位置に形
成されている孔２ｏは後述する支持機構４の取付部材２
６を取り付けるためのもの、その側方に位置して形成さ
れているビン２１．２１は支持機構４の板バネ２°７を
係止するためのものである。

上記構成の送り機構３では、第３図（イ）に示すように
スライド部材５がケーシング２の奥部に位置している状
態（すなわちテレビ本体１がケーシング２内に格納され
ている状ＭＡ）からモータ７を一方向に回転させると、
一連の歯車９ａ〜９ｆが回転して上記ラック１０が前方
に送り出され、それに伴ってアーム１２がビン１３を中
心として前方に向かって回動し、これによってスライド
部材５がレール１６．１６に沿って前方に送り出されて
くる。この際、ラック１０に固定されているビン１４は
アーム１２の長穴１２ａ内を、またスライド部材５に固
定されているビン１５はアーム１２の長穴１２ｂ内を相
対的に移動することになる。

そして、スライド部材５がレール１６．１６の先端部に
達して前方側のビン１８がレール１６の長穴１６ｂの先
端に達すると、レール１６自体がスライド部材５ととも
に前方に押し出され、第３図（ロ）に示すように、長穴
１６ａの後端が奥部に位置するピン１７の位置に達する
までレール１６が前方に送り出され、これによってスラ
イド部材５はケーシング２の外側に送り出されることに
なる。

また、その状態からモータ７を逆方向に回転させれば、
上記と逆の動作によりスライド部材５、レール１６．１
６はケーシング２内に引き込まれ、第３図（イ）の状態
に戻ることになる。

以上で送り機構３について説明したが、次に第４図を参
照して支持機構４について説明する。この支持機構４は
、テレビ本体１の下端部を上下方向に回動可能に支持す
るとともに、このテレビ本体１を前記送り機構３のスラ
イド部材５に対して左右方向に回動可能に連結するため
のものであって、第４図（ロ）に示すように、上記スラ
イド部材５の上面にピン２５により水平回動可能な状態
で取り付けられる取付部材２６、この取付部材２６と上
記ピン２５との間に介装される板バネ２７、テレビ本体
１の後面に固定されてピン２８．２８によって上記取付
部材２６に対して上下方向に回動可能な状態で連結され
る保持部材２９、その保持部材２９の後面に固定される
板バネ３０から構成されている。

上記の取付部材２６は、底面２６１から側壁２６ｂ、２
６ｂおよび後壁２６ｃが立ち上げられたもので、底面２
６１中央部にはこの取付部材２６をスライド部材５に取
り付けるための孔３１、およびスライド部材５の上面に
固定されている前記ピン２１．２１がそれぞれ挿通する
円弧状の切欠３２゜３２が形成され、また、それら切欠
３２，３２の内側には円形の凹部３３．３３が形成され
ている。

また、この取付部材２６の側壁２６ｂ、２６ｂには、上
記保持部材２９をピン２８．２８によって連結するため
の孔３４．３４が形成されているとともに、これら側壁
２６ｂ、２６ｂの後部側には三角形状の切欠３５．３５
が形成されている。さらに、この取付部材２６の後壁２
６ｃには、前方側に切り起こされて形成されたストッパ
３６．３６が設けられている。これらのストッパ３６．
３６は上部が円弧状をなしていて、そこには多数の凹部
３７・・・が形成されている。

また、上記の板バネ２７は両端部が下方に折り曲げられ
たもので、その中央部には上記取付部材２６の孔３１お
よびスライド部材５の孔２ｏに合致する孔３８が形成さ
れ、両端部にはスライド部材５に設けられているピン２
１．２１が挿通する孔３９．３９が形成され、それら孔
３９．３９の内側下面には、取付部材２６の上面に形成
されている上記凹部３３，３３に嵌合する複数（５つづ
つ）の円形突起４０・・・が形成されＩ；ものである。

そして、スライド部材５の孔２０に取付部材２６の孔３
１．板バネ２７の孔３８をそれぞれ合致させてそれらに
ピン２５を挿通させることで、取付部材２６は板バネ２
７とスライド部材５とにより上下から挟み込まれた形態
で一体に組み立てられ、同時にスライド部材５のピン２
１．２１が取付部材２６の切欠３２，３２を通して板バ
ネ２７の孔３９．３９を挿通するとともに、取付部材２
６の凹部３３に板バネ２７の突起４ｏ・・・のいずれか
が嵌合するようになっている。

これによって、取付部材２６は第５図に示すようにピン
２５を中心としてスライド部材５および板バネ２７に対
して水平方向（左右方向）に回動するとともに、その回
動の角度はピン２１．２１が円弧状の切欠３２，３２に
当接することによってその切欠３２，３２の範囲内に規
制され、かつ、取付部材２６を回動させたときには取付
部材２６上面の凹部３３，３３と板バネ２７下面に形成
されている５つづつの突起４０・・・のうちのいずれか
が係合し、これによって取付部材２６は５段階の回動角
度のうちのいずれかの位置で係止されるとともに、回動
させたときには板バネ２７の弾性によりクリック感が得
られるようになっている。

次に、上記の保持部材２９は、第４図（ロ）に示すよう
に、テレビ本体１の後面に固定される後面板２９１と、
テレビ本体ｌの後部側上面に固定される天板２９ｂとを
有し、後面板２９１の両端部には後方に折り曲げられる
ことによってヒンジ部２９ｃ、２９ｃが形成されたもの
である。そのヒンジ部２９ｅ、２９ｃには、この保持部
材２９を上記取付部材２６に対してピン２８．２８によ
り上下方向に回動可能に連結するための孔４５．４５が
形成されているとともに、その孔４５．４５の後部側に
は内側に突出するピン４６．４６が固定されている。

これらのピン４６．４６は、保持部材２９が取付部材２
６に連結されたときに取付部材２６の側壁２６ｂ、２６
ｂに形成されている上記切欠３５，３５の内側に位置し
、それらの切欠３５，３５に係合することで保持部材２
９の取付部材２６に対する上下方向の回動を規制するス
トッパとして設けられたものである。すなわち、第６図
（イ）に示すように、保持部材２９が取り付けられたテ
レビ本体１がほぼ水平となった状態でピン４６が切欠３
５の上部に当接してこれ以上の下方への回動が規制され
、また、第６図（ロ）に示すようにテレビ本体１が鉛直
よりやや上向きとなった状態でピン４６が切欠３５の前
部に当接してこれ以上の上方への回動が規制されるよう
になっている。

また、保持部材２９の後面板２９ｇ中央位置には、上記
板バネ３０が取り付けられている。この板バネ３０は後
面板２９１から後方に延びる状態で取付られ、その先端
は内側に折り曲げられていてそこには突起ｓｏ、ｓｏが
形成されたものとなっている。そして、この板バネ３０
の先端は、保持部材２９を上下方向に回転させたときに
は、第６図（イ）、（ロ）に示されるように、上記取付
部材２６の後壁２６ｃに設けられているストッパ３６゜
３６の上部に沿って移動し、これによって突起５０．５
０とストッパ３６．３６の凹部３７・・・とが順次係合
していってクリック感が得られるとともに、保持部材２
９すなわちテレビ本体ｌが任意の角度で係止されるよう
になっている。

上記構成のもとに、この車載用テレビは、テレビ本体１
を上下方向および左右方向にそれぞれ回動させることが
できるものとなっている。そして、この車載用テレビは
既に述べたように車両のダツシュボードＤに組み込まれ
て、非使用時にはテレビ本体１をケーシング２内に格納
しておくとともに、使用時においては図示しないスイッ
チによりモータ７を駆動してテレビ本体１をケーシング
２の内部から送り出すことで第２図（イ）に実線で示す
状態とし、次いで、手動操作によりテレビ本体１の上部
側を上方に回動させて第２図（ロ）に示す状態に起立さ
せ、さらに、必要に応じてテレビ本体１を手動操作によ
り左右方向にも回動させて所望の方向に向けることがで
きるものである。したがって、この車載用テレビは運転
席からも、また助手席からも支障なく画面を見ることが
できるものである。また、上記の状態からテレビ本体１
を格納するには、手動操作によりテレビ本体１を下方に
回動させて第２図（イ）の状態に戻した後、図示しない
スイッチによりモータ７を上記と逆方向に回転させれば
良く、これによりテレビ本体１はケーシング２内に引き
込まれて格納されることになる。

上記の車載用テレビは、テレビ本体１として薄型の液晶
ディスプレイを使用し、そのテレビ本体ｌを水平にした
状態でケーシング２内に格納するようにしｔ；ので、従
来の車載用のオーディオ機器と同等程度の大きさとでき
、したがって他の機器の設置スペースを残してダツシュ
ボードＤに設置することができるものである。そして、
非使用時においてはテレビ本体１がケーシング２内すな
わちダツシュボード内に格納されてしまうから、何等邪
魔になることはないし、使用時においてもテレビ本体１
がダツシュボードＤの前面に位置するから邪魔になるこ
とはなく、視界を遮る恐れもない。

以上で本発明の一実施例を説明したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、種々の変形が考えられ
る。

たとえば、ケーシング２の前面には扉を設けることが望
ましい。その扉の開閉は手動操作によって行うことでも
勿論良いが、上記モータ７の作動に連動させて自動的に
開閉させるように構成することも可能である。つまり、
テレビ本体１を送り出すためのスイッチ操作を行った場
合に、まず扉が開くようにしてその後にテレビ本体ｌが
送り出されてくるようにし、また、テレビ本体１を格納
するためのスイッチ操作を行った場合にはテレビ本体１
が引き込まれ、続いて扉が閉じるように構成すれば良い
。

また、上記実施例では、テレビ本体ｌを画面が下向きと
なる状態で、かつその下端部が奥部に位置する状態でケ
ーシング２内に格納するとともに、テレビ本体ｌの下端
部を送り機構３に対して連結するように構成し、テレビ
本体ｌを送り出した後にその上部側を上方に回動させる
ことで起立させるようにしたのであるが、たとえば第７
図（イ）、（ロ）に示すように構成することも可能であ
る。第７図（イ）に示すものは、テレビ本体１をケーシ
ング２内において画面を上向きとし、かつテレビ本体ｌ
の下端部をケーシング２の手前側に位置する状態で格納
して、下端部を送り機構３に連結するように構成したも
のであり、テレビ本体ｌをケーシング２から送り出した
後にその上部側を上方に回動させることで起立させるよ
うにしたものである。

また、第７図（ロ）に示すものは、同様にテレビ本体１
を上向きに格納するとともに、その上端部を送り機構３
に連結し、テレビ本体１を送り出しな後に下部側を下方
に回動させて起笠させるようにしたものである。

これらはいずれも本発明の実施例として採用することが
できるが、（イ）に示すものは、テレビ本体１を起立さ
せた状態においてはテレビ本体１とダツシュボードＤと
の距離が上記実施例の場合に比して大きくなってしまい
、また、（ロ）に示すものはダツシュボードＤの上部側
に設置せざるを得ないから、他の機器との関連において
ダツシュボードＤのレイアウトが難しい場合もあり、さ
らに、いずれの場合も画面が上向きの状態で格納される
ことから画面にほこりが付きやすく、これらの点を考慮
すると上記実施例のように構成することが最も好ましい
。

また、上記実施例では、テレビ本体１を上下方向のみな
らず左右方向にも回動可能としたが、必ずしもそうする
ことはな（、取付部材２６をスライド部材５に固定して
テレビ本体ｌを上下方向にのみ回動させることでも良い
。しかし、左右方向にも回動可能とした方が、画面を任
意の位置に自由に向けることができるので好ましいこと
は勿論である。

さらに、送り機構３や支持機構４の構成は上記実施例に
限るものではなく、設計上の要求に応じて適宜変更して
良いことは勿論である。

「発明の効果」以上で詳細に説明したように、本発明は、テレビ本体と
して薄型の液晶ディスプレイを使用し、そのテレビ本体
を水平にした状態でケーシング内に格納するとともに、
使用時にはケーシング内から送り出して上下方向に回動
させることで起立させるように構成したので、他の機器
の設置スペースを残して乗用車等の車両のダツシュボー
ドに組み込むことが可能であり、したがって、運転席や
助手席からも見ることができるとともに、邪魔になった
り視界を遮る恐れがない、という効果を奏する。

また、テレビ本体を左右方向にも回動可能とすることに
よって、画面の向きを任意の方向に自由に調節すること
ができる、という効果を奏する。

さらに、テレビ本体を画面が下向きとなる状態で、かつ
下端部が奥部に位置する状態でケーシングに格納すると
ともに、その下端部を送り機構に連結するようにし、テ
レビ本体の上部側を上方に回動させて起立させるように
構成することによって、テレビ本体を起立させたときに
ダツシュボードとの距離を小さくできるとともに、格納
時に画面にほこりが付きにくい、という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は本発明の一実施例を示す図である
。第１図はこの実施例の車載用テレビの使用状態を示す
斜視図、第２図はその車載用テレビの全体概略構成を示
すもので、このうち（イ）はテレビ本体をケーシング内
から引き出した状態の斜視図、（ロ）はテレビ本体を起
立させた状態の斜視図、第３図は送り機構の構成を説明
するための図であって、このうち（イ）はテレビ本体を
格納した状態の斜視図、（ロ）は送り出した状態の斜視
図、第４図は支持機構の構成を説明するための囚であっ
て、このうち（イ）は組み立てられた状態の斜視図、（
ロ）は分解斜視図、第５図および第６図はそれぞれ支持
機構の作用を説明するための図であって、第５図はテレ
ビ本体を左右方向に回動させた状態を示す平面図、第６
図（イ）はテレビ本体が水平となっている状態を示す側
面図、第６図（ロ）はテレビ本体を上方に回動させて起
立させた状態を示す側面図である。第７図（イ）、（ロ
）はいずれも本発明の他の構成例を示す概略構成図であ
る。Ｄ・・・・・・ダツシュボード、１・・・・・・テレビ
本体、２・・・・・・ケーシング、３・・・・・・送り
機構、４・・・・・・支持機構、５・・・・・・スライ
ド部材、７・・・・・・モータ、６．９ａ〜９ｔ・・・
・・・歯車、ｌＯ・・・・・・ラック、１２・・・・・
・アーム、１６・・・・・・レール、２５・・・・・・
ピン、２６・・・・・・取付部材、２７・・・・・・板
バネ、２８・・・・・・ピン、２９・・・・・・保持部
材、３０・・・・・・板バネ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車両のダッシュボードに組み込まれる車載用テレ
ビであって、液晶ディスプレイからなる薄型のテレビ本
体と、そのテレビ本体を略水平にした状態で内部に格納
するケーシングと、前記テレビ本体を前記ケーシング内
に引き込み、かつケーシング内から送り出すための送り
機構と、前記テレビ本体を上下方向に回動可能に支持す
るとともにこのテレビ本体を前記送り機構に対して連結
するための支持機構とを具備してなることを特徴とする
車載用テレビ。
（２）車両のダッシュボードに組み込まれる車載用テレ
ビであって、液晶ディスプレイからなる薄型のテレビ本
体と、そのテレビ本体を略水平にした状態で内部に格納
するケーシングと、前記テレビ本体を前記ケーシング内
に引き込み、かつケーシング内から送り出すための送り
機構と、前記テレビ本体を上下方向に回動可能に支持す
るとともにこのテレビ本体を前記送り機構に対して左右
方向に回動可能に連結するための支持機構とを具備して
なることを特徴とする車載用テレビ。
（３）車両のダッシュボードに組み込まれる車載用テレ
ビであって、液晶ディスプレイからなる薄型のテレビ本
体と、そのテレビ本体を、画面を下向きとし、かつその
下端部を奥部に位置させて略水平にした状態で内部に格
納するケーシングと、前記テレビ本体を前記ケーシング
内に引き込み、かつケーシング内から送り出すための送
り機構と、前記テレビ本体の下端部を上下方向に回動可
能に支持するとともにこのテレビ本体を前記送り機構に
対して左右方向に回動可能に連結するための支持機構と
を具備してなることを特徴とする車載用テレビ。